【PS3】Red Seeds Profile -レッド シーズ プロファイル- レビュー
発売元 | マーベラスエンターテイメント (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2010-03-11 |
価格 | 8190円(税込) |
レーティング | 【D】17才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon / ニュース |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:アクションアドベンチャー ■ プレイ人数:1人 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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1pt | 0pt | 1pt | 3pt | 2pt | 1pt | 2pt |
34pt
GOOD!
■ボリュームがある。
メインストーリーだけでなく、サブストーリーでもかなりのボリュームがあり、やり込み要素が多いです。色々できます、色々・・・。
■ストーリーの展開
ついつい先を見たくてプレイしてしまいます。
BAD/REQUEST
■グラフィックが汚すぎる。
とてもじゃないけど、点数付けられません。PS2以下。
グラフィックのきれいなPS2より汚いです。
今まで様々なゲームをやってきましたが、こんなに汚いグラフィックは見たことがありません。
テクスチャーがカクカクで、人影がなく、背景と人物が同化して見えます。
草木や地面に至ってはポリゴンむき出しで初代PS並です。
点数を下げるつもりはありませんが、とても付けれるレベルではありません。
弾痕が残らない。壊せるオブジェクトはごくわずか、しかも壊れ方もワンパターンで不自然。
挙げればきりがありません。
■ゲーム性に問題あり。
簡単に言うと、以下のゲームのいいとこ取りです。
・箱庭マップ & 車で自由に移動(GTA)
・夜中になると異世界に変わる(サイレントヒル)
・出てくる敵が屍人(サイレン)
・戦闘時の視点(バイオハザード4)
・ムービー中のコマンド入力によるイベント(バイオハザード4)
・場所によって変わる固定視点(バイオハザード2)→非常にプレイしづらい。
・ロッカーや箱などに隠れ、特定の敵をやり過ごす(クロックタワー)
上記のように見ると一見楽しそうに思えますが、どれも中途半端なデキで、ゲーム全体として何がメインなのか、何を売りにしているのかさっぱり分かりません。
アドベンチャーなのかアクションなのか、結局何なのか、プレイした本人も分かりませんw
一言で言うと、中途半端です。
■マップが見づらい。
マップ全体を見渡せるほど縮小表示できないため、ひたすらスクロールしまくりです。
挙句の果てに、自分の位置を見失うほどです。
なぜこんなマップにしたのか疑問に思います。
■移動手段は主に車だが、速度が遅い。
外見は何もないのに耐久力がある。ガソリンの概念がある。
単線が多いため、道を間違えると後戻りに時間がかかる。
マップの見づらさと相まって非常にイライラします。移動すること自体にイライラしてきます。
■操作が特殊。
よくあるFPS・TPSのように左スティックで移動、右スティックで視点変更であればいいのですが、左スティック上下で前進・後退、左右で向きを変える仕様です。非常にやりづらいです。
ピストルを構えるとなぜか移動できません。つまり、攻撃するには立ち止まった状態でなければいけません。
■出てくる敵の声・セリフがすべてワンパターン。
次第に敵を倒すのが苦痛になってきます・・・。
■特定の人物としか話せない。
町には様々な人が生活していますが、主要人物としか会話ができません。
しかも、会話ボタンを押したら「プルルルル」ってwファミコンみたいな効果音で吹き出しが出るのにはかなり落胆しました。
■音楽・効果音が不自然すぎる。
何でこのシーンで明るいBGMが?って疑問に思うことが多々あります。
効果音が常にシリアスな感じなのに、BGMが明るいと、かなり不自然です。
効果音(エンジン音、鳥の鳴き声等)もかなり不自然です。
COMMENT
ツッコミどころ満載のゲームです。
ストーリーはなかなか惹かれるので、先を見たさにやってしまう自分がいます・・・。
もっと作り込んでほしいゲームです。
快適に操作できるようになれば、だいぶ違うと思うのですが・・・。
もし興味のある方は中古2,000円ぐらいで買った方がいいかと思います。
新品で8,190円は高すぎます。
正直、PS3でこんなクオリティのゲームがあるとは思いませんでしたw
まだクリアしていませんが、早く結末が知りたいです。
意外とスルメゲーかもです。
32型HDTV、5.1ch環境
Amazonレビュー
レビュー日: 2010-04-27
PS2かと見紛うオープニングシーン。
これには若干の不安を抱かされましたが、ドラマパートは予想以上に良く出来ていて面白い内容でした。
登場人物の現在位置が地図に表示されるのですが、各キャラクターの普段の生活や意外な行動パターンが判り、推理をする意欲が掻き立てられます。
マップ内の移動は自分で車を運転する事になるので、目標地点までの移動に時間がかかりますが、サイドミッションをクリアして無線機などのアイテムを手に入れると、快適に移動出来るようになります。
グラフィックに難がありますが、ドラマパートのゲーム内容自体は努力が報われる良い出来です。
一方、バトルパートは腑に落ちない点が多く釈然としません。
数種類の敵が繰り返し出てくるだけで爽快感も無く、ストレスだけが溜まる作りでした。
シューティングタイプのホラーゲームは多いですが、ドラマ仕立てのホラーゲームは少なくなってしまいました。
そういう意味でも、このゲームの「ドラマパート」はプレイする価値があったように思います。
GOOD!
田舎町で起きた猟奇殺人事件を解決すべく派遣されたFBI捜査官を捜査し、事件を、そして街に潜む闇を暴くホラーアクションアドベンチャーゲーム。
まず特筆すべきは「バイオハザードのようなホラーアクション」と「推理作品」という個人的にはありそうでなかった取り合わせ。最もプレイヤーが推理するわけではありませんが、少しずつ暴かれていく真実と結末は予想できないこと必至。次々と発覚する新事実に「次はどうなるんだ!?」と進めまくって止め時が分からなくなってしまうことも。
プレー再開時とチャプター開始時には「前回までのあらすじ」があったり、細かくシーンが分かれているなど、ゲームというよりは「遊ぶドラマ」といった趣き。実際「ツインピークス」という作品へのオマージュが強いなど、ドラマ感が強くなっています。
登場するキャラクターも、映画好きだけれど食事中に猟奇殺人の話をする主人公・ヨーク。美人で明るくて気が強いが料理が壊滅的に下手なヒロイン・エミリーなどキャラ設定もわかりやすく、登場する街の住人にもバックボーンがしっかりと作られているなど、キャラ1人1人に対する愛があります。
ストーリーの途中で受けるサブストーリーも多種多様にわたり、内容だけでなくそこからさらにキャラの背景がわかるなど作り込んでいることがうかがえます。
オープンワールド方式なので自由度はある程度可能。
また、ゲーム中は時間が流れますが、「店の開店中は店内・閉店中は家」という機械的な出入りではなく、毎日一定の時間にはここにいたり、この時間帯はこういうことをしているみたいな「生きてるNPC」というのが感じられました。
捜査も大事ですが、時にはダーツや釣りなどで一休みもできます。
BGMもなかなかいい曲が揃っており、こうやってレビューを書いていると自然と頭の中で思い出されます。
BAD/REQUEST
多くのレビュー、そして発売前の「10点満点で2点」事件のように、悪い所は残念ながら悪いという感じです。
グラフィックですが、最初見たときに「PS2の初期かよ!」と感じたぐらいのグラフィック。特に木々の葉っぱとかがCG丸だし。このゲームの前後に龍が如くHDリマスターをやっていたのですが、あちら(リマスターとはいえPS2の時のゲーム)と比べても技術力が無いなぁ…と感じてしまいました。
サウンドもBGMはいいのですが、効果音等が使い古されている物なのでなんか目新しさというか「作品独自の色」が無いなぁと。
また、終盤怒涛の展開の時にはBGMも多く使われているのですが、序盤から中盤にかけての会話シーンでは使用されるBGMが状況・雰囲気別で4つぐらいしかなく、それらも事件について深刻な話をしている際にポップな音楽など「今このシーンでかける音楽じゃないだろ…」ということも多々。
肝心の「ホラーアクションパート」もなんだかなぁ…という感じ。敵の種類も少ないのでステージが変わっても変わり映えがあまりしないというのが感想。
快適性に関してはフィールドが広大過ぎるので車移動必須、しかもパトカーの速度が遅いので初期ではイライラすることも。
また、ポーズ画面のメニューが独特過ぎて最初感じたのが「セガサターンかな?」と思ったぐらい。これでも通常版よりは改善はされていますが。
また、木の表示が追い付かないことや、どういう道のモデリングをしたのかはわかりませんが車が勝手に方向転換してしまう道も。
収集要素としてキャラクターやアイテムが描かれたトレーディングカードを集めるのですが、効率よく収集していくと一部カードに今後の展開のネタバレ記述があるのでそれはどうなんだと。どうせなら人物データベースも兼ねてストーリー展開に合わせて記述を変えるべきでは。
COMMENT
プレイステーションプラスにてコンプリートエディションを入手。
長々と良い点・悪い点を書き連ねましたが、ギネスにも載った通り「最も評価が割れたゲーム」というのは理解できます。
正直プレー当初は悪い点しか見えず「これはダメだなぁ…」と思いながらプレーし続けました。
ですが、ストーリーが進むにつれ先の読めない展開に「早く次の話が見たい!」と思い初め、久しぶりに寝る間も惜しんでプレーするようになり、最後エンディングの手前では「クリアしたくない。クリアすると終わっちゃうもんなぁ…」という感情を抱きました。
悪い点として挙げたサウンド・グラフィック・戦闘面もゲームが進むにつれ「そんなことなんてどうでもいい」と思わせてくれるぐらい、骨太なストーリーとボリュームで押し切ったゲームだと思います。
どうしても観点別評価となるmk2ではこの点数にならざるを得ないのですが、もし普通に点数を付けるなら90点、95点ぐらいは付けると思います。
このゲームを評価する際は、本当に最後までプレーしてから決めてもらいたいです。序盤で止めるのは非常にもったいない。
そして、今回PS3で配信されたコンプリートエディション。クリア後に動画サイトで通常版プレー動画を見たのですが、その内容の差異に気が付いたとき、「是非とも通常版クリア者にも再度挑戦してほしい。」と思いました。