オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 3pt | 1pt | 1pt | 1pt | 1pt |
33pt
GOOD!
「15年前の文通相手から届いていた不可解な手紙の意味を解明する」という設定に惹かれました.
・オリジナリティ(3点)
手紙の返事によってストーリーが分岐するのは設定を活かしていて良いと思います.
・グラフィックス(4点)
島根の風景が美しく描かれており,特有のタッチで描かれたキャラクターがマッチしていました.
旅情ミステリとして,非常に良い雰囲気を作れています.
BAD/REQUEST
主人公の行動に何一つ感情移入できず,キャラとしての魅力も一切感じないので,「主人公を操作しなければならない」というのがとにかく苦痛でした.
サウンドとグラフィックス,設定からなる雰囲気作りには成功しているのに,主人公の傲岸不遜な態度がすべてをぶち壊しています.
身体的特徴を論い,過去の黒歴史を掘り起こして脅しをかけることで真実に迫るという一連の流れには快感も何もあったものではなく,ただただ罪悪感が募るばかりでした.
・熱中度(1点)
一つ目のルートが終わったあとには,期待を込めてとりあえず他のルートも見てみようとは思いました.
全ルートクリアした今となっては,もう一度やり直したいとは微塵も思いません.
再プレイする気にならない理由としては,ミステリと言うにはあまりに伏線がお粗末であり確認する意味を感じないこと,主人公に対する嫌悪感に耐えられないことが挙げられます.
さくさく進めれば10時間以内でトロコンまで可能です.
・満足感(1点)
全体的にテキストにユーモアを感じず,台本を読まされている気分でした.
基本が一本道であることは置いておくにせよ,正解でない選択肢に対する会話は大抵一言二言で終わるため,必要性をまったく感じません.
ホラー展開でも主人公の言動も相まって緊張感がなく,ギャグに見えます.
テキストがあっさりしているせいで主人公の行動がなおさら唐突に感じられますし,前述の性格に加え心情描写が雑なせいで行動原理が理解しがたいものになっています.
ミステリを謳っている割にはトゥルーエンドと思しきエンドには驚きが少なく,むしろバッドエンドのほうが意外性がありました.
あと,プレイヤーにとってのわかりやすさを重視したにしても,友人同士とはいえ「ビッチ」「デブ」「ガリ」呼ばわりはないでしょう.更に,初対面の相手をビッチ呼ばわりして怒られた理由がわからない主人公には生理的嫌悪感を覚えます.
・快適さ(1点)
システムは良く言えば昔ながらのADV,悪く言えば手抜きです.
カーソル選択のオブジェクトに判定が小さいものがあり,ただストレスがたまります.
調べられる箇所も少なく,調べた際に出てくるテキストも特に面白いところはありません.
会話中にセーブロードができないので,手紙を読む直前にセーブポイントがないのが非常に面倒です.
また,ムービーは1周目から「ムービー中に○ボタンを一度押すだけで確認なくスキップ」され,見返すことができません.ゲームとして論外です.
テキストにも誤植がいくつか見られ,句点があったりなかったりします.
どこかの章で手紙の○通目の数字が間違っており,伏線かと勘違いしてしまいました.
2週目以降の章スキップはプレイヤーのことをよく考えた要素だと思ったのですが,その分8章をスキップ不可能にした理由が気になります.5週も同じ動作を繰り返すのは苦痛でしかありません.
それから,これは私が気づいていないだけかもしれませんが,タイトル画面に戻る方法が見当たりませんでした.
COMMENT
前述の設定と,角川ゲームミステリーの第一弾ということで力が入っている作品を期待して買いました.
バグのないアドベンチャーゲームでこれほど腹がたったのは久しぶりです.
松江市の名所を巡るたびに主人公の奇行が頭をよぎるのかと思うと憂鬱でなりません.
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 2pt | 3pt | 2pt | 1pt | 2pt | 2pt |
36pt
GOOD!
このルートレターは
PVや声優に釣られて買った人も多いと思いますが
はっきり言って褒められる部分は少ない作品です。
声優の演技や、音楽などの雰囲気ゲーとしては悪くありません。
色々な地元の料理が出て来たり旅行もののような感じは楽しめます。
BAD/REQUEST
PS4の作品ですが、イベントCGなどは殆ど無く
テキストと顔CGだけで大半が進行するファミコンのようなゲームです。
また、主人公の言動や性格が酷い為、
折角のストーリー面の静修の物語も
完全に気持ちが萎えてしまい楽しめません。
COMMENT
ヒロインである日高のり子の無理して出している声が非常に聞きつらい為
聴いていて苦痛でしかありませんでした。
そもそもイベントCGが殆ど無い為、今時のアドベンチャーはもちろん
ギャルゲー的な絵も何も出てきません。
本当にほめる部分が殆ど見つからない作品だと思います。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 4pt | 3pt | 3pt | 2pt | 2pt | 1pt |
50pt
GOOD!
日高のり子
タッチ世代の自分にはこれほど愛する声優さんはおられません。あと島本須美とか好きです。
最近の若手声優はほとんど知りませんが、大御所日高がボイスをってので価値は高いです
システム
非常に古典的なコマンド、カーソル方式のアドべンチャで誰でもすぐわかりシステムです。
グラフィック
登場人物は外面はとても綺麗に描かれてますね。風景もいいと思います。
BAD/REQUEST
主役の性格
かなち捻くれててマトモではない娘。何かにつけていちゃもんつける毒舌家でウンザリ。
システム
今のゲームにしては古臭いので、なんの新鮮さもないです。周回なんかが苦痛になるかも。
CG
イベントCGの少なさは気になります。
COMMENT
島根が舞台になってて、出雲空港に舞い降りた主役の島根巡りが始まります。山陰地方にある県で東日本なんかに住んでると、伺う機会などはほぼない地でしょうから、このゲームで観光気分を味合うのもいいでしょう。サークル島根とか島根県民が開発に関わってるようなので、村おこしの一環もあるんでしょうね、結構詳細に観光地が紹介されています。
ただ主役の性格がほんと破綻してるので苦痛でしたね。外見と内面のギャップが激しすぎるでしょう(~_~;)
Amazonレビュー
レビュー日: 2016-06-17
昔は良くあったけど最近は少なくなってきたタイプのゲーム
パッケージとかで高校生の恋愛シミュレーションっぽく見えますがそういう要素は薄いです
32歳の男の主人公が面識のない高校時代の文通相手の消息を探るゲームなので登場人物は基本大人
文通相手である文野亜弥は健在なのか、そもそも存在したのかというのを彼女の手紙を手掛かりに探っていくゲームです
過去の手紙への返信内容でルートが分岐します
実在する島根の施設が綺麗な背景で多数登場して、観光している気分になれます
ロードも早く、テンポもいいです
ただ不満点もいくつかあり、特に推理パート
文野亜弥の秘密を知っているのに隠しているであろう同級生たちを集めた証拠で問い詰めるわけですが
理論的な推理ではなく、弱みを握ったり脅したりして情報を引き出すことが多いです
相手のデブとかチビという身体的特徴を口撃したり、トラウマを刺激して無理やり喋らせたりと
自分で操作しながら主人公にドン引きです
そもそも明確に事件が発生している訳でもなく、主人公も単なる一般人です
それが怪しいというだけで職場だろうが、家族の前だろうが現れて、上から目線で恫喝するわけです
相手の子供や恋人すら脅しの材料にする始末なので流石にやっていていい気分はしません
なんというか一番のミステリーは主人公の性格でした
舞台の雰囲気は良かっただけにもったいなかったですね
GOOD!
・キャラデザが好きなので。雰囲気があっていた。
・「考える」で次はどこに行けばいいか、何をすればいいのかがわかるので遊びやすいかと。
・島根の魅力。行ってみたいなと思わせてくれた。
BAD/REQUEST
・主人公の性格と言動。これでいいところをぶち壊しといってもいいくらい。相手との会話がかみ合わず一方通行で、だんだんと進めていくのが苦痛になり周回をしようという気になれず。
・音楽、CGの使い回しが多く見ごたえがない。人物も表情パターンが少なく据え置きでこれかよと思ってしまった。
それならもっと島根の風景を出してより魅力を感じたかった。
・マックスモードの必要性。なんか脅しているだけにしか思えなくて感情移入できず。
COMMENT
島根を舞台にしたノベルゲームでシリーズ第一弾ということで購入してみた。
結果は見事なまでに駄目なところが露呈してゲームといえるのかというくらいの出来。これは協力していただいた島根の方に申し訳ないとしか・・・主人公の性格をなぜこうしたのかが謎。
周回を前提にしていて章スキップで多少の快適さはあるが、なんかまとまりがなく無理矢理な感じがして2周クリアでもういいやで。
これだと次回作を出すには苦しいので0からきちんと見直さないと大変なことになることを肝に銘じるべし。