【PS4】ソフィーのアトリエ ~不思議な本の錬金術士~ レビュー
発売元 | コーエーテクモゲームス (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2015-11-19 |
価格 | 7344円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象 セクシャル (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:錬金術再生RPG ■ プレイ人数:1人 |
- 総合ポイント
- 87
- (難易度)
- 1.86
- レビュー数
- 21
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 5pt | 5pt | 5pt | 5pt | 2pt |
96pt
GOOD!
・音楽
私はソフィーのアトリエの音楽をYouTubeで視聴し、一目惚れした為に本作とサントラを購入。
個人的にソフィーの音楽は本気でゲーム史上トップクラスだと思っています。
雲雀東風やcliffhangerなどの使ってる楽器の数が多い曲は特に大好きです。ここまでやれば、芸術の域に達しています。
・快適な環境
よく言われてますがUIが完璧。大体説明が乗ってる。しかもびっしり細かく。錬金術アイテムもボタンひとつで特性や素材がビッシリ解説。
ロード時間はほぼ皆無、読み込みもセーブも快適。またエリア移動も、街ならワンタッチで飛べるし、探索フィールドは全体の見やすさを重視してるように感じられる。
迷うことがないです。時間をドブに捨てる感覚がまるでない。
・ソフィーちゃん可愛い
ほんわかしてる優しい少女の主人公。
私はゲラルドとか渋いおじさんキャラが好きなんですけどね笑
ソフィーにも渋くてカッコイイおっさんキャラが3人くらいいるので、少し気になってたけど、最終的にソフィーの印象が強いです。そりゃ主人公だからそうでしょって言われたらあれですがね。
笑顔が眩しくて人の幸せを心から願えるソフィーの優しさには、日々の鬱憤が晴らされました。まぁいつもは対戦ゲームで晴らしているんですが、精神衛生上こっちの方がよろしいかと。
・戦闘システム
テンポが良いのが1番の評価点ですかね。クリアまでは絶妙な難易度で、錬金術を如何にして工夫するかで楽だったり必要以上に苦戦したり。面白かったです
とろいターン制のRPGと思いきや、むしろ思考回路のアクションみたいなゲームでした。
ロジカルターンバトルと呼ばれる、行動順があるだけじゃなくて、行動順を操作することより未来を先取りするターン制。
・フルボイス
素直に嬉しい。キャラに魅力がある作品なので、フルボイスじゃなかったら萎えてたかも。
・脚本
個人的には、やや起伏の薄いようにも感じます。
同じPS4のゲームでも、KH3やFF7RやP5RとかTOBとか、
そこら辺の大作と比べるとクライマックス感に欠けます。
ラスボスもダクソやブラボの様な儚さと圧倒性のあるキャラでは無い。
しかし、錬金術の本質である、願いの力。そしてソフィーの優しさを伝えるには十分な脚本だと思います。捻りがなくても、盛り上がりがなくても、温かくて心の闇を溶かしてくれる。
日常の中に潜む優しさや幸せを、しっかりと受け取れました。
・グラフィック
アトリエシリーズ紹介を見たところではシリーズでいちばん綺麗に見えました。1番の要因はキャラのモデルだと思います。
喜怒哀楽が分かりやすく、アニメのようです。
ただでさえ可愛いソフィーちゃんが、あんなに表情コロコロ変えたら、もう私はイチコロですね。
トゥーンレンダリングの利点を活かしたハイクオリティなグラフィックだと感じます。マップは細かく作られてないですが、分かりやすさを重視してるらしいので、実際に歩いててその意図を理解出来たから優れているのではないかと思います。
本当に迷いようがないです。
・中毒性溢れるルーチンワーク
フィールドを探索して素材を拾ってきて、ソフィーちゃんが錬金術に張り付きぐるぐるかき混ぜる。
基本的な流れがこれ。
こんな作業感溢れるルーチンワークが何故か他のゲームよりもずっと面白いと感じてしまう。
恐らくは上達を可視化するあらゆるシステムに、繰り返すことで変化し続ける結果などがやりがいを与え続けてくれるからだと思います。強力なリプレイ性を秘めていると言っても過言では無いでしょう。
BAD/REQUEST
・モブのクオリティ
露骨に低い笑
別にモブなんで気にはなりませんが、メインキャラとのクオリティの差に一瞬違和感があります。
・賢者の石トロフィー
トロコンが簡単な作品なので、面白さ相まってプラチナ取得率の高い本作ですが、一つだけストーリーの一定期間でしか取れないトロフィーがあります。wikiなどで確認を。
もし狙うならば。
・DLC特性の効果詳細
攻略本買わなきゃキツい感じですね。仕様の情報やダメージの計算方法などは研究してくれる方いっぱいいるのですが、本当に細かな部分が気になり出すと、ゲーム内だけでは情報が足りない。DLC部分くらい、公式がブログとかに公開してくれてもいいんじゃないですかね。
・DLCボスが強すぎる
どうやって倒したか、思い出せないくらいに。ゾンビ戦法仕掛けると相手もゾンビしだして永遠に終わらない。逃げられないとか。
傲慢だと自分でも感じることを言いますが、挑む前に強敵ですよ的なアナウンス下さい。
COMMENT
あっさり遊べて、気がついたら深く入り込んでる。
沼の様な作品とはこの事ですね。音楽は私の目に狂いがなかったと言うべきか笑
まぁ全てが全て素晴らしいこと。
何よりソフィーちゃんが素敵で、それだけでもずっと遊べそうです。
可愛らしい絵柄ですし、女性層もかなり多いようですが、難易度は高めだと思います。快適な環境とチュートリアルが丁寧な上に自分のペースで進められるという三段構えなのでクリアしましたが、適当にやらない方が上手く進めるし楽しめそうです。脚本も真面目で、好印象でした。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 5pt | 5pt | 5pt | 5pt | 1pt |
94pt
GOOD!
〇遊びやすい
始めてアトリエシリーズというものに触れましたが、これは人気な訳ですね。
優しい作風に、クラスの人気者みたいな主人公、万人受けするであろう真面目な作風や脚本に加え、シンプルで奥深いシステム。自分のペースで進行できるストーリーと、快適なUIの導きでやりたいことをやらせてくれる。
チュートリアルも丁寧。グロ描写やエロ描写が一切なく、PS4の人気ゲームの中では珍しいCERO:B。女性ユーザーも多いようで、Twitterとか見てるとソフィーを可愛がるユーザーの半数くらいは女性です。
割と癖の強くて攻めすぎたゲームが話題にされる事が多い現代で、この様に受け入れやすいであろう作品を出すこと。
大切な事だと思います。ゲームなんだから、まず楽しめなきゃ意味無いですからね。世界観とかの前に、物語を通しての第一の視点でもある主人公に魅力的な人格を与えることとか、分からないことが多くてプレイヤーを置いてきぼりにしないとか。
そういったある意味でのストレス要素を全て取り払ってると思います。
〇錬金術の奥が深い
至ってシンプルで、素材を任意の順番や場所に配置することで錬金術の結果が変わるというシステム。
火力が違う、そもそもの特性が違う、同じアイテムでも同じ効果ではない。この錬金術の魅力は、結果が返ってくる事だと思います。頑張れば頑張った分だけ良い物ができたり、仮に失敗しても、何が行けなかったのか見つめ直すことで新しい道を切り開いていく。どんなゲーム作品にもありそうな思考の整理を、優先して考えさせるような作りが素晴らしい。
頭の体操にも持ってこいです。
〇キャラクターモデル
私は3Dグラフィック分野の大学に通ってる者ですが、この作品のキャラクターモデルクオリティは素晴らしいですよ。
例えばプラフタというキャラクターは、シルクやサテンといった特定の生地における、光の反射が一定であるときに現れる光沢を表現した独特の構造の服を纏ってたり、リアルな肌の柔らかさをトゥーンレンダリングに落とし込んだ肉体の表現とか。白髪ベースに、ラベンダーアッシュのグラデーションだったり、拘りすぎです。
そして何より主人公ソフィー。
Noco氏が手がけた魅力的なイラストの高い再現性と、未だかつて無い程豊かな喜怒哀楽の表現。フラスコや装飾品、シュシュや固定60fpsで滑らかに靡くドレス。描写の細かな癖毛、宝石の光の屈折の如く輝く瞳のハイライト、肌の赤みなど、その完成度はトゥーンレンダリングにおける3Dモデルの最高峰に位置すると言っても過言では無い!
これはあくまでもモデルにおける技術的評価点であり、ソフィーの魅力的要素の一部に過ぎませんが笑
他にもモブを除き、メインキャラクターのモデルの完成度は総じてレベルが高いです。
〇音楽が凄すぎる。
圧倒感ありますね。戦闘曲も街のBGMも、これはもはやミュージカルなんじゃないかと思う程豊かな音楽表現。こんなんサントラ購入不可避ですわ。
P5とかKHとかポケモンだのカービィだの、アンテだの魔女百だの個人的には音楽が良い作品には数多触れてきましたが、それらの優れた作品相手に対しても「格が違う」と口から零れてしまうほど、ソフィーのアトリエの音楽は凄い。
調べてみたら笛が素敵な曲はフォルクローレと呼ばれるものらしく、ジャズフュージョンと言ったり、他にもクラシックやバラードっぽい曲までなんでもあり。
曲数も多く、拠点にも2曲、ひとつの街にも時間帯で4曲使い分け、カフェでは昼と夜では雰囲気を変えていたり、通常戦闘曲も5曲くらいあります。豪華すぎ。
更にボーカル付きの曲もそこそこある。
エンディング曲の終わったあと、オーケストラで流れるキルヘンベルからPhoronesisまでのショートアレンジ曲「Sophia」は、あまりにも素晴らしい曲で、全身感動の鳥肌が立ち涙してしまったほど。
音楽の力って凄いですよね。
〇戦闘システムのテンポが抜群
アクションゲームの極地とも言われたのTOGfの様なテンポをターン制に感じてしまう程に。
駆け引きが優れているかと言われたら、そういう訳では無い。
単純に倍速化システムで見る、激しい追撃の連続が気持ち良すぎです。激しい攻防をターン制で実現するとは、大したものですよ。
普通のターン制ではなく、敵と味方の待機時間を操って戦う。それをタイムライン上に可視化したロジカルターンバトルと呼ばれるものらしいですが。
〇長く遊べて高い満足度
キャラクターとの友好を深めたり、錬金術を極めたり、素材を厳選したり、装備を新調したり、図鑑を埋めて言ったり、
やることが盛りだくさん。そう言えば図鑑には会話形式の可愛らしいフレーバーテキストがありますが、結構面白いのでついつい図鑑を眺めてしまう。こういった小さな要素もしっかりと、抜かりないですねホント。
〇ソフィー可愛すぎ。(脚本の評価に入るのかな?)
性格が良い。笑顔が素敵。少し抜けてて皆から愛されている。優しく思いやりがある。感謝を忘れない。誰かの為に頑張る。言葉だけじゃなくて行動で示す。出来ることを精一杯やってる。そんな姿を応援したくなる。
ゲームに人間として当たり前の事が出来るてるキャラクターって案外少ないですよね。ソフィーはそれが出来ていて、だから好印象です。
万人受けにブーストかけたのはこのソフィーという主人公のおかげだと思います。
BAD/REQUEST
〇特にないです。
唯一気になっていたのは、エンディング後どうなるのかなちたいなキャラクター達のその後ですが、無料で後日談を体験出来るDLCが配信されており、満足出来ました。
三部作らしく次回作に続くらしいです。気になる。
COMMENT
プレイ現在時間428時間。トロコン。PS4pro。
好きなゲームは他にダクソやKHシリーズ、女神転生等、オーバーウォッチ、モンハンやラスアスやドラクエ。
最近はインディーズゲームに触れることも多いです。
一線級の大作と比較すればこじんまりとしてるソフィーのアトリエ。しかし楽しさでは引けを取らない。
コンパクトな作品の良さもあり、無駄が無いというゲーム構成の美しさも感じる。
最初にも言いましたが、私は新規ユーザーなので不安もありました。しかし全く問題なかった。それどころか最後まで楽しめてしまった。
誰に対してもオススメしたいですが、特にソフィーというキャラクターが気になってる人に強くオススメしたい。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 4pt | 5pt | 5pt | 3pt | 2pt |
87pt
GOOD!
■システム
アトリエシリーズでは、店売りアイテムというのはほとんどなく、プレイヤーが自分で欲しいものを作ります。
その際に、うまく素材を組み合わせることで、効果量を上げたり、好みの追加効果をつけたりすることができます。
序盤から終盤まで避けては通れない、アトリエシリーズの肝となるシステムです。
今作での調合は、今までのシリーズの良かった部分を引き継ぎた上で、新要素としてパズルが追加されました。
パズルといってもそこまで難しいものではなく、ほとんど意識せずとも進行で困ることはありませんが、上手くはまれば+αを期待できる、といった感じです。
最初のうちはパズルのマスも狭く、あまり選択の幅がないのですが、終盤になるにつれちょっと複雑になります。
慣れてきたなぁというところで難易度が上がる感じで、絶妙なバランス。
ストーリーを楽しみたいだけなら適当でもやっていけますが、最高のアイテムを作りたい、図鑑をコンプリートしたいなどと考え出すと途端にああでもないこうでもないと悩ませてくれます。
元々、はまる人はとことんはまるのが調合システムだったのですが、今作ではよりわかりやすく、飽きにくく進化していました。
素晴らしい。
■キャラクター・音楽・グラフィック・雰囲気
それぞれ、人によって好みはありますが、今作ではその統一感が素晴らしい。
キャラクターはみんな善人(わけあって道を踏み外しそうor踏み外したキャラも登場しますが、根は良い奴)だし、
音楽はいかにも田舎町といった感じでほのぼのしており、
街とキャラクターのグラフィックも非常にマッチしています。
どの要素にも違和感がなく、この世界はこうなんだな、と思わせられます。
↑を読んでいただければわかると思いますが、かなり偏った世界観です。
主人公のソフィーからして、前向きさ・ポジティブさが特徴のキャラで、周囲の人間が(本意ではないけど)冷たい決断をしようとするときに、ちょっと待って、みんなが幸せになる方法を探そう……と横槍を入れまくるタイプです。
首を突っ込んだあとは最後まで全力でサポートするので不快感はないと思いますが、ストーリーは終始そんな感じなので、そういうのが苦手な人はちょっときついかも。
■熱中度・満足感
アトリエシリーズではよく採用されていた期限が廃止されました。(時間経過はありますが、一部の依頼を除き、デメリットになりません)
プレイする前は期限がないと緊張感がなさそうだなぁ不安だったのですが、実際には、クリアするまでだれることはまったくありませんでした。
とにかくイベントが豊富で、街に帰ったら何かしら進展がある、といってもいいくらい。
また、新しい採取地やレシピも次々と登場するので、次はこれをやろう、次はこれを……とやっているうちに何時間も経っている。
時間を忘れて熱中できました。
BAD/REQUEST
■ストーリー
正直、メインストーリーはぱっとしません。
些細な出来事に終始していて、盛り上がりどころがない。
詳細は伏せますが、終盤の一連のイベントも、無難な展開に無難な決着という感じです。アトリエらしいといえばらしい。
メインストーリーが今一つだった反面、サブイベントは概ね魅力的でした。
サブ、といっていいのかわかりませんが、ストーリーの進行とともに深まっていくソフィーとプラフタの友情は見ていて気持ち良かったです。
仲の良い姉妹みたいな感じで安心感がある。
■快適さ
図鑑は非常に使いやすくなっています。
調合の際の絞りこみ検索、及びアイテムの特性・効果の確認など、これは外せないという部分はちゃんと快適なんですが……。
ウワサ、というシステムが非常に快適さを損なっています。
これは、酒場で金を払うことで、強敵や良質な素材の出現情報を入手することができるというシステム。
出現するウワサはランダムで、しかも、ウワサを聞いてからは期限つき。
お目当ての強敵と戦うためには、
準備を整える⇒ウワサが出現するまで待つ(酒場に何度も確認に行く)⇒ウワサを購入
という手順を踏まなければなりません。
ウワサが出るまでは調合などをしていればいいんですが、思うようにボスと戦えないのは少しストレス。
一度買ったら、あとは時間経過で復活とかでも良かったのでは……と思います。
COMMENT
総評としては、かなりの良作だと思います。
アトリエシリーズが好き・キャラクターが好み・雰囲気に魅力を感じる・作業/経営的なゲームが好き のどれかに当てはまるのなら、プレイして損はないはず。
個人的に、アトリエの女性キャラはだいたいみんな可愛いですし、今作では男性キャラもかなり魅力的でした。
メインのソフィー&プラフタ組はもちろん、特に良かったのがハロル。
時計職人かつ戦闘では銃を使用する器用なキャラなんですが、内面的にはとにかく不器用な男。
天才的な時計職人の親父と比べられることに嫌気が差しているんですが、不器用さ故に素直にそれを愚痴ることもできず捻くれちゃってるところから物語が始まり……作中で最も成長したと言っていいキャラです。
最初はいけ好かない皮肉屋だなと感じたんですが、サブイベントが終わる頃には一番のお気に入りに。
(多分)弱キャラですが、おススメなので使ってください。
Amazonレビュー
レビュー日: 2017-03-22
まずシリーズお馴染みの日数制限、周回要素が廃止され、エンディングは一つだけになりました。
これにより、時間を気にせずに採集+調合を行えるようになりました。
シリーズ経験者からすれば、やり込み要素が減ったというマイナス要素と捉えられますが、ゆっくりと錬金術に浸れるのも面白いです。
錬金術面ではパズル要素が導入されました。パズルの出来で特性などを付加させる事が出来ます。
難易度はそこまで高くありませんので、パズルと聞いて敬遠なさらないでください。
アイテム作りに試行錯誤する楽しみが出来た一方でホムンクルスに自動でアイテムを生産・採集してもらう事が出来なくなりました。
※量販店はありますのでご安心を。
一度の錬金で作られる量も決まっており、手間が増えた感もあります。
アイテムの数が少ない、採集品のレベルを上げる方法が非常に面倒といった問題も。
戦闘は通常の行動に加え、攻撃スタンス、防御スタンスを毎ターン選びながら戦うものになりました。
序盤は連携攻撃が強力で攻撃一辺倒ですが、後半はスタンスの使い分けをする必要が生まれ、『そこそこ』の戦略要素があります。
ただ正直、戦闘難易度は低いです。序盤は苦戦するかもしれませんが、中盤以降はスイスイ進みます。
ストーリーは王道なもので、万人向けするタイプです。
各キャラクターは個性はありますが、際立った感じはなく、不快に感じるような者はいません。
今までのシリーズ通り、町で主要人物に話しかけるとイベントが発生しますが、発生するかどうか見分けるものがないのは残念です。
仲間に採集品等を上げる事で好感度が上がりますが、お礼としてアトリエにプレゼントを渡しにくるイベントがテンポを悪くしているのも残念。
やり込み面ですが、ラスボス撃破後に登場するボスは数体います。
しかし過去作のボスと比べて弱い部類に入ります。そこは難易度をいつでも変更可能なので調整して楽しむしかありません。
ボスは登場させるのに運要素が絡み、私の場合は出すのに1時間ほどかかりました。
時間無制限の為、品質を最大まで上げるなり、アイテム作りのやり込みは面白いですね。
グラフィック面はさすがに過去作に比べ、進化していますが、相変わらず、質が高いとは言いにくいものです。
敵キャラも色を変えて水増ししたものが非常に多いのが残念でした。イベントスチルも少ないです。
音楽はやはり良いですね。戦闘も良いですが、ドールメイクの音楽が素晴らしい。満足です。
注意して欲しい点として、かなり3D酔いしやすいです。これまで酔った事がなかった私も最初は少しやられました。
慣れると全然気にならなくなりましたが、ここは覚悟しておいたほうがいいです。
トロフィーの難易度は低いです。時間制限がありませんので気楽にいけます。一部取得不可能になる可能性のものがあったり、
無料のDLCが必要だったりと、注意する必要はありますが。
本作は最近のシリーズ作品の中では難易度が低く、極めて入門向けの作品となっております。
非常に遊びやすく、のんびりとした雰囲気で楽しめるRPGです。
やや物足りなさはありますが、アイテムづくりの楽しさはトップクラスです。
プラスで配信されたタイトルで買いにくいかもしれませんが、買って損はしない作品だと思います。
GOOD!
アトリエシリーズ初プレイです。
シリーズは以前から気になってはいたものの、期限付きではじっくりプレイできないのではと手を出しておらず、
そうしたら今作(前作もそうらしいですが)は期限無しということで、買ってみました。
■オリジナリティ
・調合が楽しいです。ストーリーが進むにつれてできることが増え、どうすれば上手くいくか理解も進み、飽きません。
・戦闘は単純ながらも、敵に合わせたアイテムの使用、任意の特殊技を発動させるための行動順の調整など、工夫の余地があるシステムになってます。
■グラフィックス
特別綺麗ではないですが、世界観には合っていると思います。
■音楽
・ほのぼのとしたものから壮大なものまで個人的に良曲ぞろいです。ボス敵の戦闘曲はどの曲もテンション上がります。
・通常戦闘で、敵の強さによって流れる曲が色々変わります。
■熱中度
・ちょっとしたことで次々とイベントが起こるため、どんどん進めたくなります。
・調合では素材の組み合わせやパズルのはめ方を試行錯誤していると時間が経つのを忘れます。一回作ったら終わりではなく、より良いものをと同じアイテムを何度も作ってしまいます。
■快適さ
・ロード時間がほぼ無いです。
・戦闘の早送りが設定でき、テンポよく敵を倒せます。
・進行中のイベント内容と目的が確認でき、迷子になりません。
・敵やアイテムの図鑑が充実していて、機能も豊富です。
・膨大な数のアイテムを抱えることになりますが、複数種類のソートや絞り込み機能もあり、親切設計です。
■難易度
・難易度設定ができるため、詰まるようなことはないと思います。
・とんでもない実力差の敵とエンカウントし、あっさり全滅することもあります。ただしペナルティは軽めです。
・難易度HARDで最強の敵と戦うには、かなり入念な準備が必要になります。
BAD/REQUEST
ストーリーのクリアを目指して普通にプレイしているぶんには特に不満はなかったのですが、凝りだすと厄介な点が・・・
■特定のアイテム(特性)の出現率が低い
・アイテム強化のための特性集めがクリア後のメインになりますが、強力な特性が付加されたアイテムを集めるために、いわゆるマラソンが必要になります。特定の敵を繰り返し倒す必要があり、他の方が触れている「ウワサ」の弊害もあり、時間がかかります。
・無料DLCの追加マップにより、既存の特性はストレスなく集まるようになりましたが、DLCによって新たに追加された特性のうち、最上位のものがこれまた出現率が異常に低いです。何十回と同じマップを回らないといけません。「ボスを高難易度で倒すと確定で落とす」といった条件でもよかったのではないかと思います(長く遊んでもらうための措置だと思われますが。。)。
COMMENT
シリーズ初心者でも非常に満足のいく内容でした。
ほのぼのとした世界観で癒されたい方、強敵を倒すためにとことんやりこみたい方など、幅広くオススメしたい作品です。