【PS4】テイルズ オブ ベルセリア レビュー
発売元 | バンダイナムコエンターテインメント (オフィシャルサイト) |
---|---|
発売日 | 2016-08-18 |
価格 | 8856円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象 セクシャル 暴力 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:君が君らしく生きるためのRPG ■ プレイ人数:1人(※戦闘時のみ最大4名) |
- 総合ポイント
- 74
- (難易度)
- 1.71
- レビュー数
- 21
スコアチャート
Amazonレビュー
レビュー者: りおん
レビュー日: 2017-07-27
レビュー日: 2017-07-27
意外と悪くなかった。
最近のX.X2.Zとクソゲー続きだったからだろうか…
・OP
疾走感がありストーリーとマッチしていた。
Zのがクソすぎたったのもあるが今作はかなり気に入り、起動時には毎回見ていた。
・キャラ
かなり魅力的だった。特に前作から気になってたアイゼン、またザビーダがいい仕事をした。
敵キャラもテレサやオスカーなど好きだった。
残念なのが一貫して主人公のベルベット、そしてカノヌシ様には全く理解できなかった。
あと人を小馬鹿にし続ける斜めから見たマギルゥはどんな過去があっても好きにはなれない。
そこが少し残念だな。
・シナリオ
ある意味開き直りすぎてて意外と楽しめた。
これがスレイみたいに自分は正義だけど進む道にこの結果は仕方ありません!みたいな無能だと腹が立つが。
この気持ちいいほど悪役ぶりは、へーなら仕方ないね、ってスルーできた。
敵側も白ではないからいいんだろうけど。
でもやはりベルベットとカノヌシ様が理解できないため楽しめたけど惜しい。
裏ダンの最後、BZの世界の謎、あの理由はない。
・戦闘
最初こそ行動値を連続ハメで奪われ続けたりしてキレそうだったが後半から理解してくると楽しめた。
ただベルベットを筆頭に脳死でもいけてしまうのは残念、喰魔化はチートすぎるな。
2周目に引き継ぎやらして始めるとカオスでもオートでいけちゃうのはいかがなものか。
・システム
Vみたいに装備品からスキルをマスターさせていくのは装備をコロコロ変えたりして楽しいが強化させていくシステムだけは許せなかった。
素材もめんどくさいし何より楽しくない上にスキルをマスターさせるために装備コロコロ変えるのと噛み合わない。
ネコスピもフィールド探索の暇潰しにさせるつもりなのだろうが宝箱開封に必要な数が中盤辺りで通常踏破ではたりなくなってくると苦痛になった。
最後サブイベなどの周回で余ってくるんだが未開封放置にしていくストレスは半端ない。
だだっ広いフィールドを無駄に歩くのはつまらない。
・その他
この部分が個人的に大きいのだが、過去作のパロディが地味にはさんているのが良かった。
ダークかめにんとかね。ロニカイルなどニヤっとした。
いろいろと言いたいことはあるが最近のテイルズにしては頑張ってる作品だと思う。
ミニゲームも多いし、久しぶりに楽しめた。
最近のX.X2.Zとクソゲー続きだったからだろうか…
・OP
疾走感がありストーリーとマッチしていた。
Zのがクソすぎたったのもあるが今作はかなり気に入り、起動時には毎回見ていた。
・キャラ
かなり魅力的だった。特に前作から気になってたアイゼン、またザビーダがいい仕事をした。
敵キャラもテレサやオスカーなど好きだった。
残念なのが一貫して主人公のベルベット、そしてカノヌシ様には全く理解できなかった。
あと人を小馬鹿にし続ける斜めから見たマギルゥはどんな過去があっても好きにはなれない。
そこが少し残念だな。
・シナリオ
ある意味開き直りすぎてて意外と楽しめた。
これがスレイみたいに自分は正義だけど進む道にこの結果は仕方ありません!みたいな無能だと腹が立つが。
この気持ちいいほど悪役ぶりは、へーなら仕方ないね、ってスルーできた。
敵側も白ではないからいいんだろうけど。
でもやはりベルベットとカノヌシ様が理解できないため楽しめたけど惜しい。
裏ダンの最後、BZの世界の謎、あの理由はない。
・戦闘
最初こそ行動値を連続ハメで奪われ続けたりしてキレそうだったが後半から理解してくると楽しめた。
ただベルベットを筆頭に脳死でもいけてしまうのは残念、喰魔化はチートすぎるな。
2周目に引き継ぎやらして始めるとカオスでもオートでいけちゃうのはいかがなものか。
・システム
Vみたいに装備品からスキルをマスターさせていくのは装備をコロコロ変えたりして楽しいが強化させていくシステムだけは許せなかった。
素材もめんどくさいし何より楽しくない上にスキルをマスターさせるために装備コロコロ変えるのと噛み合わない。
ネコスピもフィールド探索の暇潰しにさせるつもりなのだろうが宝箱開封に必要な数が中盤辺りで通常踏破ではたりなくなってくると苦痛になった。
最後サブイベなどの周回で余ってくるんだが未開封放置にしていくストレスは半端ない。
だだっ広いフィールドを無駄に歩くのはつまらない。
・その他
この部分が個人的に大きいのだが、過去作のパロディが地味にはさんているのが良かった。
ダークかめにんとかね。ロニカイルなどニヤっとした。
いろいろと言いたいことはあるが最近のテイルズにしては頑張ってる作品だと思う。
ミニゲームも多いし、久しぶりに楽しめた。
GOOD!
■ストーリー
復讐劇と言う事で、とにかく主人公は形振りかわまず暴れまくります。なので本来はまるで共感や同情の余地もない主人公なのですが。
主人公ベルベットは覚悟と烈火の如く燃え盛る闘志があって、何故か「こいつならやってくれる」って応援する立場になることがしばしば。描き方が上手いからですかね。
家族をテーマに、災厄としてかかれるベルベットと、弟を犠牲に力を手に入れ救世主としてかかれるアルトリウスが対立する中で、人のあり方すら否定する歪な思想として正義側の批判や、復讐の為にアルトリウスと同じことを行う罪悪感に耐えきれないベルベットなど。人のリアルな心境が上手く表現できます。
■前作との繋がり
ないです。前作ゼスティリアはあまり好きでは無いので嬉しい。というのも2000年くらい前の話なので関係がなく、単品で完結させることが可能。
ゼスティリアは駄作でしたが、アニメ版であるゼスティリア ザ クロスは大幅なシナリオ改変と見直しが行われ非常に評価が高いのでそっちを正規ルートとして見ると気持ちよく終われます。
■戦闘システム
アクションRPGの金字塔だけあり、上手くできてますね。
もはや有名なリニアモーションバトルシステム。
爽快感もあり、ブレイクソウルを奪ったり奪われたりなど駆け引きもある。また仲間がコンピュータとは思えないほど、縦横無尽に駆け回り、共闘の雰囲気を作り出してくれる。
簡単操作で好みにボタン割り当て可能。ライト層が楽しめる工夫がなされているが、同時に深いシステムやスキルを練り上げ、凄まじい魅せプレイが可能だったりとヘビーゲーマー向けの要素も多数。これは1番良いやり方ですね、誰がやっても基本的に楽しめる。好みに合えばの話ですがね。
■オープニングアニメ
めちゃくちゃ綺麗ですね。脱税事件なとで少し印象の差はありますが、ufotableは実力が世界的に認められている作画の神様的存在です。
私は過去作のテイルズの様にproduction IGの温かみあるジブリ風作画が好きですが、エクシリア以降のufotable路線は海外ウケが凄まじく良いので、まぁいいでしょう。
しかし光の表現とかカメラワークとか、凄いですよ。
■主題歌
BURN。flowの曲ですね。カラオケとか行くと一時期めちゃくちゃ流れてましたね。ベルベットの魂に宿る消したくても消えない炎を連想させる熱い曲です。大好き。
■グラフィック
特別良いとは感じません。9ヶ月前に発表されたテイルズオブアライズと比較すれば褒める点はさほどない。
しかし、どこか暖かみがあるグラフィックなので見やすくて好きです。特に故郷の紅葉で覆われた景色とか、最高ですね。
水彩画のようなやや淡い色で描かれた世界って感じのアニメ調、所謂トゥーンレンダリングです。良いんじゃないですか?
ちなみにフォトリアルなゲームと比較しているユーザーも多いです。しかし、トゥーンレンダリングとフォトリアルはまるで違う技術なので比較は意味をなさないし上下関係はありません。
トゥーンレンダリングはフォトリアルより要求技術レベルが遥かに高く、自由に動かしたりするのが難しい。それを考慮した中で考えればベルセリアは、2016年当時では相当頑張っている方です。今見ても十分。
■愛嬌のあるキャラクター
普段は凶暴だけど結構女子力あるベルベットや、男のこだけど可愛いフィー、強面だが不憫キャラで笑えるシーンが多いアイゼンに、戦闘中は狂人だが普段はノリのいい夜叉の業魔ロクロウ。真面目で優等生故に、このメンツだと浮いてしまうエレノアや、周りをいじくって逆にいじり倒されるマギルゥなど、
復讐という暗いテーマの陰湿さを払拭してくれる良いパーティですね。始終鬱なストーリーって、基本的に受け入れて貰いにくいので。
本筋は真面目で、サイドストーリーで笑顔になれる、そんなメリハリがあるベルセリアは良い作品だと思います。
■環境
ロードは快適、操作も困らない。
処理落ちもない。まぁ全体的にかなり快適です。
■音楽
まあ全体的に良いと思います。
本気で推せる曲はベルベットのテーマくらいですが、フィールド曲も戦闘曲もイベントシーンの曲も良いチョイスと仕上がりです。十分以上ですよ。
■ベルベットの演技
佐藤利奈さんでしたっけ、声優の方お疲れ様です。
素晴らしい演技力ですね。私の語彙力では、命を吹き込むなんて言うありふれたフレーズでしか言葉に出来ませんが、あの迫力はベルベットの魂の叫びとしか思えない。そんなイベントがありました。あの瞬間の佐藤利奈さんは、ベルベット以上にベルベットだったんでしょうね。
映画で優れた俳優の演技を見ると、感動してしまうように、声でもここまで来るものがあるとは。声優なんてこれっぽっちも興味はありませんが、何に惚れるかは分からないものですね。
名前まで覚えてしまった。
■ラスボスの魅力
敵にも敵なりの信念があり、正義があり、闇があり、そして主人公と同じ様に混沌の世界を必死に生き抜きた1人の人間です。テイルズは人の心のあり方について初代ファンタジアから描いてきました。今作は復讐劇という構図上、伝え方は若干ひねくれていますが、ラスボス戦後のラスボスのセリフは聞き入ってしまいました。素敵ですよ。
BAD/REQUEST
■音の設定
制作班の耳がおかしいのか、俺の耳が壊れているのか、戦闘での初期設定の効果音がデカすぎる。もちろん設定ですぐ調整し直せますが、桜庭の神曲が聞こえなくてビックリしました。
■設定
複雑すぎて本筋の流れは終えても、術の仕組みとかはたまに難しい。設定資料集を読み込んでなるほどなぁ!って感じのもあります。大作には付き物ですね。まぁ興味が溢れてゲームの外に飛び出し資料集などを買ってしまう、そんな充実感もまた時には良いもかもしれません。
ただ設定資料集、ちょい高いんすよ(笑)
■ミニゲーム
ちょっと景品内容に対して要求コインが過酷。やり込む上ではこの上ない精神修行になりそう。
■アルトリウスのサイドエピソード
かなり良い話なのですが、本編に盛り込んだ方が良いのでは?普通に一周目スルーしてしまいました。
■武器のスキル関連
武器の熟練度を高めると、武器についている固有アビリティを手に入れることが可能というシステムですが、やり込んでて思ったのは想像以上にくどいってことですかね。
ヴェスペリアくらい簡素でいいと思います。あちらも骨が折れますが、RPGの醍醐味といえる面白さはあった。
■フィールドでの移動
ボードを乗って速く動けるのですが、挙動を制しにくいことと、ボードを使うにはそのエリアのボード解禁スイッチみたいなのを押さなければならない。
これは意味がわからないです。まぁ周回するならボトルで楽になりますが、ある程度不親切かなとは。
COMMENT
納得の名作ですね。今のゲームってマシンスペックを如何にして活用するかの技術戦争をしている開発が多くて、グラフィックは綺麗でもゲーム部分が非常に疎かにされている現実があります。
そんな作品に飽きている人ならば、ゲームの魅力が詰まったこの作品こそ真に楽しめるでしょう。やや、RPGは古典的なシステムと言えますが、多くの人が楽しみ受け入れてくれるのはこういった物です。
私は、この作品の虜になりました。好みは人それぞれなので、絶対に好きになれるよ!なんて根拠もなく責任も取れない発言はしませんが、もしこのレビューを見て購入を決意する方がいたならば、私と同じかそれ以上の体験が出来ることを祈るばかりです。