【PS3】WHITE ALBUM(ホワイトアルバム) 綴られる冬の想い出 レビュー
発売元 | アクアプラス (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2010-06-24 |
価格 | 6800円(税込) |
レーティング | 【D】17才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon(廉価版) |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:AVG ■ プレイ人数:1人 ■ 限定版:9,240円 【廉価版】 ■ 発売日:2011/12/08 ■ 価格:3,990円 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 5pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt | 3pt |
76pt
GOOD!
・グラフィック
次世代機によるハイクオリティな画質のうえに、モーションポートレートにより動くキャラクターたち。
特に違和感もなく滑らかに動いてくれたのでとても気に入りました。このレベルならもっと普及してほしいですね。
・歌、BGM
音楽を題材にしてる内容だけあって、作中で水樹奈々や平野綾が歌う曲はかなり良かったと思います。10年ぐらい前の原作からある曲なんですが、古臭く感じさせませんでした。
BGMもこれまた題材である冬を意識した曲調で、落ち着いた心地の良い曲ばかりでした。
・設定
これにつきます。
もうこれは趣味の話になってしまいますが、季節が冬で、時代は80年代で、ヒロインはアイドル・・・
個人的にはこういうのが大好きなんでとても惹かれました。
うまく言葉で表せませんが、わかってくれる人がいたら嬉しいです。
BAD/REQUEST
・イベント選択
終盤の個別話に入るまで、重要イベントを見るために日々を適当に過ごすって感じです。
理奈とか弥生あたりを攻略したけりゃ学校なんて一日も行かなくていいし、マナを攻略したいなら家庭教師のみをやり続ければいいという。
分かりやすく言えば、目当てのキャラに付きっきりになればクリアできるって事です。
僕なんか手っ取り早くて気にならないですが、この手のジャンルにもゲーム性を求める人も多いと思います。そういう人はすごく気になるでしょうね。
もう一つはアルバムが埋まりずらい。
付きっきり状態になっても出てこないイベントはどうやったら出るのか謎です。
攻略本が欲しいです。
・フリーズ
所々でフリーズ報告を見かけます。
僕も二回ほどフリーズしました。発売延期までしたのにこれは残念です。
COMMENT
上にも書いた通り、この設定に惹かれるなら良ゲーとなるでしょう。非常に雰囲気がいいゲームです。
浮気も題材になっているので多少重い話も出てきますが「鬱ゲー」って程ではないです。
アニメは見てましたが、原作はやった事ありません。原作経験済みか否かでも評価は変わってくると思います。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 5pt | 4pt | 2pt | 3pt | 2pt | 4pt |
57pt
GOOD!
・浮気というシナリオ進行
彼女持ちでゲームがスタートするため、
由綺以外のヒロインを攻略するには、
必然的に浮気をすることになります。これは新しい。
(というか原作はこの手の設定の先駆けでもあります)
デフォルト彼女の由綺がテンプレな程いい娘なので、
他ヒロイン攻略の際の罪悪感が半端無いです。
これがホワイトアルバムの真骨頂。
背徳感と罪悪感の狭間での擬似恋愛は一見の価値あり。
・モーションポートレート
立ち絵がヌルヌルとアニメで動きます。
もうADVゲーの立ち絵全部これでいいじゃん、
そう思えるほどいい出来です。ブリリアント。
・一枚絵のクオリティー
流石Leaf。美しい萌える素晴らしい。
ただし枚数には不満が残ります。
会話パートをパラメータアップの機会と割り切るなら、
1イベントにつき1枚くらいのCGが欲しかった。
・雰囲気を尊重した楽曲達
OPボーカル曲「雪の魔法」が物語っているように、
「冬の切ない恋愛」というテーマに見事にユニゾンした
BGM、ボーカル曲が揃っています。
ただ奈々様の起用および歌唱シーンは、
あえて一石を投じたいかと思います(後述)。
BAD/REQUEST
・会話パートとパラメータシステムについて
会話の内容に関しては、語るまでもないです。
ToHeart2の就寝前の独り語りを思い出しました。
つまらん、お前(ら)の話はつまらん!
中にはデートやイベントに派生する会話もありますが、
「会話パート」に限って見れば、やはりつまらない。
またパラメータシステムですが、
ヒロインを攻略するだけなら、全く気にする必要がありません。
そして前述のようにパラメータで開放される会話はつまらない。
とどのつまり、このシステムは完全に要らない子です。
会話・イベントをぶち抜く高速スキップが実装されているので、
それだけなら大したストレスにはならないはずが……(後述)
・個別ルートの出来について
ルートごとの出来不出来は、差を感じるほどでは無かった。
むしろ弥生ルートの官能的な展開や理奈ルートのラストなど、
インパクトがあって良かったと思う。
問題はゲームの仕様上、個別の進行が会話パートで途切れる点。
折角展開が盛り上がってきたのに、会話パートで間延びするので、
イマイチ熱中できません。
ある意味、本来の恋愛に近い停滞した空気感がリアルですが、
恋愛ゲームであえてそれを再現する必要は皆無だと思います。
・水樹奈々の声優起用について
これについては賛否両論あるかと思いますが、
個人的にはNOでした。特に歌唱シーン。
奈々様のパワフルボイスに違和感が拭えず、
理奈が好きになれなかった。たぶん一番シナリオ映えする娘なのに。
平野綾と水樹奈々という2枚看板をメインヒロインに据え、
ライト層、新規ユーザーを取り込もうとした
販売戦略が私には裏目に出てしまったようです。
・トロフィーコレクターの皆さんへ
奇 蹟 の カ ー ニ バ ル 開 幕 だ !
各キャラごとに会話コンプというトロフィーがあり、
これが超のつく鬼門となっています。
というのも、前述の通りつまらない会話を
延々と集めるだけでも苦痛なのに、
各会話にはパラメータという制限に加え、
ADVゲー史上屈指の複雑なフラグ管理が必要になるからです。
筆舌に尽くし難い作業感が貴方を待っていますよ。
COMMENT
全ルート踏破後、トロコン作業込みで約60時間程かかりました。
会話回収で40時間程使っています。
素直に攻略サイトを見ておけばよかったと思います、ホント……
評判のいいWhite Album2がプレイしたくなり、
「やるなら前作から」と始めましたが、
ここまでプラチナゲットが難産になるとは思っていませんでした。
ゲーム自体は普通に面白く、新鮮な気持ちでプレイできました。
これで思い残すことなく2に進めます。
現在アクアプライスと銘打った廉価版が安価で購入できるので、
濃い目の恋愛ゲームに食傷気味の方は、プレイしてみてはいかがでしょうか。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 5pt | 5pt | 4pt | 4pt | 4pt | 2pt |
81pt
GOOD!
□まず最初にグラフィックですがわざわざこの欄で書くまでも無いかというくらいに見ればすぐ分かるとは思いますが画質もかなりクオリティが高いのですが更にモーションポートレートの出来が秀逸です、特に表情や仕草の作りが大変素晴らしく単純な一枚絵にとどまらないキャラがより活かすための手段としても大きく機能しています。
□お話的には若干重たい題材を扱っているのですがテンポがかなり速いので話の流れや舞台ほど重苦しさを感じさせず快適感がまた良いですね、1回のクリア時間も短めでしてダラダラとしたところも皆無ですし遊びやすさもありながら攻略するにも分かりやすいキャラも多くフラグも無駄に難解にしないあたり狙いがしっかりと絞られた目的意識が明確に見えた作りになってます。
□豪華声優陣を揃え曲やBGMといったところも中々の品揃えでしてごく一部以外は聴きごたえがありましたね、各歌い手さんのレベルも高く遊ぶ上での高揚感や雰囲気作りにも大きく貢献している部分であると思いました、1作品でなかなかここまでの顔触れが揃えるというのも予算やスケジュールの都合上を考えても簡単では無いとは思うのですがかなり頑張った点と見えました
BAD/REQUEST
■時代考証にややズレというか違和感がある点が残念でした、移植元となるPC版は残念ながら未プレイなので正直比較は出来ませんが元々がこういうシナリオや舞台構成となっていたのかな?
と懐疑的に思う部分がいくつかあったのは気になりました。
■ヒロイン個人に関しては話が結構掘りさげられて書かれているとは思うのですがどうにもその脇が薄いせいかボリュームというか深みが若干足りないかなと感じます、GOODでも書きましたが展開自体がかなりサクサク進むのでこの辺をどう感じるかによって作品に関しての満足感においての上下変動はかなり出てくるのでは無いでしょうか?。
■フラグの分かりやすいキャラは極端に簡単なのに難しいキャラは何でここで分岐?という点がちょっとある点は残念でした、その中間レベルの難易度のキャラをもっと用意するとかもっと煮詰めるとか方法論的にもう一手間かけて欲しい部分ではありました。
COMMENT
正直かなり昔のゲームのリメイクという事もあってかいろいろとチープ感がそこはかとなく漂ってきますが作りそのものは総じて頑張ったといえる出来では無いかなと思います、粗も正直見え隠れしますし続編が出るようなら要望したい箇所もレビューで書いた事以外にもありますがキャラの魅力や世界観に浸れてしっかりと感情移入も出来たせいか個人的には楽しめました、トトリのアトリエ等の他のソフトとの発売日とも重なってるので再プレイはかなり後にはなるでしょうが時間を空けてから今回の駆け足プレイとは逆にじっくりと遊びたくなる一本でした。
使用TV:SONY製BRAVIA40型X5000
Amazonレビュー
レビュー日: 2016-08-01
ただ他のヒロイン達も物凄く魅力的なのです、主人公と主人公の彼女2人とも知り合い、友達な上での心の葛藤、切ないです。
映像も綺麗で素晴らしいですが音楽がまたいいです。完全に泣かせにきてます(^ ^)。
最後は三角関係のドロドロな場面もでてきますので、覚悟してやってもらいたいです。主人公の彼女役の声優さん(平野綾さん)が素晴らしいです。あんないい子を泣かせるのは心が痛みます。
やる人を選ぶとは思いますが他の恋愛ゲームなんかよりよっぽど考えさせられ魅了されたので高評価にしました。ただ気をつけてもらいたいのは進めるキャラによってはフリーズします、細かいセーブをオススメします。スキップ機能、名シーンを観れるとか機能は充実しているのでそこは安心してオススメします。
GOOD!
・何といっても特筆すべきはモーションポートレイト技術で、自然過ぎる程登場
キャラクター達が画面に溶け込んでいます。ただ静止してるだけの立ち絵CGで
なく、かといって態とらしい大仰な動きでもなく、非常に細やかな部分まで気
を使って動きを付けられているのが好印象でした。しかも、手間が掛かるのに
かなりの数のパターンに施されているのは感嘆します。
・個性的なヒロイン達と芸能界と学園生活を股にかけて繰り広げる冬の恋愛劇が
情緒的で良い。
・新規キャラは予想の斜め下を行くも楽しめました。
・サクサク進む簡潔なシステム。ADVゲームとして必要十分な機能はサポートして
ある。
・描き込まれた背景が美麗でストーリーを盛り上げるのに一役かっている。
BAD/REQUEST
・パッチ修正前だと特定のルートでフリーズが酷く快適なプレイを阻害されまくり
でした。つい先日修正されましたが、自分は修正前に殆どクリアしてしまった為
評価が低くなっています。
・またこれも修正前ですがテキストに不自然な部分がありました。
・手堅いというか今となっては古臭いシステムで、偶に選択肢があるものの基本的
に読み進めるだけなので単調になりがち。
・元のPC版からですが主人公が優柔不断過ぎて感情移入し辛い。
・攻略本無しにはトロフィーコンプリートは結構厳しい(修正前なら尚更)
COMMENT
今ならパッチ適用後のプレイが前提でしょう(要オンライン環境)
ただ、発売から3ヶ月も待たされたのは残念という他ありません。
元のゲームが10年前で基本的な部分はそのままに現在の技術で作り直したらこうなる
というのを楽しめるなら手を出してみるのも良いかもしれません。モーションポート
レイトは、その最大の成果だと思います。
TVアニメから入った人は、ノリというかテイストの違いを比べてみるのも面白いかも。