【PS3】二ノ国 白き聖灰の女王 レビュー
| 発売元 | レベルファイブ （オフィシャルサイト） |
|---|---|
| 発売日 | 2011-11-17 |
| 価格 | 8800円（税込） |
| レーティング | 【Ａ】全年齢対象 (CERO について) |
| ショップ/リンク | Amazon(廉価版) ／ 改訂版の設置基準について |
| タギングトップ3 |
   |
| タイトル概要 |
■ ジャンル：ファンタジーRPG ■ プレイ人数：1人 【オールインワン・エディション】 ■ 発売日：2012/07/19 ■ 価格：3,980円 通常版にDLCを同梱した廉価版です。 |
- 総合ポイント
- 74
- (難易度)
- 2.38
- レビュー数
- 42
481人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
| オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 3pt | 4pt | 3pt | 3pt | 2pt | 2pt | 2pt |
52pt
635人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
| オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 4pt | 4pt | 5pt | 4pt | 5pt | 4pt | 2pt |
88pt
GOOD!
【ボリューム】
メインとなるストーリーのほか、モンスター討伐やお使い系のサブクエストが豊富です。ストーリーを進めるたびに受けられるサブクエストが増えます。それらを消化しつつ進めてクリアまでおよそ50時間といったところです。
さらに、クリア後にのみ受けられるクエストあり、作業を強いられるもののやりこみ甲斐のあるトロフィーありと、十分すぎるほどのボリュームがあります。
【戦闘】
シンボルエンカウント形式。
メンバーは3人ですが、各人が3体の「イマージェン」、早い話モンスターを使役して戦闘に臨みます。200種をゆうに超えるイマージェンにはそれぞれ得意な攻撃法（物理・魔法）や敵との相性、彼らを使役する人間との相性が設定されていて、相手や状況に合わせて戦闘方法を構築していく楽しみがあります。
プレイヤーは3人のメンバーのうち一人を操作し、後の2人はAI操作です。もちろん戦闘中に自由に操作キャラの入れ替えが可能です。
戦闘はリアルタイムで進行します。コマンド選択中でも時間は進行しますが、どの敵を攻撃するか選ぶ時・アイテムを選ぶ時・操作キャラを変更する時などは時間が止まり、おちついて選択が出来ます。ボタンひとつでパーティ全体の攻守を切り替えできるほか、ドラクエで言う「ガンガンいこうぜ」「いのちをだいじに」等に相当する作戦を立てることが出来ます。普段はガンガン攻めていき、敵が全体魔法を仕掛けるそぶりを見せたらボタンひとつで防御を指示、後に反転攻勢をかけるなど臨機応変な対処が必要になります。
【ストーリー】
とにかく王道、ジブリらしい冒険活劇といった感じです。
悪の魔導士にこころのカケラを奪われ「ヌケガラビト」となった人々を救いながら旅をする少年たちの物語。王道といいつつも単純な勧善懲悪ではなく、善から悪へと移り変わる人の心の脆さや、人と人との心の繋がりを丁寧に描いています。
「ヌケガラビト」となった人は、人として大切な心の一部を失っています。例えばやる気を失い無気力となった人には、やる気にあふれる人から「やる気」の心を分けてもらいそれをヌケガラビトに与える。そうしてストーリーが展開していきます。こころのカケラには「やる気」のほか「勇気」「がまん」「やさしさ」など数種類ありますが、ストーリー後半に「○」や「○」（あえて伏せておきます）を持ってくる所がにくい演出だなと思いました。
【音楽】
久石譲氏の音楽はケチのつけようがありません。
特に印象的なのはフィールドBGM。冒険者の期待と不安を煽る壮大な曲調は、かのドラクエシリーズにも引けをとらない秀逸なものと言えます。
【移動手段】
徒歩、船、空飛ぶドラゴン。船やドラゴンは目的地を指定するのではなくちゃんと自分で操作できます。物語の早い段階でテレポートの魔法が手に入り、一度訪れた街やダンジョンに瞬時に移動できます。
【グラフィック】
ジブリらしい暖かみのある表現で彩られており、大人から子供まで年齢問わず楽しめます。イマージェンのしぐさがいちいち可愛い。
BAD/REQUEST
【ボリューム】
トロフィー獲得の為、レアアイテムを取得する必要があるのですが、これが敵から盗むかドロップでないと手に入らないものがいくつかあります。しかもドロップ率は低いし、該当の敵自体がなかなか出てこない。運が著しく絡むものをトロフィーの取得条件に入れないで欲しい。ボリュームを無駄に水増しされているような気がして少々不快です。
【戦闘】
低難易度でも意外と難しい、リアルタイムバトル。
敵が特技を使う時、前兆が視認できるようになっているのですが、中には詠唱時間が極端に短い特技があり防御が間に合わないことがよくあります。状況によっては画面外で特技の準備をしている敵がいるので、バトル中スティックで周囲を見渡し、気を配らなければいけません。
また、味方AIはあまり賢いとはいえず、無駄にMPを消費してはプレイヤーを困らせます。さくせんの変更が戦闘中でしか行えず、またアイテムの使用やさくせん変更はイマージェンでなく人間キャラクターからでしか行えない。キャラを変えて、さくせんを変えて、アイテムでMPを回復して、イマージェンと交代して・・・といった感じで、とにかく手元が忙しい。子供にはちょっと難しいのではないか。（まあ子供は順応力高いから平気かな？？）
【音楽】
戦闘中の音楽は完全ループでなく、曲が終わった後再度頭から流すので、2秒くらい無音の時間が出来てちょっとしらけた感じになります。
【移動手段】
徒歩時の移動速度が少し遅いですね。一応速度UPする方法はあるのですが、たいした効果は得られません。
ドラゴン搭乗中にメニュー画面を開けないのが地味につらいです。
【その他】
オリバーの母親役の演技。出番はそう多くないがそれなりに重要な役どころなのに、演技する気すらないのではないかと疑いたくなるひどさです。
COMMENT
一部界隈では真のドラクエなどと呼ばれているそうですが、その呼び名に相応しい王道的RPGでした。JRPGらしく、レベル上げをしないとストーリー進行がきつくなる部分が多少ありましたが、そういう時はサブクエストをこなせば自然とレベルが上がり、十分な装備を整えるだけのお金も手に入るようになっています。JRPGの伝統を踏襲しつつも、その悪い部分まで引き継がなかったところは見事といえます。
タレントを声優に起用した点については、まあジブリだし、作品の世界観を著しく崩しているわけでもないし、別にかまわないのではないでしょうか。私としては、マル役の人でぎりぎり許容範囲でした。棒には違いないがよーく聴くと一応演技をしていることはわかるし、何より声自体はキャラにあっていると思いますので。とはいえ、出演されている方の多くはジブリの中でしか通用しない演技となっているので、その辺にうるさい方はちょっと耐え難いかも？
最後に・・・「マジックマスター」にはこのゲームの良さがぎっしり詰まっています。是非じっくり読みながらプレイしてみて下さい。
507人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
| オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 3pt | 5pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 2pt |
80pt
GOOD!
・グラフィックに関しては、もう文句のつけようが無いくらい素晴らしい
基本アニメ絵ですがここまで自然に360度構築されたRPGゲームはなかなか無いと思います
「何気ない凄さ」を感じました
・音楽に関しても、さすが久石譲さんと思う印象的な楽曲に仕上がっています
・DQやFFが持っていた、かつての古き良きRPGの集大成的な
ジブリらしい分かりやすいシンプルなメッセージのストーリーと
愛嬌のある各キャラクター
・クリア後の楽しみも用意されている
BAD/REQUEST
・良くも悪くも、今まであったRPGのシステムって感じですかね
・声優陣が、全員とは言わないが中には下手な人が居た点（特に母親役）
COMMENT
良い点でも書いたのですが、昔のDQやFFが好きだった人に是非やって欲しいです
これぞ王道RPGって感じですかね
ジブリらしい、世界観が良く活かされたストーリー設定もツボでした
個人的に、最近のRPGには全く魅力感じないのでこういうものが出てホッとしてます
セールス的にいまいちだったのが本当に残念
32形HDTV 5.1サラウンドスピーカー
483人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
| オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 3pt | 5pt | 4pt | 3pt | 3pt | 2pt | 2pt |
62pt
GOOD!
◎映像と音楽が彩る世界観。
映像に関しては、皆さんが抱くジブリのイメージそのままを
ゲームに落とし込んだと思って頂いて間違いないです。
イベントシーンでは2Dアニメーションが挟まれるタイプと
3Dモデリングのまま進行するタイプの二種類あるのですが、
前者の2Dアニメーション（数か所ではありますが）は特に
「さすがジブリ！」と目を見張るものがありました。
音楽に関しては、一つ一つの質が高いので曲数は少なく使い回しが多いのですが
オーケストラを中心とした久石節は聴き応え十分です。
BAD/REQUEST
×戦闘中にイマージェンを仲間にする場合、完全にランダム。
レベル差によって捕まえ易いなどの補正も無かったように思います。
その割に「あのイマージェンを捕まえて」というクエストが多いので、
途中から面倒臭くなっていました。
おやつを与える事によるパラメータアップがあるのですから、
それを利用して捕まえ易くなるのでも良かったと思います。
×一部の声優の演技。
自分はアニメを見る訳でも声優に詳しい訳でもないのですが、
そんな私が聞いても下手というか感情がこもっていないというか
やる気が無いように聞こえる方が約2名います。
その演技で現実に戻される事がしばしば。
△ストーリー。
特にサブタイトルにもなっている白き聖灰の女王の部分は蛇足です。
DSで発売された漆黒の魔道士+白き聖灰の女王で構成しており、
そのストーリーの占める割合は8：2程度です。
漆黒の魔道士を練り直すのは難しいと見るや安易に話を足して
定価DS版6800円→PS3版8800円として出すという神経が嫌いです。
個人的に二の国HD版5800円という事なら納得いく値段かなと思います。
△リアルタイムバトル。
相手の行動に応じて攻撃、防御を繰り返すシステムですが、
単調な割に手元がせわしない。また、相手の攻撃に対して距離をとる、
防御等の対策が出来る分、一発のダメージが大きいので
操作を面倒臭がるとあっという間に全滅してしまう。
△一部の上位魔法が上位を成していない。
ダメージを与えるまでのタイムラグが異様に長くなってしまう。
魔法にはリアルタイムで効果が発動するものと、
カットイン演出が入るものの2種類あり、
ダメージを与える前に相手のカットインが入る攻撃で
キャンセルさせられてしまう。
それでいてMP効率も良くないので使う利点が無い。
「上位魔法を叩き込め！」とキャラクターに言われても
下位魔法でチマチマと戦っていた程です。
COMMENT
ジブリとレベル5のタッグと言う事で、自然とハードルが上がってしまい
厳しい意見が多くなりがちで、また確かに作りは荒いとは思うのですが、
それでも自分にとってクリアーした数少ないRPGの一つとなったので、
それだけ世界観に魅力があるのだと思います。
その魅力的な世界観に脚本が追い付いていない印象が若干ありますが、
ジブリ映画の中を探索したい方、RPGはファンタジーに限る！という方には是非。
Amazonレビュー
レビュー日： 2016-11-23
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GOOD!
画面はジブリ調でとても綺麗です。
ストーリーも一本道ではあるけど好きです。
音楽はものすごいいいというわけではないですが、久石譲なので無難にいいです。
BAD/REQUEST
マップは結構広いんですが、その中に街やダンジョン、施設などが散りばめられてるわけではなく、ちょこちょこ点在するだけなので、ただただ移動が面倒。途中で乗り物が登場しますが、それまで本当に苦痛。
サブイベントがただのお使い。ストーリー性は全くなく本当にただのお使い。報酬のためにこなすだけ。
味方のAIが微妙。雑魚戦1、2回でMPを使い切ってしまう。一応作戦でMP使うなみたいな指示もできますが、通常時のメニュー画面で設定できず、戦闘中に毎回やらなければいけないのでやってられない。しかもリアルタイム戦闘なので、それやってる間にダメージをくらってしまう。
戦闘。モンスターの育成を時間かけてやる人なら普通程度の難易度だが、自分のようにストーリー楽しんでクリアできればいいっていう人には厳しい。
例えば、中盤で水属性の敵ばかり出てくるダンジョンがあるんですが、あまり育成に力をいれてない場合、最初に手に入れるモンスターがメイン火力になってます。そのモンスターっていうのが水に弱い。大雑把に言うと、一回のスキル攻撃で7、8割持ってかれます。自分はその時点で戦力になる水耐性のあるモンスターを持ってなかったのでストレスマックスです。雑魚戦でも普通に全滅したり。これを解消するには、いったん戻って水耐性のモンスターをゲット→レベルあげ→進化→レベル1に→レベルあげをしないといけません。何時間かかるのやら。自分は面倒だったのでアイテムでゴリ押ししました。正直楽しくはありませんでした。
シンボルエンカウント。
レベル差があると弱い敵は逃げ出します。一見よさげなシステムですが、倒して仲間にする、倒して素材をゲットするとういゲームなので、故意に格下と戦う事が非常に多いです。言わなくてもわかると思いますがこれまたストレスマックスです。
システム。次に行くべき場所が常にマップ上に表示されているので冒険してる感が無い。
逆に、目的地以外の場所にいくと高確率で敵が強力で即死。究極の一本道ゲーム。
COMMENT
色々書きましたが、ストーリーだけ楽しみたい自分のように、たまたま手に入ったモンスターだけで進めていると厳しいゲームだと思いますが、
逆に育成やモンスター集めメインでやりたい人にはとてもいいゲームだと思います。
未クリア、中盤時点でのレビューです。他にも書かれてる方がいましたが、同じくこれ以降劇的に変化することはないと思うので書かせてもらいました。