オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 4pt | 2pt | 1pt | 1pt | 2pt |
38pt
GOOD!
ストーリーは○。
コープ(旧コミュ)関連は過去作に比べて非常に便利になってますね。今作最大の評価ポイント。
音楽関連もいつも通り素晴らしい。
BAD/REQUEST
全体的に漂うオサレ感。かっこよく見せようとしすぎて逆にしらけるみたいな…。
赤を基調とした演出の数々も目によろしくない。
パレスでの自動生成ダンジョンの廃止。
色々賛否両論分かれるところだと思うが、個人的には一番痛いところ。
シャッフルタイムの廃止・悪魔会話の導入。
悪魔会話システムに問題あり。ダウン状態にさせないと会話できないのだが、弱点持ちとそうでない敵との交渉しやすさが余りにも違う。
一応クリティカルやダウンショットで対応できるとはいえ、この差はどうにかならなかったものか…。
これなら前作までのシャッフルタイムそのままのほうが楽しめたかな。
戦闘終了後に入る小演出
重要戦闘後のみに入るとかなら楽しめたかもしれないが、毎戦闘入ってこられると非常にウザイ。
リザルト画面で結果をパッと出して通常画面に戻ってくれるほうが何倍もマシ。
COMMENT
シリーズは2罪・罰 P3 P3F P3P P4 P4Gとプレイ。
今作は演出過多になりすぎて快適さをないがしろにしてしまった印象。
正直ペルソナシリーズの中で群を抜いてガッカリな出来。
期待してたのですが…残念です。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 5pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt |
82pt
GOOD!
〇圧倒的な長大ボリューム
クリアまで普通にやっても70時間オーバーという、ボリュームたっぷりの作品に仕上がっている。
基本的にはP3、P4のシステムを引き継ぎ、それをさらに正当進化させている。
初めての人も、シリーズ経験者にもやりこめる作品だろう。
また、シナリオも良く言えばジュブナイル小説的な、非常にペルソナらしい作りになっており、進めるうちに増える仲間や明らかになってくる謎など、どんどんと引き込まれる作りである。
クリアまでにはかなりの時間を要するものの、この作り込みによって、プレイヤーは中だるみを起こしにくくなっており、続き見たさに先に進むようになっている。
〇まさかの演出
イゴールの声優変更によって、これまでとは一風変わったイゴールになっており、これも新しい試みかと思ったが、ラストまで行くとその仕掛けにシリーズファンなら膝を叩くに違いない。
これ以上はネタバレになりかねないので控えるが、声優変更すらシナリオに落とし込んだ手法は見事の一言。
〇銃の復活
個人的にはペルソナと言えば銃、というイメージが何となくあるので、これは結構嬉しい。
ただ弾数制限があったり、基本的には弱点を突くくらいしか使い道がないのは残念。
〇使いやすくなったコープ関連
コープは前作のコミュに相当するもの。
一番の変更点は、インターフェースが劇的に見やすくなった。
一目で誰がどこにいて、ランクアップ出来るかどうか、分かるようになっている。
これにより無駄な移動が少なくなり、ある程度効率的な進行が出来るようになった。
また、各コープにはアビリティが設定されており、ランクを上げていく事で、攻略に役立つ能力を得られる。
能力によってはかなり必須レベルのものもあるので、ガンガンコープを上げていく必要がある。
また、クリアの二週目はコープはやり直しとなるものの、マックスまで上げておけばラストに引き継ぎアイテムを貰えて、重要なアビリティは持ち越せたりするのも嬉しいところである。
BAD/REQUEST
〇割と古典的なストーリー
序盤こそ怪盗団によって悪人を改心させていくという斬新なストーリー展開を見せるが、終盤は割とありきたりの展開になる。
いつの間にか世界を救う為に戦っていた、というよくあるJRPG的なストーリーとなっている。
まあそれが悪いとは言わないが、個人的には少しチープ感があったかな、と言ったところ。
良く言えば王道的となる訳で、その辺の匙加減は人によるところだが。
〇大きな変更点の少ないシステム
上では正当進化したシステムと書いたものの、ADV面にしろ戦闘面にしろシステムの劇的な変革は見受けられない。
日常パートでは相変わらずステータスを上げてコープを上げるくらい
戦闘パートはP3から続くプレスターン制となっている(正確にはメガテン3からか)。
とはいえ、どちらのシステムも完成度が高く、なまじ下手に手を加えられないのも分かる。
次回作が出るかどうかは不明だが、個人的にはまた一新した世界観を見てみたいと思った。
COMMENT
全体として非常に良く出来たRPGといったところ。
シリーズファンにも十分楽しめるレベルには仕上がっている。
ただまあ、基本的には前作と一緒な部分も多いので、中だるみする人はやっぱりいると思う。
特に今作はボリュームも多く、どうしても途中で疲れてくる部分もある。
あと、今作は一部イベントで修羅場が発生する為、前作みたいに手あたり次第に恋人を作るとヤバい事になる。
まあ修羅場が起きても別にデメリットはないので、好みの問題だが。
むしろ修羅場イベントは一度は見ておきたいところである。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 3pt | 5pt | 5pt | 3pt | 3pt |
86pt
GOOD!
ペルソナは前作のvitaででてたゴールデンをやっただけです。
やっぱこうRPGでありながら半分、リアルな日常を舞台にしてるのが大きな魅力よね。
一般のRPGははなからファンタジーで、世界もキャラも異国のチャラチャラしたようなのだけど
こっちはリアルが舞台で、リアル系の仲間たちと出会い笑って恋してとか、誰もが体験した日常が
ベースになってるので世界に入りやすい。
前回は主役が都会から田舎へ転校だったが、今回は逆で田舎から東京に転校してる。
日常のフラグ管理は相変わらず大変だけど、いろんなイベントがふんだんに盛り込まれてて飽きない
街の作り込みが凄まじいので、探索してるだけで時間が過ぎてくw
戦闘もコマンド系のものだが、うまく考えていかないとやられてしまう絶妙な難易度はペルソナならでは。
キャラもいいし、とても面白い。
BAD/REQUEST
ごめーんです。ほんと今時点で欠点らしい欠点が浮かんでこないんだけど、
出だしはかなり長いクソ長いチュートリアルが強制で続いていくので
ペルソナ初体験の人には助かるだろうけど、コツ掴んでる人にはけっこうウザく感じるだろう。
またムービーもやたら多かったりする。
COMMENT
今時点で30時間ほどプレイ時間経過してるけど、まだまだ前半部だね、凄まじいボリュームを感じる。
徹底的に詰め込んで、徹底的に作ってある。なんか妥協は許さないみたいな
メーカーの意気込みと本気をひしひし感じる作り。
まあ間違いなく名作になると思うし、経験者はもちろん、初の人もこれは触れておいたほうがいいと思う。
Amazonレビュー
レビュー日: 2017-01-21
ファミコンが発売されたのが小学2年生。
マリオやドラクエで遊び、その後PCエンジンの華やかなゲーム画面やメガドライブの地味なゲーム画面(笑セガ派ですからね!)、スーパーファミコンの回転、拡大機能やプレステ、セガサターンのポリゴン全盛時代と
ゲームハードの成長と共に自分も成長してきた。
そんな世代のおやじであります。
しかしながら、あれほど熱狂していたゲームも大人になるにつれてだんだんやらなくなりました。
社会人になり単純に遊ぶ時間がとれないこと、家族との時間を優先するようになったこと、その原因はいろいろありますが、一番大きな原因が『ゲームをおもしろいと思わなくなった』という自分の気持ちが大きいかと思います。
これは歳のせいなのかなぁとちょっと寂しい気持ちになっていましたが、よく考えるとそれだけでない気がします。
最近僕が買ったゲームといえば、メタルギア5とアイドルマスターPSの2本で、
メタルギアは未完成品かと疑うばかりの商品をメーカーの都合で押し付けられ、
アイドルマスターPSに至ってはバンナムお得意のDLC商法と課金ガチャ。
これらゲームの共通点はユーザーのことは放っておいて、「金」「金」の拝金主義が前面に来て、肝心のゲーム自体のおもしろさは二の次なことでしょうか。
口ではユーザーファーストというくせに、その実はゲーム会社と制作者ファーストだったような気がします。
多大な広告費をかけた過大広告と、ニコニコやツイッターによる制作ディレクターの吹聴で、バカなユーザーをだまして金を巻き上げようという心持ちが見えて、やり場のない怒りを抱えていました。
そんなだまし討ちのような誠意のない商売をしていたら、ゲーム業界だけでなくどんな業界でも愛想がつきますよね。
本当、最近そういうことばかりが続き、ますますゲームをおもしろく感じなくなってしまっていました。
そんなゲームに愛想が尽きかけてた中、たまたまレビュー高評価だったペルソナ5を手にとってみました。
アトラスさんのゲームはスーパーファミコンの『真・女神転生』以来であの鬼畜な難易度がトラウマになったこともありそれ以来はご無沙汰でした(笑)
遊んでみての率直な感想は「よくここまで丁寧に作り込んだなぁ」と思うほど、製作者の方の強い意思と、
ゲームをつくるということへのプライド、そしてユーザーを真に満足させたいといった気概と誠意がこのゲームのプレイを通じて感じました。
おかげさまで、すっかり頭の中はペルソナ一色、ゲームがやりたくて早く家に帰るなんて小学生以来でしょうか。
「あ、まだゲームを楽しいと思える感性が残ってたんだな」と気づかせてくれただけでも、ペルソナ5をやった価値がありました。
聞けばペルソナ5は発売するまでは延期の連続だったようで、
きっと社内での意思疎通や難しい問題がたくさんあったのだろうとお察します。
しかし、あくまでユーザーファーストを貫き、責任をもって制作されたアトラスさんには
久しぶりにゲーム業界の「良心」を見たような気がします。
きっと自分はこれからもアトラスさんが作ったゲームならば、例え新規ナンバリングタイトルでも
「アトラスが作ったんだから大丈夫だろう」と思って新品で買うでしょう。
そこには「誠意」を持ってゲームをつくってるアトラスさんとユーザーである僕との間に「信頼」があるからです。
家庭用ゲームが普及して35年になろうとした今、ペルソナ5は今いちどゲーム会社とユーザーの関係を考えさせてくれました。
ありがとうございます。
よし!ペルソナ6が出るまでゲーム業界に悲観することなく気長に待つかな!
頑張れアトラス!!
GOOD!
■シリーズ恒例のペルソナ合体・悪魔会話
思い通りのペルソナを作って戦う、幅広い戦略性は健在
このベースだけでも十分良ゲーといえる
今作は悪魔会話もあり、お楽しみ要素は多い
■気合の入ったストーリーとボリューム
これは頑張って作ったなと思わせるところが随所にあり、
前作に引き続き驚かせてやろうという気概を感じる。
また、普通にプレイすれば、100時間はあろうかという膨大な内容で、
中身もしっかりと詰まっていて素晴らしい。
逆に長すぎるという意見もありそうなくらい。
■おしゃれなデザイン・音楽
これは一目で見ればわかると思う。
おしゃれ感がすごい。
表面上のグラフィクスの綺麗さは並み程度かもしれないが、
センスにおいて、ずば抜けている。
センスの良し悪しだけはそう簡単にできることじゃないなと思う。
どう考えても、これだけでやる価値はある。
音楽は非常にかっこいいのですが、パンチは効いていない印象。
アシッドジャズというジャンル自体、耳に残りにくいのかもしれません。
■順当に進化しているシステム面
ADVパートを重視している本シリーズでは、そちらはかなり快適に進められるようになっている。
広域マップ上でコミュニティの上昇が確認できるのよになっているのはかなりいい。
(私はそこに気付かないで、しばらく直接足を運んでましたが…)
BAD/REQUEST
基本的に、重箱の隅をつつくようなレビューなのでご勘弁を。
新しくやる方のための注意喚起的な意味合いで書きます。
■基本的に胸糞悪い展開
漫画で例えると、闇金ウシジマくんのような内容が続くので覚悟したほうがいいです。
ピカレスク・ロマンが題材という話でしたが、
実際は正義とは何かに主眼が置かれていて、
某三代目怪盗をイメージしているとがっかりすると思います。
■学園生活要素はほぼ皆無
学園生活は、全くないレベルで無く、
イベントはあっても肩透かし食らったような内容なので、
ペルソナ4から入った人はご注意を。
不思議なことに、周囲のキャラがほぼ年上なのはなぜなのか…
■特定のコープが便利すぎる上でのADVバランス
ADVパートで、行動回数を消費しないで親密度上げ、一部の行動の増加があり、
これができるかできないかで後半のイベント消化が大きく変わる。
コミュのイベント関連はサブイベントのほうがよくできてると感じたので、
エンジョイは2週目と割り切ったほうがいいかもしれません。
ADVパートはいつも通り12月末までです。これは勘違いしないように覚えておいたほうがいい。
ごく一部の行動も行動消費しなかったりと、ちょっと不親切。
■最初の伏線がバレバレ
ちゃんとお話しを読んでれば気付くレベルで、
これのおかげで中~終盤興ざめしてしまって、完全に心が離れてしまった。
なんでこういう話なんだろう、という思いが強くなってしまって、
正直ストーリーどころじゃなかった。
ただ、それ以上にサプライズは詰め込んできているので、
ネタバレが嫌な人は黙って最後までやりましょう。
■ストーリーの不完全燃焼さ
フラグ未回収?部分がどうしても腑に落ちない。
前作が推理モノだっただけに、ここは厳しく見られていると思う。
ネタバレにならない程度書くと、双葉の母親の実行犯がざっくりしすぎているところから始まり、
日常と「あっちの世界」がクロスオーバーする表現が無意味に入っていたり、
ネタバレ部分を含め、ストーリーはトゥルーエンドっぽく完結しているはずなのに、釈然としない部分が多い。
この辺はしばらく有志による模索と議論が続くと思う。
また本当に唐突に、都合の悪いところだけをぼんやりさせる演出で
プレイヤーに見せないようにするのはどうなのか。
それだったらコープの進行度でぼんやりが増えるようなシステムとか、
何かあったのではないだろうか。
■戦闘バランスはちょっといまいち
状態異常付与が非常に強力で、
且つ、旧作から引き続きの1Moreの連続攻撃システムのおかげで、
一方的に倒すか、一方的に倒されるかになりやすい。
主人公が戦闘不能になると即ゲームオーバーなので、連続攻撃で落とされるときつい。
また属性が増えたにもかかわらず、弱点無しの敵がそれなりに多く、
とりあえずクリティカルになりやすい技で叩いとくか、になりやすいのが残念。
COMMENT
気にあるくらいならやったほうがいい、というのが持論なので、
とりあえずやれと思うのですが、
ストーリー序盤のB級感がすごいので、それが尾を引くかどうかで評価が全然違うと思う。
難易度はいつでも自由に変えられるのですが、
コアゲーマーじゃないのであればイージーで丁度よいと思います。
新型PS4と同時発売ということで、絶対時期は変えられなかったでしょうし、
(同じ発売日だったFF15は逃げてしまいましたし)
細かいところは目を瞑ってプレイしましょう…w