オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 3pt | 3pt | 4pt | 1pt | 2pt | 3pt |
47pt
GOOD!
・ウィザードリィシリーズはFC時代からプレイしていたが
最近では色々な亜種はあったものの
その中でもシンプルで一番ウィズらしい雰囲気はあると思う
・探索して敵を倒してアイテムを見つけ少しづつ強くなっていく
単純な過程なのに夢中になってしまい、止め時を失ってしまう
特にアイテムを見つけて鑑定する時のドキドキ感は
昔懐かしいゲームの面白さを改めて感じた
・強敵に出会った時はまさにあっという間に全滅させられたり
うっかり罠に引っ掛かってダンジョンの奥で困ったり
道に迷って先に進むか戻るか悩んだり…
思わず懐かしい感じでついニヤニヤしてしまう
BAD/REQUEST
・果たしてウィザードリィにキャラクターやボイスは必要なのか疑問
あってはいけない!というワケではないが
それならばせめて手を抜かずにしっかりとやってほしい
ボイスはオフ設定できるからまだいいが
キャラクターイラストは各種族男女1種類づつしかなく
しかも移動中以外は非表示不可って手抜きにもほどがある!
やるならオンオフ設定か、イラストの種類を増やすぐらいすべき!
しかも、変に媚売るような感じのデザインだし、雰囲気ぶち壊し!
ユーザーの想像力が介入する余地を奪われ、メーカーの価値観を
押しつけられたような感じがして本当に腹が立った
・ダンジョンが狭い、少ない、物足りない
無駄に長ければいいというワケでもないが
まさかPS3なのにダンジョンが2つで終わりとは思わなかった
挙句の果てに、全体の4分の1ほどは有料DLCとは…
・司祭がとにかく便利すぎるクラスになってしまったのが残念
・主人公制度は正直いらないと思う、どうせ大したストーリーじゃないし
おかげで全滅しても町に自動的に帰還してしまうし…
・ダンジョンの雰囲気を出すためというのはわかるが、あまりにも暗すぎる
明るくするアイテムなどを使っても薄暗く、非常に目が疲れる
・玄室がないため宝箱が出にくく、アイテムも見つかりにくい
結果的にアイテムを拾ったり鑑定する楽しみが少ない
・宿屋に泊らなくてもLVがあがり、呪文使用回数が回復してしまう
そのため、町に帰還しなくても延々と探検できてしまうため緊張感がない
・町に帰還するトラップがない
そのため、帰還と蘇生の呪文を使える仲間が全員死亡すると
全滅以外に町に帰還する方法がなくなってしまう階が存在する
・移動、戦闘、メッセージ送りなどが全体的に少しモッサリ気味
・錬金とか合成とかゴチャゴチャしてなくて分かりやすいが
正直もっとアイテムや敵などの種類は豊富でもよかったと思う
・戦闘中の呪文のエフェクトで文章が読めなくなる事がある
COMMENT
32型HDTV HDMI仕様
久しぶりのウィザードリィという事でずっと楽しみにしてた
古き良きウィザードリィらしい雰囲気は出ていて
値段分程度には楽しめたと思う
ただ、キャライラストだけは本当に止めて欲しかった
移動中にキャラ表示を消して黙っていればクラシック表示になるんだから
そのまま戦闘とかもさせてくれたらいいのに…
はっきり言って見づらい、気持ち悪い、雰囲気ぶち壊しで
この要素だけでテンションもやる気も大幅に下がった
今からでもパッチとかで設定変更出来るようにしてほしい!
プレイしていると、もっと作り込めたのでは?という感じがして
本当に残念だが、今後もウィザードリィシリーズやそれっぽいゲームが出る
きっかけになって欲しいとは思う
酷評してしまったが、多くの方に認知してもらいたいシリーズなので
体験版もあるし、興味ある方は一度プレイする事をオススメしたいと思う
ちなみに、やりこみ系のゲームではあるが
奥深いというワケではなく、単純な繰り返し作業をするやりこみ系なため
作業プレイが苦手な方には合わないと思う
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 1pt | 3pt | 3pt | 1pt | 3pt | 3pt |
42pt
GOOD!
・キャラクターが美しく、背景も綺麗
・キャラクターメイキングが面白く、自分の思い通りのキャラクターを作成できる。
・体験版から製品版までの移行がスムーズ(←これが重要
なにはともあれ、まずは体験版をプレイした方が良い。
幸い、体験版から製品版への引継はスムーズであるのだから。
BAD/REQUEST
・画面とキャラクターは綺麗だけれどもPS3でやるレベルじゃない。
・キャラクターを作れるといっても、グラフィックを選べたり出来ないため制限がある。
COMMENT
2000円という低価格さだけが取り柄のお粗末なゲーム。
Wiz初体験の人は、殆ど体験版で飽きてしまうのではないか。
画面は綺麗だけれども2D主体だし、PS3で出す意味もよく分からない。
どこをとっても造り込みの甘さが目立ち、よほどWiz好きでないかぎり取っつき難い内容である。
GOOD!
本編 + 追加ダンジョンクリア済み。
原作Wizardryシリーズは1〜5まで。国産ではアスキーの外伝1〜3をプレイ済みです。
なお私のレビューでは、やたらと過去作(私にプレイ経験がある上記の作品に限っています)と比較して本編を評価しています。
理由は、Wizardryシリーズは歴史が長く、原作のファンも多いと思うためです(私も大の原作1〜5のファン)。
一応、本作単体の評価としても、おかしくないように書いたつもりです。
文章内で「過去作にはない」とか書いていますが、あくまでも私の経験で書いています。もしかしたら上記以外のWizardryにはあるかも知れません。あらかじめお断りしておきます。
あと長文ですみません。
■値段が安い
本編が2000円で遊べます。しかも昔の移植ではなく、完全新作ダンジョン。かなりお買い得な値段だと思います。
■ちゃんとWizardryしている
過去作で慣れ親しんだWizardryらしさは、本作でも充分に味わうことができました。
・ダンジョンを一歩ずつ進んで白紙のマップを少しずつ埋めていく。
・見知らぬモンスターと戦い、モンスターの特性や倒し方を覚えていく。
・各キャラの役割(戦士、魔法使い、盗賊等)を考えて、パーティ全体のバランスと強さを考える。さらに、これの自由度の高いためプレイヤーが思い思いのパーティーを組める。
・モンスターが落とす宝箱を空けて手に入れたアイテムのレア度にドキドキする。
・そして、キャラの経験値を溜めてのレベルアップや、拾ったアイテム、転職でマイキャラを育てていく。
■システムが過去作から改良された
1過去作ファンとしては正直BADの要因にもなるのですが、やはり評価としてはGOOD!の方が適切だと思うため、こちらに記述。
元のWizardryは29年くらい前に産まれたゲームのため、現在の日本のゲーム事象から見ると、さすがに古くさいと思えるシステムや、もっと改良や洗礼されたシステムを既にユーザーに知っていたりします。
本作では、Wizardryらしさを残しつつ、システムを今時用に調整されていると思われます。
調整は、かなりマイルド寄りになっているため、従来のWizardryファンは本作をヌルく感じるのでないでしょうか。
ですが、今時のゲームとしてみると、この程度は遊びやすさが引き立てられており欠点にはならないと思います。
私は「今回のWizardryはこうなんだ」と納得できました。
システムの相違点を具体的にあげます。長文のため読み飛ばしていただいて結構です。すみません。
・いつでも任意でセーブできる。
過去作は風来のシレン同様、システムで自動的に随時セーブされる。そのため戦闘でパーティ全滅時は全員の死体が迷宮内に残されてしまうため、回収するには別のキャラをそこまで行けるように育てておく必要があった。さすがにそれは厳しいので多くのプレイヤーはリセットしていたと思いますが(笑)
・年齢の廃止。
過去作は転職したり、宿屋で体力回復したり、魔法や教会で生き返ったりすると年を取った。年齢が高くなるとレベルアップ時に能力値が減りやすく、老人くらいの年齢になるとロスト(セーブデータから削除)する。
・ゲーム終了してもパーティーが解散しない。
過去作は起動ごとに宿屋でパーティーを組みなおさなければならなかった。
・冒険中に必要な経験値に達すればレベルアップする
ドラクエやFF等では当たり前のシステムだが、過去作は必要な経験値を得てから、宿屋で宿泊した時にレベルアップ。
・転職がドラクエ風味になった。
本作では最大HPが転職した職業にあわせて減少する。能力値はそのまま(過去作では各種族の基本値まで減った)。
・性格の変更が 善<->中<->悪 全てに変更可能
外伝は忘れましたがWizardry1〜5は、善<->悪の変更しかできなかった。
・友好的なモンスターに「様子を見る」の選択肢が追加
外伝は忘れましたがWizardry1〜5は、戦うか立ち去るしかなかったので、善悪混合パーティーでは性格が変わる可能性があった。
・持てるアイテム数が14
過去作では8
■システムが便利
インターフェイスをはじめシステムデザインが、細かいところまで気を使って設計されていると感じました。
まず、ソフトウェアリセット(笑)がある。個人的ですがWizardryの標準テクと言えるものなので重宝しました。
ほかにも
・稼いだゴールドを経験値に変換可能。
・アイテム欄やキャラ順の整頓機能あり。
・アイテムトレードやクエストなどユーザーを飽きさせない要素がある。
ただクエストは納得いかない点も -> BADへ
■綺麗なグラフィックがついた
プレイヤーの種族の男女ごとに1つずつ絵があります。
硬派のWizardryマニアには抵抗あるかもしれませんが、個人的には好みのタッチでした(笑)。
1種類しかないのは、まぁお値段を考えれば許せる範囲かなと。
BAD/REQUEST
■戦闘のバランスが取れていない
中盤と終盤の手前で、モンスターが急に強くなります。初めてそこまでたどり着いたパーティーでは太刀打ちできないことすらあります。
特に中盤以降は、ある職業のスキルは必須ではないかと思えるくらいです。
また、そのスキルも非常に強力で、発動すれば、ほぼノーダメージで勝てるようになります。
印象としては、モンスターと自分の強力な力がどんどんインフレをおこしているような感じです。
そのため、相手の攻撃に対抗できなくなった途端にパーティー全滅すら簡単に発生します。
あと本編のラスボス。いくら最後とはいえ強過ぎ……。
■クエストのバランスが悪い
発生するタイミングが遅すぎると思ったクエストが、結構な数ありました。
私の場合、ダンジョン中盤にあるアイテムを取って来るクエストが出たのが、終盤手前ということがたびたびありました。
また、クエストの目的(ダンジョン内のどこかで起こるイベント)が、場所どころか階すら明示されないことも多い。
そのため、埋め尽くしたマップをもう一度すべて回る必要が出てきたり……。面倒で攻略サイトに頼ったことも何度か。
■経験値とアイテムの入手率が低い
過去作ではダンジョンの部屋に宝箱を持ったモンスターがいたため、扉を開ければモンスターとアイテムに会えました。
しかし本作はダンジョンをうろついてのエンカウントが主です。
ダンジョン奥はモンスターが強力になるのに、こちら側は強くなるのに手こずりました。
以下は個人的な不満点になります。
■レベルアップが冒険中に発生する
または、レベルアップ時の能力値やHPの上昇率が悪い
個人的に、これが本作一番の不満点。
偉そうにシステムの改良が良いと書きましたが、不満もあります(笑)
過去作ではレベルアップは宿屋限定のため、ダメならリセットしてやり直しを全キャラまとめて簡単にできたのですが……。
本作ではダンジョンでレベルアップまじかか確認するのが面倒でした。
本作は過去作同様、レベルアップ時の能力やHPの増え方の大小の差がかなりあります。
先のモンスターはとんでもないダメージを与えてくるため、リセットでやり直しをしたくなります。
■レベル上限が50まで
やり込みこそがWizardryの醍醐味なのに……。まぁ追加ダンジョンのバランス調整をしやすくするためと受け取っていますが(笑)
■インターフェイスが統一されていない
これもGOOD!で上げましたが、良くない思える点も。
本作はメニュー画面でキャラ選択する場合、L1とR1を使うことがほとんどですが、街の施設では方向キーを使用することもあります。
細かい点ですが、仕様は統一してほしいです。
あと、アイテムの受け渡し画面は独特で、最初は使い方がわかりませんでした。通常のものでよかったのでは?
■魔法のエフェクトで派手すぎる
魔法効果の演出がメッセージウインドウにまで広がるため、文字が見えないときがあります。
また画面全体が強烈にフラッシュするものもあり、結構目にキツいです。
■ダンジョンが暗くて見にくい
明かりの魔法かたいまつをつけないと、左右が壁か空いた空間なのかがわかりづらい。
■敵と遭遇したとき、パーティーの向きが変わる
蟹のような横移動中や後ろへの移動中に敵と遭遇すると、勝手にそちらに向いてしまいます。
3Dダンジョンタイプのゲームでは迷子になりかねません。
■ノームのHPが上がりづらい
VITを最大(+アイテムで増強)にしても、なかなか期待した値まで上がりませんでした。VITが1大きいだけのポークルだと何回かのリセットですむことが多いのですが。
COMMENT
偉そうに長々とすみませんでした。ですが、
私はむしろWizardry未経験な人にこそ本作に触れてほしいと思います。
特にモンハンやドラクエ9の素材集めに燃える人や、風来のシレンシリーズが好きな人にはお薦めです。
3Dダンジョンの移動は独特ですが、やってりゃ慣れます(笑)
私の勝手な想像ですが、開発者はWizardryという古くて使い勝手が悪いゲーム(ほめ言葉です)を、ドラクエやFF層に遊んでもらおうと本作を作ったのでは? と思いました。
かなり原作Wizardry贔屓の私としては、いろいろ不満もありましたが、結局シナリオ最後まで一気にプレイしてしまいました。
GOOD!で記述済みですが、ちゃんとWizardryらしさは残っていたと思いましたし。
後はやっぱり値段。2000(+500)円分は充分楽しめました。
安ければいいというつもりはありません。本作は基本部分はちゃんと出来ていると思います。
ボリューム的にも少なくはないと思います。過去作も単体ではこの程度の階層数でしたし。
Wizardryはある程度の固定ユーザーはいますが、近年の国産シリーズを見る限りではビジネスとしては厳しい作品だと思います。
それを今、こうして顧客層の拡大も兼ねた(と私が勝手に解釈している)このような作品が出るのは1ファンとして嬉しく思います。
全体的にモンスターとイベントのバランスに、やや難があると思いますが、
体験版もあることてすし、新規ユーザーにも従来ユーザーにもお薦めできる作品です。