【PS3】セインツロウ ザ・サード レビュー
発売元 | THQジャパン (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2011-11-17 |
価格 | 7770円(税込) |
レーティング | 【Z】18才以上のみ対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon(廉価版) |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:クライムアクション ■ プレイ人数:1人(オンライン:1〜2人) 【廉価版】 ■ 発売日:2012/09/06 ■ 価格:3,990円 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 4pt | 5pt | 4pt | 4pt | 2pt |
85pt
GOOD!
◆爽快感
一部を除き(後述)ずっと爽快感抜群でした、
ストレス解消にもってこい!
◆飽きない演出
箱庭ゲーはメインストーリー部分が地味になりがちですが、
このゲームはメイン部分の演出が大変凝っていて、
飛行機から落下しながらバトルしたり、プロレスしたり、仮想世界に行ったり、ゾンビも出てきたりと、最後まで全然飽きさせない演出が満載で感服しました、
ラストもこんなとこで戦うの!?って感じでした。
◆楽しいカスタマイズ
キャラの顔から体型・性別、服にタトゥー、性格やパフォーマンスまで決められます。
さらに公式サイトもUPし、他の人のキャラをDLしたりも出来ます。
かなり細かく設定できるので、カスタマイズだけでもかなり楽しめました、
欲を言えば服をもっと多くして!!と思いましたが、それは贅沢すぎかもしれません。
◆おバカ要素
かなりのバカゲーなので、要所要所でおバカっぷりが発揮されてます。
仮想世界のアバターは笑ったし、
交通事故に合いまくるミッションや・トラと一緒にドライブなど、
バカっぷりもなかなかです。
◆武器・乗り物・ミッションの種類
武器は「こんなのがあるの!?」ってくらい変わった武器から、おバカ武器まで、
強い弱いは別にして種類豊富で楽しいです、お金で強化もできます。
乗り物も最初は少ないですが、後半はエアバイクや戦闘機など、楽しい乗り物が増え、
車はニトロで一気に加速できたりもします。
ミッションも種類豊富です。
単純な破壊ミッションから、レース系ミッションや、おバカミッションなどなど。
◆読み込みの短さ・快適さ
開始時に読み込む程度で、プレイ中は読み込みほぼ無し、
さらに、結構派手に暴れても処理落ちも殆ど無く、快適プレイでした。
◆国内規制
そこまで露骨に規制はかかっていません、エロ系は結構かかっていますが、
許容範囲内だと思います。
良い点かは微妙ですが・・・。
◆経験値(リスペクト)&お金
リスペクト(いわゆる経験値)を貯めないと強いスキルが覚えられません。
なんらかの行動をすればこの経験値が貯まる仕組みなので、プレイのモチベーションに繋がるし、
お金は時間がたつと勝手に貯まるので「もうちょっとプレイしよう」という気持ちにもなりました、
この辺の仕組みは結構好みでした。
すべての上記の理由から熱中度は5をつけました。
BAD/REQUEST
◆仲間がなかなか車に乗ってくれない
これが結構多くて、ミッションが進まないことがありました。
仲間と一緒に戦うミッションがかなり多いのに、ちょっとテンポを損なうことがあるのが残念です。
◆一部台詞に字幕が無い
メインミッションや電話での会話には字幕があるのですが、
ちょっとした台詞や、ラジオには字幕がありません、
出来れば欲しかったかな〜と思います。
◆焼夷弾の強さ
とある武器をMAXまで改造すると焼夷弾になるのですが、
人間キャラを相手にした場合強すぎる気がしました。
自キャラを含め、炎に当たると長時間怯むうえ、ダメージもあるので、適当に撃ってるだけで簡単に倒せるのがちょっと・・・。
使わなければ良いんですけどね。
◆素手格闘の弱さ
素手で攻撃するとカッコイイプロレス技や、急所攻撃などが出せて楽しいのですが、
見た目の派手さに反してダメージがかなり低いのが残念でした。
痛そうなのに・・・。
◆クリア後
フリーミッションや隠しミッションなんかがあったら良かったら、
クリア後ももっと楽しめたのにと思います。
COMMENT
前作・前々作は未プレイです。
かなりの良ゲーだと思います。
個人的にカスタマイズだけでもかなりの時間楽しめたし、
本筋のミッションがとにかく豊富な演出で楽しませてくれます。
クリア後にさらにもっともっとやれることがあれば、満点に近い点数になったと思います。
オープンワールドゲームの中ではトップクラスの出来なので、是非色々な人に手にとってもらいたいですね。
今後オープンワールドゲーム界でさらにメジャーなタイトルになるのではと思います。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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4pt | 4pt | 4pt | 5pt | 4pt | 3pt | 2pt |
81pt
GOOD!
ストーリークリア、やりこみ要素は少しやった程度でのレビュー、前作は未プレイです。
また、このゲームとGTA4とで迷う人もいるかと思いますのでその辺を重点的に書きます。
ストーリー
かなりバカゲーというか良い意味でぶっ飛んだ内容のゲームです。
ファーストミッションからラストミッションまで、どのミッションも楽しく最後までダレることなく進められました。航空機の中での戦闘や空中での戦闘、さらにはゾンビと、どれも印象に残るものばかりです。
街並み
箱庭ゲーではかなり重要な街並みですが、少なくともGTA4の街よりは良いと感じました。入れるスポットはそれほど多くないもののストーリークリア後の真ん中のマップ(あまり詳しく書けませんが)等、こちらの方が長く探索するには向いているかと。
戦闘
基本的にはGTA4と大差ないですが、素手状態での格闘攻撃、人間を盾にするなど細かいアクションもこなせます。さらに、セインツロウにはGTA4には無い戦車や戦闘機があるため戦闘の楽しさという面ではこちらの方が一枚上手。
キャラクターエディット
GTA4のオフラインでは無骨なおっさんしか操作出来ませんでしたがセインツは性別から顔立ちまで作成できます。服の種類も圧倒的にGTA4より多いです。
サウンド
結構趣味がいい曲多いなという印象でした。特にラストミッションでかかる曲は誰もが知っているであろうと言うほど有名な曲です。
BAD/REQUEST
クルマがカッコ悪い
車ゲーでも無いのに車のこと書くのもなんですが最も使う移動手段が車なので一応。
カッコ悪い車が非常に多いです。一応車もアジトでカスタマイズできますがそれでも気になるレベル。GTAのように思いきって実車を真似ていないため中途半端な車が多いです。
COMMENT
かなり良いゲームでした。
GTA4もやった自分としてはセインツをオススメします。リアルな雰囲気なグラセフも悪くありませんが古いが故に全てにおいて負けている感じがあります。今から買うならセインツでしょうね。
あれだけ自由度が際立っていたグラセフですが今ではセインツの方が上かもしれません。とにかく、箱庭ゲー好きなら買って損することは無いかと。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 2pt |
80pt
GOOD!
・箱庭でやりたい放題、住民やギャングなどボコったり、暴れることができる。
・戦車、戦闘機、車、バイク、船、銃や鈍器、チェンソーなどいろいろ使える。
・操作キャラも、性別、顔、体系など、最初の設定だけはなく、
ゲーム中でも、ある場所で好きにカスタマイズできる。一部の乗り物も可能。
・レベルが上がり、無敵状態になれば、さらにやりたい放題。
・Z指定ならでは。部位切断はなくても、武器によっては残酷。
残酷なのが、またいいね。中半端はぬるい。
・友達とボイチャで騒ぎながら、友人と楽しめる。
・ギャングだけはなく、人間性を失った奴らが出てきたり、
途中、ジャンルが変わるような場面もあって楽しめた。
・画質もなかなかいいし、音楽は基本は車のBGMとか。
BGMも好きな曲入ってから満足。
BAD/REQUEST
悪いところを探すのが、難しいくらい目立ったところはなし。
あげるとしたら、街の建物も破壊できたらよかった。
車で民家に突撃して大爆発とか起こせたらいいなと思った。
それくらい。
COMMENT
良作だと思います。本作はリアリティを求めるもではありません。
ストーリーを進めながら、街でユニーク武器も使用しつつバカ騒ぎするギャング物語。
だから、無敵要素もあるんだよって感じ。ストアでも配信してるしな。
ゲームなんだから、リアリティ?ってなるけど、
真面目がよければGTAへどうぞ。バカ要素は各種メディアで公開されてたとおりです。
暴れてえ!!って人は楽しめるとおもうな。普通に時間が早く過ぎて困る。
REGZA 32インチ HDMI
Amazonレビュー
レビュー日: 2013-04-07
予約特典が本当にイマイチでした
特典の紹介を見て楽しみにしていた「無重力チート」が、実際には入っておらず、
他のチートに関しても、ゲームを進めていれば普通に手に入る武器やお金等々
しかもこの特典と同じ内容のものが
一年後には300円で配信されるという…orz
もっとがんばれTHQ
GOOD!
【オリジナリティ】……4点
「馬鹿なグランド・セフト・オート」と一括することなかれ(もちろん馬鹿っぽい下劣で笑える要素も忘れるなかれ)。ダッシュボタンとの組み合わせで発動できる各種プロレス技やスタイリッシュ過ぎる車両の乗っ取り、レーザーライフルやおなら爆弾やどう考えてもディルドーな謎の棒は、他のオープンワールドゲームでは為し得ない立派なオリジナリティ。非常に良く調整された、果てしなく楽しいキャラクリエイトに目が行きがちだが、実は車両改造も素晴らしい出来。キャンディ塗料やパール塗料のような塗装の質感はもとより、車下部に取り付けるLEDの色の豊富さはドライブをより楽しくする。サイファイな航空兵器VTOLやエアバイクのスペクターも最高の追加要素だが、残念ながら改造できない。
反面、ストーリーからは個性が剥げ落ちてしまった。おそらく新キャラクターの魅力不足だろうと思われる(また、本作では一人または複数のメインキャラクターが死亡する。これ自体を批判する人もいるかもしれないが、よく考えてほしい。続編ものとなれば引き続き登場するキャラクターの魅力を掘り下げるのは難しくなるし、ストーリーを引っ張るために新キャラを加えると物語が複雑になりすぎる。まして本作はギャングの血で血を洗う抗争劇で、殺す者は殺されるというテーゼからは逃れられない。最終盤のボスの様子とピアースの台詞に注目すべき。ただ、いなくなるキャラクターと残るキャラクターの魅力が釣り合わない)。が、決して出来の悪い話ではない。というか、深いストーリーがさほど求められていないゲームにしては出来過ぎた内容。
【グラフィック】……5点
近年、日本のゲームは米国のエンターテイメントの主義主張(ゲームは映画に代わる!)に引っ張られ気味だったが、まさか欧米の大作の中からこういう「(日本が得意とする)おもちゃっぽい」ゲームが出てくるとは思わなかった。アメコミ風のデフォルトキャラクターや街の雰囲気、サイファイというか『トロン』のまるパクリなデッカー関連のイベント、上記のキャンディ塗料もそうだ。前作ではシークレット扱いだったウサギ人形は堂々と街に姿を現している(違和感がないという判断だろう)。そんな中で巷の「絵が汚い」や「車がおもちゃっぽい」という評価は明らかにGTAと比べ過ぎているし、ディズニーランドの景観を現実的じゃないと言っているようなもの。確かに現行で最高級なグラフィックではないし、テクスチャが埋もれたりすることもあるが、箱庭ゲーでは異色の「おもちゃっぽさ」を十分に表現出来ているし、ジャンルの中では水準以上。
ただし街には賛否両論あるかもしれない。景観に個性がほとんどないが、前作よりは街っぽくはある(いわゆるギャングの蔓延る田舎というよりは、マフィアの城下町のような感じ)。少なくともドライブしていて楽しいところではない。しかも、広さの割に中身がなく、ほとんどの地域は活用できていない。サブミッションというかミニゲームのための土地はいらないと思うのは僕だけではないはず。
【サウンド】……5点
スライベルズを聴きながら敵車両を吹っ飛ばすのは楽しい。相変わらずサウンドトラックの選び方はセンスがあるし、おそらくはテーマソングであるカニエ・ウエストの「power」も良い出来。終盤の山場でかなりダサアツい(としか言いようがない)80sポップスが流れるあたり、本当によくわかってると思う。ボイスアクトは良質なだけではなく、おそらくボスの声質(男女三種類)の違いは性格の違いにつながってる(少なくとも台詞が異なっているようだ)ので、リプレー性の足しになっている。
【快適さ】……4点
戦闘システムは相変わらず底が浅い。が、悪くはないし、車も飛行機もバイクもスムーズに乗りこなせるはず。及第点といったところ。原点の理由は車両の方で、一部の仲間の挙動がおかしい。車から出てミッションをこなす→仲間が乗り込む→ボスが乗り込む前に仲間が車両から出る(この車ではないと判断するらしい)といったような不毛なことをしているうちに撃ち殺されることがままある。
【バート・レイノルズ】……5点
「エクスペンダブルズ」のシュワルツネガーのようにパッと出てパッといなくなるだけだが(基本的には。その後の選択肢次第では仲間として呼び出せるようになるが、専用のモーションとかはない)それでも出ただけ凄い(大抵のプレイヤーには意味不明だろうが)。このレビューの総合得点には加味されないが五点。一部のプレイヤーには重要なことだ。
【ゾンビ】……3点
こちらもほぼバート・レイノルズと同様の扱いだが、セインツ・ロウの戦闘システムに合わない動きをするため非常にウザい。確かにゾンビは中学生的馬鹿な感性に必要な要素だが、走るゾンビは誰も望まなかったはず。
BAD/REQUEST
【熱中度】……4点
RPG式のレベルアップとスキル取得の要素は良く出来ていて、ゲームに熱中できる要素の一つでもあるが、もちろんそれは自由度とリプレー性の減少につながっている(序盤から好きなスキルを取る、ということができない)。また、ゲームをスムーズに進ませるためには、武器やスキルの購入に必要な金銭が必要だが、そのためには不動産やサイドミッションをこなさなければならず、そのどちらも大抵は退屈。不動産は購入しても日銭以外の利益が薄いし、セインツのブランドの服屋を購入するというおかしな事態を生み出している。新しく追加されたミッションは、前作の退屈なミッションと同じくらい退屈。特にトラを乗せて街を爆走するミッションは「傍から見ていれば楽しい」一発ネタでしかない。さらに、その二つを完璧にこなさなければ新規キャラクターのズィーモの謎の真相に辿り着けなくなるという仕様。まあ、大した謎ではないのだが……。
もしかしたら前作のファンよりも新規プレイヤーの方が楽しめるかもしれない。それは「前作よりも面白くない」という意味ではなく「前作よりは面白いけれど、何か言いようのない、魔力のようなものが欠けている気がする」からだ。あくまでも気がするだけで、それを説明する言葉は見つからないのだが……。
【その他】
全体的にアイディアに技術力が追い付いていないような印象を受ける。超終盤の無駄に壮大な展開のあたりはまさにそう。「結局やることは同じかよ」みたいな。
本作はストーリー分岐がある。が、魅力的な二択にしては、その影響は小さいというか、片方を得たというより片方を失ったという気持ちしかしない。興味深い選択肢は最終盤のエンディング分岐だけだと思った方がいい(ただし別々の道のような二択ではなく、正しいエンディングとパロディエンドの二択だと思われる)。
武器のカスタマイズ性は大幅に向上したのでやる気が出る。
馬鹿さ加減以上の価値を見出すのは難しい。ゲームにとって「やりすぎ」や「馬鹿」とは何かということを新発見させてくれるゲームではあるが、いずれ飽きる悪ノリという感じは否めない。その飽きるまでが本当に楽しいのだが。
COMMENT
今冬の大作ラッシュの一つとして名を連ねていた本作だが、その正体はリアル路線な各大作ゲームの中で一際異質な輝きを放つ「おもちゃ感」溢れるゲーム。とはいえ全体的に「傑作」とはいいがたいのでゲームズ・オブ・ザ・イヤーを獲るのは無理だが、だからといって触れる価値のないゲームではない。むしろ、ゲームズ・オブ・ザ・イヤー候補作塗れの下半期の中では清涼剤のような魅力がある。完全にGTAの影をふっ切った感があるので、これがシリーズの最高傑作というよりは、ここからが本当のシリーズの始まりだと思わせるものがある。今後の動向をチェックすべき。