【PS3】End of Eternity(エンド オブ エタニティ) レビュー
発売元 | セガ (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2010-01-28 |
価格 | 7980円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon(廉価版) |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:RPG ■ プレイ人数:1人 【廉価版】 ■ 発売日:2010/12/09 ■ 価格:3,990円 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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4pt | 3pt | 3pt | 2pt | 2pt | 1pt | 4pt |
44pt
GOOD!
・キャラクター
1にも2にもこれだと思います。とにかくキャラが立っている!
最近私がプレイした他ゲームは4〜8人のパーティの中から操作キャラを選ぶものが多かったしそちらのほうが好きなのですが、エンドオブエタニティは味方キャラ3人、敵キャラに至っては「こいつ!」と言えるボスキャラがいない。というか根からの悪人がいない。
でもそれでも満足できるほどゼファー・リーンベル・ヴァシュロンに個性があり魅力的でした。
・戦闘
ゲームの戦闘方法は大きく分けて2種類。
シームレス(MAP移動→戦闘時に画面が切り替えられず、広大なフィールドの中で敵と戦う方法)とランダムエンカウント(MAP移動→戦闘時に画面が切り替えられ、フィールドで敵と接触することによって戦闘が開始される方法)があります。
前者はキングダムハーツ、ゼノブレイド、オブリビオンなど。後者はFF、ドラクエ、ポケモンと、こちらのほうが馴染みがあるでしょうか。
少し難しい話になりましたが、エンドオブエタニティの素晴らしい点はその2種類の戦闘方法をどちらも採用しうまく融合させ、新しい戦闘方法を編み出しているところ。
戦闘自体はリアルタイムで行われますが、ターン制の特徴も随所に感じられるので今までなかった戦闘が楽しめます。
戦闘時の掛け合いは「これこそがラストストーリーのやりたかったことなんだろうな……」と。楽しませてもらいました
エンドオブエタニティ独自の戦闘ができる。オリジナリティ溢れた長所です。
また、雑魚敵でも舐めてかかると一気にDANGER(瀕死)状態にまで追い込まれロードしなおすはめになるので戦略が必要です。それがこのゲームの良いところでもあり悪いところでもあるのですが、悪い部分はBADで追記。
・コスチューム
可愛いものからかっこいいものまで、果てはネタ装備まで豊富で文句なし。
特にリーンベルとゼファーの服装には凝りました。右目グリーン左目パープルでオッドアイにしてみたり、猫耳カチューシャつけてみたり。ムービーにも反映されます。ヴァシュロンにはぬいぐるみ着せてムービー見て爆笑してました。完全にネタ要員です。……しかしヴァシュロンの通常服が総じてダサいのは何なのか。おっさんだからか。
BAD/REQUEST
・ストーリー
「難解」だとか「入りにくい」とかそんな生ぬるい甘いものではないです。全く理解できない。まず登場人物・用語に関して十分な説明もなく話が進行していくのでどこの誰かも分からない人が「ロエンが――」「バーゼルが――」「我々はクォーツを介してゼニスに管理されて――」その言葉は人名なのか、土地名なのか、宇宙語なのか!? というかお前は何者なんだよ!
そんな設定よりもヴァシュロンの変態っぷりやゼファーのヘタレを見ているほうがわかりやすいし面白い。前半のギャグから急にシリアスになって(雰囲気はシリアスだけど内容は薄っぺらい)失速した印象。
・フィールド・ダンジョン
機械に管理されたタワーが舞台ではある点を差し置いても、寒冷地では吹雪いているだけだし森も廃墟も鉱山も廃坑も教会も対して見栄えが変わらないのがとても残念。敵も色違い(どころかぱっと見ほとんど違いがない)ばかり。
街も狭くて臨場感がない。遠景を見たいと思っても視点を動かすことができない。
そんなのだから街から街あるいはダンジョンを移動するときも点と線で結ばれた味気ない地形を移動している感覚しかなく、しかも自由にワープできないので面倒くさい。
せめて3人称視点(移動している人の背中が見えている視点)にすれば違ったのでは?
・戦闘
先ほどDANGER状態について触れましたが、ここで追記を。
戦闘は雑魚でも一見殺しなところがあり、DANGER状態やゲームオーバになることが多いのですが、コンティニューするのにお金が必要で、お金が尽きたりどうしても敵を倒せなければロードするしかありません。ダンジョンに入るとセーブできないのでだいぶ前からやり直したり……。正直きつい。ボス戦前でセーブさせろよ! 死んでも得するように作れやぁああっ!!
今ではゲームの中断時だと割り切ってますが快適ではないですよね。
COMMENT
総評を言えば前半は楽しい、後半は作業。快適性に欠ける。
シームレスリアルタイム戦闘多人数パーティ魔法職が好きな私にとっては選んだゲームが悪かったのかなと。王道RPGが好きな人には向きません。ストーリーをサクサク進めたい! という人にも向きません。
2000円もせずに3か月遊んだわけですからコスパには優れていますが4倍の値段してでも納得のいくゲームを買うべきでした。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 3pt | 3pt | 1pt | 2pt | 2pt |
46pt
GOOD!
銃を使っての戦闘、IAによるジャンプアクションがかっこいい。
一般的なRPGのようなステータスがなく、攻撃は武器のカスタマイズで強化、レベルは武器ごとの熟練度によってあがりHPの上昇とスキル増加、ワールドマップを自分で切り開いていくという点が斬新。
世界観はシリアスだがギャグ要素もあるので笑える。
BAD/REQUEST
・ストーリー
最悪です。伏線はほとんど回収されず、また戦う意義も理解に苦しみます。いろいろ考察してみてくださいねと言わんばかりのストーリーを好む方もいますが、投げっぱなしにするのは製作者の怠慢かと。
・キャラクター
メインキャラ3人のうち1人、殺す殺すを連呼する馬鹿なキャラがいて好きになれませんでした。
・戦闘
戦闘は同開発のVP2に似ていて特に目新しいというものではなかったです。一見戦略的に見える戦闘も、慣れるとマシンガンIA>ハンドガンIAの繰り返しで単調です。強敵も闘技場で交換できるアーマーピアッシング弾さえあれば楽勝になります。IA時の視点というかカメラワークが悪いので別の敵をロックオンしにくいです。
・ダンジョン
ダンジョンマップ内での装備切り替え、カスタマイズができないのが非常にめんどくさいです。
とにかくマップ移動がわずらわしいです。ミッションのほとんどが御使いで、いちいちエレベータに乗って他の階層に行くのですが、ショートカットがあれば良かったと思いました。
COMMENT
ミッションや闘技場といったやりこみもありますが、トライエース特有の何の意味もない単調な作業の繰り返しです。トロフィー目的でなければスルー、トロフィー狙うなら15時間くらいかかると思います。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 3pt | 2pt | 2pt | 3pt | 2pt |
49pt
GOOD!
戦闘だけは抜群に面白い。これだけは保証出来ます。
スクラッチダメージと言う一時的なダメージと、ダイレクトダメージと言う確定したダメージがあるのですが、まずはこれの戦略性があります。威力は高いけれど、時間で回復し、止めをさせない、スクラッチで取りあえず体力を削り、その後にダイレクトにダメージを与えて止めををさす、これが基本になります。このために敵味方、そして地形を視野に入れながらいかに効率良く敵を倒すか、の戦略性が抜群に面白いのです。
そしてインビンシブルアクション。これは一定の地点に走りながら狙った敵に攻撃を浴びせると言うものなのですが、これが見た目にも派手で、かなりの攻撃力を生み出せます。しかしこれを使うにはISゲージと言うバリアのようなもの(通常はダメージはスクラッチなのですが、無くなるとダイレクトになり、能力も下がるのでとても危険です)を使う必要があります。このISゲージ、敵を倒す(部位を破壊すると)回復して行くので、インビンシブルアクションで敵を次々に倒していけば危険も無く、とても強力なのです。
いかにISゲージを維持しながら、インビンシブルアクションで颯爽と敵を倒すか、この作り込まれた戦闘システムだけは本当に面白い。
ついでに言えば、敵がお金を落とさないのは良かった。「なんでそこらを歩いている生き物がお金を持っているのですか?」と言う疑問が生まれません。ただ、人の場合はお金を落とす、で良かったかもしれません。それでは強盗殺人になってしまいますが、警察みたいなシステムはありませんし、向こうは悪人で、いきなり殺しにかかって来るので問題は無いと思います。
そして、今の所ですが、ダンジョンに変なパズル的は仕掛けが無いのは素晴らしい。さらに、ミニゲーム的な物も無いのもまた素晴らしい。「RPGを買ったつもりなのに、なんでパズル(やミニゲームなどの別のジャンルの)ゲームをやっているのでしょうか?」と言う訳の解らない事が起こりません。
BAD/REQUEST
面白い事は面白いのですが、今一つのめり込めずプレイを中断している現状です。理由ははっきりしていて、とても大きな問題があります。
それは「戦闘しかやる事が無い」と言うことです。とにかく戦闘しかゲームでやる事がありません。
ゲーム性自体は昔のファミコンゲームと一緒です。とにかく一つの事しかやる事が無い。
テイルズシリーズのようにアクションゲーム(別のジャンルのゲーム)だと割り切る事も出来なくは無いのですが、でもやっぱり「RPGって戦闘ゲームでは無いでしょう?」と言うことです。
海外のちゃんとしたRPGが日本に来ている現状では、さすがにもう厳しいのではないでしょうか。もうファミコン時代から続く古いゲームデザインからは卒業する時が来たのかもしれませんね。
COMMENT
もう戦闘ゲームには飽きました。戦闘ゲームとして見ればこれほど面白いゲームも珍しいのですが、戦闘ゲームに飽きている私には、このゲームに面白さを見出すことは出来ませんでした。
トライエース程の実力者であれば、戦闘ゲームにこだわらずに、新しいゲーム性を構築出来るはずです。恐れずに、どんどんチャレンジして行って下さい。RPGの新時代を作り上げられる、数少ないメーカーなのですから。
Amazonレビュー
レビュー日: 2010-02-16
ストーリー: いまいちまだ分からない。。。スタートはいきなりクエスト発生し、ちょっと戸惑いました。ちょっとずつ3人の謎がとけて行きます。がこれはこれで良いと思います。
マップ: ワールドマップはパズルみたいな感じですモンスター(ランダムバトル)が落とすピースで進めない場所をうめて進めるようにします。マップはカーソルで移動します、でカーソルがプレイヤー扱いでカーソルを動かすとランダムでバトルに入ります。町はFFなどに近い感じです。
バトル: 戦闘はなれればおもしろいです。ただ個人的にインビンシブルアタック中いちいちシーンが変わるのが気になります。攻撃中はシーンチェンジなしでゲージがたまりそのまんま攻撃できた方が良かったと思います(攻撃によってはシーンが変わるのはOKとおもいます、たとえば手榴弾を投げるなど、もしくはスローモーションにかわるとか)。
キャラ: そこそこ。。。リーンベルはかわいい。キャラの服装など変えれるのもよいです。
自分が悪いと思う点はマップのカーソルとショップのアイテム値段と最初のいきなり感。
あと久しぶりに説明書を読みました。普段はプレイしながら覚えたりチュウトリアルでやってます。やればやるほどはまっていきます。
GOOD!
戦闘はなかなか独創的です。慣れさえすれば、楽しめます。
グラフィックスはキャラに関しては日本人の好みに合うでしょう。イベントもなかなか面白いです。
やりこみ要素はかなりあります。手強いSRPGが好きな人にはいいゲームだと思います。
BAD/REQUEST
自分には合わなかったので、良くない点を列挙させてもらいます。
まず、典型的なJRPGです。悪い意味で。基本的に進化していない。いつもの、唐突で中途半端なムービーとダラダラと同じ戦闘の繰り返し、そしてつまらないお使いイベント。ストーリー導入も戦闘チュートリアルも不十分で最近の日本製RPGの悪癖そのものです。はっきりいって、親切な和ゲー、不親切な洋ゲーという評価は昔のものです。
FF13でもそうでしたが、次世代機になっても従来と同じ構造のJRPGでは同じ問題を抱えているように思います。難易度と繰り返しのやりこみの強要でゲームの量を水増しするのはもう止めて欲しい。演出もストーリーもグラフィックもゲームシステムも洋ゲーに負けてますよ。キャラだけは日本人なのでJRPGが合うのですが。
COMMENT
このゲームは人を選びます。難易度の高い日本製のSRPGを楽しみたい人にはオススメできるでしょう。未クリアで挫折した自分にはJRPGの袋小路を確認できただけの作品でしたが。
HDTV42、プラズマテレビ使用。