【PS3】テイルズ オブ エクシリア レビュー
発売元 | バンダイナムコゲームス (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2011-09-08 |
価格 | 8379円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:揺るぎなき信念のRPG ■ プレイ人数:1人(戦闘時のみ最大4人) |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 3pt | 3pt | 2pt | 3pt | 4pt | 1pt |
57pt
GOOD!
グラフィックとBGMが良い。またなんといっても沢城さんなどのCVが結構良い感じ。その辺は期待してもいいと思う。
BAD/REQUEST
戦闘が慣れると作業になる。めちゃ簡単というわけではないが、一部のボス戦以外は普通に簡単です。戦いの難しさを求める人は面白くないかも。
COMMENT
テイルズシリーズで最後までクリアしたのは本作が初めてです。
とりあえずミラ編クリアしました。CVが沢城さんとは知らずに購入したので驚きでしたが、沢城さん好きなので全然良かったです。
難易度はセカンドでやりましたが、結構簡単でした。良くテイルズシリーズをされる方は初めからハードに設定することをお勧めします。
あとユーザー評価がDと低いですが、個人的にはC位が妥当だと思います。たぶん十五周年作品ということで期待されすぎた感があって、この評価になってしまったのだと思います。
音楽やグラフィックも良いですし、OPなんかはかなり良いと思います。シナリオはローティーン向けからということを考えれば妥当でしょう。大人はちょっと微妙かもですが。
難易度としては一週目のクリア時でレベル70までパーティーが育っていたので、特にレベル上げ等を意識しなくてもクリアは大丈夫でしょう。
ただ、サブクエストを積極的に行わないとストーリーに厚みが出ないのでやや面倒といえば面倒かもしれません。
結論としてはまぁまぁ面白いといった感じでしょうか。沢城さんが好きな人はやったほうがよいですよ。
あとクリアまでのストーリーは良いのですが、いざクリアすると後日談があっさりしすぎていてなんか拍子抜けしました。アニメーションは良いのですが、もうちょいシナリオとしてボリューム欲しかったかも。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 3pt | 2pt | 1pt | 4pt | 4pt |
51pt
GOOD!
これまでのシリーズ作品でも多く出てきたキーワードである「精霊」「人」「マナ」「術」の関係性と、それらの循環のシステムはしっかり考えられています。
その上で今回はその精霊に焦点が当たっており、これまでの作品のように戦闘時に呼び出して攻撃してもらうだけではわからなかった、精霊というものの性質が主人公であるミラを通して感じ取れます。
異質なものが題材になっているゆえに、前例がないことで経験から先が読めてしまうということもなく、新鮮な気持ちで楽しめたのも良いと感じた点です(これを話が突飛すぎる、と悪く取る方もいるかもしれませんが)。
また、キャラクター性も良いです。
ミラは精霊を統べ、精霊と人を守る「人ならざる存在」としてこれまでのシリーズキャラクターとはまったく共通点のない性格が面白いです。
また、今作のマスコットキャラクター…とはいえないかもしれませんが、ティポがイイ味出してます。毒舌担当で場を和ませます。
特にストーリー上で一度中身が変わるのですが、その前後で見事にタイプが変わっているのもグッドです(前⇒空気の読める毒吐き 後⇒空気の読めない毒吐き)。
KY感はその後徐々に緩和されますが(笑
そしてこのティポはエリーゼの意識を口に出すという設定のため、ティポの変化でエリーゼ自身の馴染み具合や成長が伺えるところも、うまくできているなと関心します。
BAD/REQUEST
(私はシリーズは必ずその周回の最高難易度に設定してやることにしているのでここではハードのレビューです)
シリーズの主軸となっている戦闘が今作はあまりよくないです。
まず戦闘AI。
低脳です。
物理攻撃をガードしない。敵の精霊術もガードしない。弱点精霊術を率先して使わない。攻撃頻度が低い。リンクすると本来の行動は一切とらない。
そしてボス格の仕様。
鋼体はまあいいとして、割り込みが酷。
物理攻撃を3〜6チェインほど当てると「!」が出て100%反撃されます。空中だろうが地上だろうが絶対に、です。
そのせいでシリーズの醍醐味だった「連携の腕でカバー」というのが不可能になっています。攻撃の連携がまったく意味をなしません。
また、今作は大半のボスが複数体で出てくるか雑魚を呼びます。上記の割り込みと相俟って、鬼畜な展開となります。
他の方のレビューで難易度が激低と評価されているので、きっとノーマルでは敵が弱すぎることへの措置だと思われますが、ハードではこれが理不尽さを生む結果になっています。
さらに戦闘のシステム面。
今ではすっかりおなじみになっているOVLですが、その発動方法が今作は不自由。リンクが前提というシステム上、ソロ戦では発動不可⇒秘奥義も使えない、という構図です。
また、作戦設定が過去作では複数セット用意しておいて必要に応じて切り替えるだけだったのが、今作は1セットしか作れません。そのため戦う前にいちいち作戦を設定しなおさねばならず、わずらわしいです。
以上、戦闘に少々難ありです。
テイルズシリーズは戦闘を楽しみにして買う人がほとんど、というかそれしかいないと思うので、これはちょっと考え物でした。
COMMENT
2代目PS3 40型HDTV使用
ゲーム難易度「ハード」プレイ
やはり一番大きな要素である戦闘がよくないことで意識的にも全体的な評価は下がってしまいます。
ただ、捉えようによってはそれはイイところであるかもしれません。
今作の戦闘が腕前に拠らないシステムにされたことで、キャラが良いために女性でも受け入れやすいシリーズとして名前が売れているテイルズにとって、万人向けゲームという位置づけでファンを獲得しやすい。
そう考えればこれは逆に良い点です。
戦闘のおもしろさを追及する作品ではなく、最大の特徴である美麗なグラフィックで描かれるテイルズの世界を楽しむ作品、と割り切ってプレイすることをオススメします。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 2pt | 2pt | 2pt | 4pt | 2pt |
51pt
GOOD!
・美しい背景
街の背景がとても美しく表現されていました。
最初の街では淡い光で神秘的な雰囲気が上手く演出されていたと思います。
ただ、キャラクターのグラフィックが余り良くなく、背景と比べて浮いていたためプラスマイナス0といったところでした。
・藤島キャラといのまたキャラの共演
テイルズ2大絵師のキャラクターが同時に出てくるのは新鮮でテイルズファンとしては嬉しかったです。
・ロード
戦闘に入るときなど多少の読み込みはありますがほとんど気になりません。終始快適にプレイすることができました。
BAD/REQUEST
・感情移入しにくいキャラクター達
キャラクターの言動が理解できないことが多々ありました。
ただひたすらヒロインにくっつきたい主人公とただひたすら我が道を行くヒロインの姿は、ある意味オリジナリティー満載でした。
・ボリューム
非常に内容が薄いです。各キャラクターの掘り下げもなく、淡々と話が進みます。しかもダブル主人公制のせいで片方の主人公が体験するイベントが見ることができず、ストーリーのところどころに穴が開いてしまいます。2周プレイを前提としており、1度のプレイではスカスカな内容になっています。
・アニメーション
OPを含めテイルズの売りであるはずのアニメーションのクオリティーが非常に低いです。CGはかなり綺麗になったのですが、それが逆にアニメ絵の粗さを際立たせてしまっています。
PS2のアビスのほうがまだ綺麗なアニメーションでした。
・単調なマップ・ダンジョン
街から街への移動で通るマップが全て使いまわしなのではと思うほど単調です。色違いのフィールドが延々続き眠たくなりました。
ダンジョンも謎解きなどもなく、ただひたすら歩くだけです。
・ショップ
ショップで売っているものがどの街でも同じで新しい街に行く楽しみが全くありません。新しい街でどんなアイテムがあるのかわくわくしながらショップを覗く、これはRPGの醍醐味のひとつだと思うのですが…
・称号(グレードショップ)
プレイ中に手に入れたグレードで周回プレイの際に経験値倍などの特典が得られるグレードシステムがひどいです。
手に入れた称号のポイントによってグレードが手に入るため、ただ周回を重ねただけではグレードがたまらなくなっています。そもそもグレードは称号等のやりこみをやりやすくするためのものなのに、グレードを集めるためにやりこみをしなくてはいけなくなっていて本末転倒です。
・本編と矛盾するサブイベント
本編ではシリアスな展開に入りテンションの低くなったキャラクターがサブイベントではノリノリなんてのは当たり前で、本編との思い切り矛盾したところもありました。
ネタバレになるので例をあげると、病気で喋れないはずのキャラがサブイベントでは普通に喋っている。というような矛盾もありました。本当にテストプレイをしたのか疑わしいレベルです。
・ダウンロードコンテンツ
ひどいです。
本編で手に入る衣装は片手で数えられる程度で、後は全て有料です。
消費者をなめているとしか思えません。
COMMENT
HDTV使用
テイルズはマザーシップ・エスコートタイトルあわせ全てクリアしています。
感想としては、「遊べないことはない」といった感じでした。
15周年ということで大々的に宣伝していましたが、この作品をプレイするくらいならヴェスペリアをプレイしたほうがはるかに楽しめるのでは?と思ってしまいました。
宣伝で使う部分だけにお金をかけて、大事な中身は空っぽといった印象です。
Amazonレビュー
レビュー日: 2016-08-03
2に向けてとりあえずクリアしようと始めましたが、
意外にも大変面白かったです。
テイルズはF,D,D2をプレイしたことがあったのですが、
グラフィックの進化に驚きました。
そしてリンクシステムが非常に爽快で良いですね。
昔からのファンの方からすると、色々便利になりすぎて
やりごたえが無いように感じるのも事実だと思います。
しかし、こういったやりやすい仕様になったのは今の需要だと思います。
ストーリーが分かりにくいという評価も多く見られますが、
チャット内容までしっかり見ていれば分かると思います。
時折矛盾点や変な展開の部分があったのは事実ですが、
そこは行間を読むように理解したり、多少許容すれば問題ありませんでした。
ストーリーが秀逸だとは思いませんが、
私としては戦闘システムが大変面白かったので、
プレイを続けることが出来たと思います。
しばらくテイルズに触れていない方で、3D戦闘に不安がある方でも、
この作品であればオススメできます。
GOOD!
◯戦闘
今回の戦闘はキャラとのリンクが重要になっており、
攻撃や守備など戦局に合わせてキャラをチェンジする
のが楽しかったです。また、リンク中の術技も手早く
簡単に発動出来て良かった思います。後は戦闘中の
キャラチェンジなど快適に戦闘を行えるようになっていました。
◯快適さ
今回のロードはフィールドから戦闘まで、かなり早くて快適だったと思います。
エンカウントリンクなどの際に敵が多いと少し遅くなりますが、気になる
レベルではありませんでした。
◯サウンド
街や戦闘など場面にあった選曲がなされていたと思います。
なかなか耳に残る曲が多かったと思います。
BAD/REQUEST
◯熱中度
今回は全体的にストーリーが短いと感じました。
私は40時間程度でクリアしましたが、サブイベントを
除けば30時間程度だったと思います。これまでテイルズシリーズ
では平均60時間ぐらいだったので、私はかなり短く感じました。
また、サブイベントも全体的に量が少なくお使いが中心だったので、
もう少しイベントに深みを持たせて欲しかったです。
そして個人的には闘技場に歴代キャラが出ないのが残念でした・・・(;_;)
◯ストーリー
主人公を二人にするという新しい試みは良いのですが、正直さほど違いがなく
どちらを選んでも変わらないので二つ作る暇があったら、ストーリーの完成度を高めて欲しかったです。そして主人公の旅する動機が不純であったり、何度裏切られても結局、仲間になる
キャラがいたりと少し不自然に感じる所もありました。まあ、良くも悪くもいつもの
テイルズと言った感じです。
◯難易度
ちょっと低いように感じました。特にラスボスはレベル40代
後半あれば倒せてしまうので。まあ、そのために難易度変更があるのですが・・
COMMENT
自分はテイルズシリーズをラタ以外全てプレイ済みです。
今回は、全体的に製作期間が足りないと言う印象を受けました。
私としては、1年以上じっくりと製作期間を設けて
完成度の高い作品を生み出してもらいたいです。(金銭的な問題もあるので・・)
とまあ、悪い所ばかり書きましたが、テイルズの醍醐味である戦闘は
確実に進化を遂げ楽しくなっているし、ストーリーに関しても
近年のJ-RPGの中では間違いなく良作の部類に入ると思います。
なのでテイルズファンの方、アニメ調のものに抵抗のない方なら
誰でも楽しめると思います。
それでは長文を長々と失礼しました。私の個人的な見解ですが参考なれば幸いです。