オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 3pt | 3pt | 3pt | 4pt | 2pt |
64pt
GOOD!
『オープンワールドアクション』と銘打ち、早期プロモーション活動等で話題と期待を振り撒いたカプコン『ドラゴンズドグマ』
新規タイトルでの新ジャンル参入とモンスターハンターシリーズで培ったアクションノウハウの融合が試される今作品、ではレビュアー目線でのGood PointとBad Pointを紐解いていく。
Good Point
《バトルアクション》
まず今作の醍醐味の一つと言えるアクションから。この作品、世界観・設定・ビジュアル・システム等においてアクションと言うよりRPG色を連想させるが、幹は太めのアクションであると言える。テクニックありきのモンスターハンター的アクションをいい意味で簡略化し、つかむ・投げる・担ぐ・よじ登る等のアクションで幅を持たせ、より動きのあるバトルアクションを楽しめる。魔法を主軸とした職業の場合は距離をとるため多少地味にはなるが、混合職と言った職業もあるためバランスよくアクションを繰り出す事も可能となりパターンは多彩である。
《ポーンとオンライン》
まず本作品はサーバーを共有したオンラインではあるが、各プレイヤー個人単位でのセクションで進行する為一般的なMMOやソーシャル的要素は一切感じ取れない。が、言うならば新感覚AIとプレイヤーの進行情報の共有を糧としたオンラインでる。しかしそこに意味があり醍醐味の一つとなるポーンシステムを脚色させる。本作品は主人公となる操作キャラ、そして主人公の従者でありAIキャラでもある『ポーン』と呼ばれる種族のキャラクターをそれぞれ制作しシナリオを進めて行く訳であるが、従来のRPGにあるような作戦プログラムにより行動させるAIキャラとは別物であると言える。ポーンは一度制作すればサーバーで共有されるため他のプレイヤーのサポートメンバーとして雇って貰う事が可能になる。よってレベルや職業・スキルなどの成長は各プレイヤーの任意で成長させるが、戦術あるいは地形・本編に登場するNPCやクエスト情報等においては他のプレイヤーの進行状況で生まれる差やズレの情報までも吸収しAIとしての発言や行動に還元するしくみになっている。またそれによってAIキャラクター特有の無機質さを払拭したと言える。
BAD/REQUEST
Bad Point
《オープンワールド》
本作品、何より全面にオープンワールドを押し出しプロモーションしていた訳だが、やはり新規参入ジャンルだけにノウハウ不足か作り込みに欠けた部分が。各所探索を自由にできそしてまた突然強敵の強襲など『らしさ』も程よく盛り込まれてはいるが、いかんせんワールド全体が小さく更には深さのある水場は泳ぐ事すら出来ない仕様になっている。よって街やダンジョン・その他のロケーションも少ない。今ひとつ絵的に活気があればフィールドが小さくとも世界観に相乗効果が生まれたかと。
《音声・字幕》
全編英語フルボイスに字幕と言うワールドワイド仕様になっているが、やはり日本語化で発売がベターかと。ムービーシーンや拠点のNPCなどの音声に字幕は問題も無く雰囲気も良いが、戦闘中でのやり取りに関しては字幕を読む暇もなく没入感が半減する事も。キャラによっては訛りのある英語で話したりと細かい設定が練られているが海外販売での意識が先行しすぎていると思われる。
COMMENT
55インチ ブラビア サラウンド音響環境
総評
本作品、ジャンルはオープンワールドアクションと言う事であるがオープンワールドRPGと変表記しても問題無い程のRPGかと。しかしながらアクション性も色濃く他にはないシステム、分かり易いUI等RPGファンには入り易く、また楽しめる内容かと。海外を強く意識したグラフィックや演出が随所に見て取れるが新ジャンルでの新規タイトルとして及第点と言って良い出来かと。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 3pt | 4pt | 4pt | 3pt | 2pt |
73pt
GOOD!
アクションRPGの入門としては上出来。
100時間近くゲームできる人間ならまだしも、働きながら空いた時間で進めるにはちょうど良いサイズだと思う。
古風なRPG好きであればジョブチェンジやスキルの取得も楽しいと思う。
ポーンシステムが何気に面白い。オンラインがあればという人もいますが、レベルが高い人と一緒にすると、自分の活躍がなくて、逆に面白くなくなると思う。
BAD/REQUEST
広い世界をイメージしていたが、広さは程々あるが、町が少ない。よって、ジョブチェンジが面倒くさい。
大型モンスターが思ったより少ない。ドラゴンのネーミングがあるのだから、ドラゴンを多種出して欲しかった。
あと、終盤に急にモンスターが強くなるのですが、どこぞのRPGみたく、色を変えただけのモンスターで面白くない。
COMMENT
総評としては程々の内容で往年のRPGファンであればとっつき易いゲームではないかと思う。
難しくて進めないといった箇所もないので、空いた時間でサクサクこなしてそれなりの熱中度もあり、面白いと思いました。
ただ、やり込むゲーマーにはなにかと不満箇所は多い部分かも(デモンズ、ダークソウルあたりの熱狂的ファンなど)
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 3pt | 4pt | 3pt | 1pt | 1pt |
58pt
GOOD!
・ポーンシステム(ほぼこれがすべて)
・アクション性
・バグがほとんど無いので気にせず遊べる
・セレナ
BAD/REQUEST
・世界狭すぎ、町少なすぎ
・自由度低すぎ
・敵弱すぎ
・イベントが盛り上がらない
・キャラエディットの脆弱性
(例えば声は6種類あるが、まともな声は1個なのでほとんどのポーンがそれ。戦闘中聞いてて悲しい。装備のデザインも良いのが少ないので、その少ない中から選ぼうとする結果、個性の消滅)
COMMENT
プレイ前と実際プレイしてからはまったく印象が違った。
ポーンシステムの共闘感とアクション性で熱中はできる。
私はPS3のゲームにスカイリムレベルのオープンワールド性は求めていない。データが重くなるばかりだし。バグ増えるし。
しかし、、、あまりにもやり込み要素が皆無。
また、ストーリーは別につまらなくてもいいのだが、イベントくらい盛り上げて欲しかった。
個人的には、簡単に神ゲーになり得たのに、それすら出来なかった可哀想でもったいない作品。
Amazonレビュー
レビュー日: 2016-10-12
巨大モンスターにしがみついて戦うというのは斬新です。
ポーン(NPCの従者)も結構賢いので驚きです。
GOOD!
・ ポーンシステム
キャラメイクで作成した主人公とメインの連れ一人と、オンラインで呼び出すことの出来る他人のメインポーン二人の最大四人で行動できます。
自分の戦いやすい組み合わせで戦闘に望むことが出来ます。
・ ジョブやアビリティ
主人公は9つ、ポーンは6つのジョブにすることができ、そのジョブによってのスキルやアビリティがあります。
色々と試したり、戦闘を楽にしたりと楽しむことは出来ます。
・ トロフィー
トロフィーの取得内容的にはそこまで難しくなく、時間さえかければ全部取得可能です。
トロフィー集めが好きな人にとっては、いいです。
BAD/REQUEST
・ 狭いマップと世界観
オープンワールドということでしたが、正直に言えば広い世界ではありませんでした。
隣国とか名前とかは出ますが、行くことはありませんし、城と村と駐屯地ぐらいしか拠点はありません。
ただ、地味にダンジョンやクエストとして行く場所が拠点から遠いので、苦痛は否めません。
救済処置はありますが、ホイホイと使えるようなレベルではありませんので、根気は必要かとは思います。
あとは、夜は問題すぎます。
アイテムのランタンを使ってくれというのは分かるのですが、何が何でも明度あげても先が見えない暗さはやりすぎです。
夜間の敵を倒さないといけないクエストなど、見えなくてどこにいるのかずっと彷徨います。
そのため、夜が苦痛で、何がなんでも昼間に終わらせてしまおうとします。
わざわざ、昼夜分けてるのですから、夜も楽しいと思わせるべきではないのでしょうか。
・ 好感度システム
CPUと会話したり、プレゼントをあげたりで好感度があがっていき、ストーリーの重要な部分で、その好感度の高い人が登場するわけなのですが、どうしても、上記の通り、拠点が少ないので、宿屋の主人と会話する回数が多めです。
さらには、宿屋の主人には、ジョブ変更などの重要なことも出来るともあり、どうしてもフラグが立ってしまいます。
ダッシュして体当たりを続ければ下げることは可能なのですが、いちいちそんなことをしないといけないのは苦痛です。
個人的には、ルート分岐のように、クエストによってエンディングで出る人が変わるなどしてほしかったです。
関係ないCPUは好感度はあがらないほうが気持ち的にもいいです。
・ クエスト
残念ながら単調でした。
○○を×匹倒せ、△△を手に入れろ、〜〜まで護衛しろが3/4は占めていると思います。
ある場所へ行く→倒したり、手に入れたりする→クエスト達成!おめでとう!
ではなく、手に入れてからの展開を求めてました。
巨大なボスが出たり、その人固有のイベントが発生とかがほしかったです。
あと、護衛クエストは、あの程度ならいらないと思います。
ずっと、ゆっくり走って後ろを確認しつつ、敵が来たら後ろにピッタリくっついて死ぬような護衛はただの間抜けです。
せめて、抱えることは可能にしてください。暴れるなんて状況読めてないのにも程があると思います。
・ DLC
話題のアンロック型というのもありますが、それは置いときまして、問題はDLCの質です。
現時点では、掲示板クエストの追加が1つ増えましたが、ほとんどを占めるのは、
「メダル集め」と「キャラエディット・武器、防具追加」です。
中身としても、お金を払ってる価値はあるのだろうかと疑問を覚えます。
メダルは、単調に目的地に行き取得したら終わりが、90個もあります。
キャラエディットは、つけたくない髪型とか残念なものばかりなうえに、武器や防具も終盤・2周目越えた人からすれば、いらないかなというレベルです。
面白かったら、アンロック型でも、しょうがないなって思えるのですが、全部併せて3000円近くは痛い内容です。
アンロック型が、ただの金稼ぎだと思われても仕方ないなと思ってしまいます。
COMMENT
色々書きましたが、現在、オープンワールドとして様々なゲームがあるなかで、見劣ってしまうゲームでした。
日本で作るオープンワールドとして、独自性を求めたのですが、システム的に、他ゲームを詰め込んだものでしかありませんでした。
ポーンの知識も活かしきれておらず、残念でなりません。
続編など出る場合は、もう少しシステムを考慮したものを期待します。
次は、誰かの薦められるようなものを作ってくださるよう真摯に願っております。