【PS3】Red Johnson's Chronicles レビュー
発売元 | コナミデジタルエンタテインメント (オフィシャルサイト) |
---|---|
発売日 | 2012-01-12 |
価格 | 1000円(税込) |
レーティング | 【C】15才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ オンライン配信専用 ■ ジャンル:推理アドベンチャー ■ プレイ人数:1人 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 3pt | 4pt | 3pt | 3pt | 3pt |
65pt
GOOD!
殺人事件の調査をする探索ゲーム。手がかりを集めるためにパズルを解く必要がある点がユニーク。
パズルの種類が豊富でボリューム感あり。
ゲームの途中でQTEや連続クイズなどが発生し、プレイヤーを飽きさせない工夫が見られ好感をもった。証拠品の分析など推理ゲームっぽい事もできる。
パズルは意外と凝っていて、グラフィックも綺麗。ウンウン悩んでクリアするのは当然ながら楽しい。
世界観は安っぽい感じではあるが、エキセントリックでクセのあるキャラクターたちは面白いと感じた。
BAD/REQUEST
パズルの難易度が高い物がいくつかある。スコアを減らしてヒントが貰えるが役に立たないことも多い。スリザーリンクとかは知らない人にはちんぷんかんぷんじゃないだろうか。
推理や尋問のミニゲームでヒントが全く無い選択肢が出ることがあり、どれを選べばいいのか困ることがある。初見ではまず一発クリアは難しいのではないか。ミスをしながら結局総当りでクリアしたのだが、ここはもうちょっとうまく問題を作って欲しかった。
肝心の殺人事件のシナリオや推理がイマイチ。事件の真相もプレイヤーが導きだす形ではなく、選択肢に提示されて「あっ、そうなの」とようやくわかるマズさ。残念ながら事件解決のカタルシスは感じられなかった。
細かい点では脱獄犯を放置していたり、そもそも事件自体が変な気もする。リアル系のゲームではないのでしょうがないが、パズルの出来に比べるとシナリオの弱さはちょっと残念な感じがした。
COMMENT
ランクE、次にランクAでクリア。評価時のグラフィックが違うだけでマルチエンディングでは無い模様。
自分は途中何箇所か攻略ページで答えを見つつのクリアだった。サクっと解ける問題もあれば難問もある。パズル好きなら簡単なほうかな・・・
登場人物や行ける場所が少ないなどシナリオ関連で物足りない部分もあったが、パズルが思ったより面白く全体的には満足。1000円は十分お得に思えた。
ゲームの最後に次作への伏線があるので、楽しみに期待しております。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 2pt | 1pt | 1pt | 2pt | 4pt |
35pt
GOOD!
渋い感じのアートワーク。大きな購入動機でもあったし、概ね期待通り。
また、いくつかのパズルは高難易度かつ解きがいのある楽しいものだった。
特にピクロス+計算式のパズルはお気に入り。
BAD/REQUEST
○パズル
ちょっとどうかなと思うパズルがいくつかあった。例えば、
-提示される条件に当てはまる解が複数あるのに、何故か正解は一つ
-タロット、モンタージュ、鍵盤上の絵など、手がかりが抽象的「過ぎる」
-散りばめられた小さい数字が手がかりなのに、拡大範囲が小さすぎて見づらい
などなど、いわゆる理不尽な難しさで、クリアしても釈然としない物。
○会話、尋問、推理パート
制限時間内に選択肢から正しいものを選ぶというものだが、
その時点で明確でない事を「真実」か「嘘」かで問われたり、
いまいちあやふやな問いや選択肢で、なぜ間違いなのか分からない事がよくあった。
原因は全体的に不自然な日本語訳にあると思うが。
間違えるとまた最初から同じやり取りをしなければいけないので少しイラついた。
○QTE
やけに厳しい制限時間で、一つでも間違えると最初からやり直しという最悪なパターン。
一度に連続で入力するのは3つまでなのでそこまで苦痛ではないが、ただただつまらなかった。
どうせなら分岐に使ってほしかった。
COMMENT
クリア時間は5〜6時間でした。
いろいろな場所を調べて発見する様なアドベンチャー的楽しさはありません。
その代わりにパズルと推理の要素が強いです。
楽しい部分もあったけど、やはり単純に「質の悪いゲームだな」という感じ。
トロフィー集めは好きですが、そのために2週目をやろうとは思わないです。
とはいいつつも、もし続編がでたら買ってしまうかもしれません。
GOOD!
無法都市で起きた不可解な殺人事件を、私立探偵であるプレイヤーが解決していくアドベンチャーゲーム。
架空の都市と設定とはいえ、久しぶりにこんなハードボイルドなゲームをやった気がします。
舞台のちょっと薄汚れた感じや、誰もが怪しい、一物抱えてそうな人物たちなど、雰囲気は最高。
証拠品の分析ではブラックライトを当てて指紋を入手するなど鑑識的なこともできるのも楽しい。
サウンド・グラフィックに関してはまあまあ。
BAD/REQUEST
やはりパズルのクオリティに問題点が…
特にあるパズルでは「出されているヒントだけでは正解を確定できない」のが、パズル好きとして「許せない」。
他の方のレビューにもある通りわかりやすいパズルと分かりにくいパズルの差が両極端すぎる。
また、視点変更をするのは面白いのですが、虫めがねで拡大しても分かりにくい所に重要な物とかがあるので、それで時間を喰ってしまったことも。
他にも、スコアをいくらか消費してヒントを手に入れることもできるのですが、進行順通りでしか購入できないので、詰まった個所が1ヶ所でも「序盤では詰まったが後はトントン拍子」と「最初はいい感じだったが最後の方で詰まる」ではヒントで消費するポイントが大きく変わってしまうあたりが非常に不親切。
会話ポイントでの「真実or嘘」に関しては海外からの持ち込みなので仕方ないかなという部分もありますが、相手との会話の際に「空気を読んで発言内容を決める」というのが、それまでの「出てきた証拠を基に考察する」パートと違ってくるので、面白いんだけれど正解が分かりにくいというのがありました。
割と頑張った割には事件の真相はあっさり目というか、証拠を元に解答を埋めても「あ、そうだったの?」的なちょっと釈然としない終わり方に…
COMMENT
当初より大分安くなっていた(300円)ので購入。
久しぶりにこういった形のアドベンチャーゲームをやった気がします。所々荒さは気になりますが、ゲームとして完全に破たんしているというわけではないので、推理物好き、パズル好きという方であればおすすめしてもいいかもしれません。
海外では続編も出ているということで、日本でのリリースを待ちたいと思います。