【PS3】Red Seeds Profile -レッド シーズ プロファイル- レビュー
| 発売元 | マーベラスエンターテイメント （オフィシャルサイト） |
|---|---|
| 発売日 | 2010-03-11 |
| 価格 | 8190円（税込） |
| レーティング | 【Ｄ】17才以上対象 (CERO について) |
| ショップ/リンク | Amazon ／ ニュース |
| タギングトップ3 |
   |
| タイトル概要 |
■ ジャンル：アクションアドベンチャー ■ プレイ人数：1人 |
- 総合ポイント
- 61
- (難易度)
- 2.17
- レビュー数
- 6
577人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
| オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 4pt | 2pt | 3pt | 4pt | 4pt | 1pt | 2pt |
64pt
512人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
| オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 3pt | 2pt | 4pt | 4pt | 4pt | 1pt | 2pt |
64pt
GOOD!
公式サイトの人物紹介を見て「主人公ヨークは自分の中の別人格ザックと会話する」みたいな
事が書いてあったので、これはまた随分とストレートに少年漫画的な設定だな、、と
不安でした。ところがゲーム開始して一番最初にする動作（あれもQTE?）で、
「主人公の中の別人格ザック＝ゲームをプレイする自分」という事がわかります。
このおかげで今まで味わった事が無いほど主人公に感情移入できるようになります。
かっこよくて頭脳明晰なFBI捜査官ヨークが、都度ザックを気遣いリスペクトし、
理解してくれる。そのためこちらもヨークを気遣い、理解し、愛着が沸く。
よく考えられてるなぁと思いました。
サイドクエストが多くあり、そのリストを埋めるのがやりこみ要素のひとつであるのですが、
そのクエストが発生するチャプターが最初からリストに載っていたり、
もしクエスト発生させられず物語が進んでしまっても、後からチャプター選んで
戻る事ができる（武器・消耗品や物語のフラグもちゃんと同期取られている）ので、
気の向くままメインストーリーに没頭したり、逆にサイドクエストに固執したり、
気の済むまで町を散策したりできます。
（ひとつだけクリアする順番によって発生しないサイドクエストがあります。
コンプしたい場合は要注意です）
会話がとにかく面白いんです。ヨークとザックの会話はもちろん、
どのキャラクターとの会話もやたら引き込まれます。
主人公ヨークの魅力の為でもありますし、町の人一人ひとりが個性的な為でもあります。
クリアした後、（この人誰だっけ？）って思う人物が一人もいません。
ストーリーについても言いたい点ありますが、人によってネタバレと感じるレベルも
あいまいですから「とにかく面白かった」とだけ。
BAD/REQUEST
題名にプロファイルとありますが、ザック（プレイする自分）がするわけではなく
全てヨークがします。なので、ストーリーは一本道です。
通常の箱庭散策アドベンチャーモードと、バイオハザードのようなバトルのある常世モード
の2種類あるのですが、後者のバトルの要素がことごとくつまらなく煩わしく退屈です。
バトルのパートいらないから、その分散策アドベンチャー要素を濃くして欲しかったです。
序盤に発生させる事ができるサブクエストで無限サブマシンガンを手に入れられれば
「ことごとくつまらなく煩わしく退屈」な常世モードを「めんどくさくて退屈な作業」に
することができます。
階段など、急に3人称視点になる場所があります。その場所だけスティック操作が
クセのあるものに変わるのですが、最後まで慣れることなくあっちこっちグルグル回り、
ぶつかり続けました。普通の上下左右で統一しなかった意味がわかりません。
MAPがとにかく見づらいです。普通のゲームの地図であればおそらく
一番拡大されている状態のものがこのゲームでは一番の広域です。
なので行きたい場所を地図で探すとき、
ずーーーーーーーーっとスクロールし続け、やっと目的地見つけたときには
「はて、、、現在地からどうやって行くんだっけ？」とまた
ずーーーーーーーーっとスクロールし続け戻す事になります。
（散策ドライブが心地いいので、序盤には自然にMAPが頭に入りましたし、
ドライブがめんどくさい人にはとある救済アイテムも中盤サイドクエストで手に入ります）
COMMENT
デモを見て、真っ先にグラフィックの汚さが目立ちます。アイテムを入手したときに
出る３DグラフィックなどはPS2どころかPS1レベルだと思います。音楽の種類も少ないので
この場面でこの音楽・・・？ｗみたいな事もたまにあります。
アイテムボックスから直接モノを捨てられない、なんていうのはそんなの期待してませんし
期待できませんっていう位ダメダメなシステムやインターフェイスです。
が！主人公ヨークの魅力と会話の面白さ、口笛ソング（Life is Beautiful）の
心地よさ、ストーリーの謎やその回収がとにかく素晴らしいので全てチャラです。
見た目で大きく損していますが、実際やってみたら大満足でした。
ちなみに自分は、カード集め（海外フォーラム参照）やサイドクエストコンプ、武器集めなど
全てやった状態で30時間弱でした。長いかどうかは人それぞれですが、
釣りやダーツのお遊び要素はそんなにやり込める程深いものではありませんでした。
どうでもいい事ですが、ヨークはとにかくやたらと旨そうにタバコを吸います。禁煙中の私には辛いものでしたｗ
585人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
| オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 3pt | 2pt | 3pt | 3pt | 4pt | 1pt | 2pt |
57pt
GOOD!
とにかく次世代機でホラーゲームを出してくれたこと
ツインピークス、バイオ４、サイレントヒル、ＧＴＡなどをくっつけた様なゲームですが
この組み合わせは新鮮で結構よかった
グラフィックは汚いながらもグリーンベイルの町は非常によく作られてリアリティを感じる。
住人の行動も細かく作られていて、天候によって行動が変わり、じっくり観察すると意外なことをしていたりと面白い。
犯人になるとストーリーの根本に関わるようなことをさり気なくしていたりして感心しました。
ストーリーや世界観の作りは上手で引き込まれる
キャラクターの個性や会話のやりとりが、よい意味でドラマやアニメっぽい。
物語とは関係ないサイドミッションは、単なるお使いのようなものがほとんどですが
強力なアイテムが手に入ったり、その過程やクリアした時のやり取りが面白く
全然苦痛にならない。
BAD/REQUEST
グラフィックはあまり誉められた物ではない
人物・建物はまだ汚いが見れるレベルですが、屋外特に木や草地といった自然の部分は
少し昔の無料ＭＭＯのフィールド並みに汚いです。
アクション面での操作はかなり悪いです
銃器は構えている間動けない上狙いにくい
敵の攻撃判定も曖昧で意外な距離からから攻撃を食らったりします
また音響がおかしいのか敵がカメラ外から近づいてきたら全く気づけません
町はやたら広いのに初期のパトカーのスピードが非常に遅い
新しい車を買ったり、改造してもらえば全然気にならなくなるのですが
それが出来るようになるまでは町の移動が結構ストレスになります
ＢＧＭ自体はそれほど悪くないのですが、曲数が少ないのかいつも同じ曲が流れています
またたまに場違いな音楽が流れるシーンもありました。
体力以外に空腹・睡眠・脈拍数・車の耐久度・燃料とたくさんのゲージがあるが
全部めんどくさいだけ
あと、雨降らなさすぎウィリー回り道し過ぎ
COMMENT
発売前は海外のレビューサイトでボロクソな評価で心配でしたが、
やってみるとそれほど悪くないという印象
最近この手のホラーゲームは売れず、出してくれるメーカーも少なくなっているところに
こういうゲームを出してくれるのはありがたい
ゲーム部分クオリティは低く残念な出来ですが、その分ストーリーやキャラクターはかなりしっかりと作られています。こういうのを重視する人なら悪い点も全然我慢できるレベルだと思う。
ツインピークスを知っているならニヤリと出来る場面が多くあり
ＰＶをみてストーリーや雰囲気が気になったという人にはお勧め
560人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
| オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 4pt | 1pt | 1pt | 4pt | 3pt | 1pt | 3pt |
53pt
GOOD!
・今までのゲームにないようなキャラクターの個性が、生き生きしています。
…主人公は、その場にいない架空の人物にいつも話しかけているし、煙草を吸ったり身分証を出す仕草がいちいち大仰だし、会話は空気を読めない。
でもそんな変なところが全部きちんとキャラクターの魅力になっています。
あまり細かく書くとネタバレになるので控えますが、その他の町の住人達も皆強烈な個性で楽しませてくれます。
・ストーリーの作り込みがとても凝っています。
…序盤はホラーともサスペンスともつかない流れで進みますが、後半からの畳みかけるような勢いには驚かされました。
シナリオを作った人は、かなりの思い入れを持っていたのではという印象を持ちました。
・突っ込みどころ満載のギャグが意外にも笑えます。
…話はシリアスなのに、クスッと笑えるギャグが随所に散りばめられています。セリフがウィットに富んでいて飽きさせません。
・声が良い。
…英語の声を当てている俳優が皆とても合っています。
アニメのように過度にならず、ややトーンを抑えた映画向けの喋り方をしているので、とても聞きやすい。
BAD/REQUEST
・ワンパターンなBGMとバトル。
…これがこのゲームの致命傷になっていると思います。
バトルは次に何が起こるか予測がつくほどのワンパターンぶり。
むしろバトルはなくても良いのでは？というほどお決まりになってしまっており、緊張感に欠けます。
・バランスが悪い。
…例えば無駄に広いフィールド、BGMの音量が大きすぎてセリフが聞きづらい、屋内に入ると変に部屋が暗くてキャラクターの顔が全く見えないなど、全体的にバランスの悪さが目立ちます。
・汚いグラフィック。
…PS2かと思うほどのグラフィックです。人物の動きも時々ロボットのようでぎこちなさを感じます。
COMMENT
とても惜しいゲームという印象。
イメージ的に、センス0の人とセンス抜群の人が、それぞれ打ち合わせなく別作業で作り上げたかのよう。
もうちょっと洗練されまとまりがあると、かなりの良作になっていたはず。
「ツインピークス」からヒントを得ていると言うよりも、ほぼ「ツインピークス」です。
「Amazing Grace」には鳥肌が立ちました。
Amazonレビュー
レビュー日： 2010-04-27
PS２かと見紛うオープニングシーン。
これには若干の不安を抱かされましたが、ドラマパートは予想以上に良く出来ていて面白い内容でした。
登場人物の現在位置が地図に表示されるのですが、各キャラクターの普段の生活や意外な行動パターンが判り、推理をする意欲が掻き立てられます。
マップ内の移動は自分で車を運転する事になるので、目標地点までの移動に時間がかかりますが、サイドミッションをクリアして無線機などのアイテムを手に入れると、快適に移動出来るようになります。
グラフィックに難がありますが、ドラマパートのゲーム内容自体は努力が報われる良い出来です。
一方、バトルパートは腑に落ちない点が多く釈然としません。
数種類の敵が繰り返し出てくるだけで爽快感も無く、ストレスだけが溜まる作りでした。
シューティングタイプのホラーゲームは多いですが、ドラマ仕立てのホラーゲームは少なくなってしまいました。
そういう意味でも、このゲームの「ドラマパート」はプレイする価値があったように思います。
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GOOD!
■ストーリー、世界観
ストーリーや世界観の叩き台となっているのは、デヴィッドリンチのツインピークスであるのは明白だが、サイレントヒル1や2等と同様、単なるインスパイアには収まらず、独自のストーリーや世界観を構築出来ている。
ミステリーやホラー作品としての緊張感も、若干の破綻や演出のぎこちなさはあるとは言え、物語の終わりまで損なわれることはない。
また、店で売られている品物や食品等、細かいディティールにも凝っており、それらを手にしていくだけでも面白い。舞台となるアメリカの郊外の田舎町の雰囲気も非常に良い。
■キャラクター
映画的なキャラクター像を確立出来ており、キャラクターに非常にリアリティがある。
各キャラクターの個性も際立ち、キャラクターが抱く疑念や不安感、喜怒哀楽、閉塞感や解放感等、人間の繊細な感情面が、非常に効果的に演出されており、ストーリー序盤から終盤までプレイヤーを惹きつける。
また、海外の声優の方の演技も逸品で、人情味も多く感じさせ、プレイ中にかなりの感情移入をしてしまうこともしばしば。
BAD/REQUEST
■移動
広大なマップを車で移動することとなるが、この車の操作性がまず非常に悪い。また、ちょっとしたイベントの為に、かなり遠距離の移動をすることも多くあり、これも非常な手間となる。（以上の問題点は、各要所にワープ可能な「無線機」を手に入れることで解消されるが、無線機を手にしていない場合の移動の手間は計り知れない。）
■アクション
基本は三人称視点のシューティング、いわゆるTPSとなるが、アクションの動作や挙動は良いとは言えない。また、敵のAIも単純なので、戦闘時には特に緊張感もない。
■グラフィック（技術面）
キャラクターのモデリングやアニメーションに関しては、それが非常な人間らしさを伴っている点に置いて全く素晴らしい出来と言える。ただし、技術的な面から見れば、グラフィックや色彩設計等、ゲーム全体的に、PS2ゲームを少し改善したレベルでしかないのも確か。
COMMENT
巷で「クソゲー」「B級ゲー」扱いされてもいる本作ですが、シナリオ、キャラクター像は相当練りこまれており、この手のミステリーやホラー好きにはたまらない出来となっていると思います。操作性やシステムに難があることは確かなので、誰しもに薦められる訳ではありませんが、雰囲気のある独特の世界観、洋画的なホラー、ミステリーの世界が好きな方には是非、手に取ってプレイして頂きたいです。
この様な映画的なシナリオを基軸にしたゲームがほとんどリリースされなくなって久しいですが、是非、本作の続編、もしくは同製作陣による更なる野心作を見てみたいと思う次第です。