【PS3】アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団 レビュー
発売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2009-10-15 |
価格 | 5980円(税込) |
レーティング | 【C】15才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon(廉価版) |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:アクションアドベンチャー ■ プレイ人数:1人(オンライン時:最大10人) 【廉価版】 ■ 発売日:2011/08/25 ■ 価格:2,980円 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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5pt | 5pt | 5pt | 5pt | 5pt | 5pt | 2pt |
100pt
GOOD!
まず、初めにーー!!!自分のウン十年のゲーム歴の中で最高傑作ゲームです。
このサイトで前作が高評価だったために購入しました。初めは謎解きアクション?(ゼルダタイプ)と思ってプレイしましたが、実際にはアクションよりもシューティングゲームと思った方がいいと思います。前作も満点近い傑作でした!
続編の今作も前作越え、点を付けるなら満点以上の最高の出来です!
・注意・ このソフトも多くの人がレビューしてますので、自分としては、なるべく他の人の触れていない観点で評価をして同様な書き込みはなるべく割愛したいと思います。
◎オリジナリティー
1.敵を背後からダウンさせるアクション
2.オフラインのシングルモードが、ステージごと変化があり、飽きさせない(列車ステージなど)面構成です。
3.武器も豊富にあり、それぞれが絶妙にバランス調整してある(強い武器だが、連射できない、装弾数少ない、爆風で自爆するなど・・)
4.敵兵の種類(攻撃法、動き)が絶妙!
5.謎解きとアクションのバランスが単調でなく飽きさせない。完璧です!
◎グラフィック
素晴らしいです!背景の質感がリアル
雪の新雪のサラサラした感じや、高所から見下ろした場面での本当に足がすくむような描写、古い遺跡のホコリまで現実に自分がゲームの場面に入って冒険をしている感覚になります。登場人物も実在する人をモデルにしているのかわかりませが、ハリウッドの役者さん以上に本物ポイです(笑)クロエはヒロインにしては顔が怖いですが、吹き替えの声がマッチしていて、逆にリアルで良いと思います。
背景がリアルでも登場人物がアニメタッチの場合はしらけてしまいますが、その点でも一流ハリウッド並みの映像です(笑)
ゲームクリア後に登場人物に愛着の湧くゲームはあまり無いです!アンチャーだけでしょうか?(笑)
◎サウンド
BGMはハリウッド映画でも通用するレベルです。
また、前作と比較すると、銃声、爆発音も重く迫力が増しています。キャラの吹き替えの声優さんが素晴らしい。(主人公はあの海外ドラマの声優さんです)ぼやきのギャグは賛否あるようですが、自分にはいいアクセントになりましたねー笑えますよ。
◎熱中度
オフライン、シングルで(難易度ノーマル)クリア直後に無謀にもその程度のレベルでオンラインに参戦して以来プレイ時間(多分ですが・・・)300時間?越えていますね。オンラインがなにより楽しいです。当然初期の頃は自分があまりにも下手くそでレベルの高い仲間に迷惑をかけていました。シングルとは違ったネットのルール、システムも、わからず・・・ただ、走り回っていた自分ですが、時間と共に上達して、逆に上級になった自分が新人のプレイヤーをカバー出来る様になった、充実感が、たまりませんねー。
◎満足度
シングルは16時間ぐらいでクリアしました(もちろんシングルも満足できる内容ですが、自分の飽きっぽい性格からするとオフでは3回ぐらいで飽きたと思います)ソフトの定価、オンラインでのゲーム内容、プレイ時間を考えると安い買い物です!!!
◎快適さ
このサイトでも多くの人がバグ、フリーズについての書き込みがあります。自分は(発売直後16時間プレイ中2回)遭遇しました。
その後(約300時間ネットプレイ中)5回ほど遭遇です。ただし、アップデートの影響か分かりませんが、最近は全くないです。また、316時間で7回なら、減点するほどでは無いと思います。(くどいですが最近は遭遇してません)
◎難易度
前作は面白いのですが・・難易度が高い(正確には、操作性に慣れていないだけで難しいわけではないのですが・・)今作は練習モードで、オート照準があり、まずそこで、練習すれば簡単にノーマルクリア出来るでしょう。
BAD/REQUEST
減点するところはバグだけですが、最近遭遇していないですし、このソフト完璧です・・・(笑)
ロードもありますが、それも、面の始めだけですしねー・・全く気にならない・・減点する気にもならないほどです(笑)
自分の個人的な意見ですが・・1つ書きます。(愚痴です・・・)
ネットでは大きく分けて2つのルールがあります。1つは対人戦の撃ち合い(デスマッチですね)
もう1つは、仲間と協力してCPUの敵を相手に面クリアするタイプです。
自分は性格的にデスマッチが嫌いなのでほとんどやりません・・・(アンチャーフレンド40人くらいい登録していますが、ほぼ、半々に分かれますねー。自分のようにデスやらない人と、逆にデスばかりやる人と・・・)
そこで残念な事に、協力プレイ中(アンチャーは協力プレイ中でも味方を撃つとダメージ喰らいます・・)にもかかわらず、味方プレイヤーを後ろから撃ってくる人が結構います・・(当然故意にです!)かなり、不愉快です!・・・やめてもらいたいです・・
そんな、ところでしょうか・・・
COMMENT
総評、自分のゲーム史上最高です!
オフラインでも90点付けますが、オンラインが飽きません、協力プレイは3人の連帯感、足並みが揃わないとクリア出来ませんし、プレイヤーによって戦略が違って、同じ面をしていても本当に飽きないのです(笑)
この手のゲームは他にもありますが…この作品は操作をして楽しく、ゲームとして上達する感覚を味わえる点です。
1に、似たゲームのほとんどは、(あえて、ゲーム名はいいませんが…)敵が自分を攻撃して来た時に、どの敵が、どこから撃ってきたかが、わからない事が多く…結局死んでしまうパターンで終わりますが、このソフトは、自分が攻撃を受けた時に銃弾の奇跡と、銃の種類、銃声の方向により敵の位置を把握しやすく、それにより敵を反撃しやすい。
2つめは、武器は基本、敵の持っている武器を拾って使える(これ重要です)点で、武器も一長一短があり絶対的に強い銃はない。
(これらはデスマッチ以外の話です)
3つめは、ダメージを受けると画面が白くなって?一定時間攻撃を受けなければ、体力が自然回復するシステムもプレイヤーに、わかりやすくて良い(リアルではないが…あくまで仮想現実のゲームですので…ご理解を…)
4つめは、よくあるゲームでは、敵のダメージの与える場所が、からだのオレンジ色に光った場所にしか判定がなく。まして、そのポイントが…グルグル動く為に、結局適当に真ん中あたりに銃を乱射する(笑)
パターンではなく、アンチャーは基本からだ全部が判定で、ヘッドショットは、1撃で殺せます(例外の敵も居ますが…)。また、敵の進む方向を予測して照準を動かすために、決して適当で当てるのでなく、はっきりと実力の差がでる点。
5つめは、敵の攻撃方法が非常に多彩でバランス調整が完璧なこと。
首締め兵…銃攻撃もするが基本走ってプレイヤーをダウンさせる首締め攻撃(仲間の助けにより回復可能。これによって協力する連帯感が味わえる)
スナイパー兵…レザースコープにより遠距離から1撃でダウンさせられる
ショットガン兵…遠距離では怖くないが接近戦では1撃での強力なショットが持ち味
RPG兵…距離は関係無く直撃すると即死するロケット弾
シールド兵…防御力の高い盾を装備、銃はほとんど防御されるので爆弾が有効な攻略法となる
ヘルメット兵…非常に強力な防弾チョッキを装備して、なおかつ爆弾もほとんど防御される。接近戦格闘も強い!唯一の弱点は頭(コイツが1番強いかもしれない)
ガトリング兵…2m越えの大男(笑)全身に鉄板を装備、非常に強力なガトリング攻撃…唯一の弱点は移動速度が遅いこと(このゲームのボス的存在。コイツ4人に囲まれると泣けてくる…)
これらプラス一般兵も使用武器により非常に多彩
敵の攻撃方法は将棋の駒の様な(むしろ軍人将棋に近い)種類があるため、プレイヤーは戦略、攻略を考えたアクション、シューティング力が要求される。
これらの敵が高低差のある多彩なマップに配置してある。ある程度上達するとクリアすることは簡単です。3人で安全地帯(無敵地帯では無く…有利な地帯)で攻略すると簡単だが、2人で安全地帯以外で戦うと難易度が段違いに上がる!
これらの事から、ただありがちなゲームではなく、オリジナリティが非常に高いゲームと言えます!
自分はこのサイトのアンチャーの書き込み全部、読みましたが、高評価している人々は結局…ゲームの内容を評価しているわけで、グラフィックなどは2の次なのですよねぇ(笑)
自分はこのソフトのためにブラウン管から液晶にし、D端子では満足出来ず、HDMI端子に変更し、音響もサラウンドシステムにしました(笑)
そして…負け組ハードのPS3を買って良かった!と心から思います。
自分が投稿した理由はサイトの中でオンラインはたいした事ない・・・感じの書き込みが多いのでオンラインの楽しさを伝えたくて思わず・・(笑)
当然面白いと言う人がいれば、逆に、「そこまで高評価が納得できない・・期待したが・・つまらなかった・・」人も存在します。それは、仕方のないことです。それで、いいのです。万人に受け入れられるソフトは無いですねー(笑)
関西の納豆嫌いな人にこの納豆食べろと言ってもむりですよねーそんなものでしょうか?(例え下手)
ただし、もし、この点が合致するならば、是非、お薦めです。
自分の好きなゲームジャンルは、シューティング、(昔の2D縦、横スクロール、3Dならば例・エースコンバットなど・)アクション(例・ゼルダ、バイオ、鬼武者、龍が如くなど・・)です。
もし、このタイトルが好きならば間違いない鉄板ソフトだと思いますねー!!!
今作は特に海外で最高評価ソフトため、オンラインは外国人が多いです(自分の経験では7割ぐらいでしょうか?)。そのため時差の関係上、いつ何時にプレイしてもプレイヤーが、沢山います。
好みにもよるでしょうが、自分は日本人フレンドとチャット(当然ボイスもあり)で作戦を練って面クリアしていくと、時間を忘れてハマります(笑)、作戦でわざと?不利な状況にしてクリアするなど自分のルール?で攻略すると難易度も上がり実に楽しめます!
外国では売れて話題になったソフトですが、日本国内であまり・・話題にならないのが、残念でなりません。
くどいですが・・自分はこのソフトで満点を付ける以考えられません(笑)
自分の個人的感覚な事ですが、1つ書きます!
自分は3D酔いがひどいです。例え話しをすると、大型フェリーでも必ず酔います。グルグルバットも5回転すると、まっすぐ歩けないほどです。(泣)
自分の経験上、キャラを後方から見る視点タイプが一応酔いずらい3Dゲームだと思っています。しかし、それも絶対では無く最近ではバイオ5、ロスト2が微妙に酔いました。そのため長時間プレイは無理でした。
しかし、アンチャーは大丈夫です。デモンズも酔わないので、(この2つは操作感覚もかなり似ています)デモンズで酔わない人ならば、たぶん大丈夫だと思います…
(ただし!他人がアンチャーをプレイしている画面を横から見ると酔いますねぇ…結局自分がゲームの世界観に入って熱中して操作をしているからでしょうか?)
ただし、これはオンラインの話です…シングルは演出の関係上、若干…酔いますねぇ(泣)
あくまでも、自分の個人的な思いなのであしからず…
最後に自分はゴールドラッシュが大好きです。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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5pt | 5pt | 5pt | 5pt | 5pt | 5pt | 2pt |
100pt
GOOD!
アンチャーテッドエルドラドの秘宝クリア済み。
・オリジナリティー これは前作でも感じたことだが今作ではさらにいい味だしてる。
木曜洋画劇場風のアクションと軽いジョークが入った壮大なゲームなんて見たことがあるだろうか? ゲームデザインは天才的によくできており、熱中する。
・ グラフィックス これは文句なしにPS3ではトップの出来でしょう。
ただきれいなだけではなく色味やコントラスト、自然描写やほこり、演出などすべてが
トップです。
これによって生み出される迫力は自分が必死に冒険しているようです。
これを超える作品はもうしばらくでないでしょう。
・サウンド 音質はもちろん、キャラクターの声、空気感など圧倒的です。
これもまさに自分が冒険している感覚に陥ってしまいます。
銃声もまさに「洋画劇場」風に出来ていて
面白い。
・熱中度 これほどまでに熱中して一日半でクリアしてしまうゲームはやったことがありません。
いったんはじめるとあっという間にネイト達のはちゃめちゃな冒険に吸い込まれてしまいます。
気がつくと6時間ぐらいやってました。
またオンラインもよくできており協力プレイは繰り返し何度もプレイしてます。
・満足感 素晴らしい冒険体験とデザイン、オンライン対戦、協力もついているので満足感は相当なものです。
・快適さ 死んでもすぐ手前のポイントからリスタート出来ます。
ロード時間も短く、モード選択時の読み込み以外はロードがありません。
メニュー画面も操作しやすくまとまっています。
すばらしいデザインですね。
BAD/REQUEST
特に見当たらないです。
あえてあげるとするなら回線の問題で
多少繋がりにくいときがあることかな。
ほんとにそれぐらい。
COMMENT
素直にこんなに面白いゲームは初めてやりました。
すべてが完璧でデザインがとても秀才です。やっぱりこの開発会社は半端じゃないです。
まさに100点。いや120点をあげたいゲーム。
すでにゲームオブザイヤーを総なめにしており このゲームを超えることができるのは
アンチャーテッド3ぐらいじゃないでしょうか。
ほんとに最高のゲーム、体験をありがとうございました。
・環境 HDTV 27型 5.1chサラウンド オンライン接続環境
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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5pt | 5pt | 5pt | 5pt | 5pt | 5pt | 2pt |
100pt
GOOD!
シングルキャンペーンは多数レビューされてるのでオンラインのレビューです。
発売以来ストーリーよりハマッてしまい、いまだに1日2時間程度やってます。
他にマルチメインのゲームもありますが、それらにはない気軽さがあり
ついつい毎日やってしまいます!(デスマッチメインです)
【オリジナリティ】
ストーリーで登場したマップがデスマッチの舞台です。
数種類あり(約8〜10)、それぞれのマップが特徴的でとてもセンスを感じました。
高低差のあるマップもあり、壁によじ登れるこのゲームの特徴が生かされています。
基本は5vs5で外国の方が多いですが、時間によっては日本人も結構います。
【グラフィックス】
PS3でもトップクラスのグラフィックですが、オン・オフともにすばらしいの一言です。
特に水・雨の表現は本物!?というレベルです。
また窓から差す太陽の光が時間で変化したり、注意しないと気が付かないところまで造り込まれています。
【サウンド】
マルチに関してはほぼ無音ですが、それが緊張感を高め、銃声や声で敵の位置を出来たりとよりゲーム性を高めています。
【熱中度】
デスマッチに関しては基本5vs5で自動的にチーム分けされます。うまくレベル分けされるので、チーム力が拮抗し白熱します。もちろんフレンドとチームを組めばさらに熱中度は上がります!レベルが上がればブースターを購入出来るやりこみ要素もあり、飽きずに遊んでます。
【満足感】
冒頭で述べましたが他のマルチには無い気軽さがあり、発売以来ほぼ毎日遊んでます。
対戦型ゲーム以外にも協力型ゲームが数種類あり、好みが分かれるところです。
オン・オフともにバランスいいボリュームで満足です。
【快適さ】
マッチングもスムーズでストレス無くプレイに集中できます。バグ・フリーズもほぼ
ありません。気が付けば、2、3時間没頭して遊んでます。
BAD/REQUEST
特にありませんが、1つだけ挙げるとすれば
マルチプレイでの自分のスコア(ランキング)を見ることが出来るのですが、
トータルスコア(今までの合計)以外に、その日のスコア(キル数・デス数・比率)
も表示できれば、よりモチベーションが上がると思いました。
COMMENT
薄型PS3 + レグザ37型倍速フルハイ + HDMIケーブル接続
いままでプレイしたゲームの中でも間違いなくNo.1の作品です。
これ1本でアンチャーテッド3が発売される迄、十分遊べますね。
シングルキャンペーン&マルチ 大満足の1本です。
ちなみにこれまでPS3で遊んだゲームは、デモンズソウル、インファマス1.2
、レッドデッドリデンプション、C.O.D4、MGS4です。
Amazonレビュー
レビュー日: 2017-04-10
現在シリーズは4まで出ていますが、やはり2が一番の名作ですね
1は開発者も新エンジンのテストが目的だったと言ってるように、雰囲気は良いものの未完成な部分を感じます
3はマルチは高い評価を受けているものの、ストーリーは劣化CODなどと揶揄されてました
4は3とは真逆でアドベンチャー要素を強くし過ぎて、アクションゲームとしてはテンポが悪くウケなかった印象です
2はまずストーリーが王道でありながらキャラクター描写など丁寧に描かれています、クスッとするシーンも多いです
また戦闘面ではステルスと銃撃戦のバランスがよく、自分で戦い方を選べる場面が多いので何周しても新しい発見があったりします
グラフィックも整っていて、また演出の魅せ方がシリーズの中でも抜群に上手いので、いまだに2が一番魅力的に感じます
PS4でコレクション的な作品が出ていますが、ストーリー目的で買うならこの2だけで十分かなと思います、今ならかなり安いでしょうし
洋ゲーシューターの全盛期を象徴する作品であり、初代ヘイロー並みにシューターの歴史に名を残す傑作だと思いますよ
GOOD!
・オリジナリティー … 5点
かつて、日本の大手メーカーがこぞって「映画のようなゲーム」を標榜した時代がありました.ところがその風潮は、映画に劣る映像表現をムービーで垂れ流し、プレイヤーが操作できる部分は旧態依然としたTVゲームのまま、しかもシナリオや人物造形は陳腐なアニメを思わせる低レベルなものに過ぎないという、要するにおよそ映画とは程遠い歪なゲーム文化を確立させただけでした.一方、欧米のゲームは物語性や演出を軽視し、「映画のようなゲーム」とはかけ離れたゲーム文化を築いてきました.現在では、国産ゲームは行き詰まりを見せ、洋ゲーに大きく水を開けられている状況です.「映画のようなゲーム」の発展は既に終わっていた、と言い切っても過言ではないでしょう.
しかし、「映画のようなゲーム」という方向性は決して悪くなかったはずです.「映画のようなゲーム」が行き詰まったのは、日本のゲームクリエイターに映画文化を知悉する人材が少なかったこと、また、そうであるにも関わらず映画をビデオゲームの延長線上に置いていたことが原因ではなかったかと思われます.つまり、映画の本質を正しく理解し、映画とゲームの関係を適切に分類整理できれば、「映画のようなゲーム」を甦らせることも不可能ではないわけです.『アンチャーテッド』は、まさにそれを実現してくれました.
『アンチャーテッド』において「映画のようなゲーム」が完成されたのは、本作が「映画=娯楽映画ではない」という意識を制作の大前提に置いたからだと考えられます.このゲームは確かに「映画のようなゲーム」なのですが、映画と言っても「ゲームなどより遥かに価値のある偉大な映画」のことではなく、「ベッドに寝そべってビールを飲みながらTVでヘラヘラ観るようなB級娯楽映画」です.これは、単にそういう雰囲気を売りにしたかったというだけではないでしょう.
映画文化は確かに、ゲームなど比較にならないほどの高みにあります.ただし、それは『市民ケーン』や『天井桟敷の人々』や『甘い生活』が凄いという意味であって、毎年何十本も生まれては消えていくハリウッドの娯楽映画が圧倒的に優れているわけではありません.つまり、ハリウッド娯楽大作を金科玉条としている限り、ゲームは映画文化のほんの一部、しかも決して映画の真髄とは言えないような部分だけを追いかけ、その下位に甘んじ続けなければならないということです.
『アンチャーテッド』は、ゲーム業界に蔓延るそういう卑屈な意識を逆手に取りました.本作のB級娯楽映画っぷりは、これまで「映画のようなゲーム」という方法論のなかで大真面目に信奉され続けてきたハリウッド娯楽大作をコケにするものです.娯楽大作なんて、そんなに偉いものじゃない.名作と呼ばれる娯楽映画はごく一部で、あとは「ベッドに寝そべってビールを飲みながらTVでヘラヘラ観るようなB級娯楽映画」に過ぎない.最新の技術を駆使し、有能な脚本家と演出家を擁して莫大な予算を注ぎ込めば、ゲームは簡単にB級娯楽映画を超えられる――いやB級娯楽映画の存在価値など認められなくなるくらい面白いものが作れる、と.
この意識を持つことで、「映画のようなゲーム」という方法論は、「映画という偉大な先輩を追いかける」という誤ったスタンスから解放されました.すなわち、『アンチャーテッド』は映画をゲームの延長線上に捉えず、ゲームの一要素として映画を吸収してしまったのです.
吸収――そう、『アンチャーテッド』はあらゆる要素を吸収した作品と言えます.前述の通り、「映画のようなゲーム」はこれまでにもたくさんありました.ただ面白い作品がなかったというだけで、テーマそのものは使い古されたものです.また、カバーアクションは『ギアーズ・オブ・ウォー』、スニークアクションは『メタルギア・ソリッド』、ビジュアルコンセプトは『トゥーム・レイダー』というように、本作の個々の要素はどれも既存の作品から拝借したものです.したがって、「誰もやっていなかったことをやる」のがオリジナリティーだとしたら、このゲームにそれはありません.
しかし、「誰もできなかったことをやる」のがオリジナリティーであるとするなら、『アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団』のオリジナリティーには迷うことなく満点を進呈できます.映画を吸収することで、『アンチャーテッド』は既存のあらゆるゲームの独自性を我が物としてしまいました.映像、演出、脚本、音楽、全てにおいてハリウッド大作と同等かそれ以上であるうえに、それを「自分で動かせる」わけですから、本作は並大抵の映画とは比べられないくらい面白い.そして、撃つのも、隠れるのも、飛ぶのも掴まるのも、よく出来た娯楽映画の中でやった方が他のゲーム臭いゲームでやるより面白いに決まっている.もちろん、こうした面白さを実現するためには途方もない技術力と予算が必要でしょう.だから、他のゲームなら「真似するな!」と怒るところを、『アンチャーテッド』は「真似できるものなら真似してみろ!」と豪語すればいいわけです.これはもうどうしようもない.
WiiやDSがシェアを拡大し、「ゲームの面白さは肥大化した表現力ではなく気の利いたアイデアの中にこそ見出される」という意識が浸透しつつある今日にあって、このゲームは一つの革新です.アイデアなんていくらでも真似できるし、もっと洗練して吸収することもできますが、『アンチャーテッド』という作品そのものを模倣することは出来ません.このゲームに勝つには、これ以上のものを作るほかに道が無い.ビデオゲームというものの発展のメカニズムは、本作によって再び進化論に立ち戻ったと言えるでしょう.
『アンチャーテッド』には目新しさが何もない、既存のゲームの集大成に過ぎないという声も少なくないようです.しかし、本作のオリジナリティーについては、次の言葉を進呈するのが適切だと思います.
――他者を取り込むことほど独創的・個性的なことはない。ただし、それを消化しなくてはならない。獅子の体は、同化された多くの羊からなるのだ。
(ポール・ヴァレリー「文学論」)
・グラフィックス … 5点
最高品質のグラフィックスです.
ただ綺麗というだけでなく、呆れるほど細かい部分まで作り込まれており、さらに見せ方まで心得ているのだから文句の付けようがありません.雪山、南国の密林、ネパールの街並みなど、バリエーションにも富んでいます.
また、キャラクターの質感や表情が所謂「CGっぽい気持ち悪さ」を感じさせない点も凄い.国産の大作RPGなど、どんなに美麗でもマネキンのようで不気味ですが…….女性キャラの顔立ちもさほど洋ゲー臭くないので、アニメ絵に慣れた日本のユーザーでも安心です.
本作のグラフィックスに完全に打ちのめされたのは、中盤で起きる秘境の山村を逍遥するイベント.言葉の通じない現地人や、無邪気に遊んでいる子供たち、牛や鶏などの家畜と戯れながら、「ああ、こんなに素晴らしい映像だったんだ」と改めて感動してしまいました.息をつかせぬ急展開が続くため、それまでなかなか美しいグラフィックスに見とれる機会がありませんでしたが、その美しさを初めてじっくり味わわせてくれるのが派手なシーンではなく長閑な寒村での小休止というのは、実に心憎い演出です.
・サウンド … 5点
楽曲という意味では、どれも高い水準には達しているものの、耳に残るほどではありません.ただし、メニュー画面で流れるメインテーマは本当に素晴らしい.前作をプレイしていればテーマ曲を聴く感動も二倍になります.
効果音については、今年は『Demons Souls』という「音の傑作」をプレイしていたこともあり、いささか食い足りない印象が残りました.もっと緊張感を煽る音の工夫があっても良かった.銃声や爆発音もちょっと軽い印象.(わざとかもしれませんが)
しかしながら、本作のサウンドは極めてレベルの高い「吹き替え」によって最高点に値するものになっています.普段、洋ゲーをプレイする際には字幕を選択するし、吹き替えしかないとガックリくるものですが、『アンチャーテッド』だけは別です.
主役のネイトを演じるのは海外ドラマ『プリズン・ブレイク』でマイケル役を好演した東地宏樹.敵役のラザレビッチを演じる菅生隆之もトミー・リー・ジョーンズやジャン・レノの吹き替えで有名なベテラン声優です.他の声優さんも洋画の吹き替えの雰囲気を見事に再現しているので、本作は是非とも吹き替えで遊んで頂きたい.
・熱中度 … 5点
美麗なグラフィックスに息をつかせぬ優れた演出、それらと上手く結び付いたTPSとしての完成度など、あらゆる要素がプレイヤーを熱中させてくれる本作ですが、特筆すべきはプロットの素晴らしさでしょう.
本作は過去の回想という形で中盤までのシナリオが進み、主人公ネイトがなぜオープニングで絶体絶命の窮地に陥っているのかは長いあいだ謎のままです.この回想形式によるストーリー進行は、舞台を目まぐるしく移していく展開や、人物描写の徹底、各チャプターごとの見せ場など、様々な面で本作の密度を高めています.
たとえば、ネパールの街で繰り広げられる戦闘ヘリとの対決や、高速で走る列車にしがみついてのアクションシーン.いずれも直線的なストーリー進行であればクライマックスに持って来たいような名場面ですが、本作の場合はこうした見せ場を序盤から中盤にかけて贅沢に味わわせてくれます.これは回想形式ならではの大盤振る舞いで、もしネイトがリアルタイムで事件を追っていくというだけのストーリー進行だったら、ここまで派手な展開を詰め込むことは出来なかったでしょう.どんなに状況が盛り上がっても、オープニングの場面へと時間が戻る際に全てがリセットされるからこそ、インフレを生じさせることなく見せ場を提供し続けられるというわけです.
普通、ゲームの熱中度とシナリオの面白さは別口で語られるものですが、本作においてはストーリーとゲーム性を分けて考えること自体が的外れです.『アンチャーテッド』では、「物語の先が知りたい」という気持ちが「いつまでもゲームをプレイし続けたい」という思いと同じになっています.まったく新しいタイプの熱中度と言えるかもしれません.
・満足感 … 5点
前作は、凄く良い作品だなぁといたく感心させられたものの、何週もプレイしようという気にはなりませんでした.ところが今回は、初級でクリアした直後に上級で二週目に挑戦.今は練習モードで妻がプレイしているのをのんびり眺めています.
たとえば、撃ち合いばかりだった前作とは異なりスニークアクションの要素が強くなっているので、初回プレイではやむなく銃撃戦になってしまった場面をステルスで乗り切ってみるとか、スピード感に乗せられて突っ切ってしまったステージで、二週目はゆっくり景色を楽しんでみるとか……一本道のゲームであるにも関わらず、意外と自由な遊び方ができるところが飽きの来ない所以でしょう.
加えて、宝物を探したりトロフィーを獲得したり、更にその報酬として貰えるお金でコスチュームなどの様々なオプションを購入したりと、やり込み要素にも事欠きません.かなり充実したネット対戦まであります.これで満足しない方がおかしい.
そもそもゲームというものは、価格をプレイ時間で割ったらタダ同然になるというくらい財布に優しい娯楽です.それなのに高いとか安いとか値段のことを言われてきたのは、やはり小説や映画に比べて満足感の最大値が低かったということではないでしょうか.しかし『アンチャーテッド』に関しては、「映画を二本観るくらいならこれを買いなさい」と断言できます.こんなにお得な娯楽作品は滅多にありません.
・快適さ … 5点
ロード時間、操作性、細かく設置されたチェックポイント、豊富なオプション、あらゆる点で快適そのものです.
特に、アクションパートでの見事なカメラワークには脱帽します.ごくごく普通にプレイしているだけなのに、遠近問わずリアルタイムのイベント(仲間がギミックを作動させたり、敵がモンスターにやられたり)が自然と画面に映り込んでくるので、視点移動によるストレスがほとんど感じられません.『Fallout 3』に、ほんの一匙でもこの親切なカメラワークがあったら……
詰まった時に提示されるヒントが極めて適切なのも高評価です.ヒントが的外れなせいで余計に迷うというのは、とにかくフラストレーションが溜まるものですから.
BAD/REQUEST
ほとんどありません.ごくごく稀にフリーズするくらい.
ひとつ個人的な要望を述べさせてもらうと、主人公ネイトの活躍ぶりがあまりにも非現実的に見えるので、次回作では敵の数を減らして、一人倒すのにもう少し苦労するような作りにして欲しいところです.
COMMENT
100点満点です.欠点が見当たりません.
万人向けなのに、ハードゲーマーにも自信を持って薦められる.「映画のようなゲーム」なのに、ゲームとしてひたすら面白い.洋ゲーなのに、洋ゲー特有のバタ臭さがない.これはもう、完璧なゲームと言ってもいいでしょう.PS3を、現世代ハードを、ゲームという文化そのものを代表する傑作です.
技術力の進歩が一人歩きをはじめ、ゲームの面白さに結び付かなくなり、DSの『脳トレ』や『Wii fit』ばかりが持て囃されるようになってはや数年.ようやく、「任天堂がなんぼのもんじゃい!」と胸を張れるような作品がPS3に登場したわけですから、感慨もひとしおです.(『Fallout 3』や『Demons Souls』も傑作だけど、ライトゲーマーにオススメするのは気が引けるようなゲームだったし……)
しかし、これほど「売れて当然」の作品でありながら、少なくとも日本では全然売れそうにない気がするのはどうしたことでしょう.
そりゃあ萌え要素とかはありませんが、『FF』や『ドラクエ』だって別にオタク向けというわけじゃないし、海外ドラマの『24』が日本でも爆発的にヒットするなら、『アンチャーテッド』が世間に広く知られようになったっておかしくないはず.
でも、北米では10月の売り上げ一位を記録しているのに、日本での売れ行きはやはり芳しくないとか.ジワジワ売れていく気配もなさそうです.
こういう傑作が売れないのは残念なことですが――ただ、「本当に良いもの」を作った場合にだけ通用する論理がこのゲームには当て嵌まりますから、クリエイターもファンもそれで心を慰めましょう.すなわち、「わからんヤツが悪い!」と.