オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 5pt | 4pt | 4pt | 2pt | 3pt | 3pt |
66pt
GOOD!
センスの良さ
始終白と黒で構成されたグラフィックスは素晴らしいとしか言い様がない。
道中かなりの残酷描写があるが、この手のゲームの場合血の色だけは赤に…とか強調表現になりがりだが、一貫して色を出さない潔さに制作陣のセンスを感じる。
グラフィック5点理由
また、ゲーム中一切の文字情報を排除し、しかも操作は移動とジャンプとアクション(引っ張るとかつかむとか)のみとシンプル。
そのためその時点でできることがかなり限られるのでそこそこ考えればある程度答えが見つかり、しかもやれるパターンが限られるので正解に近づきやすい。
そういった仕掛け→短い道→仕掛け→短い道…とサクサク進むので気が付けば「もうこんなに進んだの?」と達成感も感じやすい。
BAD/REQUEST
ゲーム全体の長さ
個人的に短いゲーム=駄目と思わない(むしろ1周目をわざと薄めただけの2周目用意しましたみたいなだらだら引き伸ばすゲームのほうが嫌い)ので、この程度の長さでも良かったが、それでも「ちょっと短いかな?」と思うぐらいだから大半の方は短すぎだろ!と思うかもしれない。
特にDLソフトにしてはちょっとお高めなのでPS+での値引き中の値段で自分は適正価格かな?と思った。
前半のドキドキ感と後半の失速感
いきなり森で目覚めた主人公が何者かもわからない状況でほったらかされる中進めていき、残酷な罠や気持ちの悪い生物に襲われながらも辛くも進めていく前半に比べて、後半の都市部(?)に入ってからの機械的仕掛けにいまいち面白さを感じにくい。
というのも兎にも角にも変にタイミング勝負だったり、行動を制限された状態で解ってるのに右往左往させられてうんざり…と無駄に何度も死んでだんだんヤル気を失わせる。
だからこそこのゲームがあまり短く感じられなかったのかもしれないが…(このげんなり感しか感じさせないステージが続けばもう少し評価を落としてたと思う)
目的は何?
一応購入時に「運命に逆らい、妹を探して少年は LIMBO の世界に足を踏み入れる…。」みたいなストーリーめいたものが表示されてたが、ゲーム中には一切説明がないので、最初他機種の体験版をやったときは目的が全くわからなかった。(何かから逃げるゲームかな?と思ってた)
で、クリアした現在。「で?」という感想しか残らない。
昨今のゲームは説明過多で逆にウンザリ…というのも多いが、これは最初から最後まで何一つ説明もなければエンディングも全く意味不明なままスタッフロールになるので謎や疑問が残るどころか、全く意味が分からない。
そのためこのゲームに嵌った人が独自の考察などをブログなどに載せてはいるが、あくまで個人的考察の域は出ないのでやはり最低限の答えなり情報などは盛り込むべきだったと思う。
PS3オリジナルステージ(?)の圧倒的つまらなさ
もしかしたらXBOX360版にもあるのかもしれないが、ある条件をみたすことで新しいルートが出るのだが、そこのステージのつまらなさは自分には全ステージ1だと思った。
とにかくただ暗く、音だけで判断してくださいなシーンが延々続き、最後まで到達しても「で?」としか思えない。
本当にただトロフィー獲得するためだけのステージなので個人的には二度とここは通らないと思う。
COMMENT
他機種版の体験版をプレイし、「銃撃戦のないアウターワールドだ!」と勝手に思い購入。
結果、大満足には至らないがまぁ面白かったかな?という感じ。
ただ、あくまで考察ブログ等を読んでたぶんこうだろう的なストーリーを理解してようやくの「面白かったかな?」なので後半のイライラ面突破だけだったら正直もう少し辛いレビューだったかもしれません。
良くも悪くも雰囲気ゲーで合う人は上記に書いたとおりストーリー考察なども含めて楽しめますが、合わない人は一切ダメでしょう。(僕にとってのBraidみたいに進めても進めても+にはたらかない感じ)
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt | 4pt |
76pt
GOOD!
妹を探しに冒険する少年の物語
モノクロの世界でセリフもや文字も無く淡々と進み淡々と死に淡々と謎を解いていく。いわゆる死にゲーで、ネットで配信されている「I wanna be the guy」に似ているがこういった感じのを商業ゲームでやったのは自分は初めて。システムなども2ボタンで全てできるなど簡潔にまとまっており、やりやすい。
こういう死にゲーはリスタートの楽さも評価点だが、細かく設定されているためストレスに感じることも少ない。
ストーリーもいろんな考察の仕方があり、さらに深く考えていくと所々に重要なカギが隠されているなかなか深いゲーム。タイトル画面に…HOTELの看板に…そしてなによりゲームタイトルに…
音楽はBGMはほぼ0、だいたいがSEと環境音ですが、そんなシンプルな構成がさらにゲームへ引き込まれる魔力があります。SEも余計な脚色なしのリアルすぎる音がいい意味で嫌な感じにさせてくれます。
ビジュアルもモノクロながら死亡シーン含めリアルに描かれているのか味わい深い。途中で出てくる敵の細かいリアルさに夢に出てくるのではとおもったほど。
BAD/REQUEST
やはりきっついグロ表現をはじめとする独特な雰囲気がネック。モノクロ故そこまで視覚的ダメージは少ないですが、モノクロでもわかるその死に様はやはり「うっ…」となってしまうほど。
ストーリーに関する考察は全て自分任せ故、明確な答えが欲しい人はおすすめできません。しかし、そのどうとでも解釈できるというのがまたこういう作品の魅力でもあります
完全ノーヒント故、場合によっては完全手詰まりを起こす可能性も…まあ、そういうガチな姿勢もいんじゃないでしょうか。
頑張れば一桁時間(自分も6時間程度でクリア)でクリア(トロフィーは別)できてしまうので費用対プレー時間がちょっと高いかな…
COMMENT
PS+による2割引き(1200→960)で購入。
XBOX単独販売時代からなかなかの怪作という噂を聞いていましたが、期待通りの出来でした。
Flowly同様セリフも声も一切使わずに魅せる技術というのはさすがの一言。なかなか日本人には
真似できないクオリティです。
惜しむらくは「説明したいが難しすぎて説明できない」「人に薦めたいがグロ表現ありでなかなかすすめられない」ところでしょうか。
とにかく、このレビューを見て気になった人はまずは体験版をプレーしてみてはいかがでしょうか?
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt |
76pt
GOOD!
一部のアクションゲームのお約束ルールに則ったゲーム内容。
徐々に上がっていく謎解き、アクションの難易度とそのバランスは
過去のゲーム群に対するオマージュとすら思える程整っています。
即死トラップと死亡パターンの多さもこういうのが好きなプレイヤーにはたまらないでしょう。
謎に詰まったらしばらく考え込み、そして試行を繰り返す。
またはアクションで詰まったらやはり試行を繰り返す。
そしてそのうち先に進めるようになる。
こういったアクションアドベンチャーの過程の楽しさがありますね。
「それはないだろう」という理不尽な部分は特にありませんでした。
チェックポイントが細かく設定されているので
即死トラップで死亡してもリトライが苦にならないのはとても良いです。
ゲーム全体から漂う不気味で退廃的な雰囲気。
全てが白黒で表現されたグラフィックと
物理演算を取り入れているらしいゲーム内の物体の動き、
凝った使用方法の効果音やBGMが組み合わさって醸し出されている
雰囲気こそがこのゲーム最大の魅力だと思います。
演出には驚かされることが多く、ラスト直前〜ラストの流れは息を呑みました。
また世界設定とトラップが絶妙にリンクしており、
自然とこの世界になじんで先に進めるように工夫されているのも見事ですね。
必要最小限しか与えられない情報と画面。
左スティックによる移動と×ボタンによるジャンプ、
○ボタンによってものをつかんだりすること。
これらの操作のみを組み合わせて先に進んでいきます。
物語の設定も明かされているのは本当に出だしのみ。
こういう簡潔さもまた私には魅力的でした。
BAD/REQUEST
一部のアクションゲームのお約束ルールに則ったゲーム内容。
謎解きや要求されるアクションそれ自体に目新しさはほとんどありません。
新しさを期待するとがっかりする可能性が高いです。
謎解き、アクション共にそこそこの難易度になってゆくので
どちらかのみが良いという方にはあまり向かないです。
死にゲー要素が強いので、
即死トラップでいきなり死亡→リトライで解決方法を探す、というプロセスが好みでない方には
面倒なゲームです。
私がこのゲームの一番の良さと思う雰囲気はところどころ病的なもので
人によっては嫌悪感を抱くかどうでもよいと思うこともあるでしょう。
COMMENT
プレイ環境 液晶32V型、HDMIケーブル使用(1080p)
ダウンロードソフトで面白そうなのはないかなと探していて
このゲームが目に留まったのでプレイしました。
最初は体験版でプレイし、これはなかなか面白いなと感じたのでキーを購入しました。
PS3版にあるらしいオマケ部分はまだプレイしていません。
なので難易度などの感想にはその部分の感想ははいっていません。
よく言われているようにプレイ時間は短いです。
クリアするだけなら5時間前後くらいがだいたいのところではないでしょうか。
謎やアクションで詰まる箇所がでるともう少しかかり、
逆に詰まることがなければもっと短い時間でクリアできるでしょう。
私個人としては本作の長さは妥当だと思います。
ストーリーやあの世界に関しても自分なりに納得できました。
優等生的なゲームシステムに
異様な世界観を組み合わせたところがこのゲームの特徴だと思います。
雰囲気ゲーであり、いかにも洋ゲー的なムービーゲーともいえます。
退廃的な雰囲気のゲームがしたい方におススメしたいですね。
個人的にはゆめにっきやプラネットライカというゲームタイトルに反応する方には
ちょっとプレイしてみていただきたいです。
GOOD!
・操作はアナログスティックとボタン2つのみで非常に分かり易い。
・全編モノクロで余計な音楽は一切無く、幻想的な雰囲気。
・画面上には時間、得点、アイコン、ゲージといった物は一切無く非常にシンプル。
・挙動に若干のクセはあるものの、操作し易い。
・理不尽な謎解きや時間制限が一切無くじっくり考えられる。(と言っても少し考えれば分かるような仕掛けばかりだが)
・個人的なGOOD!だが、トロフィーが少ない為「楽しむことそっちのけでトロフィー集めに必死にならざるを得ない」ということが無く、気軽に楽しめる。
・ゲームオーバーが無く、ミスした直前から何度でも再開出来る。
・一度クリアーすればチャプターメニューから好きなステージを遊ぶことが出来る。
BAD/REQUEST
・死ぬときの演出がかなりグロく、四肢切断、串刺し、頭部が転がる、焼死、圧死と嫌な感じにバラエティ豊か。
・敵も大型の昆虫や頭部(脳?)に寄生して行動制限をする幼虫といった嫌悪感を抱き易いものが登場する。
・背景にも腐乱死体、首吊り死体、水死体があったりと、かなり陰鬱なものが多い。
・最も気になったのは「ストーリーが一切分からない」という点で、以下が詳細。
大まかなストーリーは「居なくなった妹を探す」らしいが、詳細が一切分からない。
ステージ上で死んでいるのも襲ってくるのも子供で、特に敵として登場する子供は主人公に敵意や恐怖心を持っていると思われる描写がいくつかある。
そもそもこの世界は何なのか、(ネタバレになるので詳細は書かないが)ラストステージのスローモーション演出や最後のシーンは何を意味しているのかが不明。
COMMENT
とにかく謎が多くやたらグロい演出が多い洋ゲーらしいゲームだが、ゲームそのものは適度に頭を使う仕掛けが多くサクっとクリアー出来るゲームなので楽しめた。
最近のアクションゲームは、アイテムを集めたりボタンを複数使ったり1日でのクリアーが厳しかったりと面倒なものが多いので、休日をゲームだけで終わらせるわけにはいかない忙しい人にはちょうど良い内容だった。
何度も繰り返し遊ぶ内容では無いが、値段を考えれば十分面白い。