【PS3】L.A.ノワール レビュー
発売元 | ロックスター・ゲームス (オフィシャルサイト) |
---|---|
発売日 | 2011-07-07 |
価格 | 7770円(税込) |
レーティング | 【Z】18才以上のみ対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:クライムスリラー ■ プレイ人数:1人 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 5pt | 3pt | 3pt | 3pt | 2pt | 2pt |
62pt
GOOD!
グラフィックス
顔の表情の表現が完璧といっていいレベル
その他背景等も作りこまれており、5点を与えるにふさわしい出来である
オリジナリティー
尋問システムは個性的だったと思う、上記の完璧なグラフィックと合わせて
いい効果を生んでいた。反証システムも刑事ドラマの尋問を彷彿とさせる様で楽しい
BAD/REQUEST
ストーリー
弱い、全体的に地味
脚本もあまり良いとも思えないし、演出も盛り上がらない
ミッション制にしたのもマイナス
ストーリーがブツ切りされてとっちらかった印象を受けた
オープンワールド
ロックスターのもはや代名詞だということは分かるのだが、このゲームには必要無い
むしろあの広大なマップを作る時間と労力と容量を
ストーリーの分岐とロケーションの増加に回すべきだったのではないか
ムービースキップ
出来るものと出来ないものがある、快適さに影響
COMMENT
ミステリー、サスペンス物が好きなので購入
32インチREGZAにHDMI接続
ゲームとして水準以上のクオリティは保ってるとは思うのだが
オープンワールドの要素が致命的にゲームデザインに噛み合っておらず、歯がゆい感じが拭えない
今回開発はチームボンディが作っていてロックスターはパブリッシャの立場なのだが
何故GTAのエッセンスを取りこませたのか謎である
パブリッシャになってまでも同じようなゲームしか作れないのだなという印象を受けた
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 5pt | 5pt | 2pt | 2pt | 4pt | 2pt |
64pt
GOOD!
■オリジナリティ
大まかに言えば、映画を自分で操作するゲームではあるが、時代設定上
携帯などの便利グッズや探偵モノに付きものの緻密なトリックが全く
登場しないのがとても新鮮。モノクロモードもあり、とことんノスタル
ジック。
■グラフィック
忠実に再現された・・といっても、他国の昔の姿なので想像するしか
ないが、建物1件1件がただのハリボテでないところは散歩をしてみる
とよくわかる。それでいてとてつもなく広大であり、ハンパない労力を
掛けているのがわかる。車も車種は一般車から消防車まで、その状態も
平常時から事故破損後までと、かなりディティールが細かい。
キャラの顔のモーションは売りにしてるだけあって非常にリアル。
これまでも実写の顔取りこみはあったが、リアルタイムレンダだけで
ドラマでも作れそうな感じで、このゲームだけのソースにするのは贅沢
と思うほど。
■サウンド
その時代は知らないはずなのに、耳にすんなり入り、なんとなく当時の
雰囲気が感じられてしまうBGMはすばらしい。車を乗り換えると
変わるというバリエーションの多さも良い。
■快適さ
箱庭は広大だが地点を選択してショートカットができるので快適。
ロードも早い。
BAD/REQUEST
ゲーム要素が雑。この一言に尽きる。GOODに書いたのは世界感や
見てくれの部分であり、文句なし。が、プレイヤーが介入してこその
ゲーム。そういう意味で凡ゲーの部類に入る。
■推理要素
モーションの凄さが完全に持ち腐れになる尋問のシステム。
何故あれだけのものを仕込んでおいて単なる3択で終わらそうと
するのか理解に苦しむ。役者の迫真の演技がうまい具合に隠しているが
推理ものとしては日本でDS辺りで出ているそれと対して変わらない。
■収集要素
トロフィーを狙わない人には関係ないが、それなりの根気と時間と運を
必要とする。それはいいとして、問題は完全に作業的だということ。
例えば、ランドマーク探しは名所巡りツアー的なイベントにするとか、
アイテム収集は謎解きをヒントと組み合わせるとか・・・日本人なら
やりそうだけど、ただ通り過ぎるだけ、だた拾うだけは苦痛だった。
■街で起きるイベント
本編とは関係ない犯罪イベントが起きるが、完全固定位置で発生し
内容もほぼ同じという情けない作り。その他は「何も」起きません。
収集品目的、あるいはホントに気ままにドライブする以外は、一度も
目にすることのない景色がほとんど。グラの作り手も涙目では・・
COMMENT
総評としては、ゲーム性がもっとしっかりしていれば神ゲーだったろう
残念な作品といったところ。日本じゃ到底無理な技術と資金の無駄遣い
をしている。グラの作りこみと内容の作りこみの比が噛み合ってない。
向いているのは、推理マンガのようなトンデモトリックを使わない
2時間ドラマくらいのやや地味で堅実な謎解きが好きな人。
逆にGTAみたく暴れたいゲーマーには向かない。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
1pt | 5pt | 3pt | 3pt | 3pt | 3pt | 2pt |
59pt
GOOD!
ロックスターが初めて、警察の視点で難事件を解決するゲームと言うことで、推理物が好きなので、購入。
グラフィック:登場人物達の、表情豊かなモーションが物凄い。
尋問して、こいつ嘘をついてるなと思わせる表情の変化が完璧に再現されている。
各地においてある新聞をみて、新聞のかかれた出来事を見られたり、車の移動中に無線でサブシナリオに挑戦したりとかなり楽しい。
インストールに掛かる容量も少ないが読み込みが結構早いのがよかった。
事件の数が多いくらいでしょうか。
BAD/REQUEST
・グラフィックは素晴らしいが、それ以外は最低です。
・事件が起こり、色んな人に聞き込みをするのだが、手帳から何を聞くかを選ぶ→3択+直感に頼るから選ぶ→成否がわかる→その流れで2、3質問とそれの繰り返しと全然推理している気分が味わえない。質問を2、3間違えても、選択肢を覚えてリトライしてやり直せばいいので難易度は低いです。
ゲームオーバーは無いので、重要なアイテムを取り忘れても、勝手に話が進み、ロクに証言を穫っても穫ってなくても、殆どごり押しで犯人を捕まえて、事件解決になるので、つまらない。
・直感システムの存在価値がない。
直感システムとは主人公にはレベルの概念があり、尋問とかで正解の選択をするたびに経験値がたまり、レベルがあがる。そのたびに直感システムを使う量が増えていくのだが、結局つかっても、使わなくても、ストーリーに影響しない。死体現場を捜索する範囲も狭いため、使わなくても調べられる。前にも書いたが、証言に失敗しても、凶器やアイテムを取りのがしても、勝手にストーリーは進むため、直感システムはいらない。
COMMENT
北米ではかなり評価は高いが、CSIや24シリーズなどに比べて推理物のレベルが低く、よいのはグラフィックのみでよく満足できたなと感心します。
選択肢の少なさ、捜索ポイントのせまさ、何しても、ごり押しで犯人逮捕と推理物としてはアラが多すぎます。まだ警察物で、アクション要素を全面に押し出したマックスペインの方がはるかに面白いです。正直残念でした。
Amazonレビュー
レビュー日: 2014-01-14
私は、現代的な科学捜査が浸透していない前時代の刑事もの、探偵ものが好きなんですが、LAノワールをプレイする前からシャーロック・ホームズやLAコンフィデンシャルが好きでした。
だからというわけでもないんですが、今作品は完璧な時代考証と雰囲気で一気にのめり込んでしまいました。
簡単にレビューすると、今作品は最後までプレイできる熱意かあるかないかで、評価がわかれる作品なんだと思います。ラストが気に食わない方もいるでしょうが、あのラストは個人的に最高にかっこいい男の生き様でした。RDRのジョン・マーストンもしかりですが、R☆は、漢が描ける数少ない会社だと思います。
開発のチームボンディが倒産してしまったのは、すごくやりきれない思いでいっぱいですが、ここまでの規模と雰囲気、時代考証のオープンワールドを製作したことだけでも敬意を表したいし賞賛に値します。
最後に、この言葉で締めくくらせて頂きます。
R☆最高!!!
チームボンダイすげえ!!!
では、よい週末を。
GOOD!
1940年代のロスの雰囲気を余すことなく取り込んでいるところは良かったです。
最初はGTA感覚の箱庭系のゲームと思ったのですが、実際は箱庭系というよりも、新感覚推理アドベンチャーと言った感じです。被害者の検死をして、証拠を集めて、容疑者を尋問するという流れで、相手の表情を伺って判断する尋問のシステムは斬新で良かったです。
やり始めはしんどい感がありましたが、ゲーム中盤になってくると、事件の背景やキャラクターに愛着が出てきて、面白くなってきました。
ゲーム中に当時実在した人物も何人か登場しているところや、太平洋戦争中の回想シーン、当時のアメリカの思想背景等、現実の歴史の部分や時代背景が込められている所も良かったです!
音楽も、私的にはロックスター作品は音楽はいまいちの印象だったのですが、今作は時代背景にあった渋い音楽が最高でした!!
サントラが出ていたら買ってしまうそうな勢いです。
そして、現場検証時の死体がリアル過ぎです(笑)
このリアル感が、さすがはロックスターといった感じです☆
移動の際の、目的地までの車の運転をスキップできる親切設定もGOODです!
BAD/REQUEST
人にもよると思いますが、おもしろくなるまでに多少の時間を要すると思います。
最初の方は特に、操作方法やゲームの流れがわからずにゲンナリしました(泣)
アクションシーンが少なすぎです。
最初にGTA等の箱庭ゲームと思ってプレイした故に尚更なのですが、
もっとアクションシーンが欲しかったです。
メインのストーリー以外のサブストーリーがなかった(?)というのも残念です。
結果、メインの話しだけをガンガンに進めていってしまって、おまけ要素の路上犯罪等は一切やる気が起きなかったです。
COMMENT
GTA等の箱庭ゲームと思ってプレイしてしまったせいか、最初はゲンナリしましたが、
慣れてくるとこの1940年代のロスの世界観に引き込まれていきました。
ただ、アクション性がかなり少なかったので、ストーリーだけを淡々と進めていった感じです。
最初に販促の段階で「GTAとは違う、新感覚推理アドベンチャー」と銘打ってくれていたら最初から推理アドベンチャーという頭でプレイしていたのですが・・・
販促でそれがなかったのは失敗だったと思います。
推理アドベンチャーとしてならストーリー内容も含めて秀作ですが、アクションゲームとしては今ひとつです。
次回作はぜひ、「推理アドベンチャー」として、発売して頂きたいです(笑)