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【PS4】龍が如く6 命の詩。 レビュー

発売元 セガゲームスオフィシャルサイト
発売日 2016-12-08
価格 8845円(税込)
レーティング 【D】17才以上対象 セクシャル 暴力 ギャンブル 犯罪 (CERO について)
ショップ/リンク Amazon
タギングトップ3
タイトル概要 ■ ジャンル:アクションアドベンチャー
■ プレイ人数:1人

総合ポイント
62
(難易度)
1.86
レビュー数
14
スコアチャート 龍が如く6 命の詩。レビューチャート

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90-100
【60点以上】
64.3%
【標準偏差】
13.8


デフォルト:新着順

12人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
3pt 4pt 3pt 3pt 3pt 3pt 2pt
総合点
62pt

GOOD!

〇ライブチャット
本作の新要素の一つであるライブチャット。
はっきり言ってボタンをポチポチと押すだけという、ゲーム性は皆無だが、しかし実にエロいのである。
もうミニゲームなんて形だけで、ただライブチャットでエロい事をしたい、というのがよく分かる仕様になっている。
しかしそれがいい。それでいいのである。
キャバクラやマッサージと言った『龍が如く』のエロ方面の集大成がコレと考えれば、なるほど頷けるものである。

〇マップのシームレス化
街から店などもそのまま繋がるようになり、ビルに入ると事務所があったりハンバーガー屋の二階で飯を食ったりする。
これにより街の世界観がより緻密になったと言える。
まあ一番の使い道は風俗ビルに入ってセクキャバを眺める事が出来る、それに尽きる。

〇大人の遊びスナック
キャバクラ、キャバレーときて究極の大人の遊びとも言えるスナック遊びが追加。
ぶっちゃけこれもポチポチとボタンを押すだけでゲーム性なんてあったもんではないが、しかしあのどうでもいい会話をして、最後は笑いで終わる雰囲気は、まさしくスナックのそれである。
あとスナックのママはシリーズの中でもトップの美人だと思う。

BAD/REQUEST

〇キャラクターの扱い
前々から思っていたが、ここの製作陣は遥が嫌いなのだろうか。
好き過ぎるが故のこの扱いなのか、あるいは単に物語を展開する上での都合の良いキーアイテム扱いなのか。
どちらにせよ、本作における遥の扱いはお世辞にも良いとは言えない。
『龍が如く』シリーズの主人公が桐生一馬であるのは言うまでもないが、澤村遥もまた主役の一人である。
しかしまあ前作でなぜかアイドルにされたと思えば、本作では中々に微妙な扱いを受けている。
お節介かもしれないが、シリーズの看板でもあるキャラはもう少し大事に扱った方がいいんでないかい。

〇戦闘の雑さ
元々、このシリーズの戦闘パートの出来が良いとはお世辞にも言えないが、本作はシリーズの中でも非常にストレスが溜まる。
雑魚的が大量に登場するシーンが多いが、その敵はこちらが後ろを向いていようがお構いなしに攻撃してくる。
一斉に大量の敵が殺到する為、数の暴力でボコられるという、ある種のリアルな戦闘になっている。
必然的に戦闘方法は敵集団から距離を取って自転車や椅子などの凶器を拾って敵を一掃する、というのが基本になってきて、雑魚相手に必死で逃げる桐生の姿から、かつて伝説の極道を呼ばれたなんて思えないだろう。

またボスクラスの敵はこちらの攻撃を超反応でガードや回避してくる。
あれ、これクロヒョウだっけ、と錯覚するくらいの強さである。
そしてフィニッシュブローはほとんど当たらないので、通常攻撃をペチペチと繰り返すのが一番効果的となる。
まあシリーズの恒例としてステップ攻撃が強く、特に前ステップパンチで大抵のボスは完封出来たりもするが。

COMMENT

これがシリーズの最終章なのか、というのが率直な感想。

システムやゲーム性など、細かい部分はさすがにシリーズを続けてきただけあって洗練されているところも多い。
しかし逆に惰性で続けている部分も多く見受けられる。
キャバクラなんかはもう無くしてもいいんじゃないのかというクオリティなので、やるにしてももう少し気合いを入れてほしかったところ。
正直、ヤクザゲームと言うよりは、ヤクザ風ミニゲーム集みたいなものになってしまっている。

個人的にはこれがシリーズの最後でなければ、もう少し評価は出来たと思う。
今後もシリーズが続いていく中の一作として見るならば、今回は少し毛色が違うな、という程度で済んだかもしれないが、これがラストだと思うとどうしても、そうじゃないだろ感が生まれてくる。
特に脇役に関しては、今までシリーズを支えてきた真島や冴島がメインストーリーに一切絡まず、新規キャラばかりで固められたのは、評価の分かれる部分だと思う。
むしろ最後だからこそ『龍が如く』オールスターの活躍を期待した人も多かったのではないか。

最後はヤクザとの決別が描かれると思ったが、結局ヤクザはどこまでいってもヤクザ、というのがこのシリーズを通して描きたかった事なのだろうか。

   
プレイ時間:15時間以上30時間未満(クリア済)
えあっどさん(Webサイト)  [2016-12-10 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ

3人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
3pt 4pt 3pt 4pt 2pt 3pt 2pt
総合点
61pt

GOOD!

作りこみの極致に達した街作り
現実の企業もコラボしていることもあり、主観視点でみると現実にある看板とかと区別がつきません。全く関係無いポスターも現実からキャプチャしたみたいなリアル感があります。こんなに現実とリンクしているゲームは龍が如くだけでしょう。

シームレスな戦闘
イベント戦闘で無い限り、戦闘は街中歩き回りながら戦うことが出来、逃げたかった逃げることもできます。戦闘もヒートゲージを消費す津アルティメットモードで敵に大ダメージを与える事ができ、最初から爽快感ある戦闘ができます。

有名芸能人の起用
今作も有名芸能人を起用していますがなかなかの名演でまさに映画を観ているような気分になります。

よりリアルになったミニゲーム
セガのレトロゲー3本にぷよぷよにBF5、龍が如くを買ったのにこれらのゲームが遊べてしまいます。その他素潜り漁は昔ゲーセンにあった海中で戦うガンシューティングを思い出すようなFPSになっています。

BAD/REQUEST

2歩進んで3歩下がった戦闘システム
確かに戦闘の動きは最初からキレがありました。問題はそれが最後まで変わらないことです。原因は武器持ち運びの廃止とヒートアクションの大幅な減少です。いつもはいろんな武器でヒートアクションを仕様して様々なアクションを楽しみましたが今作は半分以下に減り、同じヒートアクションを繰り返すだけです。敵のパターンも最初から最後まで変わらず、ボスも特殊な行動もしないので最初に確立した戦法を続けるだけでいけます。

アルティメットモードの練りこみ不足
敵に大ダメージを与えるアルティメットモードですがスーパーガード状態ではなく、時間も短いため発動した瞬間ダウンさせられて無駄撃ちになることが多いです。さらに0にあった壊し屋みたいに勝手に周りのオブジェクトを拾ってしまうせいで大ダメージを与えられるとどめの一撃がだせないというイライラもあります。

絶対やってはいけない街探索の削減
なんと神室町で全作品いけてたはずの場所がいけなくなってしまいました。作りこみで泣く泣く削減したと思いますが龍が如く最終章なのに一切触れられないのは悲しくなります。いくらリアルに作りこんでも広さは今までと変わりませんから今まで過去作をプレイした人にとっては確実に不満に思うでしょう。

さらに小物になったラスボス
5でなんでこんな小物がラスボスなのかと物議を醸しだしましたがなんとさらに下を行く小物がラスボスでした。しかも桐生一馬最後のラスボスになってしまいました。5に比べて勝っているのは肩書きだけで、中身はいい年してこじらせている、身の程知らず、卑怯な手を使って物凄く偉そう、桐生以上に問題がある課題は気にしないなど、ラスボス定番の早脱ぎするに値しないラスボスでした。そして特別な演出もなく撃破します。5のラスボスは小物でも一応全力でタイマン張って挑んだ分5の戦いが熱くみえます。素直に今作の強キャラ扱いされていた人物をラスボスにしたほうがよかったです。

既存キャラが空気
大吾の逮捕はいつも通りですが冴島や真島が空気でした。今作の敵キャラ見るとこの二人どっちかが本気だせば簡単に壊滅させられる弱さです。
だけどどっちも静かにしてました。最終章なのにとても何もせず平和に終わっているこの二人にとても違和感があります。

クランクリエイターの面倒くささ
TD風なミニゲームでいろいろなルールがありますがメインミッションは何も考えずにやっても全滅するほう難しいレベルです。いろんな特性なんて無視してもいいです。だけどネットワーク対戦は課金キャラ&最高レベルが入り口など最初から全力で工夫の余地がありません。さらに今回はトロコンは簡単なほうですがこれの100勝とレベル100は作業でしかありません。

桐生一馬の最終章(仮)な終わり方
確かに桐生一馬は一通り片付けました。しかし現実は5スタート時点より悪い状況になっています。
あの状態ではアサガオの誰かがチンピラに絡まれた程度で桐生一馬の新章が始まります。
桐生は何がしたいんだ?と問い詰めたくなるような逃げです。

COMMENT

とにかくリアルに作りこみたいんだという意気込みは伝わりました
ただしそのために今までできた事を削除すれば十中八九不満が出るのが何故わからないのか。
前例はいくらでもあるのに理解できませんでした。

最終章と名づけても実は取り返しのつかない要素なんてほとんどありません
普通に新章を期待します。

   
プレイ時間:15時間以上30時間未満(クリア済)
surumeさん  [2016-12-25 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ

0人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
3pt 3pt 3pt 3pt 3pt 3pt 2pt
総合点
60pt

GOOD!

龍が如くシリーズはほぼプレイしている龍が如くファンです。シリーズ初プレイの方も少ないでしょうが基本の感じはかわらない変えない良さがあると思えるゲームです。とかいっても今作は建物に入る時シームレスになったり地味だけどかなり嬉しい改良点もあります。スト―リをすすめられなくなるほどのミニゲームの多さやりごたえもあい変わらずいいですね。グラフィックも細かいところ良くなってる気がします。音楽は龍が如くのイメージとしては意外でしたが山下達郎さん個人的に好きなので高評価です。カラオケの曲もいいですね。

BAD/REQUEST

今回はお金を稼ぐ手段が少し変わってしまったのかなとおもいました。個人的ミニゲームの一つ花札がすきだったのでないのは残念です。

COMMENT

やはりメインストーリよりミニゲームなどほかの要素がいいゲームです。キャラクターは実在する俳優さん使用して豪華ですしまだ途中ですが最後まで楽しめそうです

プレイ時間:30時間以上60時間未満(未クリア)
ゆう0619さん  [2017-04-17 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ

4人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
3pt 3pt 3pt 2pt 3pt 4pt 2pt
総合点
59pt

GOOD!

やっと最終章。
ひっぱりすぎで、アンチファンまで、ちらほらいる桐生一馬に、区切りがついたのは、英断だと、思います。
町の変化が、ちゃんと描かれている。
複数の勢力が絡むストーリー。

BAD/REQUEST

配役で、ある程度ストーリが、読める。
序盤のムービー無駄に長い>、<。
ボリュームが、本編は、短い。全シリーズで、一番早くクリアーできた。
戦闘は、やっぱり飽きやすい。

COMMENT

キャバクラ通いしたいから、作ったゲームだろうな、、、が、第一印象のシリーズ一作目だった。 結局キャバクラなくならなかったけど。
まずは、お疲れさまですが、クリアーした直後の感想です。
次回作は、どの時代で、どこの勢力か、今から楽しみです。

   
プレイ時間:15時間以上30時間未満(クリア済)
ぼんきちさん  [2016-12-11 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ

Amazonレビュー

レビュー者: R
レビュー日: 2017-01-03
※メインストーリークリア(1週目HARD、2週目LEGEND)、サブストーリー全制覇、トロフィーコンプリートした上でのレビューです。プレイ済みであること前提で書いていますのでネタバレを含みます。ご注意ください。

龍が如くを初代からリアルタイムで追いかけてきた一人です。

シリーズとはもう11年もの付き合いになり、桐生や遥、歴代主人公たち、その他主要人物たちの変化・成長していく姿を見守るのが年に一度の楽しみになっていました。
特に今作であさがおの子供たちが成長した姿で登場したのには感慨深い気持ちになったかたも多いと思います。

ですが、私のようにリアルタイムで(またはそれに相当する情熱を持って)追いかけ続けてきたシリーズファンであればあるほど今回のクオリティ(特にストーリー)には黙っていられなかったのではないでしょうか。(シームレス化やグラフィック、声優・俳優陣の演技などの素晴らしい点も"いくつか"ありましたが)

Amazonのレビューも一通り拝見しましたが、シリーズファンの皆様が感じた不満点や感想など、今作への正当な評価もあらかた出揃っているように感じました。露骨な☆5評価も目立ちますが、シリーズを本当に愛していた方々や、しっかり今作をプレイしていると分かる方々の評価に関しては、私も概ね同意見です。

その上で、まだ書かれていないかもしれない事、そして私が個人でやり込んで、さらに冷静に内容を評価するためにあえて時間を置いて考えた上で「やはりこれは書かなければならない」と思ったことを書いていきたいと思います。(あくまで一個人の感想なのでご了承ください。)

◆オープニングがない

まず、今作はオープニングがありません。いきなり始まります。
今までオープニング映像を見て、これからどんな物語が待っているのかということを想像しながらゲームを始めるのが楽しみのひとつだったのに、今回はそれが見事に無くなっています。この時点で私の中での評価ががくっと下がりました。

◆バトルシステムの退化

先行体験版の頃から違和感はあったとはいえ、新しいバトルシステムの可能性に期待していたのですが、皆さんが仰っているようにバトルは進化しているどころかさらに退化しています。

3~5、または維新や0の時のように、無双も夢じゃないぐらいの完成されたバトルスタイルがあって、その上での敵の調整ならバランスが取れているのでまだ納得のしようがありますが、今作はプレイヤー側の性能がわざとらしく下げられているので、ただの理不尽になっています。

しかも、今作はその辺のチンピラであってもガードされればモーションを途中で中断させられてしまいます。

また、リアリティを追求しすぎた弊害なのか、壁際だと投げモーションを途中でピタッとやめてしまうようになっていたり、ところどころ余計に不自然になっている点も無視できません。物理演算(物とか人が飛んだりする具合)も乾いた笑いが出てしまうレベルです。

その割に、
・敵はこちらの初段をほぼスウェイで回避しながら後出し
・アルティメットヒート状態であろうとこちらの攻撃に割って入ってくるスーパーアーマー
・終盤のボスは強制ダウンに持ち込む掴み技でゴリ押してくる

といった具合に敵の理不尽設定は過去作から引き継いでしまっていて、お世辞にもバランスが取れているとはいえないものになっています。

さらに、追い討ちの極みすら廃止になるほどヒートアクションの種類も減って、アルティメットヒート状態で追い討ちを入れられる気絶時間も短すぎたりと、挙げ出したらキリがありません。

あと、チンピラのなんともなさそうなジャブをくらっただけで「ぬうわあ!!」と大げさに声をあげる桐生はなんとかできなかったんでしょうか。古牧流の技もほとんど使えなくなっていたりで、桐生のようで実は桐生ではないんじゃないかという、そんな違和感が終始拭えませんでした。

◆新しいサブ要素の大半が蛇足だった

正直に言うと、今まで恒例になっていた要素をなくしてまで今回新しく追加された要素がほしかったかと言われたら、私は(後述の一部を除いて)迷わずNOと答えます。

例えば、キャバクラも5や0の時は返答の選択肢を選びながら会話を聞いているのが純粋に楽しかったのに、今回は会話も大して盛り上がらないので全く楽しいと思えず、ただただ苦痛でしかなかったです。キャバ嬢のフェイスキャプチャーもげんなりするレベル。一体なんのためのキャバ嬢オーディションだったんでしょうかね?

猫カフェも猫にエサをあげて集めるだけですし、バーチャファイターとかぷよぷよも結局トロフィーのために軽く触っただけで、やり込もうとは思えませんでした。

ライザップも最初こそ楽しかったですが、それも本当に最初だけです。それこそゲームに入れるんじゃなくて、タイアップCMでよかったんじゃない?という程度のものでした。

本編中のハルトをあやすミッションも、リアリティを出そうとしたのかもしれませんが、純正のコントローラーを使っていてもモーションセンサーが思うように反応しなかったりで、子育ての大変さ云々ということではなく、違うところで不愉快になるものでした。(そもそも、道のど真ん中であやし始めたりする時点で不自然極まりなかったのですが)

ただ、スナックで徐々に人間関係が深まっていく様子は予想以上に良かったです。クランクリエイタ-の登場人物たちは個性があっていいキャラ達でしたし、サブストーリーも、笑いあり、感動あり、ファンサービスありと良い意味で相変わらずでした。ある意味、スナックとサブストーリー、桐生会の関係者たちがクリア後の数少ない救いといっても過言ではないでしょう。(逆にクリア後はこれらの要素がなければとてもやっていられなかったです。)

◆メインストーリーの支離滅裂ぶり

他のファンの皆様も書いていらっしゃいますが、はっきり言って「シリーズを追いかけてきたファンほどやらないほうがいい」と引き止めてしまうほどひどいです。それも、5の終わりから6のエンディングまで「だいたい遥が悪い」の一言で片付いてしまうからです。(正確には遥をそんな子にしてしまった脚本にそもそもの原因があるのですが)

染谷、ハン・ジュンギといった敵ながらも男気溢れるキャラたちは、今作だけの出演というのが惜しまれるほど魅力的でしたし、広瀬一家のみんなも個性溢れるいいキャラばかりでした。南雲ももう一人の主人公といっていいほどのポジションですし、宮迫さんもすごくいい役をもらったなあと思いながらプレイしていました。

しかし、今作の問題要素ともいえる遥の行動(シナリオ)が今作の良い部分も、シリーズファンが積み重ねてきた年月や思い出すらもぶち壊しにきます。

自分のために命を張ってくれた人達のことなどお構いなしに、今作でも無責任なことをし続けて性懲りもなく周りを振り回します。5の最後のことがあったからとはいえど、アサガオの子供たちに迷惑をかけるわけにはいかないから、と勝手に家を出ておいて、旅先でヤクザの子供を産んでいるという、悪い意味での衝撃展開です。しかも中盤を過ぎた頃に、「子供と一緒に沖縄に帰ろうと思っていた」とケロッとしているかのような一面が明らかにされていました。

わざわざ桐生が身を洗いに行ってるのになぜその苦労を台無しにしてしまうのか?
それにアサガオの子供たち、特に、遥の身勝手に振り回されながらも桐生が帰ってくるまで秘密を辛いながらも守り通した、綾子の気持ちはどうなるの?とプレイしていて思わずにはいられませんでした。

ハルトの名前の件も呆れて溜息しか出ませんでした。
遥と勇太で「遥勇(ハルト)」ってなんなんでしょうか。というか読めないです、そもそも。
もし万が一にも将来別れるようなことになったらどうするつもりだったのか。いっそカタカナのほうがよっぽどマシに思えるレベルで衝撃的でした。

そして極めつけはラスボスを倒した後。
かつての由美のように、桐生が遥とハルトをラストで庇って倒れているのに、「諦めるな!」ってなんですか?
「最終章で、しかも桐生がもしかしたら死んでしまうかもしれないっていう時に、なんなの?」と一気に冷めた瞬間でした。

しかも桐生のことが大好きだった、大切に想っていた遥ならハルトを抱きながらでも真っ先に駆け寄るはずなのに、そうしなかったところを見ると知らないうちに闇は深いものになっていたようです。そして最後の最後にも「がんばれ」の連呼。桐生と重ねてのあの中身のない根性論には悪意すら感じたほどです。

これを「遥は普通じゃないから」で片付けようとしているのであれば、ただ恐れ入るとしか言えません。

ただ、桐生も桐生で、秋山からハルトを連れ出すのを止められた時に「うるせえ!」と強引な手段に出ていたり、都合よくカタギといったり極道といったりで、芯がブレブレで一貫していません。

これでも言いたいことは大分抑えたほうですが、エンディングのあとの完の字を見た時に、名残惜しいながらも「そうか・・・これで本当に終わりなんだ・・・桐生さん、お疲れ様。ありがとう。」とすっきりとした気持ちになったのではなく、「今まで追いかけてきた物語っていったいなんだったの?」という虚無感しか残らなかったのは、シリーズファンとしてただ悲しかったです。

あと、極の時もそうでしたが、せっかくのいい挿入歌をこれでもかと多用されると逆に感動できません。むしろこんな粗末な使い方をしたら失礼ではないですかね。

【最後に】

以前、龍が如く極のレビューで、
「0の時のような復活を遂げるか、長年のファンも見切りをつけるか、龍が如くにとっての背水の陣になりそう」
ということを書いたのですが、残念ながら今回で後者の結果に終わってしまったようです。

ユーザーの声に真摯に向き合わずに、作り手側の偏った目線で作り続けてしまったこと、
力を入れるべきところに力を入れずに、必要のないところに力を注ぎ過ぎてしまったという、長年続いた空回り体制に原因があるのではないかと思います。

PVや公式ページなどでの主張も、やりこんだ後に見返してみると誇張表現ばかりで、グラフィック以外に関しては実際のクオリティと大きくかけ離れています。限界を超えることは超えたと思います。ゲームの限界ではなく、シリーズファンの我慢の限界を。

結局のところ、龍が如くというブランドを使ってスポンサー企業とのコネを作ったり、開発陣が近付きたいと思った人達と接触するための道具になってしまったんだなという印象しか持てなくなりました。

5のストーリーでやらかして散々言われていたのに、キャバ嬢オーディションなんかやっている場合じゃなかったはずですよね。

その気になれば脚本の監修をプロの作家のかたにお願いして、龍が如くの核となるストーリーの徹底的な練り上げだって出来たと思います。実際、0で「やれば出来る」ことを証明出来ていましたし、今作も"桐生一馬伝説、最終章"と銘打っている以上、ストーリーの完成度への期待が相当に高まることも分かっていたはずです。

今作のテーマは「親と子」でしたが、龍が如くは私達シリーズファンに「男気溢れる大人の男たちの生き様」を見せてくれていた"親"のような存在であると共に、シリーズを追いかけてきた私達と一緒に育ってきた"子"のような存在でもありました。そして私達もまた、龍が如くを追いかけながら一緒に見守ってきた"親"であり、龍が如くと一緒に育ってきた"子"でもありました。それだけに今回の半ば投げやりな作り方、終わり方は悲しみ、喪失感、そして失望感を私達にもたらしてしまいました。

良い部分も確かにありましたし、新規のかたにとっては「良かった」と映るかもしれない。ですが11年という年月を、あるいはそれに匹敵するぐらい濃い時間を積み重ねながら、時に物議を醸す内容があっても目を瞑りながら信じて見守ってきたシリーズファンにとっては違います。重みが違うのです。

某開発スタッフのインタビューで、「ファンのみなさんに"こいつら頭おかしい(笑)"と言ってもらいたくて作っていて、それが今回叶えられた」という事が言われていましたが、全く笑えません。今まで積み重ねてきたものも、信じてきたものも最後の最後に目の前で笑いながら壊されたかのような気持ちです。

このインタビューを目にした時、腸が煮えくり返るような気持ちになったと共に、「これはシリーズファンにとっても"最終章"だったんだ。もうこのシリーズから旅立つ時が来たのだ」と確信しました。

桐生さん、今までお疲れ様でした。11年にも及ぶ熱い物語の数々をありがとう。そして、さようなら。

【PS4】龍が如く6 命の詩。
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