【PS3】Braid レビュー
発売元 | イグニッションエンターテイメントリミテッド (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2010-09-09 |
価格 | 800円(税込) |
レーティング | 【A】全年齢対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | ニュース |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ オンライン配信専用 ■ ジャンル:パズルアクション ■ プレイ人数:1人 |
- 総合ポイント
- 67
- (難易度)
- 3.40
- レビュー数
- 10
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 3pt | 4pt | 4pt | 5pt | 3pt |
80pt
GOOD!
時間巻き戻しを使ったシステムが秀逸。
いつでも無制限に巻き戻しが行える為、ゲームオーバーの概念がなく、トライ&エラーの繰り返しでも苦にならない。
ここはこうやるんじゃないか?実はこうなんじゃないか?と、試行錯誤を繰り返すのに全くストレスが溜まらないのは、この手のゲームにとって大変素晴らしい。
操作性は非常に良好。十字キー(アナログスティック)での左右の移動とジャンプ、そして時間巻き戻しという、たった3つの要素を操作するだけなので非常にシンプルです。
ステージ構成としては、ほぼ同じ解法の繰り返しではなく、毎ステージごとに新しい解き方を考える必要があるのが面白い。
また、ワールドごとに「主人公が右に動くと時間が流れ、左に動くと巻き戻る」「巻き戻した後に、幻影が現れ、巻き戻し前の行動を再現する」等の独自ルールが存在し、ゲーム進行によるマンネリ感はなく、最後まで純粋に楽しめる。
BAD/REQUEST
前述のように、ワールド毎に異なった特殊なシステムが加わるが、それに関する説明がない等、全体的に説明不足。(一応、各ワールド共に最初のステージがシステムを理解する為の役割を果たしてはいる。)
例えば、巻き戻し以外にも、実は巻き戻した動きを早回しで再生できる(とても重要なテクニック)が、説明が一切ないのは不条理かと。説明を極力省く事で雰囲気を保っているのかもしれませんが、操作説明の画面にくらい載せて欲しいと感じました。
全体的に無駄のないスリムなデザインなので、不満点は他に思い当たりません。
強いて挙げるなら、1ステージが短いので人によってはボリューム不足に感じるでしょう。
COMMENT
クリアーするだけなら方向キーを右に押してるだけで終わる。
このゲームが「楽しくなる」のは、ステージ上に散らばったパズルピースを、どうやって取るのか考えた瞬間から。
そう考えると、万人にオススメできるタイトルではありませんが、極限までシンプルな操作は誰でもスムーズにプレイできるはずです。
800円という金額を考えれば遊ぶ価値は大いに有ると思います。
最後に個人的な感想なのですが、最終面は「おぉ!!そういうことなのか!!!」と驚くのですが、落ち着いて考えると「・・・結局どういうストーリーなんだ??」という、もやもやした感覚になりました。
クリア後に読めるエピローグ的な部分も含め、ストーリーの完成度はイマイチです。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 4pt | 4pt | 4pt | 5pt | 5pt | 3pt |
92pt
GOOD!
ひとまず、ゲームになんらかのこだわりを持っている人は絶対にやった方が良いゲームだと思います。
そしてこのゲームは音楽、絵、プログラムまで全て一人の人間が作っています。
一人でここまで凄い物が作れるだけでかなり凄いです。
オリジナリティー5:まず2Dでこれほど時間操作を使ってパズルを解くゲームは無いと思います。さらにワールドが進むたびに新しい要素が加わり、最後のワールドまで行くと一つのステージをクリアするのに結構悩まされます。しかしその悩みを含み、かなり面白いです!
さらにストーリーもシンプルながら、最後に時間操作というシステムに非常にうまくブレンドして衝撃の結末があります。システム、雰囲気、ストーリー、絵、音楽、全てが完璧にマッチしていると思います。
グラフィック:主人公のデザインはともかく、背景やステージデザイン、エフェクトなどがかなり丁寧に作られていて、綺麗なゲームです。敵のデザインは明らかなパロディやキモイ感じの者が多いですけど、それはそれでちょっとニヤリとしながら遊べます。
サウンド:サントラが欲しいですw
とにかく綺麗な気持ちよい曲が多いです。バイオリンで流れる曲などはずっと聴いていても飽きないです。さらにこのゲームの売りの時間操作時には音楽も巻き戻されたりと細かいけど良い演出があります。
熱中度:ゲーム事態は短いですけど、コレクション要素やタイムトライアル、さらには発見が超激ムズな「☆」を集める事も出来ます。
満足感:800円という値段でこれほど面白いゲームは満足感以上に申し訳ない感じがします。たしかに短いですけど、それを越えるほどの満足感は確実にあると思います。騙されたと思って買ってみてください。
快適性:操作は非常にシンプルです、それにゲームをあまりやらない人でも簡単に遊べるように難しい操作などの要求も非常に少ないです。私は普段ゲームをあまりしない彼女にもやらせましたけど非常に楽しんでいます。
BAD/REQUEST
正直悪い所は無いと思います。
あえて書けば宣伝もなく、アメリカで発売されたのは1年半ぐらい前であり、さらには日本での知名度はあまりにも低いと思います。
それと一度クリアすると謎が解けるのであんまり何回も遊べないです(でもこれもタイムアタックがあるので遊ぼうと思えば目指せる物はある)
恐らく初見で、4−6時間ぐらいでクリア出来るでしょう、値段には妥当な時間だと思いますけど短いと思う人もいるかもしれません。
COMMENT
私は前々からこのゲームの事を知っており、日本での発売を心待ちにしていました。
とにかく買ってみてください、後悔はしないです。
見た目や他人の感想じゃ分からない、触ってみて初めて分かる素晴らしさがあります。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 2pt | 2pt | 1pt | 1pt | 4pt |
38pt
GOOD!
グラフィックは綺麗。世界観も独特で良い作品。
熱中度・満足感で言うと、少し人を選ぶゲームだと思う。
ステージ毎の「法則」は凄くよく出来てる。頭の良い人が作ってるのかな。
BAD/REQUEST
日本語での説明がもう少し欲しいと思った。
それぞれのステージで存在する「法則」を見つけて理解していくのがこのゲームの基本なんだけど、少し難しい気がする。
「何をどうしたらここが動くか?」
結局、動画サイト見て「なるほどー」ってなる。
でもこれやっちゃうと、自分で考える手間がうっとうしく感じてしまった。
行き詰る→動画サイトへ→解答通りにプレイ。
結局、中途半端でやめちゃった。
COMMENT
購入前で見た海外評価が高かったので購入したが、中途半端で止めてしまったことを考えると
やはり「人を選ぶなー」ってのが第一。
こういうのを好む方には、アイデアそのものは斬新だし良いかも。
総評としては、グラフィック・オリジナリティは素晴らしい。ただ、人をひきつける難しさではなく、「もう意味分からないからやめよ、コレ」となりがちなゲームと感じる。ま、800円ゲームでありがちかな。
GOOD!
まずこのゲームはパズルアクションでとても難易度が高く、好みが分かれるのでそれは覚悟して買ったほうがいい。
ですがパズル好きじゃない人も買ってほしいと思える作品だった。
が、そういう作品なのにどこまで伝えていいのか?どこまで伝えられるか?わからない作品なのでそこらへんは了承してください。
・オリジナリティー
今までに例がないという点では5点を上げられる。一見ただの2Dアクションに見えなくもないが、システムは主人公が時間を戻すことができ、その原理を生かしてパズルのピースを集めるという物。「ん?普通のパズルアクションじゃん」と思った方も多いと思うが、この「時間を戻す」というシステムはゲーム自体を作り、欠かせない物になっている。
・グラフィック
アート的なデザインの絵が背景やキャラクターになっている。人によってはひどいグラだなぁと感じたり、綺麗で素敵な世界観が描かれていると感じたり意見が分かれるので中間の3
・サウンド
ほんとにいい音楽ばかりでゲームの世界観にうまくマッチしてる。ただBGMとしてではなく重要な役割を果たす時もあったりよく考えられている
・熱中度
物足りない、と感じる人もいるだろうし、自分もこの値段でこのボリュームは少ないと感じたがこれ以上のボリュームはゲーム自体の完成度を下げ、無駄な物にしかならない。意見が分かれるが、まぁ少ないので2
・満足度
これは人によってまったく違うのでなんともいえないので3
BAD/REQUEST
タイムアタックが厳しすぎる・・・。やり込みにしたかったのかやる気が出ないほどの難かしさだった。
あと、意図的なのかそのシステムに気付きもしなかったものがあった。まぁ感のいい人はあれ何?となって探し出すだろうが・・・。
COMMENT
いいところにも悪いところにもかけないのでここに書きます。
このゲームは他のゲームとちょっと(かなり?)変わったところがあり説明しにくいですが、他のサイトのレビューや感想などを見てないなら、見ないままプレイすることをお勧めします。
このゲームを理解するのはクリア後が好ましいからです。
いまいち購入意欲がわかないという人はこれだけ聞いてください。こそっとぶろぐというサイトから引用した物ですが、まず、URLの動画を見てください。
http://www.youtube.com/watch?v=cz6fR8a8cY4&feature=player_embedded
主人公ティムは時間を巻き戻す力を持っています。
その力でゲームないの謎を解きながら、ステージ内にちりばめられたストーリーの鍵となるパズルを集めていくのですが、注目するのは最初の言葉。
「もし、過去の出来事をやり直せたら」
変哲もない、このゲームのゲーム性をうたった言葉ですが、この言葉がでた後に音楽が一変します。
最初の音楽とは打って変わっての暗い雰囲気。
続いて「もし、何度でも生き返れたら」「もし、現実がいくつもあったら」「もし、時空をコントロールできたら」と、ゲーム性をうたった言葉がでてくる。
ゲーム画面と、映し出される言葉に矛盾はありませんが、なぜ音楽だけは暗いものへと変わったのか。
そして「もし、そんなことができたなら」「どうなる?」と言う言葉につながる。
PVの最後に映るのは炎に包まれた街を背景に立つティム。
これはゲームの開始画面でもあります。
と、少し要素を説明してみたところでどうでしょうか?
なにか気づかれた人はいるでしょうか。
これが答えかどうかは分かりませんが、わからない!というかたに一つ助言を。
始めの言葉「もし、過去の出来事をやり直せたら」が、
「もし、過去の”過ち”をやり直せたら」であればどうでしょうか。
そして思い返してください。
PVの最後、タイトルがでる炎に焼かれた街がゲーム開始画面であるということを。
どうでしょうか?
ぞくぞくっときた方は、ぜひプレイすることをお勧めします。
最近ゲームはストーリー、演出、グラフィックなどを映画っぽくすれば評価されるようになってきましたがこの作品はゲームにしか表現しえないものだと思います。
楽しいだけではなく心に残るゲームです。