【PS3】The Elder Scrolls V: Skyrim(ザ エルダースクロールズ V: スカイリム) レビュー
発売元 | ベセスダ・ソフトワークス (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2011-12-08 |
価格 | 7980円(税込) |
レーティング | 【Z】18才以上のみ対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon(Legendary Edition版) / 改訂版の設置基準について |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:RPG ■ プレイ人数:1人 【Legendary Edition(レジェンダリーエディション)版】 ■ 発売日:2013/06/28 ■ 価格:7,140円 通常版のDLCと同内容です。 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 4pt | 4pt | 5pt | 5pt | 3pt | 2pt |
89pt
GOOD!
昨年の12/27配信修正パッチを当てたのを含めての以下、感想です
相変わらずこのメーカーのシリーズは、自由度が他に例を見ないほど素晴らしい。
広大なオープンワールド。何をやっても繁栄されるシステム。
オフ専用だからこそのやりたい放題な世界。この世界の住人になっていると錯覚するほど。
オブリ・フォールアウトとシステム的に継承はしていますが、いいとこ取りしているのと
やはりシステム全般が他のRPGとは違って非常に優れています。
星座をイメージしたスキルUPのシステムはわかりやすく、見た目も綺麗。
なので5を付けました。
熱中度(中毒性)は5です。これは一度ハマると時間が経つのが本当に早い!
もう今日が終わっちゃったよ…というのがよくあります。リアル時間が足りない(笑)
それに伴い満足度も5です。ソフトとしての価格は高いですがそれ以上のおつりが来ます。
高いけど買ってよかった!と久々に思いました。
効果音もリアルでいいですね。敵地に忍び込む時の緊張感が増幅されていて良い。
会話も文章もすべて日本語になっている事。声優さんも声をうまく使い分けて
キャラの1人1人に味わいを出しています。
住人も生活感ある会話で立ち止まっていると向こうから話しかけてきます。心配してくれる人もいれば毛嫌いして罵倒されたり…(笑)リアルです。
住人同士でケンカもします、殺し合いに発展するのを傍らでじっと見ているのもまた、一興。
そして死んでしまったら二度と生き返らない。遺品だけもらってポチャンと海に遺体を埋葬する事もできますし、放置するかもあなたの自由です。
やはり高速(瞬間)移動は便利。これがなかったらゲームとしては単にかったるいモノになってしまうでしょう。
グラフィックスも相当頑張っていると思います。特に水辺の風景やちょっとした水たまりの
質感なんかが最高です。疲れた時に夜空にオーロラが出ていると見入ってしまいます。
基本北国なんで、雪景色が多いですが、それでも色々な風景が楽しめます。
単に雪景色一色ではなく、氷山があり、氷の水辺があり、溶けかけた大地や、純白の街…など。
また、南部にいけば緑や水源があちこちあり木々が生い茂り花々が咲いていて良い自然感。
「ここ本当にオブリよりも北国なの?」と思うほど。標高の高さもとても自然でよい。
BAD/REQUEST
パッチを当てる前はセーブデータ5000KB程度でも人が多い街では
多少のカクつきはありました。それがパッチ配信されてからはほぼ皆無。
現在10000KBほどにまで膨れましたが、それでも進行にほとんど支障はありません。
データ拡大&長時間プレイに対する処置は、なされているなと思いました。
なので過去に皆さんが言うような「ゲームすらまともにできない」というのは
今の所ありません。(さらにデータ膨れたらどうなるかわかりませんが、また配信されるらしいので大いに期待してます)
BAD項目として自分が真っ先に感じたのは「世界観&用語が難解」という事。
ウルフリック・ストームクロークがどうたら…いきなりそんな事を言われても理解不可能w
用語がわからなければあちこちにある本でも読め!という事なんでしょうか?
この世界に足を踏み入れて、状況が右も左もわからないのに(スカイリム用語)難語が多すぎて
一所懸命会話してくれるのはいいんですが、意味がわからずまるで中国語。
和製RPGのように「まずは王に会いなさい、ここを真っ直ぐいけば城に行けるよ」
「この洞窟に入るには鍵が必要だから、誰さんに会ってもらうといいよ」などという
親切さはほとんどなく、自分でクエストマーカーを頼りに探してくれという仕様。
会話は自己中心的な会話が多く、妙に説明も長く回りくどい。
製作スタッフは当然外人さんでしょうが、こういうスタイルが海外じゃ常識なのか?と
思ってしまうほど。会話の親切さ、ありがたみは国産RPGと違い、余りないです。
重要な話なのにスルーして飛ばしてしまう事も多い。…どうせマーカー頼りに行くんだし…と。
要するに全部自分で何とかしなさいよ、しかも自己責任で(笑)
という仕様。まぁこれが自由度の高さでもあり、リアルさでもある売りなんでしょうけどね。
ただし和製RPGと違うのは会話内容は難解で、初見だと意味不明な部分もあるが
謎解きに関しては優しいので、基本的にマーカーをマップで確認しながら進めていけばOK。
RPGによくある「詰まった!どうすればいいかわからない!」というのが余りない。
個人的にBAD項目はこの点だけです。用語が難解・初見には意味すら不明な点が多い事。
COMMENT
自由度の高さがとんでもなく高く、それが魅力でもあります。
人それぞれプレイの方向性が違うし熱中する事も違うと思います。
ある程度のお金を持って1人で見知らぬ海外に到着したとします。
「さぁ、好きに行動していいぞ」と言われて何をしたらいいかわからず
まごまごする人は向いてないかも知れません。ガイドに沿って説明を受けながら観光したり
決まった場所に計画的な旅行じゃないと、落ち着かないという人は不向きでしょう。
好きに行動していいなら、俺なら・私ならこうする!ここに行きたい!アレをしたい!と
悩みつつも自由に行動するのが好きな人なら、ハマると思います。
(まぁこれは極端なリアルな例ですが)
このテのゲームは向き・不向きがあります。万人向けではありません。
自分のしたい事をこの世界で見つけて、それにのめり込んだ時に進化を発揮します。
やれる事が多すぎて、しかも追及するととんでもなく深いのでやり込み要素もあります。
よくまぁ、こんな凄い作品を作ったなあと感心するばかり。?になったらどうさらに進化するのかも見守りたいです。
オブリビオン・フォールアウト3経験済。HDMI接続。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 4pt | 4pt | 5pt | 5pt | 3pt | 4pt |
89pt
GOOD!
【オリジナリティ】
前作を踏襲し、こんなにプレイスタイルの自由度が高いシリーズは他に知りません。プレイヤーの想像力次第でいろいろなロールプレイが可能。逆に言えば決められたレールの上しか走れないタイプのプレイが好きな人は困惑するでしょう。5点
【熱中度】
言わずもがな。探求心を失わない限り遊べるといっても大げさではない。それを受け止めるだけの世界があります。5点
【満足感】
オブリビオンで感じたワクワクを再度体感できる作品。
また、日本語対応がすごすぎる。大量にある書物まで全部ローカライズしているのにはいい意味で笑ってしまいました。英語版だと世界の中に入れない人もいるので、本当にありがたい点。
5点
BAD/REQUEST
惜しむらくは快適さの面。内容は他の方がレビューされてるとおり。
ただ、今後のパッチ1.4にて改善が期待できます。待つ価値あり。
顔グラフィックは日本人受けはしません。(プレイ中に見ることはほとんどありませんが)
COMMENT
32型HDTV、HDMI
納得の続編。とにかくストーリーよりもこの箱庭を与えてもらった、という満足感が大きい。
今なら4〜6000円で買えるので、持っておくのをおすすめしたいです。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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5pt | 4pt | 4pt | 5pt | 5pt | 3pt | 2pt |
89pt
GOOD!
現状最高峰のRPGじゃないでしょうか?
とにかく自由と、カタルシスの塊ゲーム。
一応、メインストーリーはありますが、そんなもの放置で100時間とか当たり前です。
無数にサイドストーリーが転がっており、
戦士、盗賊、暗殺ギルドでギルドマスターを目指すもよし
魔法大学で、アークメイジを目指すもよし
この世界で革命を起こし英雄になるもよし
革命を阻止して英雄になるのもよし
そして、メインラインでドラゴンキラーになるもよし
すべてを忘れ、ただ旅をするもよし
神々の秘法を求めトレジャーハンターになるもよし
結婚して暖かい家庭を築くもよし(笑)
当然、全部丸ごとでもよし
装備も日本刀らしきものから始まりフォークまで、
お好みのビジュアルで2刀流からジャーマンスープレックスまで自由気ままに。
自由がゆえにNPCを暗殺しすぎたり、特定のシナリオをこなすと
シナリオラインが消えて回収不能なんてこともざら
その為、自由気ままにプレイもありだし、全部回収に向けて自分で計画を立てるのもあり
悲しいかな、日本のRPGの圧倒的な敗北感を感じる作品でもあります。
また、修正パッチの更新も早く現在5回目。
DLCも予想される飽きの来ない展開がつづいております。
BAD/REQUEST
自由性の高さもあり、バグ、フリーズが多いです。
致命的な問題がPS3には有りましたが、修正パッチで現在はほぼ問題ない状態。
それでも、多くのバグがまだあります。
これはよさでも有るのですが、
ランダムにドラゴンが襲来しますが、基本KY。
町に襲来したときはNPCの生存確認をしないと知らぬ間にシナリオラインが消えていることも。
基本お使いゲームなので、戦闘やダンジョンは結構飽きます。
このゲームはPCであれば、MODと呼ばれる改造ツールが公式にあるので、
ゲームの幅はかなり広がります。外観を入れ替えたり、とれない装備を手に入れたり、
存在しない装備まで誰かが作ってくれてます。
しかし、PS3では現状これは無理なので
もしPCでゲームが可能ならPC版がお勧めです。
ネット環境になく修正パッチを当てられないPS3では深刻な動作問題が有りますので
お勧めは出来ません。
どうあれ、ゲームの性質上PS3の寿命は短くなると思います(笑)
洋ゲーですので、キャラはマッチョでアメコミです。
ファイナルなファンタジーなキャラがお好きならPC版でMODを入れ込むか、
やめておいたほうがいいかもしれません。
COMMENT
初期のPS3でも通常運行可能。(パッチあり)
かつては、ゲームといえばメイドインジャパンでしたが、
どこでどう失ったのか、このゲームに勝てる日本産はないきがします。
これで、某ファンタジーゲームより開発費が少ないというのだから、
いかに、日本のゲーム産業に人材がいないか明白です。
かつて、若く日本のゲーム業界を引っ張っていた人達もいまや老害という事なのかもしれません。
完全に流れに取り残されている気がします。
しかし、デフォルメやデザイン技術はまだまだ負けていないと思うので、
もう1度がんばってほしい。
Amazonレビュー
レビュー日: 2012-03-09
一方で操作性が独特、グラも綺麗というかアメリカンな洋ゲーCGって感じでアクが強い。
さらに、広いことは広いが、景色のバリエーションはそれほど多くない。
メインクエストもサブクエストもオマケみたいな程度のレベル。やる気が起きない。
自分で意識を持ってちゃんとシッカリとこのゲームに向き合える選び抜かれた人じゃないと放棄する人も多いだろう。
自分は、すぐにやらなくなって何年もブランクを開けて再起動しての繰り返しだった。
これらのOWゲームは現実に近い面白さがある分、現実の方が面白いと感じてしまう。
もっとゲームらしい、ファンタジーな世界観を強くしないと現実の方がリアルな楽しさが出てきてしまう。
GOOD!
このゲーム、というよりこのシリーズは、作り込みがとんでもなく凄い。
それはもう、それがゲーム最大のオリジナリティになるほどです。
ゲーム自体は、一言で表すと『RPG』。というか、それ以外の形容が出来ません。
あえて付け加えるなら『戦略性を捨てた代わりに、世界や人々との交流を重視した作品』。
ゲームとしての戦略性よりも、ロールプレイを楽しむ事を重視した方向性というだけで、まあ普通のRPG。
特に奇をてらった物は見当たらない、極めてオーソドックスなRPGなんですが、前述の通り作り込みが半端ではありません。
まず世界が広い。ただ歩き回るだけでもとんでもなく時間がかかります。
行く先々で様々な事が発生するので、冒険のワクワク感はかなりのものです。
それに、人それぞれにちゃんとした役割が与えられているんです。
それぞれに思考と目的があり、常に何かをしています。こちらの行動次第で人間同士の関係も大きく変わります。
盗みや不法侵入をするとちゃんと処罰されますし、その他諸々含めて世界に違和感がほとんどありません。
冒険の舞台は隅々まで作り上げられています。とりあえず5時間。いや、10時間遊んでみて下さい。
まずはメインの目標をやりつつ、行く先々の人と話して、新しい目標を得ていきます。
そして、その中から面白そうと思った目標をやっていくのです。手に入れた順番にやる必要はありません。
そしてその先でまた新しい目標を見つけたり、寄り道して新しい場所を見つけたりして行きます。
次々とやること(やりたいこと)は増えて行きますが、やりたいやつを、やりたい時にやれば良いのです。
そうしている内に、いつの間にかあなたはこのゲーム(シリーズ)の虜になっているはずです。
それでもつまらないと感じるのであれば、それはもう『RPG』というジャンルそのものがあなたに合わないだけか、もしくは高い戦略性が無いと駄目かのどちらかです。
基本的にオーソドックスな作りなので、RPGが合わないという人以外には文句なしにお勧め出来ます。
そして今回は、シリーズでも初めての人が入りやすい作品ではないかと思います。
以前までの放り投げられた感はそんなに無くて、最初にメインクエストをとりあえず進めて行くだけでも、面白さの片鱗が見えてくるように感じました。
以前のような「とりあえず5〜10時間やらないと面白さが見えてこない」という感じはありませんね。
ゲームデザインが上手くなったのでしょうか。
最初のあれで物凄い物を見せてくれたのに、その後も毎回毎回きっちりと成長を遂げていて、ここのスタッフはとても優秀ですね。
よくもまあ、自分たちが作り上げたあれほどの物を越えて来たもんです。
今まではメインクエストが中心で、それだけでも物凄いボリュームだったのに、今回はサブクエスト(以前はミニクエストとしてクエスト欄にすら乗らなかった)も凄い、というか凄すぎる。
そこら中に点在しているのは当然だけど、突然ランダムに発生するものが増えてて、新鮮な驚きが常にある。
ひたすらこの世界を歩きたくなる。足を止めることなんて出来なくなる。
歩いて歩いて歩き尽くしたと思っても、まだまだ世界中に未知が眠っている。新鮮な驚きが止まらない、止められない。
こんなゲームを遊べるなんて、今の人は幸せですよ。
このゲームは今後のRPGの、いや、今後全てのゲーム基準のとなる程の価値があります。
これをやると、ゲーム業界もまだまだ捨てたもんじゃないと思わせてくれます。
ここ数年では一番ハマッたゲームであることは間違いありません。
人生に喜びと希望を与えてくれる、素晴らしいゲームです。
誰かも言っていましたが、とにもかくにも「スカイリムという世界を与えて貰った」という喜びが凄いです。
もうそれだけです。その世界で遊べる事がどれだけ幸せなことか。
生半可な作り込みでは、こんな言葉は決して出てきませんよ。
BAD/REQUEST
・一回で全部出来過ぎる。
これはどういう事かと言うと、今までは最初に得意能力を決めたり、スキルをレベルアップで振り分けたりしていて、一度決めた生き方を途中で変えるのは難しかったんですね。
でも今回は、その行動さえやっていればそれを極められるので、レベルアップによるスキル取得(後半はレベルアップが厳しくなる)を除けば、生き方を急に変えられるので、今までより2回3回とやる意欲が落ちていると感じました。
1回でガッツリ楽しめるので、2回目にスキルがリセットされたときにやる気が大きく失われる可能性があります。
・今回も戦略性には期待しないようにして下さい。
いつものように回復し放題ですし、今回は自動回復も加わってさらに力押しが出来ます。
クエストの攻略も、指示に従ってやっていればそんなに苦労せずにクリア出来ます。
でもここで下手に戦略性を付加しても、世界を歩き回ったり人々の問題を解決したりといった、このゲームの根幹に関わる部分が崩れる可能性があります。
戦略を楽しみたいならそういったゲームをやればいいんです。
RPGにおいての冒険の楽しみや人助けの部分、どうやって生きるか(ヒーローになるか盗賊になるか、誰に味方し、誰を敵にするか)といった部分を重視したゲームなので、それを理解することをお勧めします。
ある時、物を掴む方法を発見しました。
といっても「物を取るボタンを長く押し続ける」という単純極まりないものでして、今更(開始40時間後)発見したのがなんか馬鹿みたいでした。
でも見る限り、説明書にもゲーム中にも書いていなかったんですよね。
分かりやすく書いていてほしかったですね。
装備が壊れないんですよね。
なんか戦略性が落ちたというか、お金の使い道が大きく減ったというか、些細なことなんですが気になりました。
COMMENT
さて、このシリーズは、私のゲームに対する見方というか、価値観をガラリと変えてしまった作品でして、
まさに「人生を変えた一本」といっても過言ではないシリーズなのです(ちょっと大げさかな?)。
なによりもまず「こんなに難しくてつまんないジャンルもない!」と叫びたくなる位嫌いなジャンルだった『RPG』の苦手意識を取っ払ってくれたということが大きい、大きすぎる。
苦手意識を完全に取っ払ってくれたおかげで、今はもうRPGが嫌いではありません。むしろ好きになりつつあります。
これを期に様々なRPGに手を出すようになり、今まで見過ごしていた数々の名作に触れる事が出来ました。
これはオブリビオンと共通のことなんですが、基本はシステム重視であり、ストーリーなんてあっさりしたものなんですが、実はストーリーも良いと思うんです。
あ、このあっさりしたものが良いというわけではありませんよ。
店で買ったり、世界に散らばっていたりする書物などを読み解くと、実は相当細かい所まで作り込まれていていることが分かります。
読めば読むほど、この世界やこの世界の人達が歩んできた道が分かるようになっているんです。
そして想像力を駆使して、頭の中に「自分のストーリー」を展開させる。
これは「ストーリーそのものの良さ」ではなく「ゲームにおけるストーリーの見せ方」をしっかり考えて作られたことの証明ではないでしょうか?
「自分から好奇心を持って探しに行かないと何も分からないけど、自発的に動けば動くほど、世界はそれに応えてくれる」。そしてそれが高い喜びをもたらす。
私はこのような作りこそが適切なRPGのストーリーの作り方だと思っています。
ストーリーそのものを否定したい訳ではありません。
ただ、それをメインに持って来て、プレイヤーを決められたツアーに同行させてしまうような作りは違うんじゃないかなと思います。
これらは私のRPGに対する考え方・価値観をガラリと変えてしまった、記念すべきゲームの一つでもあります(今のような考え方になったキッカケはこれらのシリーズです)。
私だけではなく、多くの方がこれらで考えを改めているようです。
あなたも、RPGの見方を変えてみませんか?
そしてもう一つ「これからの未来に希望が持てた」という要素も外せません。
だって、オブリビオンの時点でとんでもない内容だったのに、その後衰えるどころかどんどん進化してる。確実にデザインが上手くなってる。
以前書いた「このゲームは、今後のRPGの基準になる価値がある」という言葉はここに繋がります。
今後のRPGの、ゲームの基準はこれになって欲しい。
これ位のクオリティを基準にして、そしてこれからどんどん進化・発展していって欲しい。
様々なメーカーが切磋琢磨していけば、これからのコンピューターゲームの未来はきっと明るいと、そう信じています。