【PS3】Colin McRae:DiRT 2(コリン・マクレー ダート2) レビュー
発売元 | コードマスターズ (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2009-11-05 |
価格 | 7140円(税込) |
レーティング | 【A】全年齢対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon(廉価版) |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:レーシング ■ プレイ人数:1人(オンライン時:最大8人) 【廉価版】 ■ 発売日:2010/12/16 ■ 価格:3,990円 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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3pt | 5pt | 4pt | 5pt | 4pt | 4pt | 3pt |
84pt
GOOD!
・オリジナリティー
内容自体はよくあるレースゲームですが、同じコースでも様々なシチュエーションで飽きさせないようにしている点や、ミスしてもすぐに直前まで戻せる機能は、数あるレースゲームの中でも独自の色を出していると感じました。(そんなに多くのレースゲームはやってませんが…。)
・グラフィックス
フレームレートは30fps程度でしょうか、滑らかさで言えばGT5体験版のほうが上です。しかし空気感がまるで違います。巻き上がる砂塵、水しぶき、大自然の中を車体を汚しながら走る様はまるで実写のようで、リプレイを見ているだけでも楽しいですね。車体のダメージ表現も拘っていて、気を抜けばTVで見る事故映像さながらのクラッシュが度々起こります。車体の各パーツはもちろん、コース脇に配置されている様々な障害物やバリケードにもリアルな物理演算が施されており、ただのオブジェではなくそこに存在する「物体」として表現されている事に、開発者の拘りを感じました。欲を言えばPC版と同様に60fpsでやりたいですが、PS3のスペック的に厳しいと思われるので満点にしました。
・サウンド
レース中は無線と環境音のみ。リプレイ時とレース開始前のロード時、レース終了後に洋楽のBGMが流れ、一人称視点のメニュー画面ではレース会場にいるような雰囲気が味わえます。レース中のドライバー同士の無線のやりとりは皆個性があって(全員実在の人物)、聞いていて楽しいです。不満は全く無いですが、カスタムサウンドトラックがあれば最高でしたね。
・熱中度
これは満点ですね。挙動がとても絶妙で、リッジのようなお手軽さとGTのシビアさの中間といった感じです。私はリッジやバーンアウトしかやった事が無かったので(GTは曲がりにくすぎて断念)、最初は上位どころか完走も難しかったのですが、慣れてくると徐々に減速のタイミング・侵入角度・アクセルワークを覚え、なんとか高難度でも1位を取れるようになりました。それでもオンラインでは皆恐ろしく速く全く勝てませんが、徐々にうまくなっていく事は素直に嬉しいですよね。
1レースの長さも適度で、手軽にできる事も熱中度を上げる要因だと思います。
・満足感
素直に買って良かったと思えます。オフロードや車に興味が無くても(自分もそうでした)、レースゲームにハマッた事がある人は買って損はしないと思います。GT等のシミュレーター主義の人には合わないかも知れませんが。
・快適さ
ロード時間を感じさせない作りで、日本語のローカライズも完璧です。オンラインのラグ等はほぼ感じず、たまに処理落ちする程度ですかね。
BAD/REQUEST
正直不満という不満はありませんが、強いていうなら雪や雨のコースも欲しかったですね。あと車のカスタマイズ要素はオマケ程度しかないので、次回ではお金での細かいチューンナップ等も出来れば嬉しいです。
COMMENT
バーンアウト3にはハマったんですが、個人的にパラダイスが微妙だったので他に何かレースゲームをと思いこれを購入した結果大正解でした。今までレースゲームではただただ爽快感を求めて簡単ドリフト系しかやってませんでしたが、このDIRT2に頭を使って慎重に走る楽しさというものを教えてもらいました。それでいて爽快感もかなりあるので、本当に絶妙なチューニングのレースゲームだと思います。レースゲーム好きな人やそうでない人にも一度は触ってもらいたいゲームですね。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 5pt | 5pt | 3pt |
90pt
GOOD!
ダートレースにこだわった作品。
マシンの挙動・操作感は非常に優秀でレースするだけで楽しい。
グラフィックは車はもちろん、コース上の草や観客、クラッシュしたときの破損具合など手抜きがなく、うまく表現できています。
コースや車、レースの種類のアンロックやトロフィーにも対応しているので、やりこみ要素あり。
オンライン対応でランキングも見れたりしますので長く楽しめると思います。
コントローラーのボタンを任意で設定できたり、難易度も6段階から選択可など初心者にもやさしいシステムにできてるのは大変ありがたいです。
洋ゲーですがインターフェイスまわりもまったく問題なし。本当によくできた作品です。
BAD/REQUEST
若干ロードが長いかな? まあ、気になるほどでもないけど。
あと、シトロエン・プジョー・トヨタ・ランチアなどWRCの名車たちが欲しかったのと、WRCモードがあれば文句なかった。
COMMENT
GOODにも書きましたが、自分は走るだけで楽しいです。この手のゲームは挙動と操作感が重要ですが、近年まれにみる良作です。
万人向けとはいかないかもしれませんが、ダートは嫌いという方でなければオススメの一本です。
店頭でもあまり見かけることがなくセールスは伸びてないと思いますが、隠れた名作にはなってほしくないですね。
32インチ液晶 D端子接続
Amazonレビュー
レビュー日: 2017-05-14
ハンコンを使用してやっていますが、とても面白いです。
GOOD!
メニューを開いた瞬間に、ものすごいセンスを持って作られたゲームだということが実感できました。
<オリジナリティ>4点
リアルな挙動とカジュアルなシステム、豊富なレースモードで非常にオリジナリティが高いゲームだと感じました。どこにも見当たらないような高いオリジナリティとまでは言えないですが、オフロードレースゲームとして、確固たる地位を築いています。
<グラフィックス>5点
背景の美しさ、各車両の動き、舞い上がる砂塵・・・まるで本物のTV中継を見ているようです。道路脇の岩などに衝突したときに、「壁」ではなく、「物体」に衝突したのだと感じることができます。遠くに見える山々や、モロッコの遺跡など、とてもゲームの中の風景とは思えません。「これまでに例が無いほど素晴らしい。」という基準を充分に満たしていると感じたので、5点を付けました。
<サウンド>4点
MTで運転しているのですが、音だけでギアチェンジを行なうことができるほど自然な音を発していると思います。レース中の音だけではなく、メニュー画面を開いている時の音楽や実況など、ストーリー性があり、聞いていて飽きさせません。また、自分の名前を登録することができ、実際に自分の名前で呼んでもらえることにも驚きました。その際の実況も、名前で途切れることなく自然です。
また、吹き替えの声優陣もノリノリで、聞いていてとても楽しいです。
<熱中度>5点
コースの種類は多いとは言えませんが、各コースに豊富なレースモードがあり、飽きさせません。最初のロンドンのコースは難しく、「カジュアル」設定でも1位をとるために10回ほど挑戦しましたが、慣れると徐々に1位を取れるようになっていきます。
一度目のXゲームで優勝した辺りから「シリアス」設定に挑戦しました。シリアス設定は難しいですが、理不尽な難しさではなく、何度も挑戦し、設定を変え、コースを学び、ラインを見直し、1位が取れた時などは非常に楽しいです。
<満足感>5点
たくさんのレースモードと、適度な難易度、仕組まれた遊び、やり込み要素(トロフィー、トイ、ペイント集め、フレンドとの交流)などから、これまでにないほど満足感が高いゲームです。
<快適さ>5点
ロード時間は一定程度ありますが、気になるほどではありません。ロードの際も色々な情報を表示したり、コントローラーに反応するようになっており、できるだけユーザーが感じる負担を減らそうとする努力を感じることができます。
車両のセッティングをそのまま保存できることや、3Dで表示されるにも関わらずキビキビ動くメニュー画面など、製作者のやりたいことと、ユーザビリティのバランスがとても素晴らしいと思います。
BAD/REQUEST
厳しい事を言うようですが、オンラインモードを謳っておきながら、パッチが当たるまでオンラインモードをすべて遊ぶことができないというのは、詐欺に近い行為だと思います。ただ、オフラインモードだけでも十分な出来なので、気になりません(多分、もう少し練習しなければついていけないと思うので・・・)
COMMENT
難しく、人を選ぶゲームだとは思いますが、他に類を見ないほど素晴らしいゲームです。MTでギアを調節しながらヘアピンをうまく曲がれた時など、本当に気持ちがよいです。日本のゲーマーとしては、このようなゲームが日本の会社から出ないのは少し寂しい気持ちさえします。