【PS4】よるのないくに レビュー
発売元 | コーエーテクモゲームス (オフィシャルサイト) |
---|---|
発売日 | 2015-10-01 |
価格 | 7344円(税込) |
レーティング | 【C】15才以上対象 セクシャル (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:美少女従魔RPG ■ プレイ人数:1人 |
- 総合ポイント
- 57
- (難易度)
- 1.45
- レビュー数
- 11
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 4pt | 2pt | 2pt | 2pt | 1pt |
47pt
GOOD!
■雰囲気
どことなく退廃的な雰囲気が魅力です。
拠点となるホテルはもちろん、訪れることになるステージの『歌劇場』『美術館』『教会(廃墟)』などは、いずれも寂しげながらオシャレな感じで良い。
どこにでも現れる古電話の演出も、独自の世界になっていて面白いです。
■音楽
良い曲が揃ってます。
シチュエーションに合っていて主張しすぎず、それでいて記憶に残ります。
例外的に、ボス戦の曲だけは唐突にロックなのでやや浮いている感がありますが、かっこいいので問題なし。
ガストのゲームを他にもプレイされる方なら、いつものガストのBGMだと思ってください。
■従魔(戦闘システム)
システムの肝の従魔システムは、非常にうまく機能しています。
召喚・スキル発動指示がとても簡単で、アーナスの操作もしなければならないプレイヤーにとって忙しすぎない。
また、おまけ程度の性能かと思いきや、かなりの高性能で非常に頼もしいです。
アーナスには出来ないこと(状態異常をかける、回復など)が多いのもあいまって、従魔を選ぶのはかなり楽しめました。
育成要素も豊富で、理想の従魔を育成するのは楽しい……のですが、そこまでするほどの敵がいないのが惜しい。
BAD/REQUEST
■ストーリー
とにかく説明不足で、イベントがどれも唐突です。
話の中心となるアーナスとリュリーティスの関係性は話が進むまでよくわからない……というか、トゥルーエンドらしきエンディングを見たあとでも、なんでそうなっているのか謎が残ってます。
お互い何よりも大事な相手だと思ってるんだな、ということはわかるんですが、その理由はよくわからないまま。
また、序盤から、世界が終わるまで残りわずか、というヘビーな世界なのですが、それをまったく実感できません。
そもそも主要キャラクターの数名以外は画面に一切登場しませんし、依頼をクリアしたあとの文章などを見る限りでは、みんなのほほんとしていて危機感がありません。
世界を救うかヒロインを救うか、というのは今では王道のストーリーですが、この作品ではあまりにも薄っぺらいと言わざるを得ません。
■戦闘の爽快感のなさ
アーナスの攻撃がやたら軽い印象です。
攻撃の命中時のヒットストップがなく、一本の筋のようなエフェクトが出るだけなので、攻撃している感がほとんどありません。
基本的に□を連打で通常攻撃するだけで、△の特殊攻撃は威力が通常とほぼ変わらず回避でキャンセルできるタイミングが遅いので使えません。
○で発動するゲージ消費の必殺技らしきものも威力が低く、どちらかといえば無敵時間を使った緊急回避のような使い道で、地味です。
従魔がいるとはいえ、プレイヤーが直接動かすのはアーナスなので、この爽快感のなさはいただけません。
■ボスのHPの低さ
アクションゲームが苦手な方への配慮もあると思いますが、それを差し引いてもボスがあまりにも脆いです。
どのくらい脆いかというと、初挑戦の際に、誇張なしで20秒程度で倒せるくらいにHPが低い。
ボス戦の開始とともに変身し、近寄って□を連打するだけでなんの抵抗もできずに死んでいく。あんまりです。
変身なしで倒せるバランスにしているのだと思いますが、実際にはボス戦に入る時には変身ゲージが溜まっていることが殆どですし、他に変身を使う場所もないので……流石に、もう少しタフで良かった。
ボスが貧弱であるせいで、せっかくの魅力的な従魔育成システムを腐らせています。
COMMENT
従魔のシステムが、僕の好きな葛葉ライドウに近いものを感じたので購入しました。
従魔に関しては期待していた以上で満足しました、が……他は今一つなところが多いです。
戦闘はライドウとドラッグオンドラグーンとデビルメイクライを足して、4か5で割ったような感じでしょうか。そこまで悪くはないんですが、従魔以外の部分はとにかく微妙なできばえ。
ストーリーはBADで触れた通りですし、キャラクターも、肝心のアーナスとリュリーティスの内面的な部分にさほど魅力を感じませんでした。支配人とクリストフォロスは好きです。このあたりはただの好みだと思います。
GOODでもBADでも触れませんでしたが、ハクスラ要素は微妙です。
強い装備を探すことはできるんですが、クリア後のエクストラボスまで含めて、強い装備が必要になるような敵がいません。また、闘技場の課題で貰える装備が、ランダムで付く能力値を遥かに越えた性能なので、あまりやり甲斐がありません。
DLCで追加ダンジョンでも来ればあるいは、といった感じです。
総評としては、いまいちな作品です。
ただ、基本システムは面白いので、続編が出たら買うと思います。欠点は多いですが、他にはない雰囲気に魅力を感じるなら。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 4pt | 2pt | 2pt | 2pt | 2pt |
49pt
GOOD!
ダークな雰囲気は良好なのに、どうも活かしきれていないのが惜しい。
キャラグラは綺麗で、作り手の気合いが入っていると感じた。
曲もかなりよく、耳に残る。
BAD/REQUEST
アクションゲームということで、やはりジャンプは欲しい。
もっと爽快感というか、ザクザクと敵を倒してる感があってもいいんじゃなかと思った。
どうも軽い印象になってる。
移動していると、しばらくして自動的にダッシュする。
勝手に移動速度が変わるのは鬱陶しくて気持ち悪い。
ストーリーは面白くない。
世界の危機なんかも伝え方が下手なのか、プレイヤー置いてけぼり。
キャラ同士の会話、掛け合いも今一つ。
カメラワークも悪い。見づらい。
COMMENT
欠点の目立つゲーム。
まずストーリーがいまいちで、かつアクションもいまいち。
これではなかなか褒めるのが難しい。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 2pt | 3pt | 2pt | 3pt | 2pt |
52pt
GOOD!
・レベルの概念
妖魔を倒しそこから得られるBloodの必要量を祭壇にささげてレベルアップという方式は
かえってわかりやすい。昼と夜の依頼とこなしながらスキル取得と並行しながら進めていける
テンポの良さも。
・わかりやすさ
どこに行けばいいかが確認できて長い時間をかけるというのはないし、中継ポイントを経由して
またそこからスタートできる。難易度も高く感じずに進められた。
・従魔
レベルを上げてどのスキル・パラメータを上げるかにやりがい。編成も自由で変身できる種類が
変わるとかのやりがいもあった。
BAD/REQUEST
・ストーリー
「これで終わり!?」な展開で置いてけぼり。掘り下げもなく説明不足な感じも否めず。
イベントを全部こなせば何かが起こるかと思えば適当な会話で終了となりどういうエンディングに
なるかという楽しみもなし。下記のように疲れが残るものに。
・作業の連続
イベント→所定の場所まで行く(または戦う)がほとんどでそれに見合うものがない。
セーブしようとロビーに行く前にイベント発生があるのもちょっと。しかもスキップできない。
・アクションに難
ジャンプができない。現実でもそうぴょんぴょん飛ぶわけではないが、過去作でできるとあってこれは
爽快感にかけるのは事実。敵を倒すパターン(回避等)が限られ、ただ□ボタン(時折〇ボタン)連打で
ごり押しという大味な展開になるのは残念。
COMMENT
正直言うと作りこみ不足な印象。ストーリーがわかりにくく、終わりを迎えても「?」が解消しておらず、ユーザーに伝わっていない。
ただイベントをこなすだけで終わってしまっている。全体的に登場キャラが少ないのだから、そのぶん1人1人を掘り下げていって深みの
あるものにしてほしかった。あっさりしすぎた影響なのか、音楽も特に聞き心地の良さが感じられなかった。
今後の展開はどうなるのであろうか。
Amazonレビュー
レビュー日: 2016-11-04
仲間を同時に四人出せてしまうため仲間の攻撃のエフェクトが被ると主人公が見えなくなるのはアクションとしては不味かったですね。
このせいでキャラが見えないからと、ごり押してしまいがちで単調になり安い。しかもそんなプレイでも敵を倒せてしまう。
難易度はアクション苦手な人には良いと思うが後半まで簡単にクリアできすぎてしまうため面白くなるまでに時間がかかり、その前に単調でやめてしまう人が多いと思う。自分がかなり面白いと感じたのは本当の終盤を過ぎてから。
フリープレイなら一度はやってみると楽しいと思う。音楽が印象的でとても綺麗。
GOOD!
■豊富な育成要素
単純なレベルだけでなく、各従魔のアビリティや変身因子(こっちは厳選になるが)を選べる。
装備の特殊プロパティも多く、従魔にも一つつけられるので悩ませてもらった。
■従魔
所謂、使い魔だが良い意味で予想を覆す攻撃性能の高さで腐ることがない。
種類も多く、デッキを組む楽しさがあった。
BAD/REQUEST
■ストーリー
ラノベ。
終始プレイヤー置いてけぼりで仲良し女の子のイチャコラアドベンチャーが進む。
サガフロのアセルス編を今時のアニメノリでリメイクしましたみたいな感じだろうか。
でも何処にも悲劇感がない。魅力的な端役も居ない。
もうすぐ世界は終わる旨の台詞は頻発するけど、上記のような軽い空気の為、真実味がまるでない。
そもそもイベントパート自体が紙芝居だし、ムービースキップもないし、色々やってて辛かった。
■アクション
退屈。
無双と同じ△派生のアクション要素があるが使いどころがわからない。唯一、銃の回復くらいか。
結局、最後まで変身と□連打だけでどうにかなった。
遊びながら寝落ちさせられるアクションゲームというのも凄い。
COMMENT
ゴシックホラーな雰囲気と、変身、召喚というキーワードに惹かれました。
結果として失敗でした。
ただただ、ホテル住まいの仲良し女の子を愛でるゲームだったからです。
逆にアクションゲームだと思わずに『愛でゲー』だと思って買えるなら良いと思います。
惜しいなと思ったのは、従魔を駆使する戦闘自体は割と好きでした。
主人公のアクションは退屈だった分、こっちに特化したゲームにしたら独自性も出て良かったのではと思います。