【PS3】End of Eternity(エンド オブ エタニティ) レビュー
発売元 | セガ (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2010-01-28 |
価格 | 7980円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon(廉価版) |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:RPG ■ プレイ人数:1人 【廉価版】 ■ 発売日:2010/12/09 ■ 価格:3,990円 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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5pt | 4pt | 3pt | 4pt | 5pt | 3pt | 2pt |
83pt
GOOD!
このゲームは良い点が多く、中でもバトルシステム、そしてキャラクターが秀逸です。
・バトルシステム
割と素早い対応が求められるものの、操作自体は簡単に派手なバトルが行えます。アクションとシミュレーションを足したような形で、特にボス戦などは有る程度高度な戦略が必要になり、派手なバトルシーンと相まって勝利したときにはなんとも言えない爽快感を得られます。割と簡単に負けてしまうのですが、コンテニューはペナルティがあるものの無限で、またこの手の凝ったバトルにありがちな雑魚戦への面倒臭さも後述するいくつかの要素でかなり緩和されています。
・キャラクター
ストーリー自体は割と人の生き死にの絡むシリアスな雰囲気ですが、それを殺さずに各キャラクターが立っています。主人公三人のやりとりは見ているだけで楽しくなりますし、他のキャラもそれぞれの理念にのっとった行動をしていい意味で驚かせてくれます。また声優も豪華でどこかで聞いたことのある方ばかり。素晴らしい演技です。
・マップ移動
マップ移動がはカーソルの移動で行います。単純に素早く動くことができ、雑魚と会いたくなければ最短で動かすことであまりエンカウントしませんし、ロードも短く全体も見渡しやすいです。
・リーダー
雑魚モンスターの中には大抵一体か二体リーダーがいます。これらを倒すことで雑魚戦を終了することができ、テンポ良くゲームを進めることができます。
・サブミッション
サブミッションはやるもやらぬも自由で、割とレアなものはあっても他で手に入らないアイテムが報酬というものはそうそうないです。
BAD/REQUEST
・闘技場
1から50までのランクがある戦闘ができる施設があるのですが、次のランクの敵と戦うためには1ランクにつき3回の戦闘を行う必要があります。ここで手に入る限定アイテムも多く(攻略に必須というほどでもないのですが)せめて周回プレイのときくらいは引き継いでほしかったです。またあるトロフィーの入手条件はここの全ランクで10勝することです。
・中央エレベーター
マップは全12階層となっていて、各階層はエレベーターでつながっています。上層、中層、下層を分ける三つのエレベーターは小さなマップを介し、スキップ可能とはいえ強制的に簡単なムービーさえ入ります。
COMMENT
JRPG(一般的な日本のRPG)は個人的にはっきり言って大嫌いなのですが、戦闘のトレイラーを見て体験版をプレイし購入しました。予想以上の良さでした。僕のJRPGが嫌いである要素、無意味だけど必要なレベル上げ、無駄に広いだけのワールドマップ・ダンジョン、回復して攻撃するだけの戦闘、が全く入っていないのですから。秀逸な戦闘システムに、グラフィックは及第点以上、キャラクターは素晴らしいの一言、これこそほぼ侮蔑の意で使われるJRPGに対してJRPGとはこういうものだ、と逆に誇れるものだと思います。(デモンズソウルなども和製で素晴らしい出来ですがあまりそういう意味では日本らしくないですね)サブカルチャー大国日本でなければ出来ない作品だと思います。
とはいえ、やはりライトゲーマーな方やそういう従来のJRPGが好きな方には向かないでしょう。また戦闘システムが肌に合わない方も多いと思われ、人を選ぶゲームではあります。体験版が期間限定だったのが本当に悔やまれますが、これは買ってすぐ投げたりしなければほぼぜったいに後悔しないゲームです。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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5pt | 4pt | 4pt | 4pt | 5pt | 3pt | 4pt |
85pt
GOOD!
初めはありきたりの戦闘で銃を使っただけのRPGかと
想像してましたが、今まで見たことのないような戦闘システムでした。
FFでいうアルテマだとかDQでいうイオナズンみたいな大技は
存在せず マシンガン、ハンドガン、グレネード、回復の基本行動を
合わせて戦術を組み立てるのですが、これがまた楽しい。
魅せるという点でも優れており、見た目とゲーム性の両方で
高いレベルにありました。音楽もかっこいいものが多いです。
戦闘は全般的に時間がかかりますが、面白いので全然苦になりませんでした。
簡単な錬金術が存在する事。
何かと金がかかるゲームでこれは助かりました。
衣装が戦闘やムービーに反映されている。
EXレベルの投げ武器が強い。
ボスに強敵が多く重宝しました。
ここぞというときに心強い。
主要キャラ3人の掛け合いが面白い。
ショップの店員に印象に残るセリフがあった。
「用が済んだらさっさと帰れい」
「今日は西、明日は東ぃ〜〜〜」
あとミリアの変化も良かった。
BAD/REQUEST
3人パーティーでRAを狙った戦術でぎりぎりの戦いを
してる時に二人パーティになる時とかあったのが辛かった。
サンタになってプレゼント投げる所が全く面白くなかった。
投げ武器で瀕死の敵に真上から攻撃して死なない事が多いので
こういうときは死ぬようにして欲しかった。
I.S.ベセルが初めは三つなのだがこのせいで序盤がきつい。
せめて四つにするべきだった。
COMMENT
難易度は高いと思ってましたが、独特の操作方と戦い方に
慣れるまでに時間がかかるためだと思いました。
そこに行き着くまでに投げる人が結構いそうです。
最初のボスのマッドサッカーはI.S.ベセルが三つなのと
自分がゲームになれてないことも重なり苦労しました。
しかし慣れるに従い、奥の深い戦闘の大変な良ゲーだと実感しました。
誰もが最後までいけるゲームとは言い切れませんが
他のゲームそっちのけでのめりこむ位の
魅力があるゲームです。とにかく慣れれば面白くなります。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 4pt | 3pt | 2pt | 4pt | 3pt |
62pt
GOOD!
<戦闘>
戦闘はゴリ押しでもいけるが何度もやられてしまう結果になるし、システムを百理解できていればつまずくことなく進めることが可能です。
RPGで「こんな便利なシステムあったの?今まで使ってなかったよ!」という見逃し行為をよくする人は注意です。打ち上げという攻撃があんなにも便利だったなんて…。システムを把握していれば、必ず勝てます。相手に攻撃させずに倒すことも可能ですし。システムはかなりいいです!
部位破壊も適当に撃てばいいわけでもない、ISゲージがなくなれば一気に不利になる…気の抜けない戦闘は本当に没頭しました。
<その他>
キャラの着せ替えは楽しかったのですが、服を選んでいると読み込みやプレビューのしにくさの影響で、熱中まではいきませんでした。
声優陣が豪華、戦闘中の演出が心地いい、あるチャプターでのイベント戦闘(?)でのワクワク感が忘れられない。
BAD/REQUEST
<ストーリー>
まずストーリーですが、情報が少なすぎます。
確かに街の人たちとの会話でドンドンと理解を深めていくことは可能ですし、キャラクターの謎が結びつくことで感動することもありますが、単純にメンドクサイです。
通常ならば私自身はメンドクサイなんて思いもしない性格なのですが、明らかに「最低限知っててもらうべき情報」がなさすぎます。3人の主人公キャラの生い立ちや成長過程が知らされぬまま、(本作とは関係なく例えでの表現ですが、)急に自身の過去と向き合うために戦う話へと向かう感じです。
こういう流れの多くは「え!?気になる!?」というように、ドンドン話へと耳を傾けるはずなのですが、街の人と話もせずにシナリオを進めると釈然としないまま終わってしまいます。
話を肉付けするために街で会話などを行うならまだしも、基本的な話を理解するために毎回チャウターが変わる度に話をするのは非常にメンドクサかったです…。
<マップ>
行き来するのがメンドクサイです。メンドクサイとばかり言ってしまいますが、無意味な感じがしてならない。雑魚敵に遭遇しては逃げるの繰り返しでした。ロードが短い分、まだ最悪とまではいきませんでしたが、ミッション関連で行き来することが億劫になり、一時プレイを中断するほどになりました。
そして何よりもパズル感覚で進行可能にしていくシステムは斬新で、「まだここから進めませんよ」というように筋も通っていますが、メンドクサかったですね。
<難易度>
これは戦闘の良い面でもありましたが、投げ出したくなる点についてです。
ISゲージをゼロにすると、PTがガクブル状態となり、(強力とは言い難い)通常攻撃しかできなくなります。これはまだゴリ押しで持ち直すことは可能なのですが、ガクブル状態で敵から攻撃を受けると、ISゲージの器がカケラとなって飛び散ります。ダメージ量に比例して器が飛び散りますが、一発の攻撃でほとんどの器がなくなります。
器がないとISゲージは回復できませんので、飛び散った器のカケラを取りに歩かなくてはならないのですが、歩いている最中に攻撃をたくさん受けます。拾いに行くだけでもいやなのに、せっかくひろったカケラもまた飛び散ってしまうので、負のスパイラルに陥ります。なんとか拾い集めたにしても、回復するためには敵を倒さないとならないわけです。しかし敵は時間とともに体力を回復します。通常攻撃しかできないため、回復するまでに時間がかかります。その内に攻撃をくらいまたカケラとなって飛び散ります。お手上げ。
なのでそうはならないためにも、前もって壊しやすい部位を残しておけば部位破壊でもISゲージは回復するので予防にはなります。しかし対処としてはバランスが悪すぎますので、ストレスがたまる要因にもなりました。
COMMENT
<総評>
めちゃくちゃ悪く書き連ねてきましたが、良く言えば古き良きバランスなのかなとも思えました。昔のゲームとはストレスの理由がまったく違いますが、手ごたえはあったので燃えました。
世界観も非常に良く、楽しめたゲームです。ただやりこみ派に高い評価が出るような点が多数あるので、オススメできるかといったら首を傾げます。「戦闘が面白いよ」という文句でしかオススメできないように思えます。トライエースはやっぱりクセがあるなぁと思い直した作品でした。
PS3ではまだ数の少ないRPG、そして乗りに乗っているセガと奥深い作りに定評のあるトライエースの新作ということで買いましたが、十分に楽しめました。
プレイ環境…フルHD 40型 液晶テレビ
Amazonレビュー
レビュー日: 2010-02-16
ストーリー: いまいちまだ分からない。。。スタートはいきなりクエスト発生し、ちょっと戸惑いました。ちょっとずつ3人の謎がとけて行きます。がこれはこれで良いと思います。
マップ: ワールドマップはパズルみたいな感じですモンスター(ランダムバトル)が落とすピースで進めない場所をうめて進めるようにします。マップはカーソルで移動します、でカーソルがプレイヤー扱いでカーソルを動かすとランダムでバトルに入ります。町はFFなどに近い感じです。
バトル: 戦闘はなれればおもしろいです。ただ個人的にインビンシブルアタック中いちいちシーンが変わるのが気になります。攻撃中はシーンチェンジなしでゲージがたまりそのまんま攻撃できた方が良かったと思います(攻撃によってはシーンが変わるのはOKとおもいます、たとえば手榴弾を投げるなど、もしくはスローモーションにかわるとか)。
キャラ: そこそこ。。。リーンベルはかわいい。キャラの服装など変えれるのもよいです。
自分が悪いと思う点はマップのカーソルとショップのアイテム値段と最初のいきなり感。
あと久しぶりに説明書を読みました。普段はプレイしながら覚えたりチュウトリアルでやってます。やればやるほどはまっていきます。
GOOD!
■戦闘が面白い。
本作の一番のオリジナリティー部分はここです。
クセの強いシステムで、RPGと言うよりアクション+シミュレーションといった感じですが、嵌ればかなり面白いです。
制作者も「頭を使う部分に難しさを置いた」と言っていたように、それぞれ特徴のある武器を上手く使い分け、的確な立ち回りが出来るようになるには慣れが必要です。
最初のうちは訳がわからず適当に動き回ってしまいますが、分かってくると誰をどこに走らせれば良いか、どのタイミングでどの武器を使えば良いかが自然と分かってきます。
自分の腕が上がっているのを実感出来て、久々に病みつきになるバトルだと感じました。
■着せ替えが楽しい。
本作のもう一つの特徴である着せ替えですが、おしゃれな服が多くてつい定期的に着せ替えてしまいます。
1キャラにつき2タイプあり(コートタイプかカジュアルタイプか、など)タイプを選んでから服を選ぶのですが、種類が豊富で組み合わせ自由な上、イベントシーンにちゃんと反映されるのでいつも新鮮な気持ちでプレイできます。
つい夢中になって、服装のコーディネートに30分くらいかけてしまったりしました;;
■キャラクターに味があって良い。
主人公トリオのやり取りは見ていてつい笑ってしまう場面もあり、彼らの日常を見るのはとても楽しいです。
ストーリーが気になると言うより「次はどんなやりとりをしてくれるんだろう?」という期待で頑張ってチャプターを進めてしまうほど。
■銃のカスタマイズの楽しさ。
銃は最初は3つしかありませんが、ストーリーを進めていくとちゃんと増えます。
(自分は今のところハンドガン5丁、マシンガン4丁所持)
より良い銃を手に入れて、上手くカスタマイズして強い武器にしていくのはなかなか楽しいです。
■充分綺麗なグラフィック。
“ゲーム”にどこまでの精密さを求めるかは人それぞれですが、EoEは充分綺麗だと感じました。
歯車が動き続ける町並み、遠くに見える空、時間帯によって変わる景色、キャラはもちろん格好良い&可愛らしく大満足です。
■音楽が場面&世界観にとてもあっている。
タイトル画面のオーケストラが壮大で、「人類の黄昏」という世界観にあっています。
ゲーム中も時間帯によって曲が変わったり、戦闘中は自分がI.Sを発動すると曲が変わったりと、BGM周りの仕掛けがさり気無くプレイを盛り上げてくれるのが良かったです。
口ずさめないけど耳に残るBGM、といった感じ。
■イベントシーンが丁度いい長さ。
最近ムービーゲーと言われる、ゲームをしてるんだか映画見てるんだか分からなくなるソフトが多い中、EoEのイベントシーンは丁度いい長さでテンポ良く進むところが個人的に好印象でした。
状況や目的の説明をちゃんとしつつ、キャラのやり取りもしっかり有り、それでいて長すぎない。
FF13の後だったからか“長さの面で”物足りなさも感じましたが、“質の面”は大満足で、本来ゲームのイベントシーンはこれくらいが良いと思います。
■ストーリーのメリハリ。
シリアスとギャグの両立がちゃんと出来ていて、中だるみする事がありませんでした。
お陰で熱中してEoEの世界に浸ることが出来ました。
主人公達に拠点があって、物語はいつもそこから依頼が来て始まり、最後はそこに帰ってきて1日が終わる…という流れも“彼らの日常”が感じられてほっとするというか、良いなぁと思いました。
BAD/REQUEST
■ストーリーの分かりづらさ。
説明不足で終わってしまった感が否めません。
ある程度の想像は出来るものの、謎のまま終わった要素が多すぎます。
いっそ「ストーリーはあるようで無いもの」と割り切ったほうがスッキリするかも。
謎だらけのストーリーをカバー出来るくらいキャラに魅力があるので、あまり気にならないと言えば気になりませんが。
■移動のめんどくささ。
1つの階層を全開放するとそこに置いたターミナルからアジトに戻れるのは良いとして、その逆(アジトからターミナルへワープ)も出来たら楽だったかも。
エレベーターの演出は×ボタンでスキップできる上、アジトから最下層まで大した距離じゃないので、激しくマイナスという訳ではありませんが。
■戦闘の“クセ”の強さ。
RPGと言いつつ、実態は先述の通りシミュレーションに近いものがあるので、良くも悪くも慣れが必要です。
慣れてしまえばどんな強敵も本能的に立ち回り方・倒し方が分かってくるのですが、それが出来ないと途中で投げ出してしまう可能性も。
体験版が出ていますが、あまりアテになりません(製品版は一応チュートリアルがあるので、体験版ほど分かりづらくは無いです)
■戦闘中の視点。
敵の配置は、右上のマップをレーダー表示に切り替えれば見えますが…
I.Sを行うにあたって、もうちょっとバトルマップ全体が見渡せたら良かった。
行動するキャラがカメラ操作の軸になっているので、キャラから離れた場所が確認し辛いのがもどかしかったです。
COMMENT
久しぶりにのめりこめる作品に出会えたなぁという印象。
人を選ぶシステムなので楽しめるかは人それぞれですが、他の方も書かれている通り嵌れれば文句なしに面白いです。
近年のゲーム業界はシリーズモノが多く、リスクの多いオリジナルタイトルを出すのは難しい状況ですが、今後もこういったオリジナルの意欲作がどんどん出てくれる事を願います。
ちなみに、ストーリー以外で説明不足なところは殆ど無いと感じました。
新しい要素が出ると画面にちゃんと説明文と画像出ます。
戦闘に関しては結局は慣れが必要なので、闘技場のチュートリアルだけでは上手く戦えないのは仕方ないのですが、それ以外の部分(エナジーヘキサなど)は画面に出る説明だけで充分かと。
その説明も後で何度でも見直せますし、推測する老人というキャラに話し掛ければ大体の事は教えてくれます。
「説明不足」と感じる人は、テイルズのような親切さ(こういう時は○ボタン!とか、さぁ△ボタンを押してみましょう!とか、手取り足取り教えてくれるタイプ)を求めているのかも…?