【PS3】ワンダと巨像 レビュー
発売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2011-09-22 |
価格 | 3980円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon / (Limited Box) / ICO レビュー |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:アクション・アドベンチャー ■ プレイ人数:1人 ■ Limited Box:6,980円 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 5pt | 4pt | 4pt | 3pt | 2pt |
76pt
GOOD!
前作(PS2)をプレイ済み。5〜6年前とはゲームをやる環境もずいぶん変わっていることもありますが、映像・音楽は今回のHD化によりさらに重厚感を増したと思います。
巨像に出会うまでは基本的に音楽はなく、愛馬アグロの駆ける音、アグロを駆るワンダの声。そして剣をかざす光の音。
そして巨像との対峙では「お前にこれが倒せるか」と言わんばかりの威圧を感じさせる音楽が流れ、
ワンダが巨像をとらえると一転、なんとも勇ましい音楽に変わり、巨像の体にしがみつく手に力がこもる。そしてCMでも言っている「最後のひと突きは、切ない」の通り、とどめを刺してしまったことへの罪悪感、物悲しい音楽。
感傷にひたる間もなく、「次の相手は・・・」と天の声。少女の生還のため、巨像の命を奪い続けるワンダに、なんだかとりかえしのつかない事をしているんじゃないかという感情が生まれます。
結局探す→戦うの繰り返しで、作業と言ってしまえばそれまでかもしれませんが、
台詞もほとんどない流れの中で、このゲームのテーマをいかようにも感じ取れる作品ではないかと思います。「巨像ハンター」ととらえる方もいらっしゃるかも(笑)
私の場合は「壮大で悲しい」物語として、クリアを急がず一日一体の巨像と対峙しています。
BAD/REQUEST
悪いところは見当たりません。ただ、2度目のプレイとなるとどうしても前作ほどの感動はありませんが。「こんなのどうやって倒すの?」ではなく「これどうやって倒したっけ?・・・あぁ、そうそう」と思ってしまうのは残念。リメイクを再プレイしてるから当然なんですけど。
馬の操作は確かに慣れるまで大変かもしれませんが、細くうねった橋なんかは×ボタンだけ押していれば道なりに走ってくれるので楽ですよ。巨像戦では手綱さばきがモノを言いますが、馬を走らせて弓矢を構えるのもまたカッコいいです。
COMMENT
37 HDTV使用
昔大好きだった本のページを数年ぶりにめくる気持ちで購入しました。
前回プレイした時は21型のブラウン管テレビでしたので、37型と大型とも言えないサイズでも十分楽しめました。映像はもともとキレイでしたが、巨像がでかい、音がすごい。臨場感抜群です。
アクションゲームとしてはやや難易度高めかもしれませんが、未プレイの方には一度手に取っていただきたい名作だと思います。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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5pt | 4pt | 4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 2pt |
77pt
GOOD!
PS2版プレイ済
オリジナリティ:ボスキャラの巨像以外の戦闘は無く、あとは広大な世界を相馬アグロと駆け巡るというスタイルが当時も今も他に類を見ることがないシステム。その世界観を最も良く表した聴こえるのは風の音などの自然の音のみというBGMの排除(戦闘時以外)。この2つで5点をつけました。
誰もいない広大な世界でたまに出会う鳥や亀などが少し寂しさを和らげるとともに孤独をより印象ずける事に成功していると思います。
他の方の言うとおり確かに2週目以降はゲームとしての面白さは減少しますが、最期の結末をおそらく予想しているであろうワンダの心の部分を追体験するのは2週目になるのではないかと思います。
BAD/REQUEST
ほとんどありませんが、やはりタイトルメニュー・・・ですかね。
フォントや配列をもう少しそれらしくしてくれたらなあと思いました。
リマスターだからしょうがないですが
COMMENT
このソフトの為に3Dディスプレイを購入予定です(笑)
ある意味、すべて用意されている最近のゲームに比べれば自分で想像するという作業が多いため(エンディングではそれなりに補填されるが)子供にはあまり受け入れにくいゲームかもしれません。
そう言った意味では人を選ぶソフトではないかと思います。
もし全く同じ内容でリマスターではなくリメイクされたとしても自分は発売日に購入するでしょう。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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5pt | 4pt | 5pt | 4pt | 4pt | 3pt | 3pt |
80pt
GOOD!
<無駄をそぎ落としたゲーム性>
ストーリー、設定、システムとにかくシンプル。シンプルだが単純ということではなく無駄のない深さ。静寂、発見、空気感、そして戦闘の迫力、無情さ。そういった訴求ポイントが物凄く深く研ぎ澄まされている。”究極”を目指した感がひしひしと伝わってきて心地よい。
<しっかりこだわったHD化>
単純なHDエミュではなく、ポリゴンの縁のギザギザが目立たないようアンチエイリアス処理が施されている。その効果は絶大で、軟らかい表現がゲームの雰囲気を維持しつつしっかりHDの高精細化が成されている。インターフェースもHD用に最適化されており見易い。フレームレートがオリジナルは可変的で巨像との戦闘中などは20FPS以下かと思えるほど低下したのだが本作は30FPS固定。その差は歴然で非常にプレイしやすくなった。さらに上の60FPSでのぬるぬるとした動作も見てみたかった気がするが・・・。とかくオリジナルのスタッフがしっかりこだわってリファインされた本作は安心して手に取ることができる。
<今見ても見劣りしないキャラデザイン・モーション>
ワンダや愛馬アグロのモーションは非常になまめかしくリアリティにあふれる。今見てもまったく見劣りせず、下手したら半端な現在のゲームをしのぐほどのクオリティ。また巨像の存在感・重圧感・圧倒的な迫力は現在でも唯一無二かもしれない。16体どれも個性的で洗練された造形である。
<再設計された迫力のサウンド>
音声も5.1、7.1chにリマスターされ、非常に迫力がある。サラウンド効果も抜群で静寂時の森のせせらぎ、環境音から巨像との戦闘時の重低音・地響きなどの抑揚もばっちり表現。ゲームの世界を堪能するのに一役も二役もかっている。ぜひ大音響でプレイしてもらいたい。
BAD/REQUEST
<スタートメニューの文字が横伸び>
1点、HD化に際して首を傾げたくなるのがココ。スタートメニュー内の文字が横に長体をかけたように横伸びしており、無理にスクイーズさせたような状態になっている。読みづらくはないが違和感あり。字幕などもフォントはそのようなことにはなっていないので、どうしてこうなったのが疑問が残る。
<オートセーブを実装してほしかった>
システム回りは手を加えられていないのでセーブも当時のまま手動で行う。巨像を1体倒すごとに「セーブしますか?」と聞いてくるのだが、ならばオートセーブする仕様に改善してほしい。やりこみのタイムアタック時も記録更新ごとにセーブするには石碑を往復せねばらなず非常に不便。オリジナルを大事にしたいというのはわかるが、こういった利便性の部分は改善してもオリジナルを乱すことにはならないのでは。
<追加要素がほしい>
ここもHD化が主題の本作にとってお門違いな指摘かもしれないが、オリジナルのまま+追加要素があってもよいのでは。ゲームバランスを崩すものは蛇足だが、たとえばタイムアタックのオンラインランキング、他のプレーヤーのリプレイが閲覧できる、などの要素が欲しかった。巨像のビューワー機能などもあればファンには嬉しいポイントとなった。
COMMENT
当時PS2で発売日に購入し、圧倒されたのを覚えています。再度プレイしなおしましたが、いまでもプレイしていて鳥肌が立ちました。そして秀逸なエンディングでは胸が熱くなりました。何度体験しても衰えることのないゲーム体験が可能な稀有なタイトルだと思います。HD化ということで、メーカーからの商業的な側面ばなりを邪推してしまいがちですが、本作は「名作を現行機で伝えたい」というクリエーターの本意がひしひしと伝わってきます。安易な「小銭稼ぎ」のHD化ではなく、本作のような気概でのHD化は大歓迎。HD化のお手本になるような出来栄えだと思います。追加要素こそありませんが、それはオリジナルが完全に完成しているから故かとも思います。
Amazonレビュー
レビュー日: 2011-11-01
いや、これは凄い。
100インチの大画面から立体視で見上げる巨像の巨大感にぶっとびました。
重厚な音響とゆったり地面を蹴散らして力強く動く様、
ハリーハウゼン監督作品の巨獣が出てくるシーンに似てますかね。あれが3Dという感じです。
頭部までよじ登って巨像に振り回される時の高所感もビシバシ感じます。
ゲームは最初の取っ掛かりが難しいです。どこへ行けばよいか、どうやって移動すればよいかなど。
最初はぴゅっと1体目までの攻略法を見てしまった方が良いです。その程度ではこのゲームの価値は失われません。
内容は戦いというより思考系ジャンプアクションですね。
大画面3D環境が無駄ではなかったと思えた作品でした。
GOOD!
・広大なフィールドと世界観
ヒントとなるテキストは出てきませんが、代わりにヒントを伝えるメッセージがあります
自然が多く、文字がほとんど出てこない独特の世界はとても広大です。
巨像と出会うまでに迷うことも多々ありますが、
そびえ立つ山、切り立った崖、暗くじめじめした森、砂嵐が吹き荒れる砂漠
と、様々な自然の表現方法はとても素晴らしく、
「ワンダと巨像」の世界観を十二分に表現していると感じました
・巨像
この作品では敵は16体の巨像だけです。
ですが、この巨像との戦闘は他にない戦闘です。
剣で光をかざし弱点を見つけても、そこまでどうやってたどり着くか頭を悩ませます。
弱点まで辿り着く方法を思いつき、巨像にしがみつくとBGMが流れ始めます。
そして、目的の弱点を攻撃するなどチャンスが訪れると
BGMが一転して勇敢な雰囲気のBGMになり、「よし!やるぞ!」という気持ちにさせてくれます
ですが、いざ巨像を倒すと何か少し寂しげなBGMが流れます
「本当に巨像を倒して良かったんだろうか?」
爽快感もありつつ、どこか寂しい。 それが巨像との戦いです
BAD/REQUEST
・カメラワーク
他の方も書いていますが、カメラワークはあまりよくありません。
特に大型の巨像の時はそれが顕著なのはマイナス点です
・馬(アグロ)
操作はやや難しいですが、慣れればさほど気になりません。
一番の問題は呼んでもなかなか来ないことがあることです。
ワンダとアグロの間に障害物があるとすぐに来ないことが多かったのは気になります
・後半の巨像
後半になると弱点は分かるし、巨像にしがみつくやり方も分かるのに
攻撃するタイミングが短く、またしがみついて攻撃して振り落とされて・・・
と単調な作業になるのは残念です。
掴まれる箇所を増やす、弱点を増やす、弱点を出す為の工程を増やすなど
ギミックを増やせば対応出来そうなだけに、これは何とかしてもらいたかったです。
COMMENT
24インチ フルHD使用
PS2版をやる機会が無く、PS3版が出ると聞き購入してみました。
独特の世界(フィールド)の美しさは本当に素晴らしくて
巨像を探しに行って迷っても、こんな所があるんだと感動しました。
操作にやや難があったり、一部の巨像の戦闘はマンネリした箇所もありますが
1度クリアしてもまたやりたくなる魅力があると思います。
ハードモードやタイムアタックは難しいので、コアなゲーマーでも十分に楽しめるのは◎
このゲームはプレイしてみないと良さが分からないと思うので、
アクションアドベンチャーが好きな方には特にオススメです。