オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 3pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt |
77pt
GOOD!
まず値段。2000円でしっかりとRPGが楽しめるのは素晴らしいです。
ちょっとくらいの不満なら値段を考えると吹っ飛びます(笑
敵との戦闘は雑魚でも油断するとあっさり殺されるので緊張感があり、
強力な敵ほどレアアイテムを落とすので、無理にでも深い階層に行くか
そこそこ戦える階層でレベルを上げるか考えたりと、戦略性があります。
またアイテムを落とすという期待感が常にあるので、戦闘に飽きることがありません。
強力な武器を拾ったときは本当に嬉しい!!
ただ余りになるゴールドも経験値に変換可能なので、無駄なく消化できるのは
良いアイデアだと思いました。
ダンジョンでいつでもセーブできるのは賛否両論でしょうが、
一撃死が大変多いゲームなので、この救済措置は素直にありがたかったです。
BAD/REQUEST
ステータス表示の意味、性格、職業といったwizをやる上で、
絶対に知っておかなければならない要素の説明がありません。
つまり初心者への配慮が全くなされていません。
自分はネットの攻略サイトで補完しましたが、
いくら何でも最低限のヘルプはつけるべきしょう。
魔法の説明も、回りくどいわりには肝心の効果の説明があいまいでイライラしました。
様々な種族がいますが、一撃死があるのでHPの成長が遅い種族は死にまくって
使い物になりません。
宝箱もほとんどがクズアイテムなので、パーティ全滅の
リスクを冒してまで開ける必要がなく
盗賊の存在が薄くなっています。
COMMENT
wizシリーズは今作が初めてです。
最初は何から何まで説明不足で本当に戸惑いましたが、ゲームの概要が分かってくると、
シンプルながら奥深いゲーム性で、追加シナリオも買うくらい楽しめました。
2000円という値段にも大満足です。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 3pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt |
74pt
GOOD!
FCから熱狂というわけではないですが、WIZは好きでよくやっています(外伝はBUSINのみ)。
すぐ倒せる、すぐに殺される。
サクサクした感じが昔ながらで気軽に出来ました。
末弥さんのデザインを踏襲した感じも好感
WIZの敵はやはり昔のデザインが良いです(好みの問題ですが)
短いと言われればそうかもしれませんが、何より熱中できます(RPGではBUSIN0以来です)
9階以降は中々楽しかったです(5階以降は個人的には悪くなく)
2回目の今は、ノームだらけで少し難度上げてチャレンジしてます。
適当に遊び方を選べてよかったです。
RPGでは熱中したの何年ぶりでしょうか?価格から考えたらお得でした。
BAD/REQUEST
毒や石化の確立が低すぎます
どうせなら、MPなし=もう戦えないと追い詰められた感覚も回帰してほしかった。
欲をいえばまだ、マイルフィックのいるような追加ダンジョンを希望です
それこそ、状態異常とドレインの吹き荒れる…
あと、オーディンソードとムラクモブレード、使わなければいいだけですが
少しバランスブレーカーな気がしました。弱体化希望です。
ストーリーは初めから気にしていませんが、個人個人初めに目的を述べる割には
何もないのは少しさびしく思いました。
COMMENT
以外に音楽も嫌いでなく、特に試練の迷宮は何となくWIZらしくて懐かしかったです
あると地図に頼ってしまいがちですが、地図なしで歩くのも悪くないかもしれません
安いのでWIZに興味があれば、良いゲームかと思います。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt | 2pt |
74pt
GOOD!
・歴代作品と比べてダンジョン内の不気味さが薄い(SE・背景)
今まであの薄気味悪さが苦手でWizardryをクリアできなかった自分には
かなり嬉しい変更点
・親しみやすいキャラクターイラスト
歴代Wizardryだと不気味すぎ、派生の「剣と魔法と学園モノ。」だと低年齢向けすぎ、
これくらいが丁度良いと思います
・キャラクターヴォイスは最小限、ムービーもなくサクサク進む
会話のヴォイスは、そのキャラを声で補間する程度の量でしつこくなく、
ムービーなどでプレイを中断されることもないのでストレスがたまりません
・宝箱を開けるドキドキ感、アイテム鑑定のワクワク感
戦闘以外でも気が抜けなくて、気づくと長時間プレイしていることも
・オートマッピング
方眼紙に自力マッピングしなくていいのですごく便利。罠やワープゾーンも書き込まれます。
BAD/REQUEST
・顔グラフィックの少なさ
各種族とも男女1種類ずつしかないのが不便。
この職業にしてくださいといわんばかりに武器を持っているのも、
不便さに拍車をかけている。
・司祭の使い勝手が良すぎる
これはGOOD!に入れたい気もするのですが、
序盤はとにかくLVが上がりにくくお荷物になりがちだったはずが
魔術師と僧侶のいいとこどりなキャラクターになってしまい育てる楽しみが半減
・今のところダンジョンが2種類しかない
これはそのうち配信で増えるのではないかなと思っているのですがどうでしょう。
個人的には値段からすれば2種類あれば充分だと思います。
COMMENT
歴代WIZは未クリア(手はつけている)他似たようなゲームだと
「剣と魔法と学園モノ。」「世界樹の迷宮1・2」をクリア済です。
GB版、プレステ版と挑戦してはいつも怖くて挫折していたので
今回は本当に楽しめました。製作者にありがとうを言いたいくらいです。
怖いとかキモイという理由でWIZを敬遠している方がいたら(?)
ぜひ体験版で遊んでみて欲しいです。
宝箱のトラップ解除も鑑定もかなり成功しやすくなっている(気がする)ので
初心者の方でもきっと楽しめると思います。
個人的には、即死技を使ってくる敵がもう少し多くてもよかったかなと思いました。
手に汗握る戦闘を期待していたので、少し物足りなかったですね。
GOOD!
本編 + 追加ダンジョンクリア済み。
原作Wizardryシリーズは1〜5まで。国産ではアスキーの外伝1〜3をプレイ済みです。
なお私のレビューでは、やたらと過去作(私にプレイ経験がある上記の作品に限っています)と比較して本編を評価しています。
理由は、Wizardryシリーズは歴史が長く、原作のファンも多いと思うためです(私も大の原作1〜5のファン)。
一応、本作単体の評価としても、おかしくないように書いたつもりです。
文章内で「過去作にはない」とか書いていますが、あくまでも私の経験で書いています。もしかしたら上記以外のWizardryにはあるかも知れません。あらかじめお断りしておきます。
あと長文ですみません。
■値段が安い
本編が2000円で遊べます。しかも昔の移植ではなく、完全新作ダンジョン。かなりお買い得な値段だと思います。
■ちゃんとWizardryしている
過去作で慣れ親しんだWizardryらしさは、本作でも充分に味わうことができました。
・ダンジョンを一歩ずつ進んで白紙のマップを少しずつ埋めていく。
・見知らぬモンスターと戦い、モンスターの特性や倒し方を覚えていく。
・各キャラの役割(戦士、魔法使い、盗賊等)を考えて、パーティ全体のバランスと強さを考える。さらに、これの自由度の高いためプレイヤーが思い思いのパーティーを組める。
・モンスターが落とす宝箱を空けて手に入れたアイテムのレア度にドキドキする。
・そして、キャラの経験値を溜めてのレベルアップや、拾ったアイテム、転職でマイキャラを育てていく。
■システムが過去作から改良された
1過去作ファンとしては正直BADの要因にもなるのですが、やはり評価としてはGOOD!の方が適切だと思うため、こちらに記述。
元のWizardryは29年くらい前に産まれたゲームのため、現在の日本のゲーム事象から見ると、さすがに古くさいと思えるシステムや、もっと改良や洗礼されたシステムを既にユーザーに知っていたりします。
本作では、Wizardryらしさを残しつつ、システムを今時用に調整されていると思われます。
調整は、かなりマイルド寄りになっているため、従来のWizardryファンは本作をヌルく感じるのでないでしょうか。
ですが、今時のゲームとしてみると、この程度は遊びやすさが引き立てられており欠点にはならないと思います。
私は「今回のWizardryはこうなんだ」と納得できました。
システムの相違点を具体的にあげます。長文のため読み飛ばしていただいて結構です。すみません。
・いつでも任意でセーブできる。
過去作は風来のシレン同様、システムで自動的に随時セーブされる。そのため戦闘でパーティ全滅時は全員の死体が迷宮内に残されてしまうため、回収するには別のキャラをそこまで行けるように育てておく必要があった。さすがにそれは厳しいので多くのプレイヤーはリセットしていたと思いますが(笑)
・年齢の廃止。
過去作は転職したり、宿屋で体力回復したり、魔法や教会で生き返ったりすると年を取った。年齢が高くなるとレベルアップ時に能力値が減りやすく、老人くらいの年齢になるとロスト(セーブデータから削除)する。
・ゲーム終了してもパーティーが解散しない。
過去作は起動ごとに宿屋でパーティーを組みなおさなければならなかった。
・冒険中に必要な経験値に達すればレベルアップする
ドラクエやFF等では当たり前のシステムだが、過去作は必要な経験値を得てから、宿屋で宿泊した時にレベルアップ。
・転職がドラクエ風味になった。
本作では最大HPが転職した職業にあわせて減少する。能力値はそのまま(過去作では各種族の基本値まで減った)。
・性格の変更が 善<->中<->悪 全てに変更可能
外伝は忘れましたがWizardry1〜5は、善<->悪の変更しかできなかった。
・友好的なモンスターに「様子を見る」の選択肢が追加
外伝は忘れましたがWizardry1〜5は、戦うか立ち去るしかなかったので、善悪混合パーティーでは性格が変わる可能性があった。
・持てるアイテム数が14
過去作では8
■システムが便利
インターフェイスをはじめシステムデザインが、細かいところまで気を使って設計されていると感じました。
まず、ソフトウェアリセット(笑)がある。個人的ですがWizardryの標準テクと言えるものなので重宝しました。
ほかにも
・稼いだゴールドを経験値に変換可能。
・アイテム欄やキャラ順の整頓機能あり。
・アイテムトレードやクエストなどユーザーを飽きさせない要素がある。
ただクエストは納得いかない点も -> BADへ
■綺麗なグラフィックがついた
プレイヤーの種族の男女ごとに1つずつ絵があります。
硬派のWizardryマニアには抵抗あるかもしれませんが、個人的には好みのタッチでした(笑)。
1種類しかないのは、まぁお値段を考えれば許せる範囲かなと。
BAD/REQUEST
■戦闘のバランスが取れていない
中盤と終盤の手前で、モンスターが急に強くなります。初めてそこまでたどり着いたパーティーでは太刀打ちできないことすらあります。
特に中盤以降は、ある職業のスキルは必須ではないかと思えるくらいです。
また、そのスキルも非常に強力で、発動すれば、ほぼノーダメージで勝てるようになります。
印象としては、モンスターと自分の強力な力がどんどんインフレをおこしているような感じです。
そのため、相手の攻撃に対抗できなくなった途端にパーティー全滅すら簡単に発生します。
あと本編のラスボス。いくら最後とはいえ強過ぎ……。
■クエストのバランスが悪い
発生するタイミングが遅すぎると思ったクエストが、結構な数ありました。
私の場合、ダンジョン中盤にあるアイテムを取って来るクエストが出たのが、終盤手前ということがたびたびありました。
また、クエストの目的(ダンジョン内のどこかで起こるイベント)が、場所どころか階すら明示されないことも多い。
そのため、埋め尽くしたマップをもう一度すべて回る必要が出てきたり……。面倒で攻略サイトに頼ったことも何度か。
■経験値とアイテムの入手率が低い
過去作ではダンジョンの部屋に宝箱を持ったモンスターがいたため、扉を開ければモンスターとアイテムに会えました。
しかし本作はダンジョンをうろついてのエンカウントが主です。
ダンジョン奥はモンスターが強力になるのに、こちら側は強くなるのに手こずりました。
以下は個人的な不満点になります。
■レベルアップが冒険中に発生する
または、レベルアップ時の能力値やHPの上昇率が悪い
個人的に、これが本作一番の不満点。
偉そうにシステムの改良が良いと書きましたが、不満もあります(笑)
過去作ではレベルアップは宿屋限定のため、ダメならリセットしてやり直しを全キャラまとめて簡単にできたのですが……。
本作ではダンジョンでレベルアップまじかか確認するのが面倒でした。
本作は過去作同様、レベルアップ時の能力やHPの増え方の大小の差がかなりあります。
先のモンスターはとんでもないダメージを与えてくるため、リセットでやり直しをしたくなります。
■レベル上限が50まで
やり込みこそがWizardryの醍醐味なのに……。まぁ追加ダンジョンのバランス調整をしやすくするためと受け取っていますが(笑)
■インターフェイスが統一されていない
これもGOOD!で上げましたが、良くない思える点も。
本作はメニュー画面でキャラ選択する場合、L1とR1を使うことがほとんどですが、街の施設では方向キーを使用することもあります。
細かい点ですが、仕様は統一してほしいです。
あと、アイテムの受け渡し画面は独特で、最初は使い方がわかりませんでした。通常のものでよかったのでは?
■魔法のエフェクトで派手すぎる
魔法効果の演出がメッセージウインドウにまで広がるため、文字が見えないときがあります。
また画面全体が強烈にフラッシュするものもあり、結構目にキツいです。
■ダンジョンが暗くて見にくい
明かりの魔法かたいまつをつけないと、左右が壁か空いた空間なのかがわかりづらい。
■敵と遭遇したとき、パーティーの向きが変わる
蟹のような横移動中や後ろへの移動中に敵と遭遇すると、勝手にそちらに向いてしまいます。
3Dダンジョンタイプのゲームでは迷子になりかねません。
■ノームのHPが上がりづらい
VITを最大(+アイテムで増強)にしても、なかなか期待した値まで上がりませんでした。VITが1大きいだけのポークルだと何回かのリセットですむことが多いのですが。
COMMENT
偉そうに長々とすみませんでした。ですが、
私はむしろWizardry未経験な人にこそ本作に触れてほしいと思います。
特にモンハンやドラクエ9の素材集めに燃える人や、風来のシレンシリーズが好きな人にはお薦めです。
3Dダンジョンの移動は独特ですが、やってりゃ慣れます(笑)
私の勝手な想像ですが、開発者はWizardryという古くて使い勝手が悪いゲーム(ほめ言葉です)を、ドラクエやFF層に遊んでもらおうと本作を作ったのでは? と思いました。
かなり原作Wizardry贔屓の私としては、いろいろ不満もありましたが、結局シナリオ最後まで一気にプレイしてしまいました。
GOOD!で記述済みですが、ちゃんとWizardryらしさは残っていたと思いましたし。
後はやっぱり値段。2000(+500)円分は充分楽しめました。
安ければいいというつもりはありません。本作は基本部分はちゃんと出来ていると思います。
ボリューム的にも少なくはないと思います。過去作も単体ではこの程度の階層数でしたし。
Wizardryはある程度の固定ユーザーはいますが、近年の国産シリーズを見る限りではビジネスとしては厳しい作品だと思います。
それを今、こうして顧客層の拡大も兼ねた(と私が勝手に解釈している)このような作品が出るのは1ファンとして嬉しく思います。
全体的にモンスターとイベントのバランスに、やや難があると思いますが、
体験版もあることてすし、新規ユーザーにも従来ユーザーにもお薦めできる作品です。