Amazonレビュー
レビュー者: Amazon カスタマー
レビュー日: 2017-04-11
レビュー日: 2017-04-11
色々なサイトでとてつもない高評価だったので購入しました。
星3としましたが全体的に見ればやってよかったと思える作品ではありました。
評価極めて高いこの作品でなぜ自分が星3にしたのか評価点と問題点を挙げていきたいと思います。
しかしそのまえにまず購入を考えている方に知っておいてもらいたいのはかなり精神的にキツめのグロテスクな描写があるということと、シュタインズゲートのようなスカッとする作品ではないことです。
グロテスク描写についてですが一般的なマンガやらゲームやらでの描写ならなんの問題もない自分でもプレイしているのを後悔するくらい、キツイ箇所が何箇所かありました。精神的にえぐられる(しかも文章で事細かに)ので耐性のない方は気をつけたほうがいいと思います。
またいろんな場所で書かれていることですがスカッとするゲームではありません。ええ……ってなったあとに考えさせられるゲームです。王道の展開を期待してはいけません。
評価点
・どんなに深読みしても裏切ってくる
これはすごいことだと思います。全くもって先が読めませんでした。何度も何度もどんでん返しがありながらそのどんでん返しが破綻していない、しかもとんでもない展開なのにずっと主人公とプレイヤーが疑問だったことがスッキリ解けていく、とても良くできた作品です。
・常に襲いかかってくる恐怖感、不安感
個人的にはあまり好きではないですが終始先を見たくなくなるほどのぞわぞわした恐怖を与えてくるのは流石だと感じました。
・切ないエンディング
決してハッピーではありませんが都合のいい展開が起こらなければ最善はこうなるのかなといった終わり方でスッキリはしませんが、これもひとつの形なのかなと考えるととても切なくやってよかったと思えました。
逆に問題点
・絶望的なまでに救われないキャラがいる
この作品のテーマには合っているのかもしれませんが一部のキャラに救いが無さすぎると感じました。正直絶望感を煽るためとはいえそこまでやる意味あるのかと感じました。それも見方によっては良さなのでしょうが完全に巻き込まれただけなのに一切救われないのはキツイです。
・序盤、中盤の主人公の行動が謎
常に情強を名乗っておきながら無計画に行動しすぎていると感じました。主人公に感情移入がしやすいといった意見が多いですが、なんの算段もなしに危険だと分かっているところに突っ込んでいく主人公には感情移入できませんでした。とくにとあるシーンは普段は色々考えている主人公がプレイヤーを置き去りにして急に走り出していくので主人公が展開のために無理やり製作者に動かされている、と感じてしまいました。
・一部のキャラの根幹部分が明かされない
あるキャラは感情の理由が本編で明らかにされないためクリア後に調べたらドラマCDか何かで明かされたところによると自分でそういう風に思い込んだ、らしいのです。主要キャラのしかもずっとなんでこの人こんなに……と思っていた部分が本編では明かされないばかりかそういう風に思い込んだと言われても全く納得できません。
また他のキャラではトゥルーエンドのオチを見ると、なぜ誰もこのキャラの不審な点に誰も気づかなかったのか疑問が湧いてきます。明らかにおかしいのに本編では誰も指摘しません。勿論プレイヤーが推測することはできますがどれも矛盾が残る気がしますし本編で明かされない理由が分かりませんでした。
些細なことでも物語の真実を知れば理由がわかるようになっていたはずのこの作品で、最後の最後で急に雑になったなと感じました。
まとめ
星3とこのゲームにおいてはかなり低めに評価しましたがそれは、結局のところこのゲームが良くできすぎているからこそ理由付けされていない問題点がはっきり出てきてしまったからだと思います。
ほかのアドベンチャーゲームでは今回問題点で挙げた部分なんて当たり前にあるものでしょう。ただ王道のゲームじゃないからこそ、理不尽なまでに絶望を与えてくるからこそ、全部納得できるように作って欲しかったと感じました。一つ納得できない点があるだけで無理矢理ストーリーを進めたかったんだなとなってしまいました。
あと一番大きな減点要因は自分には合わなかった、結局のところこれなのかもしれません。グロテスク描写と絶望展開でほぼ常にドン引き状態、シーンによっては気分悪くなりながらプレイをしていました。
しかしながらとてもいい作品なのは確かです。ほぼ常にドン引きしながらも自分がノンストップでクリアしたのはストーリーがそれだけ面白かったからです。ご都合主義の展開に嫌気がさしている、絶望展開やグロテスク描写どんとこいみたいな今作初期の主人公のようなプレイヤーにはこれ以上ないくらいの作品だと思います。
星3としましたが全体的に見ればやってよかったと思える作品ではありました。
評価極めて高いこの作品でなぜ自分が星3にしたのか評価点と問題点を挙げていきたいと思います。
しかしそのまえにまず購入を考えている方に知っておいてもらいたいのはかなり精神的にキツめのグロテスクな描写があるということと、シュタインズゲートのようなスカッとする作品ではないことです。
グロテスク描写についてですが一般的なマンガやらゲームやらでの描写ならなんの問題もない自分でもプレイしているのを後悔するくらい、キツイ箇所が何箇所かありました。精神的にえぐられる(しかも文章で事細かに)ので耐性のない方は気をつけたほうがいいと思います。
またいろんな場所で書かれていることですがスカッとするゲームではありません。ええ……ってなったあとに考えさせられるゲームです。王道の展開を期待してはいけません。
評価点
・どんなに深読みしても裏切ってくる
これはすごいことだと思います。全くもって先が読めませんでした。何度も何度もどんでん返しがありながらそのどんでん返しが破綻していない、しかもとんでもない展開なのにずっと主人公とプレイヤーが疑問だったことがスッキリ解けていく、とても良くできた作品です。
・常に襲いかかってくる恐怖感、不安感
個人的にはあまり好きではないですが終始先を見たくなくなるほどのぞわぞわした恐怖を与えてくるのは流石だと感じました。
・切ないエンディング
決してハッピーではありませんが都合のいい展開が起こらなければ最善はこうなるのかなといった終わり方でスッキリはしませんが、これもひとつの形なのかなと考えるととても切なくやってよかったと思えました。
逆に問題点
・絶望的なまでに救われないキャラがいる
この作品のテーマには合っているのかもしれませんが一部のキャラに救いが無さすぎると感じました。正直絶望感を煽るためとはいえそこまでやる意味あるのかと感じました。それも見方によっては良さなのでしょうが完全に巻き込まれただけなのに一切救われないのはキツイです。
・序盤、中盤の主人公の行動が謎
常に情強を名乗っておきながら無計画に行動しすぎていると感じました。主人公に感情移入がしやすいといった意見が多いですが、なんの算段もなしに危険だと分かっているところに突っ込んでいく主人公には感情移入できませんでした。とくにとあるシーンは普段は色々考えている主人公がプレイヤーを置き去りにして急に走り出していくので主人公が展開のために無理やり製作者に動かされている、と感じてしまいました。
・一部のキャラの根幹部分が明かされない
あるキャラは感情の理由が本編で明らかにされないためクリア後に調べたらドラマCDか何かで明かされたところによると自分でそういう風に思い込んだ、らしいのです。主要キャラのしかもずっとなんでこの人こんなに……と思っていた部分が本編では明かされないばかりかそういう風に思い込んだと言われても全く納得できません。
また他のキャラではトゥルーエンドのオチを見ると、なぜ誰もこのキャラの不審な点に誰も気づかなかったのか疑問が湧いてきます。明らかにおかしいのに本編では誰も指摘しません。勿論プレイヤーが推測することはできますがどれも矛盾が残る気がしますし本編で明かされない理由が分かりませんでした。
些細なことでも物語の真実を知れば理由がわかるようになっていたはずのこの作品で、最後の最後で急に雑になったなと感じました。
まとめ
星3とこのゲームにおいてはかなり低めに評価しましたがそれは、結局のところこのゲームが良くできすぎているからこそ理由付けされていない問題点がはっきり出てきてしまったからだと思います。
ほかのアドベンチャーゲームでは今回問題点で挙げた部分なんて当たり前にあるものでしょう。ただ王道のゲームじゃないからこそ、理不尽なまでに絶望を与えてくるからこそ、全部納得できるように作って欲しかったと感じました。一つ納得できない点があるだけで無理矢理ストーリーを進めたかったんだなとなってしまいました。
あと一番大きな減点要因は自分には合わなかった、結局のところこれなのかもしれません。グロテスク描写と絶望展開でほぼ常にドン引き状態、シーンによっては気分悪くなりながらプレイをしていました。
しかしながらとてもいい作品なのは確かです。ほぼ常にドン引きしながらも自分がノンストップでクリアしたのはストーリーがそれだけ面白かったからです。ご都合主義の展開に嫌気がさしている、絶望展開やグロテスク描写どんとこいみたいな今作初期の主人公のようなプレイヤーにはこれ以上ないくらいの作品だと思います。
GOOD!
とにかくも人物たちが堀に掘り下げて描かれている。
ネタバレにつき詳細は触れないが、人間の内面い深く深く踏み込んだ、やばいほどに深い話。
シュタゲーの勢いでこいつに挑んだが、個人的にシュタゲーを超えた。
ホントで徹夜で読んでしまうほどハマる。
妄想トリガーとかマッピングトリガーなどの、ちょっとしたお遊びも挟まれてるし
すごい作品だ。
BAD/REQUEST
妄想トリガーのシーンで、いちいち選択肢選んで
分岐ルートを辿っていくのが煩わしいわい。
この妄想トリガーのシーンまでいくのもたるいし
ちょっとだけここは減点となるな。
COMMENT
文章量がすごいんで読み応え抜群だ。
もちろんシナリオの好みは人それぞれになるから、つまらんと感じる人も
とうぜんいるがだろうが、やはり一読の価値はあると思う。