【PS3】テイルズ オブ エクシリア レビュー
発売元 | バンダイナムコゲームス (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2011-09-08 |
価格 | 8379円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:揺るぎなき信念のRPG ■ プレイ人数:1人(戦闘時のみ最大4人) |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 3pt | 1pt | 1pt | 1pt | 4pt | 1pt |
36pt
GOOD!
・ロードの快適性
ストレスが貯まる事が一切無い。非常に優秀である。
・ワールドマップから瞬間移動
ワールドマップを自由に飛行船等で飛び回りたいという方と意見は分かれる
だろうが、TOXに関してはこれは良い点である。
なぜなら退屈なサブイベントをこなす上で、この機能が非常に活きてくるからだ。
・アニメーション(どちらでもない点)
ぬるぬる動くし、過去シリーズ物と比べても美しさは一番ではなかろうか。
ただし、あくまでも大事なのはムービーではなくゲーム内容だ。
BAD/REQUEST
・キャラクター
主人公御一行がお粗末過ぎる。
言動に一貫性が無く、唯一一貫していた事は「ミラを不自然に崇める事」。
また作り手がどの層を狙ったのかは分からないが、キャラクターの痛々しい言動がプレイヤーをドン引きさせてくれる。
例)
15歳にして医者を目指す医学生であり、賢く冷静な優等生、またお節介とも言える程の世話好きであり、お人好しな性格を持つ。そんな優秀かつ優しい彼の名言その1。
Q.○○の魅力について
A.いい匂いがする、揺れるところ
・シナリオ
説明不足の一言に尽きる。
物語が後半に進むにつれて「なぜそうなるの?」の連続でプレイヤーは置いてけぼり。
ライターの頭の中だけでしか完結していない物語。
はっきり言えばライターの自慰である。
・ボリューム
両主人公をクリアし、サブイベントをこなせばプレイ時間はそれなりにかかる。
だがそれだけである。
お楽しみ要素(闘技場ゲストキャラ対戦、ミニゲーム等)も無い為、淡々と退屈なストーリーを進める作業。
また本編からほぼ衣装を無くし、DLCで課金させ様とする姿勢も不快でしかない。
COMMENT
発売前の期待やワクワク感は過去最高。
発売後の失望やガッカリ感も過去最高。
ネームバリュー
素晴らしいPV
TOV、TOGと良作続き
これらの後押しにより売上は伸びているが、作り手は変な勘違いをしないで欲しい。
売れたのはこれらの後押しによるところが大であり、決してTOXが面白いから売れた訳ではないと個人的には思う。
商売としては成功なんだろうが、ゲームとしては大失敗の駄作。
15年間で築き上げたシリーズへの評価を確実に落としたと思う。
15年間で彼らが学んだ事と言えば、DLC商法と完全版商法だけだった様だ。
もし今購入を迷われている方がいる様なら、個人的にはお勧めしない。
TOX完全版が今後出るかどうかは不明だが、この作品にフルプライスで買う価値は無い。どうしてもという方には中古をお勧めする。
シリーズファンとして今後のテイルズが心配。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 2pt | 3pt | 1pt | 2pt | 4pt | 2pt |
49pt
GOOD!
PS・PS2・PS3で発売されたシリーズは全作プレイ
【戦闘システム】
キャラを戦闘中にリンクさせ、リンクしたキャラが固有のサポート行動を行うリンクシステムが導入されています。
更に、4段階に分けたゲージを1本貯めることでリンクしたキャラとの連携技を繰り出すことができ、最大まで貯めたオーバーリミッツ状態にすると、その間は連携技の発動条件である固有のスキルを経由せず、連携技を発動できるというシステム。
ゲージを消費するのはオーバーリミッツを発動するときのみであり、1本貯まってもリンク攻撃を行わないとそれ以上ゲージは貯まらないというシステムですから、積極的にリンクさせてゲージを貯め、オーバーリミッツ状態で畳み掛けるのが攻撃の要になります。
サポート能力についてですが、各雑魚MOBには、防御タイプやスピードタイプなど固有に設定されており(ボスと一部雑魚キャラは例外)
「スピードタイプには対象を拘束して動きを止める、防御タイプには強制的に防御を崩す」等
MOBに合わせて有効なサポート能力が存在します。
パーティーメンバーや自操作キャラを戦闘中でも自由に入れ替えが可能ですから、1回の戦闘でも複数の種類がいる場合リンク対象や操作キャラの入れ替えを行うことでとにかく技や連携の応酬を楽しむことができます。
また、TPが存在しますが、通常攻撃とスキル攻撃を交互に行うことでTPが回復しますし、TPを回復するスキルやサポート能力なども存在し、より技の連携が戦闘の肝となっています。
オートアイテム機能や作戦や隊列なども個別に詳細まで設定できるので、スピーディーでテクニカルな戦闘を楽しむことができます。
【サブクエスト】
とかく移動や収集作業になりがちなサブクエストを、うまくサブストーリー展開させることで作業感を感じさせない仕上がりになっています。
移動だけのクエストもありますが、ワールドMAPからワープできるなどの機能もあり、収集クエと言っても1個を持って来ればいいだけのもので、しかも店で売っているものか、フィールドを歩いていれば手に入るような簡易なものばかりです。
「ドロップ率が一桁のようなレアアイテムを10個集めてきてくれ」などと言ううんざりするような惰性収集作業もありません。
連結したストーリーを持ち、各主要キャラクターの背景や世界の成り立ち等、メインストーリーとリンクさせることで、その物語に深みを与えています。
若干問題点はありますが、そちらはBADにて。
サブクエストの条件はあるにしろ、全てのクエストではありませんが【SAB】と書かれたチャットを発動させることで、プレイヤーにサブクエストの発生や進展などをアナウンスしてヒントを与える辺りにも関心しました。
【チャット】
これをGOODにいれるかBADにいれるか毎回このシリーズで悩みどころですが、声優ファンの方も多いですし、テイルズの声優イベントもあると聞いたことがありますので一応ファンの方むけにGODDにいれました。
とにかくフルボイスで数も多いので、声優が好きな方にはたまらないのではないでしょうか。
内容はともかくとして。
BAD/REQUEST
【ストーリー】
一言でいうならば、極めて悪い意味での蛇足が多すぎます。
○何でもかんでも詰め込んでしまったストーリー
このシリーズの中でも、世界感の出来はこれまでの中でも最も良いものの一つだと思います。
歴史や背景、人物像など素晴らしく良く描かれていますし、GOODでもあげたサブクエストがそれを補って余りある出来です。
ですが、残念なのがあまりに詰め込みすぎて整合性を合わせる為に、主軸であるメインストーリーをキャラ設定に合わせて修正したように思えてしまった点
ネタバレを含まざるを得ないので全ては申しあげられませんが、とにかく「このキャラはこういう設定だから、こういう要素入れておかないと」と、
後付けで入れてしまったが為に浅すぎて、ストーリーの方向性がぼやけてるのではないかと思ってしまいます。
その多くがジュードのミラに対する憧れからの恋愛感情に関することです。それについては後述します。
このストーリーでは、利便性を追求した文明のエネルギー問題とそれに伴う自然破壊とのジレンマというテーマがあり、それこそが大筋となるものであって、そこに恋愛や友情、家族愛、裏切り、命の尊さ、戦争や平和、貧富の差、文化的思想の違いや政治や宗教、哲学・・・更に、正義の定義やあらゆる感情の概念や観念など何から何まで入れようとし過ぎなのです。
何もかにも詰め込んでしまうと、それは結局のところ器用貧乏となってしまいます。
せっかくサブクエストを充実させて、ほぼ全てにストーリーを持たせるならば、そちらに分散させればよかったものを、メインストーリーに無理矢理入れ込んだために、安っぽくてバラバラな印象を浮き彫りにしてしまっています。
何かのメッセ―ジやテーマを根幹に据えるならば、そこに絞りこんだものを作りこんでくれていれば素晴らしかったのにと、実に残念なストーリーでした。
○ジュードの旅の動機が「好きな女性と一緒にいたい」というだけな短絡的な理由を彷彿とさせる演出が目も当てられない仕上がりになっている点。
思春期の純粋さや愛情に似た尊敬などを表現したいが為の過剰な演出が、翻って盲信的な愛情にさえ見えてしまうのが気になりました。
対象年齢を10代に絞り込み、誰もが思う思春期にありがちな人生に対する不安や大人になることへの意識、恋愛と自己確立への道程を織り込むことで訴求を図っているのだろうとは思います。
そうすることによってより感情移入しやすくしようとしているのかもしれませんが、その表現方法として主人公ミラとの絡みでは、
・ミラの考えることは絶対
・いちいち頬を染める
・恋心を匂わせ、言葉を濁す
・「一緒にいたい」とことあるごとに繰り返す
・イバルとの恋敵的関係性
といった、痛々しい演出ばかりなところが目立ちます。
余りに盲信的すぎて、危険な雰囲気さえ感じてしまいました。有体に言えばストーカーのような怖さです。
これらはシリーズ特有のチャット演出で、カバーすればよかったのではないでしょうか。
恋愛感情をストーリーに織り込むことの是非はともかく、最後までその痛々しい過剰な演出が繰り返されるため、クライマックスに向かう物語の雰囲気を台無しにしているように感じます。
主人公を二人にした理由も意味もないという感想が多いですし、私自身疑問にも思いましたが、
結論として、ジュードが必要ではなかったのだと思います。
○お約束なキャラ設定
キャラ設定やポジショニングがひな形でもあるのかと疑いたくなるようなお約束です。
あらゆる購買層の取り込みを図りたいのでしょうが、さすがに恒例すぎて「またか…」と思ってしまいます。
と言っても、これだけシリーズ化されてしまい、パーティーが5人以上にもなるとどうしても被らざるを得ないわけで、この点については制作側に同情を禁じ得ませんが。
サブクエストやメインストーリーの内容に係わることですので詳細は避けます。
【戦闘システムの問題点】
○敵キャラの秘奥義とAIの矛盾
敵キャラの最大ダメージソースである秘奥義の回避条件は、「!(赤)」と敵キャラのマークが出た際の攻撃(恐らくユーザー側でいう奥義に該当する)を回避若しくは防御しなければなりません。
が、自操作キャラが回避しようが防御しても、味方AIが攻撃し続けて奥義を食らってしまい、そのまま全体対象の秘奥義を誘発して被弾するという結果になることがしばしばあります。
しかも近接攻撃と中距離攻撃のスキルなども多く、発動条件である敵キャラ奥義の当り判定が広いので、全員が回避は困難。
秘奥義の種類によっては、被弾したキャラの周辺のみの場合もあるので、フリーランでとにかく遠くに離れることしか方法がありませんでした。
それでも全体範囲などであればもはや「!」が出た時点で被弾覚悟です。
「!」が出ても、波状攻撃で攻撃する暇を与えない、仰け反らせてスキルをキャンセルさせるなど方法はあるにはあるのですが、難易度を上げればあげる程、ボスの仰け反り時間なども短く仰け反りにくくなります。
仮に、それが容易に可能であるとしても、つまるところ火力ゴリ押しになってしまいますから、せめて
・防御or回避したキャラは、範囲に居ようがいまいが被弾しないという仕様
・「!」が出た時点で、AIキャラは強制的に防御行動という仕様
にして頂けたら、もう少し回避や防御の意味もあったのかと思います。
○リンク攻撃のスキルの内容と、発動条件のリンクキャラと対象スキルを把握するのが大変
パーティーメンバーが6人、常に入れ変えられることで戦闘の幅は広がり、各操作キャラの個性を生かせる戦闘ができますが、余りに数が多すぎて、慣れるまでに若干時間が必要になります。
【バグ】
今回グレードポイント(周回プレイ開始時に設定する要素の追加システムに必要なポイント)は、称号を獲得することによってのみの入手となりました。
よって上限が存在し、称号の条件も数をこなさなければならない物ばかりです。クエストが作業化されていない分こちらに皺寄せがきています。
が、そんなことを必要としないバグの存在。ただの無駄コンテンツになってしまいました。
そのバグを救済措置と捉えるかどうかは個人の範疇ですが。
【DLC】
多くの方がおっしゃるように、はっきり申し上げて最悪です。
COMMENT
【総 評】
BADでも触れましたが、この作品のストーリーは実にもったいないという事が残念でなりませんでした。
絶対的正義の勧善懲悪のストーリーになりがちで、ご都合主義の目立ち始めたこれまでのシリーズの中では、少し変わった視点からの展開で、各主要キャラクターも魅力的なキャラが多く存在します。
ところが感情移入しかけたところで、BADで述べたジュードの痛い演出に台無しにされてしまいました。
青臭い表現やヒューマニズムのお涙頂戴も、ファンタジーにとっては大きな要素の一つでありますから、それ自体に何の違和感も嫌悪感も抱きません。
お寒いギャグや、いわゆる萌え属性を対象とした演出の多いチャットも、このシリーズの定番として捉えてカットなりスルーすれば、どんなにキャラのイメージが崩れる内容だろうが問題もありません。
むしろ、それらがなければファンタジーRPGやテイルズとしての冠の存在意義はないかとさえ思っています。
ただ、あまりにジュードが酷すぎて、許容範囲を超えました。
「ミラと一緒にいたいんです」の目白押しな上に、その舌の根も乾かぬうちに「可能性は低くても、世界を守る」などと言われても、説得力も感動もありません。
戦闘システムや世界感の作りこみが詳細までしっかりしているのに、余計な物を入れすぎて”コクはあるけどキレがない”という中途半端な作品になってしまっています。
とにかく、戦闘が面白くてもこれらを許容できない方にはお勧めできません。
お値段も今はお手頃ですし周回プレイもありますから、何かのソフトの繋ぎにはいいかもしれません。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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3pt | 4pt | 3pt | 3pt | 2pt | 4pt | 2pt |
59pt
GOOD!
1周目主人公ミラでクリア、現在はジュード編です。
■キャラクター
今回は敵も味方もキャラクター作りは上手いと思います。また特に精霊が鍵となっているので特に最初からミラが使える4大精霊は精霊もまたストーリーでは欠かせない大切な役割を持ったキャラクターと感じさせられました。
ジュードの成長、そしてEDのミラ。この二人にはグッと来ました
ローエンは本当に大人の男の人という感じでパーティを上手く取りまとめてくれたり悩むレイアの相談に乗ったり、エリーゼの保護者のような立ち回りもしたりと良心的なキャラ
■戦闘
毎度思いますがやはりテイルズは戦闘が楽しいですね。ミラ編ではいきなり4大精霊を使役出来てびっくり。しかも強い
またリンクシステムが主でリンクを結んだ相手と発動するリンクアーツはさまざまなパターンがあって最初から一緒のジュード&ミラの主人公コンビだけでなく他のキャラクターとコンビを組んで技を楽しめます。
■アタッチメント
結構種類があり、しかもそれを編集して付けられます。色や大きさだけでなく付ける部位まで変更可能。
ナイフ1本のアタッチメントでもジュードは腕に付けたりミラは太ももに付けたり色々変化させれるのは楽しい。
■開発
これは今回かなりお世話になったし楽しかったです。今作は街ごとに決まったアイテムを売ってる訳ではなく、開発でレベルを上げる事で種類を増やしていきます。
しかもストーリー進行による制限がないので強い敵に勝てない時はレベル上げだけでなく、開発を進め武器防具を見直して挑む事も出来て助かります。
BAD/REQUEST
■ストーリー
これはかなり残念です。謎がきちんと解明されていなかったりブツ切りすぎて意味が解らなかったり。
あとサブイベントまでこなしても背景が今一つ解り難い場面もある。ジュード編をやれば解るかな?と思いもう一度注意しながらプレイしてますが、それでもやはりストーリーが浅いと思いますね。
後仲間内での恋愛絡みが疲れます。ネタバレになるので伏せますがAというキャラはBが好き。そのAをCが好きな三角関係。AはBが好きで行動の理由の比率が確実にBの為、Cもまたパーティーにいる理由の大きな理由がAの為。Cが良くも悪くも一途なのとBとCの仲がまださっぱりしている為昼ドラマのようなドロドロさとは無縁ですが前作に当たるグレイセスやレジェンディアで主人公を巡るカップル論争でドタバタしていたのを知ってるのでまたか…と思いました。
■料理が一種類しか持てない
なんでこんな仕様にしたんですか。ダンジョンやフィールドが狭いとはいえ1回使えば無くなる為、纏め買いが出来ない。
しかも料理を食べささないとキャラクターが腹減った連呼する為地味にイラつくんですけど
COMMENT
ミラ編クリアして思うのはこれまた完全版ありかよでした。それか小説で補完?
そう思うほどストーリーが浅い。
戦争していた国同士のその後など行間を読んでねと言いますか。例えばキャラクター同士の恋愛がどうなったのか?EDのその後の世界などプレイヤーが好きに想像出来るのは良いかも知れません。
そういう展開を予想してなら完全版とか出さないで下さいよ?と言いたいです。
あとダウンロードに関しては無料のものと歴代主人公の剣セットしか購入してません。思うところはありますがもう慣れっこになってしまいました。
買わないという選択肢があるので特に欲しいと思わないので買いません。それだけです。
Amazonレビュー
レビュー日: 2016-08-03
2に向けてとりあえずクリアしようと始めましたが、
意外にも大変面白かったです。
テイルズはF,D,D2をプレイしたことがあったのですが、
グラフィックの進化に驚きました。
そしてリンクシステムが非常に爽快で良いですね。
昔からのファンの方からすると、色々便利になりすぎて
やりごたえが無いように感じるのも事実だと思います。
しかし、こういったやりやすい仕様になったのは今の需要だと思います。
ストーリーが分かりにくいという評価も多く見られますが、
チャット内容までしっかり見ていれば分かると思います。
時折矛盾点や変な展開の部分があったのは事実ですが、
そこは行間を読むように理解したり、多少許容すれば問題ありませんでした。
ストーリーが秀逸だとは思いませんが、
私としては戦闘システムが大変面白かったので、
プレイを続けることが出来たと思います。
しばらくテイルズに触れていない方で、3D戦闘に不安がある方でも、
この作品であればオススメできます。
GOOD!
・システム面
ロードがかなり早くサクサク遊べる。
またワールドマップを用いた目的地への簡単ワープや全ての街のショップが一律化されているなど面倒臭さがかなり低減されている。
・ムービー
よく動き作画のいいアニメーションはかなり良いと感じる。
OPも主人公によって違うなどかなりの力の入れようである。
BAD/REQUEST
・CGモデル
過去の3Dテイルズに比べアクションが若干くどい。
特に特定サブイベントにおけるジュードの動き。キモイを通り越して普通に気持ち悪い。
・キャラクター
主人公その2であるミラはとかく無鉄砲である。
自分が今まで用いていた力を失ってまともに戦うことすら出来ない状態でも行動しようとする、爆弾を足に付けて突撃し足に重症を負うなど。阿呆である。
また人間が好きだと公言しているがことあるごとに周囲の人間を使命のために見捨てようとするなど齟齬がある。
それでもそれなりに成長を見せる辺りジュードよりはマシである。
仲間キャラその1であるアルヴィンは頻繁に裏切る。にもかかわらず平然と再加入を繰り返しその度にヘタレていく。
一応その動機も理解しうるものではあるのだが、とは言え許せるようなものではないし、シナリオによるフォローもない。
動機が分かる裏話も特定のイベントをこなさないと見れないのである。
残りの仲間キャラは、上記三人に比べパーティに加入し続ける理由が希薄に思える。
少なくとも世界の存亡をかけるような戦いに赴くだけの理由付けが描かれない。
・シナリオ
ひたすらにミラを持ち上げながら進んでいくストーリーに目も当てられない超展開、というか説明不足の展開。
加えてキャラの掘り下げ方も下手クソの一言に極まる。その薄っぺらさたるやパーティーメンバーの関係性が微塵も変わらないまま最終局面に至るほどである。
「僕たち、前よりバラバラだね」などとジュードが冗談混じりに口にするが、最初からそんな風だったと突っ込まざるを得ない。
・目新しさ
特にない。
戦闘システムは、アサルトカウンタとTP制度という二つを同時に取り入れたことでかえって中途半端さを増し、リンクシステムは共闘感を出すどころかリンクしたパートナーの行動を阻害することすらあるほどである。
ストーリーも今までのテイルズのように差別、エネルギー問題などから脱却できていない。
・難易度
低難度だと簡単に過ぎ、高難度だと厳しい。特にボス。
こちらはリンクして数回共鳴技を使った上でしかオーバーリミッツになれないのに敵は頻繁になり、秘奥義をバンバン出してくる。
さらに!が表示されると強制的にコンボを切られる。爽快感も何もあったもんじゃない。
COMMENT
テイルズ15周年作品ということでプロモーションなどから高い期待度を得ていたろう今作であったが、蓋を開けてみればそんな記念タイトルを名乗るもおこがましい作品となった。
お粗末なシナリオ、設定が生かされずキャラ付けの間違えられたような登場人物、ストレスの溜まる戦闘、ボリュームの少ないストーリー、その他諸々。
素材は良かったろうが、調理の方法を間違えたという今作は某ロボット大戦Kを彷彿とさせる。
代わりにその代金でヴェスペリアかグレイセスを購入された方が良いだろう。
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削除依頼により、一部削除して掲載しています。フリーのメールアドレスでもかまいません。理由など詳細をお伝いしたいのでお手数ですが、(”タイトル名”と”投稿時のお名前”のみの記載でかまいませんので)お問い合わせして頂けたら幸いです。■恭一@管理者 お問い合わせ先:kyoichi_mk2@hotmail.com