オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 3pt | 4pt | 5pt | 5pt | 4pt | 2pt |
91pt
GOOD!
■ゲームシステム
学校に通いながら放課後は怪盗、半日刻みで時間が進み日々やる事を自由に決めれて大変面白い。ペルソナは初プレイなので過去作は知りませんが、このシステムは他に無く素晴らしいと思いました。
■ストーリー
メインストーリーはまぁ普通ですが量が膨大です。キャラクター毎のサイドストーリーも充実していて、クリアするのに100時間近くかかりました。やり込み無しでこれだけ長く楽しむことが出来たゲームは久しぶりです。
■戦闘
戦略性はあまり無いですが、攻守共に属性を合わせるメリットが多大なためハマった時の爽快感があります。ペルソナ集め目的もあるのでエンカウントが苦でなく長丁場ですが最後まで飽きずに楽しめました。
■日々の生活
人間関係を深める事で特殊なアビリティを覚えたり人間力が高まったりするので、誰と会うか何をするかが重要でそこに大きな戦略性があって日々楽しいです。誰が有用なアビリティを持っているのか分からないので、今ある情報から予測したり、将来貰えるアビリティのヒントが分かるアビリティがあったり、色々です。
■牢獄の意味
詳細は書けませんが、ラスト前で牢獄の意味が分かり、自分は成程と思いました。
BAD/REQUEST
■会話の選択肢
どちらも大して変わらない選択肢や、どっちを選んでも全く同じ返答になりしかもその返答に違和感がある場合が多かったです。一部重要な選択をする場合もありますが、もう少し意味のある選択が多いと良かったです。
■使わないアイテム(ペルソナも)
アイテムの種類が豊富なのですが有用なアイテムはほんの一部で、アイテムを使う場合探すのに手間がかかります。
■ボス敗北時の選択肢
どうしてもハードでボスを倒せなかった時、選択肢が一週間前に戻すしか無かったので諦めてノーマルにして倒しました。戻せる日数は選ばさして欲しかったです。
COMMENT
RPGとしては最高の部類に入る傑作でした。あくまで自分の好みですが、例を挙げるとFF8、スターオーシャン2くらい?
また、良かっただけにもっと良ければと欲も出てしまいます、特に学校生活についてはいくらでも追及代があるので、さらに最高な次回作を期待します。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 4pt | 4pt | 3pt | 3pt | 3pt |
67pt
GOOD!
<敵が悪魔に>
ペルソナ3・4はシャドウというオリジナルの敵でしたが、今回はメガテンのように悪魔が敵で出てきます。
<悪魔会話が復活>
1や2のように会話でペルソナにする事が可能になった。
また、コープキャラの能力により大量のお金やレアアイテムが貰えるようになったりも。
<コープ>
前作までのコミュがコープに名前が変わりました。前作までのコミュは、パーティメンバー以外のコミュは上位ペルソナを作成する為、特別な関係になる為にランクを上げるようなものでした。
今作は特定のコープランクに達すると主人公達に有利になるアビリティ(取得経験値増加や銃のカスタムが可能など)が追加されるので、ただイベントを見るだけで無くなったのは良かった。
<コープキャラクター>
前作はメインとサブで書き分けていたような感じがしたが、今回はそんな感じもせずにどのキャラクターも魅力的に思えた。特に担任の先生と女医。
コープのキャラがそのままペルソナ使い始めても違和感ないくらい。
<ダンジョンでのアクション>
今回はストーリー上のダンジョンは固定になり、ダンジョン毎にギミックも追加された。360度自由に動き回れる訳ではないですが、通気口を通ったりシャンデリアとシャンデリアを飛び渡ったりとアクションが多彩になり、階段を探すだけの前作のダンジョンよりも緊張感が増した。最初のダンジョンから結構なボリュームなので、セーフルーム(ショートカットやセーブが可能になる場所)を発見した場合は安堵した。
物陰や高度から敵に奇襲を仕掛けられるのが気持ちが良い。
3や4のようなランダム生成マップのサブダンジョンも有り。
<バトンタッチ>
パーティメンバーが特定のコープランクになると取得する能力で、弱点を突いた時に発生する1more(もう一回行動出来る)を別のキャラで出来るというもの。
自分は味方は必ずAIにするのですが、AIも積極的にバトンタッチしてくるので共闘感が出てて良かった。
<状態異常の有効活用>
特定の状態異常になっている場合に、通常よりもダメージを与えるテクニカルというもの発生するようになった。
今作は弱点の無い敵が状態異常にかかりやすい傾向にあるそうなので、(前作では殆ど使用しなかった)状態異常スキルを使用する機会が増えた。
BAD/REQUEST
<主人公が倒れるとゲームオーバー>
3からずっと思っているのですが、主人公が悪魔を使役するメガテンだと倒れたら即ゲームオーバーになるにはわかるのですが、ペルソナで主人公が倒れたらゲームオーバーになるのは理不尽。
<戦闘リザルトが長い>
キャラ毎の軽い演出の後、主人公が歩くモーションがやたら長くて気になる。△ボタンで早送り出来るが、取得経験値やアイテムの表示が早送りされるだけ。
違う、そうじゃない。
<メインシナリオについて>
最初のボス以降の蛇足感。ネタバレになるので書けませんが、主人公達の目的と行動に共感出来なかったが為にストーリー進めるのが面倒だと思ってしまった。
コープシナリオが良かっただけに残念。
ランクをMAXにしているコープがある場合、ストーリー終盤にそのキャラ達の出番があるのですが、あれは全コープをMAXにした時の展開にして欲しかったです。
<街や学校>
せっかく作り込んであるのにお店やスポットにピンポイントでショートカット出来てしまうので、メインストーリーや一部ミッションを覗いて歩き回る必要がほぼ無く、イベントも無いのは勿体無い。
<学校生活>
部活に入れるわけでもなく、学校でのイベントも殆ど無く味気ない。
修学旅行や文化祭とかはあるが、前作に比べるとあっさりと終わってしまう。
<ダンジョンがダルい>
多種多様でボリュームもあり高低差もあるが、一本道で仕掛けもただ面倒なだけ。敵と一度も出会わずに最終エリアに進めるルートが各ダンジョンにあれば良かったのにと思いました。
<警戒度>
敵に発見されると警戒度が上がり、100%になるとその日にダンジョン探索が出来なくなる。
隠れられる場所が多々有り、カバーアクション中は絶対に見つからない事や奇襲して敵を倒した場合は警戒度はかなり下がるので100%になる事は早々無いが、ダンジョンが一本道なのを含め一々倒さねばならないのは面倒に感じました。
<一部キャラクターが不快>
怪盗団の正体がバレるような事を繰り返し成長しないキャラと、怪盗団の協力者として悦に浸っているキャラが非常に不快でした。成長しないのはちょっと...。
コープでは2人とも良いキャラなのですが、ストーリーに反映されないが為に違和感が...。
<一部キャラクターが不遇>
終盤に仲間になるキャラクターが2人いるのですが、その内の片方のキャラが割と序盤から登場しているのにも関わらず、他のメンバーと比べてコープ発生が終盤なので接する機会が限られてしまう。
<行動制限>
メインストーリーのイベントがあった日の夜はセーブしか行動が出来ない日が多い。
DVD鑑賞やコーヒー淹れなど、家で出来る事はやらせて欲しかった。
<コープアビリティ瞬殺>
レベルの低い敵に奇襲した場合に、戦闘にならずペルソナが入手出来るというアビリティ。大変便利なのですが、これが発動してしまうと経験値とお金とアイテムが入手出来なくなる為、場合によっては邪魔になってしまう。
取得経験値や金額が上昇したりレアアイテムを入手出来るようになるコープアビリティの弊害にもなる為、設定でオンオフ出来るとか、経験値等も入手出来るようになっていれば良かった。
<ダウンロードコンテンツのBGM>
ifのジングルの前奏が長すぎて良いところが流れる前に戦闘リザルトが終わる。
欲を言えば、衣装を身につけて居なくてもBGM変更可能にして欲しいのと、中ボスのBGMもその作品のものにして欲しかった。
COMMENT
新型PS4と同時に購入し、難易度ノーマル、75時間でクリアしました。現在は全コープMAXと全ミッション制覇を目指して2週目プレイ中です。
色々書きましたが、相変わらずのボリュームでやれる事も多いので、ゲーム自体は楽しんでいます。不快に思われた方がいましたらすみません。
銃装備や悪魔会話といい、原点に戻して来ている感じがしました。
リアルさがあってストーリーは人を選ぶと思いますが、全体的な完成度は高い為、PS4を持っているならやるべき作品だと思います。
作中で回収されていない気になる点があるので、4みたいに隠しエンディングが?と期待。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 4pt | 2pt |
78pt
GOOD!
■グラフィック
一目見てペルソナとわかる唯一無二のグラフィック。
非常に細部まで手抜きなく作られており、この世界にいること自体が気持ちいい。
■終盤までのストーリー
多少ご都合主義は感じるものの、それを上回る次はどうなるんだろうというワクワクが終盤まで続く。
キャラ同士の会話も自然で、長さに反して読んでいて苦にならないのも素晴らしい。
■UIの見やすさ
洋ゲーも含めた全てのゲームの中でも上位に来るのではと思えるぐらいわかりやすく、使いやすいUI。
デザインも世界観にマッチしており格好良い。
■快適な戦闘システム
弱点がわかっていたらボタン一発で弱点を突けるのは便利。
ボスを除けば先制攻撃から一気に殲滅が基本なため、テンポも非常に良い。
■モルガナ
良くも悪くもこのキャラが中心のゲームだと思った。
非常にキャラが立っており、ともすれば暗くなりがちなストーリーに彩を与えていた。
■多彩なパレス
パレス(=ダンジョン)がキャラごとに多彩で、色々仕掛けもあって攻略している感があった。
セーブポイントが適度に多いのもありがたい。
BAD/REQUEST
■終盤のストーリー
色々あっても結局毎度おなじみのこういう展開になるんだなあというのが正直な感想。
真の敵が判明して以降ゲームが作業になった。
■キャラの言動
これは自分がおっさんなだけかもしれないが、キャラが子供という点を差っ引いても言動に気になる点が多々あった。
秘密を大声で話しまくり、人を傷つける言動の多い竜司は最後まで好きになれなかった。
また授業中にLINEしまくるのも行儀悪いなあと…せめて生徒会長にはその点を諫めてほしかった。
■RPGパートとアドベンチャーパートのバランス
少し遊ぶとダンジョンに何回も通うのは育成に不利ということに気づき、必然的に一気にクリアを目指すようになる。
そうするとゲーム内の数日がダンジョン攻略(=RPGパート)で、残りの百日以上がアドベンチャーパートということになる。
せっかくパレス攻略や戦闘が楽しいゲームなのに、振り返ると街中をうろついてた印象の方が強く残っているのは勿体ない。
■モルガナ
モルガナ自体に罪はないのだが、「今日はもう寝ようぜ」を聞くたびに腹が立った。
コープや人間力の育成に計画性を要するゲームシステムなのに、このセリフが出るといきなり夜の行動がとれなくなる。
たまになら良いがとにかく頻度が多すぎ。
■複雑なゲームシステム
コツがわかればこれほど快適なゲームはないが、シリーズ未経験者にこれを進められるかと聞かれると少し戸惑う。
できることが多すぎる割に計画が立てにくく、行き当たりばったりで遊ぶとただ厳しい。
難易度セーフティがあるからいいでしょという問題ではない。
COMMENT
vita版以外はシリーズプレー済。
ペルソナ3から始まったゲームシステムの集大成といった感じで、クオリティは全体的に非常に高い。
ゲーム好きなら一度は遊んでほしいゲームと胸を張って言える。
ただシリーズ経験者からするとお馴染みすぎる内容で、新鮮味が薄かったのも確か。
アッと驚く次回作を今から楽しみにしたい。
Amazonレビュー
レビュー日: 2017-01-21
ファミコンが発売されたのが小学2年生。
マリオやドラクエで遊び、その後PCエンジンの華やかなゲーム画面やメガドライブの地味なゲーム画面(笑セガ派ですからね!)、スーパーファミコンの回転、拡大機能やプレステ、セガサターンのポリゴン全盛時代と
ゲームハードの成長と共に自分も成長してきた。
そんな世代のおやじであります。
しかしながら、あれほど熱狂していたゲームも大人になるにつれてだんだんやらなくなりました。
社会人になり単純に遊ぶ時間がとれないこと、家族との時間を優先するようになったこと、その原因はいろいろありますが、一番大きな原因が『ゲームをおもしろいと思わなくなった』という自分の気持ちが大きいかと思います。
これは歳のせいなのかなぁとちょっと寂しい気持ちになっていましたが、よく考えるとそれだけでない気がします。
最近僕が買ったゲームといえば、メタルギア5とアイドルマスターPSの2本で、
メタルギアは未完成品かと疑うばかりの商品をメーカーの都合で押し付けられ、
アイドルマスターPSに至ってはバンナムお得意のDLC商法と課金ガチャ。
これらゲームの共通点はユーザーのことは放っておいて、「金」「金」の拝金主義が前面に来て、肝心のゲーム自体のおもしろさは二の次なことでしょうか。
口ではユーザーファーストというくせに、その実はゲーム会社と制作者ファーストだったような気がします。
多大な広告費をかけた過大広告と、ニコニコやツイッターによる制作ディレクターの吹聴で、バカなユーザーをだまして金を巻き上げようという心持ちが見えて、やり場のない怒りを抱えていました。
そんなだまし討ちのような誠意のない商売をしていたら、ゲーム業界だけでなくどんな業界でも愛想がつきますよね。
本当、最近そういうことばかりが続き、ますますゲームをおもしろく感じなくなってしまっていました。
そんなゲームに愛想が尽きかけてた中、たまたまレビュー高評価だったペルソナ5を手にとってみました。
アトラスさんのゲームはスーパーファミコンの『真・女神転生』以来であの鬼畜な難易度がトラウマになったこともありそれ以来はご無沙汰でした(笑)
遊んでみての率直な感想は「よくここまで丁寧に作り込んだなぁ」と思うほど、製作者の方の強い意思と、
ゲームをつくるということへのプライド、そしてユーザーを真に満足させたいといった気概と誠意がこのゲームのプレイを通じて感じました。
おかげさまで、すっかり頭の中はペルソナ一色、ゲームがやりたくて早く家に帰るなんて小学生以来でしょうか。
「あ、まだゲームを楽しいと思える感性が残ってたんだな」と気づかせてくれただけでも、ペルソナ5をやった価値がありました。
聞けばペルソナ5は発売するまでは延期の連続だったようで、
きっと社内での意思疎通や難しい問題がたくさんあったのだろうとお察します。
しかし、あくまでユーザーファーストを貫き、責任をもって制作されたアトラスさんには
久しぶりにゲーム業界の「良心」を見たような気がします。
きっと自分はこれからもアトラスさんが作ったゲームならば、例え新規ナンバリングタイトルでも
「アトラスが作ったんだから大丈夫だろう」と思って新品で買うでしょう。
そこには「誠意」を持ってゲームをつくってるアトラスさんとユーザーである僕との間に「信頼」があるからです。
家庭用ゲームが普及して35年になろうとした今、ペルソナ5は今いちどゲーム会社とユーザーの関係を考えさせてくれました。
ありがとうございます。
よし!ペルソナ6が出るまでゲーム業界に悲観することなく気長に待つかな!
頑張れアトラス!!
GOOD!
・独特の画面デザイン
街をうろうろしたりメニューを操作しているだけで何となく楽しい気持ちになれます。
こんなゲームはなかなか無いのではないでしょうか。
・BGM
期待通りの質!
今作は比較的しっとりした感じの曲が多く、耳馴染みが良いです。
一方でここぞというところはしっかり盛り上げてくれますし、ゲーム音楽として文句なしです。サントラ購入検討中。
BAD/REQUEST
・学生生活パートの薄さ
主人公の境遇からして仕方ない面もありますが、「学生と怪盗の二重生活」を売りにしている以上疎かにしてほしくなかったです。
各行事も、中止になったり怪盗の話題に終始したりと、描写が物足りないです。
またせっかく東京の街が作り込んであるのに、ストーリーとの関わりが少なかったのも残念。
・ストーリーの流れ
中途半端…というか、何がしたいのかよく分からなかったという印象です。
特に終盤の展開は取ってつけたようで、あまり気持ちが盛り上がりませんでした。
どんでん返しがありましたが、そのギミックがストーリーを彩っているかというと疑問。ただプレイヤーを驚かせる事が目的だったのかな、と感じました。
COMMENT
少々キツい言い方ですが、期待外れというのが正直なところです。
前作・前々作に大いにハマったので、今作もかなり期待してDL版を購入しましたが、2周目をプレイする気があまり起きません。
UIや演出には目を引くものがありますし、遊んでいる間はそこそこ楽しめたのですが……。もっと他にも力を入れるべき部分があったのではないでしょうか。