【PS3】アサシン クリード リベレーション レビュー
発売元 | ユービーアイ ソフト (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2011-12-01 |
価格 | 7770円(税込) |
レーティング | 【Z】18才以上のみ対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon(スペシャルエディション) |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:アクション ■ プレイ人数:1人(オンライン:4〜8人) 【アサシン クリード リベレーション スペシャルエディション】 ■ 発売日:2013/04/18 ■ 価格:3,990円 通常版にDLCを同梱した廉価版です。 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt | 1pt |
76pt
GOOD!
※シリーズは1、2、BHをクリア済みです。
★相変わらず美麗なオープンワールド
シリーズ恒例ではありますが、今作ではコンスタンティノープル(イスタンブール)が舞台となり、若干中東テイストが強くなった町並みを体験できます。
現存している歴史上の建造物を上り、天辺から望む町並みは絶景です。
一度ロードしてしまえばエリア間でのロードなどはないので、思う存分異国情緒、探検気分を味わえます。
★多彩なミッション
今回から新たに加わった要素として、アサシン支部の防衛ミッションがあります。
これはいわゆるタワーディフェンス系をオマージュして作られているミニゲームですが、地味に楽しめます。
またそれ以外にも今まで通りのサブクエスト的なものや、秘密の場所を探索するミッションもあり、飽きさせない作りになっています。
★サクッとできるが奥が深いオンライン対戦
オンライン要素は前作ブラザーフッドから発展したものですが、ゲームのルールが多彩で、またステージも多く、やり応えは相当だと思いました。
基本的に「やるかやられるか」が基本ルールではありますが、これが一筋縄ではいかない作りになっており、ルールはシンプルなものの、マスターするまでの道のりは奥深いものだと感じました。
リワード(ご褒美的なもの)も豊富でかつ一部はメインストーリーの世界観をさらに押し広げtる要素を持っているため、やりこみ要素としても十分な内容になっているかと思います。
1ゲームが10分程度で終わり、レベルも割りとサクサク上がっていくので、あまりストレスに感じることもありませんでした。
★地味ながら引き込まれるBGM、音声
BGMは特に突出したものはないものの、イベントに即したものが流れるので雰囲気作りには一役買っているなと思いました。
また今回も声優さんが非常にがんばったようで、エツィオがオリジナルの歌を披露するシーンでは思わずニヤリとしてしまいました。
他BGM、音声に関して不満に感じることはありませんでした。
★爽快感あふれるフリーランシステム
やはりシリーズ最大の特徴はこのフリーランシステムではないでしょうか。
間違った方向にジャンプしたりすると思わずイラッとする事もありましたが、何回かやればたいていはコツが分かる仕組みになっているのがポイント高いなと思います。
やはりシリーズ通じて洗練されてきているのか、今作では特に大きなストレスを感じることなく街を走り回れたと満足しています。
★難易度の緩和
ここは人によるかも知れませんが、私のようにあまりやり込みを求めないプレイヤーにとっては、今作での難易度の低下はすっきりした印象を持ちました。
前作をフルコンプした方には物足りなく感じるかも知れませんが、私にとってはちょうどいい難易度だったと感じました。
BAD/REQUEST
■やや残念なメインストーリー
メインストーリーに関しては、やや説明不足な点があるなと思わざるを得ませんでした。
せっかくエツィオというキャラが確立していたのに、初回特典で「追記」をするという仕様はちょっとシリーズファンとしてはどうかと思いました。
またメインストーリーの補完要素がオンラインプレイを強制させるものになっている点もちょっとゲンナリするポイントでした。
特に知らなくても本筋には影響はないのでしょうが、知りたくなるのが人のサガだと思うと、この仕様も不親切に感じました。
また一部のストーリーに関し(アニムス関連)仕掛けが前作までと大幅に変わっているので、戸惑うかも。
ただ、アルタイルに関するミッションや内容は個人的に高評価でしたので、もしかするとここは人を選ぶかも知れません。
■ロードの頻度
シンクロ率(遣りこみ度合い)を高めるためにトライ&エラーを繰り返す前提のシステムなのですが、やり直しをする際のロードが長いな、と感じたため、快適度を減点としました。
■一部の誤訳
音声と字幕が合ってない場面がしばしば目立ちました。おそらくシリーズ通じて一番誤訳が多いのでは・・・?
特にそれが雰囲気をぶち壊すという事はないのですが、気になる人は気になるかも知れません。
■一部キャラクター外見に感じる違和感
ゲームのエンジンが変わったためと噂されていたりするようですが、主要キャラクターの造形が変わっており、シリーズファンにとっては違和感を感じる事があるかも知れません。
私は最初、エツィオをまったく別の誰かだと勘違いしていました。
ここは好みの分かれるところかもしれませんが、私は残念ながらあまり好きになれませんでした。
作りこみはリアルになっているようには思えるのですが・・・。
■操作の変更による混乱
一部の操作に変更があり、シリーズを通じてやってきたプレイヤーの方は最初混乱するかも知れません。
瑣末な問題かも知れませんが、若干快適ではないなと感じました。
■その他細かい点
以下個人的に「うーん」と感じた点です。
・街再興や地中海ミッションや防衛戦ミッションが場合によっては作業になってしまうかも。
・パラシュートが消えてしまう事がある
・一部バグ(背景にめり込んだり、爆弾が当たってるはずなのに効果がなかったり…)
COMMENT
BRAVIA 32インチ HDMI
35時間ほどプレイ、クリア済み。
<総評>
シリーズを確立した立役者、エツィオももう51歳になりました(笑)
そんな老エツィオが大暴れする今作は、同時にエツィオのその後を描いた(はずの)作品になっています。
正直作中で語られるストーリーは満足できるものではありませんでしたが、それでもゲームとしての根幹はしっかりと作りこまれているように思われ、物語としてよりゲームとしては面白いと思いました。
新登場したフックブレードや爆弾などのアイテムによってアクションや戦術の幅が増え、より操作が楽しく思えたのは間違いないと感じています。
グラフィックも美しく、街を探索するだけでも楽しい感覚はしっかりと継承されており、このあたりも評価できるポイントかなと思います。
細かい部分では粗があり、難点もさらけ出してしまったものの、ゲームとしての完成度はオン、オフ通じて高いと思います。
前作までのシリーズをプレイされているのであれば楽しめる要素は多いと思います。
シリーズファンなら是非お勧めしたいですね。
特典映像付バージョンであればなおの事お勧めです。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 4pt | 3pt | 4pt | 2pt | 3pt |
66pt
GOOD!
・PS3ではシリーズ4作目ということでマンネリ感は避けがたいですが、今作も様々な新要素を採用することで新鮮味も出せています。
・グラフィックはいつもながら素晴らしいクオリティで、イスタンブールの異国情緒豊かな風景をはるか遠くまで見渡すことができます。またBHまでの課題だった顔のグラフィックが今作では格段に向上しています。
・音楽は前作までのような雰囲気ある曲がある一方で、イベントシーンでは映画のように壮大な曲も使っています。エツィオサーガとしての統一感はやや薄れてしまいましたが、これはこれで悪くないと思います。
・エツィオとアルタイルの最後を描くというだけで、シリーズファンにとっては感涙モノでしょう!また歴史上の人物も数多く登場するのであいかわらず勉強になります。
・新要素のフックブレードはフリーランの爽快感を抜群に高めており、使っていてとても楽しいです。
・爆弾はシンプルながら戦略性を高めてくれています。
BAD/REQUEST
・久々にアルタイルが登場ということでとてもワクワクしていたんですが、話が短くぶつ切りになっていて、ほとんど感情移入できませんでした。結局アルタイルに一番感情移入できたのは2の写本だったな…
・またエツィオパートもボリュームに欠け、物足りない出来でした。新旧二人の主人公を登場させるというこれ以上ないシチュエーションだっただけに、なぜこれほどつまらないストーリーになってしまったのか…とはいえ二人の最後を見れたのは満足でしたが。
・弟子の育成ミッションやアジトの防衛など新要素も追加されましたが、いい加減蛇足過ぎてゲームプレイのテンポを悪くしているようにしか感じられませんでした。2の頃のすっきりしたゲームプレイが懐かしいです。
・敵に銃が普及していることもあって、かなり手強くなっています。歯ごたえがあるというよりはうっとおしいです。
・16号のファイルのパズルに変わって、新しくパズルアクションのようなものが導入されましたが、これがすごぶるテンポが悪くつまらないのにやたら長いと悪いことづくしでした。DLCに至ってはこれだけで構成されていて、もう何なんだか…
・顔のグラフィックが向上したのはいいんですが、そのせいで既存のキャラが別人のようになってしまいました。
・新要素が追加された一方で、今まで探索要素が削られているところもありました。
・前作までとボタン配置が変更されていて、最初は操作ミスを連発してしまいました。こういうのは同じナンバリング内では控えてほしいですね。
COMMENT
40インチのHDTV使用です。またオンは未プレイです。
マンネリ感を打破しボリュームを増やそうという努力は買いますが、かえってテンポが悪くなり熱中できなくなりました。シリーズ本来の強みだったテンポの速さをもう少し重視してほしいですね。
エツィオサーガの締めくくりがこんな形になってしまって残念です。
そしてなぜテンプル騎士団は私利私欲に走る連中しかいないのか…
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 3pt | 5pt | 3pt | 1pt | 2pt |
65pt
GOOD!
<熱中度>
オンラインは前作で既に完成されていたため目新しい要素は無いが、やっぱりあの独特なデスマッチシステムはハマる。
チーム戦はみなさんのご指摘通り途中抜けが多くゲームにならないケースもあるが、基本個人戦がメインなので致命的な問題にはならない。
BAD/REQUEST
<快適さ>
ゲームが始まるまで余計なインフォメーションが多く挿入されるため毎回毎回イライラさせられる。ゲーム中もワープ時、ムービースキップ時、リスタート時に例の余計なロード演出が入るため非常にイライラさせられる。シンクロ100%目指して何回もやり直している時など、この演出がストレス増加に拍車を掛けてくれる。
オンラインも快適さは最悪で、とにかくフリーズが頻発する。過去にオンラインでこんなにフリーズした記憶はない。
<満足度>
引っ張りに引っ張った話も本作でやっと完結するも、その長さゆえにストーリー全体の把握ができないため、クリアしてもなんの感動もなけりゃ達成感もない。
COMMENT
人をどうやったらイラつかせるのを考え抜いて作成したとしか思えないゲーム仕様に終始イライラさせられるが、それを補うオンラインの面白さがある。
このゲームにとってオンラインが本編でストーリーはおまけ程度に考えていたほうがいい、オンラインがなきゃ買う価値の無いゲーム
Amazonレビュー
レビュー日: 2014-04-20
操作ボタンの変更で最初は良く間違えました。
GOOD!
シリーズ4作目(据え置き機)となる本作、安定感があるどころかシリーズごとに次々と新要素が加えられ製作者側の挑戦し続ける姿勢を感じます。その上フィードバックによって細かいレベルから改良がなされシリーズを経るたび快適さ、楽しさを増しているように思います。
まずはシングルプレイについて。
・新要素
今回の新要素、まずフックブレードについてですが地味に、しかし大きく機動性を向上させています。ワイヤーでのスピーディな移動は勿論、壁を登ったり屋根に上がるのが以前より快適になりました。
次に爆弾ですが、これによって大きく戦略性が増しました。殺傷用は勿論、陽動用から敵の動きを封じるもの、時限式や投擲、設置式、効果範囲の設定まで様々な要素を自由にカスタマイズできるので、敵を遠ざけたりおびき寄せたり、あるいは敵同士を引き離したりと実に様々なプレーができるようになりました。
そして前作でグレードアップした敵の拠点を攻略して街を復興していくシステムに今度は奪回した自軍アジトが逆に襲われるという要素が追加されました。このアジト防衛ミッションはタワーディフェンス系のシミュレーションゲームとなっていて今までとは違った緊張感を味わえ、個人的には新鮮でした。
・グラフィック、サウンド
さてグラフィックですがまずオープニングムービーは実写と見紛うほど。それだけにその後実際プレイする段階になるとギャップを感じてしまいがちですがしかし前作と比べタッチがより精細になった印象を受けます。
今回の舞台はトルコですが非常によく再現されているように思います。特に日が沈むときの景観は圧巻ですしアヤソフィアの内部も荘厳な印象をうけました。どうしたらあの独特な空気感を表現できるのか不思議でなりません。現地まで旅行に行かずともこんな眺めを見れるなんて贅沢だなと思ってしまいます。街並みもヨーロッパとアジアの間に位置する都市ということで石造りのヨーロッパ風な地区から木でできた家屋の並ぶアジア風な地区まであり散策するのも面白いですね。住民の衣装も実によくできています。
また喧騒というか気付きにくい程度の音なのですが、これがよりトルコの街の独特な雰囲気を醸し出してます。たしか現地で音を採集してきたとスタッフの方が話していたのでこれがその一つなのだと思いますが、これがあるとないとでは街の雰囲気が違ってくるのではないでしょうか。
BGMなどの音楽もアジア風なテイストが加わりとてもいいです。個人的にはアジト防衛の時のBGMがエキサイティングな雰囲気を盛り上げてくれて好きです。
また戦闘時の刃と刃がぶつかる時の音なども一種類だけでなくぶつかり方で変わってるようで凝ってるなと思いました。
・その他
マップの広さは前作のローマと同じくらいだと思います。ですが地形に高低差があったり建物の密度が高かったりして複雑な構成になっておりフリーランニングやイーグルダイブを存分に楽しめるものになっています。その分初心者の方にはちょっと難しいのかもしれません。
そして前作で戦闘に快適さをもたらしたエクスキューションストーリーク(連続で敵を倒せる)ですが、反面その異様な強さゆえになんだか戦闘に物足りなさを感じてしまいました。しかし今回は一撃で倒せない番兵も登場し、爽快感を伴いつつも歯ごたえのある戦闘が実現されたと思います。彼らと繰り広げる剣戟がまたかっこいいです。この他にもアサシンブレードとピストルを織り交ぜたとどめの差し方など様々な剣戟モーションが追加されています。また最後の敵を倒す際には一瞬スローモーションになる演出がアサシンのかっこよさを引き立たせています。
それとカウンターの要領で敵の所有物を奪えるようになりました。このおかげでわざわざ倒した後に死体をあさるという煩雑さを省略できるようになりました。
今回は敵として2つの勢力が街にいるのですが、うまく誘導して敵同士を戦わせたり、或いは三つ巴の戦闘を繰り広げたりといったことができます。
敵の種類自体も非常にバラエティに富んでおり、一般兵をはじめ強力な攻撃をしてくる者やカウンターが効かない者、爆弾を投げてくる者など実に様々でそれぞれに対処法を講じなければなりません。
・マルチプレイ
最後にマルプレイですが、オンラインにおけるオリジナリティは抜群のものがあるのではないでしょうか。プレイヤー同士が暗殺しあうという他のゲームにはない独特な駆け引きがあり、その緊張感は某FPSゲーム以上かもしれません。初めて導入された前作では、色々と不満に思う点も多く快適さに欠ける部分もありましたがそうした点も見事に改善され、更に豊富なゲームモードやアビリティ、キャラクターのカスタマイズなどが加えられました。その上、プレイしていくとショートムービーが見れたりテンプル騎士団の秘密に迫ったりすることができるようになっていてストーリー仕立てな要素もあるなど非常に充実した内容になっています。
BAD/REQUEST
先ほど触れた一撃で倒せない敵ですが銃も持っており戦闘中に時折撃ってきてこれが戦闘のテンポの妨げになっているように思います。敵の難易度を上げるということでは否定できない面もありますが個人的にはうっとうしいです。
目立つ行動をするとたまっていく悪い噂システムで減らす手段としての張り紙がなくなりました。今回はたまった結果、アジトがばれて攻められるという構図になっているのでマスターアサシンを育てアジトを任せられるようになるまでは悪い噂を下げまわるかアジトが攻められては守るの繰り返しをするかという状況になり非常に忙しいです。その上で一番どこにでもあった張り紙が無くなったので先触れか役人を探し回らなければならなくなり前回に輪をかけて煩雑になったように思います。
アジト防衛の時にちょいちょいムービー(敵キャラクターのアップ)が挟まれるのですがその間もリアルタイムで戦闘が続いているのに操作ができなくなるのが煩わしいです。たしかに演出としては盛り上がっていいのですが。
また今回は隠された真実の代わりに主人公デズモンドの回想をたどるものが用意されていますが主観視点でダンジョンを進むという形式になっており新鮮ではありましたが、個人的には前回までのような絵画や歴史的な写真を織り交ぜた謎解きの方が面白かったです。
あと相変わらず読み込みなども少々時間がかかります。メニューやマップを開くときにも若干間があります。ただコンマ何秒のことだと思うので気にするほどでもないかもしれません。
COMMENT
ブラッドライン(PSP)から2、ブラザーフッドとプレイ済みです。
私の中で本シリーズは決して手放すことのないゲームです。しかも毎回これ以上のものが作れるのだろうかと思うのに見事にその上を行く期待を裏切らないものができあがるので驚いてばかりです。
異国のきれいな街並みや風景を眺めたり比較的簡単な操作で華麗な戦闘ができ、街を自由自在に駆け回る。歴史的な建物に登ったり歴史上の人物と絡んだり。
ストーリーも深いです。「真実はなく、許されぬことなどない」アサシンとテンプル騎士団の戦い、人類の歴史、地球の未来。アサシンクリードの持つ世界観は複雑で深いです。
何をどう楽しむかはまさにプレイヤーしだいです。
初めての方が本シリーズから始めるのはストーリーの面から言ってあまりお勧めできません。BHにしてもリベレーションにしても2はやっておく必要があると思います。ただマルチプレイを目当てに購入するというのはありだと思います。