【PS3】機動戦士ガンダムUC レビュー
発売元 | バンダイナムコゲームス (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2012-03-08 |
価格 | 5040円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:ロボットアクション ■ プレイ人数:1人 ■ 特装版:7,980円 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 4pt | 5pt | 4pt | 3pt | 3pt |
80pt
GOOD!
一ガンダムファン(ユニコーンはエピソード4まで観賞済み)としてレビューさせていただきます。
・とにかく雰囲気作りが上手い
ガンダムファンがガンダムのACTに求めることと言えばなんでしょうか?
おそらく多くの方が一番重要視するのは「いかにMSパイロットの気分に浸れるか」ということだと思います。そしてこのゲームの開発者はそれが非常によく分かっていると感じました。
原作に限りなく近いと感じるMSの挙動、豊富な戦闘中の通信、宇宙空間を飛び交うビーム
そして直撃での爆発、接近戦のサーベルでのつばぜり合い、溶断…
数多くのガンダムゲームをプレイしてきましたが、原作の再現度という意味では過去最高の出来だと思います。MSパイロットになりきって睡眠不足になるほど熱中してプレイ出来ました。
よって熱中度は5点をつけさせて頂けます。
・ゲームとしての駆け引きがよく出来ている
武装の切り替えや、近接戦でのパリィ、カウンター、ブーストや回避、シールド、補給などのシステムがきっちり作りこまれていて、普通にゲームとして成り立ってます。
悲しいことに「普通にゲームとして成り立っている」ものが非常に少ないガンダムACTのなかでは異色の出来です。やればやるほど上手くなっていき、思い通りにMSを操れるようになってくるのでACTの楽しみを十二分に味わうことが出来ます。
・モビルスーツ、パイロット、武装のラインナップが豊富
原作ファンも納得のラインナップだと思います。
・ユニコーンモードでのキャラの語り
アニメを見ているだけでは分かりづらいような、場面、場面でのキャラクターの心情を声優さんが語ってくれます。原作アニメを補完するものとしてファンとしては非常に見ごたえがありました。
とにかく開発者の原作への愛がひしひし感じられ、それがうまくプレイヤーの楽しみに繋がっている……いわゆる「キャラゲー」としては理想の形ではないでしょうか。
BAD/REQUEST
・ボリュームがやや少ない
ユニコーンモードはこれ以上やりようがない感じもしますが、カスタムキャストモードのステージ数をもう少し増やして欲しかったです。
分岐を含めればそれなりに数はあるのですが、もう2、3シナリオ欲しかったところです。
・グラフィックが荒いと感じる場面がある
プレイ中は動きが激しいのでそこまで気になりませんが、ジッと眺めるとPS2レベルのテクスチャが貼ってあるような箇所がチラホラ…。
MSはそこそこ納得の出来ですが、大きい戦艦などは粗が目立ちます。
・慣れるまでやや操作が複雑だと感じる
ボタンを全てフルに使うので、慣れるまでは苦労しました。
でもこれは慣れてくると逆に「MSを自由自在に操っている感覚」を味わえるので、一概に悪い所とは言えませんが。
COMMENT
とにかくハズレが多いと感じるガンダムゲームですが、久々の「大当たり」でした。
個人的にはガンダムACTゲーム史上最高傑作と呼んでも良い出来だと思います。
ガンダムUCファンでゲーム好きならプレイしても絶対損はしないと思います。
私は寝る間も惜しんでMSパイロットごっこに夢中になっています(笑
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 2pt | 3pt | 2pt | 1pt | 2pt | 2pt |
38pt
GOOD!
小説は未読。OVAは3巻まで観賞。通常版を購入。
操作感は『R以前の』ACEシリーズとほぼ同じです。
ただ操作自体は少し複雑なのでアクションが苦手な方は慣れるまで
苦労するかもしれません。
一応アシストモードはありますが、武器を任意に切り替えできないため
かえって戦いづらくなるかも。
敵の攻撃はそれなりに激しいので難易度はある程度あります。
まあ強い機体を最大まで改造すればハードでも楽になるのですが。
・武器の攻撃性質切り替え
十字キーの上下でビームライフル(単発)からビームライフル(照射)
に切り替えたり、武器によってはマルチロックが可能になったりします。
武器の性質全てが切り替わるのは不便でしたが。
・カスタムキャストモード
パイロットと機体だけでなく、戦艦とクルーも自分で編成して戦うモード。
メンバーの組み合わせによっては特殊な会話も発生します。
色々な量産機も使用可能。
特定の条件を満たすとミッションが分岐していくので少しはやり込み甲斐がある?
1〜6までのミッションはツリー状に分岐していて、
ステージ総数は多分40以上はあったと思います。
・カスタムサウンドで好きな曲を流しながら戦えます。
BAD/REQUEST
・ボリューム
メインモードは約3時間。アニメは無く静止画のみで進む。CGデモはあり。
アニメも小説も見てない方にはどういう話かほぼ分からないままだと思います。
カスタムキャストモードは(クリアするだけなら)多く見積もって
8時間といったところ。値段からボリュームの少なさは察しがついてましたが、
やはり物足りない。
・カスタムキャストモード
ミッション数はそれなりですが、やることは大体同じ。
殲滅か突破阻止か護衛か。
戦闘自体もガンダムらしく斬るか撃つかしかやる事がないためすぐ飽きます。
このモードではパイロットごとに行動方針があるのですが、
それを変更することが出来ないため不便でした。
失敗するとツリー最初のミッションからやり直す羽目になるのも面倒。
おまけにクリアしたミッションを任意にプレイすることも不可能。
ツリーの最後にあるミッションをやりたくてもツリー最初のミッションから
やらなければなりません。
・機体の強弱関係
キャストモードでは機体が攻撃、防御、機動の3タイプに分かれています。
それぞれジャンケンの様な得手不得手があり、例えば攻撃タイプのユニコーンなら
機動タイプのリゼルに与えるダメージが減り、受けるダメージが増えます。
世界観に合ってない上に爽快さを減らすだけで、なぜこんな仕組みを作ったのか
疑問。メインモードと同じく強弱など無いほうがよかったのでは。
・武器の弾数は補給より時間でリロードされる形式にしたほうがよかったような。
(慣れれば弾に困ることは無いのですが)
・ロックした敵を常に自機の正面に捉えて動くことが出来ない。
・戦艦をロックしたいのにザコをロックすることがよくある。
・ロック中の敵機を自機がよく隠す(特にクシャトリヤ使用時)。
・ボス以外の敵はHPが表示されないため射撃が当たっているのかどうか、
あとどれぐらいの攻撃で倒せるかが分からない。
・キャストモードの終盤では単なるザコがこちらの格闘をよくはじく。
つばぜり合いもザコとは発生しないほうがよかったように思う。
・グラフィックはかなり安っぽい。
・ロードが少し長い。
COMMENT
あまりにもロボットアクションに飢えていたため購入。
やはり人にはおすすめ出来ない内容でした(値段を考慮しても)。
カスタムキャストモードは色々と可能性がありそうですが。
未完成のゲームを買い、DLCで搾取される趣味のある方にはおすすめです。
ちなみにデルタプラス(ゴールド)は普通に手に入りました。
DLCのものとは違うのかもしれませんが。
↑
*上記の記述は事実誤認でした。
実際にDL出来るのはデルタ「ガンダム」であり、
デルタ「プラス(ゴールド)」ではありませんでした。
お詫びして訂正いたします。すみませんでした。
ご覧頂いた方にお礼を申し上げます。
拙文ですが、少しでも参考になれば幸いです。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 1pt | 3pt | 2pt | 1pt | 1pt | 2pt |
33pt
GOOD!
・ゲームとしての難易度
ただロックしてボタン連打ではなく、それなりに操作をしないと勝てません。
敵の弾を食らうと結構ひるむので、回避をがんばる必要があります。
最近のゲームにはない感じで良いです。
BAD/REQUEST
・グラフィック
とにかくグラフィックが残念。ガンダムのゲームが大好きだった少年時代に思い馳せるレベル。流石にPS2よりは上でしょうけど出た時期や他のゲームと比較するととてもガッカリ。
機体は少しギザっとしてるのが目につくし、コロニー内部のオブジェクトや地面の表現、爆発、ビームなどはPS2レベル。せっかく切断した時の断面の表現とかに力を入れていたのに勿体ない。
あとIフィールドでの防御は任意で行えるのですが、防御したときのエフェクトが普通の防御と一緒。あれ?ムービーとかだと受け流す感じだったのに。
あと操作しているときが非常にみづらいです。敵を見失ったり今自分が何してるのかわからなくなります。
・操作性
気になったのは旋回です。大回りかつゆっくりなので、狭いところの壁などに引っかかると脱出するのも一苦労。後ろに敵がいる時もいちいちブースト吹かしてターンするか、攻撃して無理やり振り向かせるしかありません。
・ムービー(?)
このゲームにはムービーのようなものを見ることがとても多いのですが、それが基本的には紙芝居です。本編の映像の切り抜きの。
たまにあるムービーは本編を再現したものなのですが、上に挙げたようながっかりグラフィックなので本編が残念になっただけの映像です。
・濃すぎるDLC要素
楽しくゲームをクリアした後にDLCがあり、まだまだ遊べる!というのであればとてもいいのですが、そうではなくて初めからDLCづくしです。主要キャラ数人以外は大体DLCです。というより見た感じではDLCの方が多いです(笑)
こういうゲームはストーリーを色々なキャラクターの視点で見て遊べるのが魅力だと思うのですが、それがDLCばかりだと萎えます。無料の紙芝居も多くありますが、だったら初めから入れとけよという話です。正直いちいちダウンロードして微量ですがHDDの容量食うとか落とす気が起きません。
追加機体とかならまだしも、ストーリーのミッションを課金にするくらいならその分上乗せして初めから入れておいたほうがいいと思います。
COMMENT
ガンダムファンなので、久々にこの手のゲームを購入しました。
ですが残念でした。
個人的な感想だと正直楽しめませんでした。
ネット環境が整いつつある時代かもしれませんがDLC前提なのが好ましくないです。
しかも本編をスッカスカにしてまでDLCで儲けようというバンナムはゲーム製作者としてどうかと思います。
ファンから搾取したいというのが見え見えです。
この程度の内容ならマクロスのBDのように、本編映像とセットで出した方が良いのでは?
それなら満足しますし、BDも買おうという気持ちになりそうです。
私はおまけの小説が読みたかったので割り切れましたがゲームの内容目的で購入するのは中古でもおすすめできません。
最後に、酷評ばかりになってしまいましたが、ガンダムに対する愛ゆえにということでこのような評価になりました。
Amazonレビュー
レビュー日: 2012-04-30
過去のACEシリーズの問題点を改善させてあるので、
その面においては非常に評価できます。
ゲーム本体には、ほぼ問題が無いのですが、
それ以外の部分で非常に問題があります。
とにかく全体のボリュームが薄すぎる。
某雑誌でのディレクターの方が、
『収録機体が少なめですが、その分少し価格を下げました』
との趣旨の発言していましたが、
機種はおろか、ミッション数まで少なく、
肝心の価格設定は結局、ほぼフルプライスという仕様に・・・
その上、少なさを補う方法をDLCで追加させる様にしています。
これが全て無料ならまだ良いですが、平均500円ほどの価格設定というのは
いくらなんでも酷すぎるでしょう。
その上、メニュー上で表示されているミッションのアイコンに
購入の有無関係無しにDLC追加ミッションが常時表示されており、
そのアイコンをクリックするとストアが開き購入を促すような仕様にしているのは
あまりにも露骨過ぎやしないかと。
PS2時代のガンダムゲームなら、今作の倍以上のボリュームは普通にしてしていた思いますが、
現行のオンラインがデフォの機種になってから
手を抜くようにボリュームを減らし、もっと遊びたければDLCを買えというような
商売の仕方に変わってきてますね。
DLC追加販売という方法自体は否定はしません。
が、それは本編がユーザーを十分満足させるボリュームで供給した上で、
より遊びの幅を増やすのが本来の姿だと思います。
安易で露骨なDLC商法に対するユーザーの答えが
今作が発売されて2ヶ月あまりで実売が
定価の約半値まで下がっているのでお分かりだと思います。
多分、アニメ本編4〜6話を題材にしたゲーム版の続編を出すと思いますが、
バンナム関係者は現在のこの結果をちゃんと認識して、
次回作はしっかりとした商品を提供して頂きたいです。
GOOD!
私はガンダムUCのアニメだけを見てからのプレイですが、ファンとしてはとてもよく再現できていると思います。
・機体の動きについて
機体には燃料システムが導入されており、クイックブースト(回避行動)や高速水平移動を行うと燃料が減っていき、使いすぎると回避ができなくなり、敵から猛攻撃を受ける破目にあいます。(燃料は補給ポイントで回復可)なので、使い過ぎに注意しながら回避しますが、ユニコーンガンダムのNT-D発動時には燃料が無限になり、速度も通常の2〜3倍になります。クイックブーストを連続で使いながら敵の弾を回避しつつ接近して切りつけるのはとても気持ちの良いものです。動きが早すぎてアニメ通り、もしくは以上の動きを可能にしています。(※操作にはある程度の慣れが必要です)
・アニメの効果音をそのまま使用
例えば、鍔迫り合いの音、ファンネル、機体同士がぶつかる音、そしてビームマグナムの爽快感。様々な効果音がアニメで使われていたものと同じもので、アニメ中の戦闘を自分が操作している気分になります。特にビームマグナムの音は凄まじく、何発でも撃ってしまいたくなります。
・豊富な武器、アクション
武器によっては発射モードが二つ有り、ビームライフルだったらビーム弾と、ビームサーベルのようにビームが伸びて攻撃する等の種類を戦闘中に切り替えることができます。ただビームやミサイルを撃つだけでなく、近接戦闘では切りつけはもちろん、鍔迫り合い、パリィ、カウンター攻撃、切り抜け等色々なアクションがあります。ただ切りつけ合うのではなく、敵の動きを見て攻撃が当たる瞬間にカウンター!など、豊富なアクションがあります。
・カスタムキャストモード
メインのユニコーンモードの他に、カスタムキャストモードがあります。これは用意されているミッションを、自分の好きな機体・キャラ・戦艦など決めることができます。キャラの組み合わせによってセリフが違います。私はまだメインキャラクターを揃えてはいませんが、連邦とネオ・ジオン同士仲良くミッションを進めていくことができます。アニメでは有り得ないような組み合わせでいくのも楽しみの一つかもしれません。
BAD/REQUEST
・動きに慣れが必要
私はアーマードコアシリーズなどアクションが得意な方なので簡単だろうとは思いましたが、予想の操作とは斜め上を行く操作法で、慣れるには時間がかかりました。
・ユニコーンモードのアニメ再現による縛り
ストーリモードであるユニコーンモードでは、アニメ通りの武器で出撃することがあります。しかし、難易度ハードではこんな貧弱な武器でやってられるか!と言いたくなる場面が少し有り、クリアに一苦労しました。
・コストが高過ぎ
機体をチューンするためのポイント、カスタムキャストで使うキャラや機体の購入に必要なポイントがやたら高いです。なので、最初は同じステージを何度も何度もプレイしてポイントを貯めていたときは苦痛でした。
・ムービーのグラフィックが・・・
制作がフロムソフトウエアなので実写と間違えるんじゃないかというものを期待しましたが、期待外れにも程がありました。アニメの再現として使われる戦闘シーンのムービーのグラフィックが見るに耐えられない、スピード感が無いと感じました。プレイ中のグラフィックの方が綺麗かも・・・?
COMMENT
まとめとしては、よくアニメ(原作)を再現できているのではないかと思います。また、機体の動きも自由度が高く、慣れると爽快なアクションが可能になります。
しかし、使用されているBGMはあの有名な澤野弘之さんが作曲したもので、このBGMがあってのガンダムユニコーンと言っても過言ではないほどのクオリティですが、ゲームでは曲の重量感が何か薄く感じ、盛り上がりに若干欠けました。
やはり操作に慣れ不慣れはあると思うので、意見が分かれるかもしれません。
アニメを見てからゲームをやった方が楽しみ方が全然変わると思うので、先にアニメを見ることをお勧めします。