【PS3】The Elder Scrolls IV: オブリビオン Game of the Year Edition レビュー
発売元 | ゼニマックス・アジア (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2010-04-22 |
価格 | 5040円(税込) |
レーティング | 【D】17才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon(廉価版) / 改訂版の設置基準について |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:RPG ■ プレイ人数:1人 【廉価版】 ■ 発売日:2012/04/26 ■ 価格:2,940円 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 4pt | 5pt | 4pt | 2pt | 2pt |
78pt
GOOD!
○圧倒的な自由度
これが一番大きい。本当に何をするのも自由です。盗みを働く?それともやっぱりメインストーリーに沿ってやってみる?虐殺プレイ? すべてはあなたの思いのままです。
ただし一部重要キャラクターは不死属性となっていて、気絶状態までにしかなりません。あしからず。
○自然の壮大さ
朝日が出るところは感動もの。夜になって空を見上げて見れば無限の宇宙が。
そしてマップのほぼどこからでも、小高い場所に登れば見える帝都。「あ、もうこんなに歩いてきたのか・・・」と思わせてくれます。
○様々なハプニング
洋ゲーにつきもののバグも、このゲームでは笑いのタネに。例えばAIの思考が「シカ」を狩ることだけを考えている帝都兵がいるんのですが、二人一組ほどで活動するので矢の誤爆によりしょっちゅう殺しあってます。
位置情報がおかしくなっていて、毎日遠く離れた街を往復する人もいます。
○BGM
ゲーム開始画面の音楽に聴き入ってしまう人もたくさんいるでしょう。
種類自体は多くありませんが、どれもとても凝っていて臨場感のある曲ばかりです。
○情報量の多さ、過去作とのつながり
このゲームはTESシリーズ4作目です。
4作目ということは、過去の歴史があるわけです。
それは1作ごとにリセットではなく、すべて引き継ぎです。
例えば、今作は皇帝が殺される、というのが物語の始まりなのですが、実はその皇帝、過去に色々やらかしてたりします。
他にも本が完全に和訳されていて、どれも面白く、その物語の歴史を感じさせてくれます。
クエストで会う人、敵達も、ほぼすべてに様々な物語が存在します。
その一部を知っているだけでも、3倍も4倍もオブリビオンが楽しめるでしょう。
これらすべてが、私のプレイ時間が100時間以上(未クリア)となっている理由であり、熱中度が5の理由です。何百時間やっても飽きません。同じことをやっても毎回違う事が起きます。このゲームに一般のゲームでいう「クリア」というものは無いものと思っています。
BAD/REQUEST
○自由度
GOODに一番最初に書きましたが、これは逆にとればやるべきことが何も無いということ。
日本だけでなく、世界のゲームのRPというものは、使命があるべきものです。
しかしTESにはこれがない。
何でもやっていいということは、やらなくてもいいということなのです。
これは緊迫感等を求めている人にはマイナス面でしょう。
○フリーズ/カクつき
これはやった人はどなたでも言うと思います。
フリーズはFalloutなど、後続のベセスダ作品に比べれば少ないですが、カクつきは非常に多いです。
GOTY版では「エリア情報のロード中...」(出ている間はゲーム世界が止まる)が頻繁に起こるようになっています。
これが快適さ点が2ptの理由です。これは人によっては非常にイラつきますし、何よりGOOD点の自然も、カクつきながら見るのでは感動が台無しです。
○バグの多さ
GOODでは笑いのタネに、と書きましたが、これは軽度の不具合程度のものの場合のみです。
深刻なバグが数個あり、一部のクエストが進行不能になるなどのものがあります。
どうしても進行不能になったクエストがやりたい場合はキャラを作り直すしかないのですが、時間に余裕が無い方には作り直すのがかなり苦痛だと思います。
それとPS3版GOTYには攻撃音がならないバグがあり、ネット環境が無い方は修正パッチが当てられない可能性があります。(しかしPCをつなげている時点でその可能性は薄いか?)
○AI
これは主に戦闘時です。普段は笑いをとってくれるお馬鹿なNPCたちですが、一転して戦闘になるとマイナス面が目立つようになります。
二人以上コンパニオンを連れている時なんかはお互いに誤爆することが結構あります。
プレイヤーと違って説得(ガード+話しかけるボタン)による和解ができないので、死ぬまで殺し合いをされるのは結構困ります。大抵のキャラはリスポーンするので3日待てばよいのですが。
これもゲームの仕様だと思うならそこまで、しかし気になる方は恐らく気になるという部分です。
○ネタバレの重大さ
これはとても大きいです。
こういうゲームの仕様上、先にwikiのクエスト攻略項目などを読むのはオススメできません。
クエストの面白みが「すべて」消えてしまいます。
ファーストプレイ時は、「なにこいつ意味わかんねwwww」で構いません、説明書のみ読んでプレイしましょう。
COMMENT
HDTV使用、ヘッドフォン使用
様々なレビューがあるゲームですが、洋ゲーを買うにあたっては「バグ」「不具合」はある程度まで許容する心持ちが最低限必要です。
このゲームは一日に何時間もずっとやるゲームではなく、
「今日は○○へ行こうか」なんかの気楽な気持ちでやるゲームだと思います。
基本的に空き時間にやるゲームだと思ってもらって構わないです。
このゲームが気に入った方は、Fallout3,Fallout:NVもオススメします。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 4pt | 4pt | 5pt | 4pt | 0pt | 2pt |
73pt
GOOD!
私はオブリビオンよりも前にフォールアウト3をやっていたのですが、世界観の違いに圧倒されました。
世界全体が廃れていたフォールアウトですが(それがいい?)、オブリビオンは本当に美しい。
特にGOTY版で追加された新たなマップ、シヴァリングアイルズは鳥肌モノです!
そして1000人を超えるNPCがそれぞれの思考で生活しているといった点も、このゲームの素晴らしい所ですね。
他にも本や食料など凄まじい種類があり、それが世界各地に散りばめられています。
サブも含めてストーリーにも力が入っており、クエストの終盤では燃える展開間違いなし!
装備の種類もNPCの顔も性格も多種多様で、やりこみ要素も半端では無い。
世界をまるまる一つ作ってしまう製作者には凄いとしか言い様がないです。
BAD/REQUEST
・本を読んでいる時に時間が止まる。
皆さんは本をどんな時に読むでしょうか?
勉強?娯楽?まぁ色々あるでしょう。
私の場合は暇つぶしです。
このゲームには待機するといった方法があり、わざわざリアルタイムで待つ必要はないのですが
最低でも一時間(ゲーム内時間)は待機しないといけません。
そのためあとちょっと、暇つぶしがしたいと言った場面が非常に多かったです。
正直私はあの長い文を時間を止めてまで読みたいとは思えませんでした…
内容はどれも濃く、いいものではあるのですが
「読むくらいなら冒険するわッ!」といった結論にいたってしまい結局あまり読んでいません…
どうでもいい事といえばそうなのですが、
あんなに種類があるのに勿体無いなと思ってしまいました。
・フリーズ地獄
酷い。もうとにかくもう酷い。
フォールアウト3がダル=マ(かわいく)に見えるほど本当に頻繁にフリーズする。
フリーズの他、バグが半端なものではない。少し前にあった音バグはパッチが配信されたが
他のバグは放置状態である。
もう攻略サイトの注意書きを見ながらやらないと、色々怖くてプレイ出来ません。
もうちょっとなんとかならなかったのだろうか…
COMMENT
色々と文句ばかり言ってしまいましたが…
フリーズに目を瞑れば本当にいい作品です。
あ、ブサイクが多いとよく言われますが、そんなことはないですよ!
美人さんだってちゃんといます!さっ…3人くらい!
1000分の3って…w
とにかく私はこれまでやってきたゲームの中で一番楽しめました。
というか楽しんでますw
フリーズが本当にイライラする、戦闘が楽しくないとダメ、ブサイクばっかりは無理。
といった方には向いていないかもしれませんね…。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 2pt | 4pt | 4pt | 3pt | 1pt |
73pt
GOOD!
街に息遣いが感じられるような生活臭がしてよかったです
クエストが多くていいですね
簡単な人助けや退治、救出、捜索や
とある村に不信の種をまいて争いを起こして殺し合いをさせる等ダーティな物まで色々と
ギルド関連の連続クエストは大抵面白かったです
まあそこら辺の野草を集めまくるだけでもなんとなく面白くて気付けば随分長い間遊んでいました
戦闘の難易度は任意に変更出来るので散策を楽しめるかどうかだと思われます
BAD/REQUEST
エリアチェンジとかセーブ時にフリーズが多くて困りましたね
電源を何度落としたか分からないです泣けましたね
スタートしてまだ行った事も無い場所にいきなりワープ出来るのは便利すぎて微妙でしたね
ある家に入って盗みをしているところを目撃されると誰も通報しにいってないのに
警備兵が飛んでくるのですが早すぎやしませんかね
序盤は資金面がカツカツなのですがレベルが上がるとそこら辺の野盗もピカピカの鎧を着だしたりでそれ等を
売るだけで金に困らないのですが…ちょっとそこら辺がバランス崩壊でしたかね
人を殺しても金さえあれば解決できるので金が溢れていると緊張感が失せます
COMMENT
完全版が出るという事で待っての購入でしたけど
追加分のガクブル島は極彩色の狂気の国というかなり
独特な毛色の違うケバイ感じのエリアだったので
そのノリに馴染めなかった私は通常版で十分だったなという感じでした
Amazonレビュー
レビュー日: 2010-04-23
DLC販売の中止
セーブデータの引き継ぎ不可
PS3版トロフィー機能なし
など上記の不満を抱えながらようやく待ちに待った発売だったのに
俺と同じように通常版を売りセーブデータも引き継げないなら消去!
って感じで完全版を待ってた方も多いのでは?
なのにいきなり
SE(攻撃音)バグ
クエストが途中で進行しなくなるバグ
商品購入時のボタン表記のバグ
度重なるロード中の表示やカクカクした動作
完全にヤル気が失せました。
気にならないって方もいるみたいだけど
通常版からの乗り換えユーザーにとっては許せる事じゃないよ!
フォールアウトの時もそうだけどこの会社の体質どうにかならないかね?
ローカライズしたゲームほとんどバグ有なんて信じられない!!
追記
SE対策のアップデートがされましたが
その他のバグについてはなんら変わりはないみたいです。
GOOD!
オリジナリティ:5
非常に多くのポイントがあるが、あえて挙げるなら、住人の設定が良くできていて、本当に生活しているかのように振る舞る事。また、それらのほぼ全てと会話ができ、好感度を上げたりスリをして怒らせたりできるのも素晴らしい。
それから、キャラクターのレベルが、敵を倒した経験値ではなく、スキルを使った経験値で上がっていくのも斬新だった。
そして、特筆すべきは、魔法を自作する際の自由度の高さである。
6系統の魔法(各系統平均14種)を、威力・範囲・時間等の数値を設定しつつ、魔力の許す限り組み合わせて作ることが出来る。ただし召喚出来るモンスターは1体まで、しかし幻惑で多くのモンスターを見方にすることは出来る。複数の攻撃魔法を最大威力で放ったり、麻痺と少量ダメージを長時間与えたり、商才と魅力を上げ商品を買いたたいたり、透明になって運を上げてスリをしたりと妄想が止まらない。
ただし、自由に魔法を作れるようになるには、ある程度ゲームを進める必要がある。
グラフィクス:4
多少古いPCのゲームなので、あまり期待されては困るが、大変綺麗な風景が多く、特に山道や水辺からの夕日や朝日、高い山から見下ろす森や街、灯台から見下ろす港町等々、お気に入りの風景が見つかるはずだ。
サウンド:4
オーケストラで、しっかりと作られた曲が20弱使われていて、どれも雰囲気に合っている。
熱中度、満足感:5
これは、いかにロールプレイを楽しめるかに左右されるのだが、剣と魔法のファンタジーな世界でキャラを想像(創造)できる人なら、かなり熱中できると思う。全てのスキルやパラメータを極めることも出来るが、弓と練金による毒薬のみで戦ったり、夜しかまともに移動できない吸血鬼(病気の一種であり、どの種族でもなれる)になって各地に巣くう吸血鬼を狩ってみたり、自分は一切戦わず敵を幻惑し同士討ちさせたり、強力な魔力と引き替えに敵の一撃で落ちる魔導師を作ってみたり、ひたすらトレジャーハントしてアイテムを集めたり、家を買って色々なオブジェクトを飾ったりと、色々な楽しみ方が出来る。
あと、オリジナリティでも書いたが、魔法の自作では、一時的に自分の魔力を上げることも出来るのでチャージして大呪文とか、特別な組み合わせでおかしな強さになる呪文とか、モンスターの敵対心を永続的に無くす呪文などなど、かなり熱中する。そして呪文の名前を考えるのも楽しみの一つである。
また、メインストーリーも終盤の盛り上がりは一見の価値有りで、各ギルドクエストもそこそこのボリュームがある、さらにこのGOTYエディションには、ストーリー分岐のある大きなクエストと専用の異世界が追加されていて、メイン世界とは違った雰囲気も楽しめる。
そして、もう一つこのゲームには大量の(300冊位)本が登場し、ストーリーを補完したり、世界観をより深く理解したり、オブジェクトとして飾ったり、することが出来る。中には中編小説もあり、本を集めて読むだけでも、かなりの時間楽しめるだろう。
快適さ:4
ファストトラベル(FT)といって、マップから一度いったダンジョンや集落に1ロード(体感3秒〜8秒)で移動できる。この際、ゲーム内部の時間は計算されているので、馬に乗ってFTすると早く着いたりする。
また、その場で好きなだけ待機出来るので、クエストで指定された日時まですぐに飛ばすことが出来る。
マップには、アクティブクエストの目的地の他に、任意の場所に一つだけ印をつけることが出来るため、それほど迷わない。
クエストログがあるのでクエストを放置しても、思い出しながら続けることが出来る。
あとは、TPSとFPSを切り替えられるので、私は普段はFPSで敵に囲まれたらTPSに切り替えて応戦したりしている。
難易度:2 普通
いつでも、一時停止とセーブが行え、難易度も100段階で変えることが出来るので、自分のロールプレイに合わせて設定できる。
慣れるまでは、最低難易度で遊び、その後は徐々に上げていくのが良いだろう。
最高難易度ともなると、ステータスMAXの高レベルキャラでも苦戦する。
BAD/REQUEST
グラフィクス:-1
ダンジョンの数はかなり多いが、見た目が単調で、飽きる場合もある。
水に潜ることが出来るが、暗くてよく見えず、綺麗ではない。せっかく潜れるのだから、もう少し透明度を上げて欲しかった。
サウンド:-1
自分のスキルレベルに応じて、住人が声を掛けてくれるのだが、スキルレベルが上がるほどパターンが減っていく。
初心者の取っつきにくさ:快適さ-0.1
説明書をある程度読んでいても、システムを理解するために数時間を要する。
初プレイでは、練習と割り切って色々試してみると良い。
ロードの長さ:快適さ-0.1
たまに、10秒近いロードが起こることがある。
フリーズの多さ:快適さ-0.5
特に、自己強化で速度を極端に上げた場合に起こる。
また、普通にプレイしていても、フリーズすることがある。
こまめに、セーブすることで、対処するしかない。
ただし、オートセーブがあるので、自分は1時間以上のデータが失われたことはない。
幾つかのバグ:快適さ-0.3
クエストのフラグ管理が膨大なようで、クエストが進行不能になる致命的なバグも起こりえる。
ネットで、ネタバレしない程度に調べるなどして、回避するのが望ましい。
私の場合は、100時間程度何も見ずに遊んだが、気になるバグには遭遇しなかった。
難易度:
日本人好みの顔を作るのは、難易度が高いと言える。これは、美男美女にこだわらずに、オークやネコ、トカゲなどを選べば気にならないだろう。
COMMENT
プレイ時間
オブリビオンはPC、箱○、PS3と累計で2000時間以上遊ばせて貰った、このGOTYエディションに関しては200時間程度である。
2006年の3月に発売されて以来、ゲームは殆どこれしか遊んでいなかったほどである。
プレイ環境
19インチのPCモニタと32インチのTVで遊んだが、文字も見やすく快適だった。
安物(15k程度)の5.1chサラウンドスピーカー、これもあれば、後ろから迫ってくる敵に気がついたり、人が多いところでは誰がしゃべっているのか分かりやすかったりと、恩恵は大きいだろう。
総合評価
確かに、人を選ぶゲームではあるが、剣と魔法のファンタジー世界が好き、キャラクターの設定を思いつく、広大なフィールドを探検したい、一本道のRPGに飽きた、などの人々に是非オススメしたい。