オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 4pt | 1pt | 2pt | 2pt | 2pt | 1pt |
42pt
GOOD!
☆龍が如くシリーズはほぼ初プレイでのレビューです。
◆グラフィック
かなり頑張っているのではないでしょうか、人物の皮膚感などキレイに表現していますね。
◆色々な役者&芸人さんの起用
これについては賛否あるでしょうが、シリーズ初プレイのきっかけとしてたけしさんや宮迫さんの起用は興味を引いた部分でした(芸人さんが好きなので)
キャラとしても基本的には演技も良くハマってたと思います。藤原竜也さんはちと微妙ではありましたが。
◆過去作のキャラがあまり絡まない
これについても賛否ありまくりでしょうが、初プレイの自分にとっては新キャラ勢がメインで良かったです。
とはいえ過去作に思い入れがある人にとっては不満点になってしまうかと思います。
◆ミニゲームが地味ながらもちゃんと作られてる
麻雀だけでなくダーツやバッティングセンターは何故か黙々とプレイしてしまいました。
BAD/REQUEST
終わってみれば悪い点ばかりが目立ってしまいました。
◆兎にも角にも戦闘&単調
メインはおろか、どんなサブストーリーも基本は戦闘で解決です、
とにかく戦闘のみです。
それなのにビックリするくらい戦闘に深みが無いです、
ものすごい肝の部分なのだから、ここさえ押さえておけばつまらなくはならないのに、
全然詰められてないです。
雑魚戦→基本は近くの敵をつかんで振り回し投げで巻き込み
ボス戦→基本は近くのアイテムをつかんでヒートアクション
全共通→ライザップのアイテムを買い込んでおいて体力ヤバくなったら使用
ほんとこれだけです、通常打撃は威力が低すぎるうえガードされるはかわされるはで最後の削りくらいにしか使えません。
ちなみにお金も麻雀をやりこむと序盤で一気に100万くらい稼げるのでアイテム買いまくれます。
最初は色々試したりして楽しめましたが、結局上記が効率が良く、中盤以降作業でした。
ここが間違いなく一番の問題ですね。
◆レベル上げ
最初は色々なスキルが覚えられるんだ!と楽しくレベル上げしていたのですが、
上記の通り、戦闘が超単調なのでスキルを使う機会がほぼありません。
ただクリアするだけなら一部有用なスキルだけ取ってあとはステータス上げたほうが効率良いくらいでした。
また、手に入る経験値も項目によってバラつきが多いのも微妙に困りました。
◆ムービーゲー
っていうくらいとにかくムービーがしょっちゅう流れます。なのに内容は人物会話ばかりなので地味です。
◆よってストーリーも・・・
後半はただただダレてしまい、ストーリー展開に驚きや感動を全然感じませんでした・・・。
役者さんは頑張っていると思いましたけどね。
◆意外と行けるとこ少ないのね
結局神室町と尾道の2つの街しかいけなくて、ちょっと残念。
とくに尾道は店も少なくマップも狭いので移動が面倒なだけでした。
◆道行くキャラの服装が雑
グレーのパーカーとグレーのズボン、一昔前のギャルみたいな格好の女性、チンピラやヤクザは皆同じような格好
メインキャラ以外の服の作りが雑過ぎます、見ててつまんない。
COMMENT
とにかく何でもかんでも戦闘で解決なんだから、
戦闘が楽しくなるような作りにしてくれたらそこまで悪くならないのに、一番肝心なトコが抜けてる印象でした、
駆け引きや爽快感が薄い・・・!
お金が麻雀で一気に貯まるのも問題だったかもしれません、
ミニゲームをクリアしたらオリジナルのスキルが覚えられるとかなら色々プレイしようって気になるんですが、
経験値やお金は麻雀&ライザップアイテムで事足りるのでいまいちやる気が起きないんですなー。
ストーリーもずっとファンだった方々からしたら不満が残るかもしれませんね。
最初は色々楽しめそうな雰囲気でしたが、終わってみればダレたゲームになってしまいました。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 5pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 2pt |
82pt
GOOD!
■グラフィック
0や極みも十分凄かったですが、それらを圧倒的に凌ぐクオリティでした。
日本の普段良く見る風景をリアルに作りこんでいるため、ファンタジー系のリアルな見た目のゲームが多い中、より鮮烈に感じます。
特に新しい街、広島尾道は、行ったことも無いのに、ノスタルジックな気持ちで胸がいっぱいになりました。
人についても、ムービーはもちろん、リアルタイム中の表現もライトの当たり具合によっては実写にしか見えず、ゲームキャラのはずが実在するようにしか思えないようになるほどです。
好みは置いておいて、見た目に関しては日本のゲームの中では明らかにトップと言えると思います。
■シームレス感
お店に入る時や、バトルに入る時など、今までで一番ストレスがありません。
特にバトルは龍が如く1の頃からずっとどうにかしてほしい所だったので、一番感動しました。
名前が出るところから攻撃することができます。本当に素晴らしい。
バトル中にコンビニの中にまで入ってバトルできるのも感動しました。
■俳優さんの演技
一部を除き、新規投入された俳優さんの演技は見事の一言です。
特に宮迫と小栗旬が個人的には好きで、とてもいいキャラをしていました。
■サブストーリー
龍が如くの代名詞とも呼べるサブストーリーですが、全てプレイし、今回も面白かったです。
今までに比べてボリュームダウンしていたものの、その分外れも少なかったように思います。
個人的には小野ミチオとスナック関連がとても好きでした。
小野ミチオは衣装として買えないのでしょうか?あの姿のままプレイしたいです。
草野球もずっとやってしまう中毒性があり、全てのミッションをクリアするほど楽しかったです。
ライザップも今風で良かったです。ちょっとあっさりしてましたが。
■BGMや歌
場面場面に合わせたBGMが、今回は得にいいなと感じました。
特にバトルのBGMはいつも楽しみにしているのですが、今回はすごく好みでかっこよかったです。
あとカラオケの歌ですが、今作は今までで一番好きです。ポップになり、少し今風です。
カラオケムービーも凝ってて最高でした。
ストーリークリアで新曲「hands」が解放されたのにも感動しました。
サントラがほしくなります。
■ストーリー
いろいろ思う事もありますが、個人的にはすごく面白かったと思います。
遥の失踪や事故の真相、ハルトの親や尾道の秘密…
次から次へ起こる事件に、次が気になって仕方ありませんでした。
演出や俳優陣の演技が相まって、最高にドラマチックに仕上がっていたと思います。
■キャラクター
旧キャラの出番が少なかったのは残念ですが、その分新キャラが十分魅力的でした。
清美さんや広瀬一家やはもちろん、敵として魅力的だったハン・ジュンギ…
特に染谷(小栗旬)の最後のエピソードは胸に来るものがありました。
たけしはただの悪役かと思いきや、すごくいいキャラでした。
しっかりと驚かされる場面もあり、うまい配役だと思いました。
清美役の真木よう子は、ドラマではすごくいい演技をするのに、ゲーム中は棒読みなのが気になりました。
実際の演技と声優の仕事は全く違うものだと考えさせられました。
そう思うと宮迫や小栗旬は、さすがの一言です。声優の仕事が十二分に生かされていると思いました。
■アイテムボックスと武器所持の廃止
ずっと面倒に感じていた部分なので、今回のシステムは好きでした。
武器についても相手から奪うのが基本になったので、シンプルに楽しむ事が出来ました。
武器を集めるのが好きだった人にとっては、残念な仕様かとは思います。
■キャバ嬢のカラオケ
キャバ嬢の歌のうまさにはびっくりしました。
同伴時はカラオケ一択かと思います。
専用のムービーもあって凝っているなと思いました。
バグかもしれませんが、SORAとカラオケにいって、ほぼ満点なのに「桐生さんってカラオケ苦手なんですね」と言われたのは腑に落ちませんでした。
■クランクリエイター
言ってしまえばにゃんこ大戦争のようなものです。
思ったよりもおおざっぱな感じではありましたが、クリエイター集めや、誰(どの必殺技)を使うのかなど考えたりするのが楽しかったです。
桐生会がどんどん増える感じや、ミーティング時のいろいろなネタも楽しめました。
レスラー陣は棒読みで寒いシーンもありはしましたが、全体的には十分楽しめました。
個人的には最初の女の子との絡みがもっとほしかったです。マネージャー的にいろいろ働いてくれるとか。
元ボクサーの必殺技がドロップキックなのは気になりました。
■ライブチャット
今までもきわどいミニゲームは多かったですが、一番攻めたのではないでしょうか。
桐生さんのキャラ性がどうとか野暮な事は言いません。
こういうバカなノリは、龍が如くらしくて好きです。
BAD/REQUEST
■なれ初めの描き方
ネタばれになるので詳しくは言いませんが、なれ初めの描き方が最悪です。具体的にはルポライターの下りです。
Amazonの評価が酷く荒れていますが、一番の原因はここではないかと思っています。
どういう形にしても結局納得はいかないとは思いますが、それは仕方ないにしても、あのエピソードはあまりにもひどすぎます。
あれで好きになるのは頭がおかしいとしか思えません。
言ってしまえばたった一つのムービーです。
たった一つのムービーが、約十数年のユーザーの想いを裏切る結果となってしまったと言っても過言ではありません。
それだけ大事なシーンでした。
あそこが、たとえば命を張って守るエピソードや、桐生と重なる演出が入るなど、もう少し「こいつなら仕方ない」と思わせるシーンになっていれば、印象は大きく異なっていたのかと思います。
どういう想いで例のシナリオを書いたのか、是非インタビューで聞いてみたいです。
■バトルの単調化
相当ボリュームダウンしています。
ヒートアクションの数も少なく、スタイルチェンジもありません。
敵のガードも固く、毎回同じような戦い方になってしまいました。
今までも、最終的には一つの戦い方に収束していたように思いはしますが、今回はかなり割り切ったなとは思いました。
■トラブルミッション
急に発生するお使いのようなものです。
サブストーリーのように、もう少し話があれば変わったのかもしれませんが、非常にタンパクで面白くなかったです。
手抜きするくらいなら、最初から無いほうがよかったです。
どこかに爆弾を仕掛けた…は、まったくやる気が起きませんでした。
■猫カフェ
いろんなところにいる野良猫をなつかせて猫カフェを猫いっぱいにするというアイデアは素晴らしいと思いました。
ところが、猫をコンプリートしても、エサをあげるシーンが見られるだけです。
お客が増えたり、猫がいろいろ絡んで来たり、いろんなポーズしたり、写真を撮ったり、猫ごとにちょっとしたイベントがあるとか… さまざまな妄想をしていただけに残念です。
■キャバ嬢の棒読み
これも龍が如くの醍醐味と言ってしまえばそれまでですが、相変わらず棒読み感がすごく、疑似恋愛の妨げになって仕方ありません。
一番良かったのが0のユキちゃんです。
声優さんのすごさを改めて感じます。
プロフィールを埋めるためにいろんな話題を振ったり、評価を高めるために話題に気を付けたりするところは、会話の楽しさをなんとなく味わえました。
さりげなく過去作の話題が出たりと、会話のクオリティーには満足していますが、棒読みがすべてを台無しにしています。
監督は恐らく普段通りに…とアドバイスしているかと思いますが、普段通りでは絶対だめだと思います。
今後もやるのであれば、是非プロの声優からアドバイス、指導を得てやってほしいです。
それでも棒読みになるのであれば、キャバ嬢ではなく、アイドル声優と疑似恋愛をするシステムを組み込んで欲しいです。
■写真
スマホで写真が撮れますが、あまり意味がないのが残念でした。心霊写真くらい?
一部リアクションするモブもいるみたいですが、たとえばサブストーリーで指定の場所を写真で撮るとか、浮気現場を撮るとか、ハルトと広瀬一家がいるところに向けるとポーズを撮るとか、ミチオくんとみんなで撮るとか…、写真を撮りたくなるシーンがもっと欲しかったです。
■ラスボス
とにかくテンションの上がらないラスボスです。
ストーリー的には「あり」というか、クズなので倒すカタルシスもありはするのですが、いわゆる「カリスマ性」が皆無です。
最後の大どんでん返しの為、あからさまなラスボス感を出さないように配慮したせいかもしれませんが、個人的には龍司のような、かっこよくてわかりやすいラスボスのほうが好きです。
■自動販売機のUI
リアルな背景なのに、自動販売機すべてにやじるしアイコンが表示されているのが萎えます。
親切ではありますが、せめてオンオフできれば良かったなと思います。
■スナックでのカラオケ
女性が歌う曲では、誰もいない状態で歌声だけが流れます。
せっかくなのでみなとママか、あるいは清美ママが来て歌ってほしかったです。
他の知らない女性客でも良いです。歌っている人がいないのはシュールです。
■キャバ嬢の合いの手
キャバ嬢同伴でのカラオケで、キャバ嬢が歌うのは新鮮でとても良いのですが、桐生が歌うのは変化が少なく正直めんどくさかったです。
キャバ嬢が入れる合いの手が寒いので、できればデュエットとか、ハモリとかしてほしかったです。
■プレイスポットの大幅減少
今作は今までで一番プレイスポットが少ないです。
他に力を注ぐために、あえて減らしたのだとは思いますが、プレイスポットが魅力の一つだった龍が如くでは、残念としか言えません。
特に、卓球、ビリヤード、ボウリング、ゴルフ、UFOキャッチャー、ポケットサーキット、闘技場は欲しかったです。
仲間やキャバ嬢と、いろんなプレイスポットで遊びたかったです。
また、0の水商売アイランドが面白すぎたので、何かしらの形で復活することを願います。
■カラオケ
仲間とも行けるようにしてほしいです。
宮迫や小栗旬ともカラオケに行きたかったです。
■金庫
ほとんど開けずに終わりました。
やりこみ要素だとは思いますが、複雑すぎてめんどくさいです。
コインロッカーも微妙でしたが、今回はそれを上回っています。
■屋上
屋上に行けるのは最初感動しましたが、クリアしてみるとほとんど意味がありませんでした。
落ちそうな人を助けるイベントくらい?追いかけっことか、いろんなイベントで使ってほしかったです。
■海の中の表現
素潜り漁で海に潜れますが、地上の表現は素晴らしかっただけに、海の表現はいまいちでした。
ただのミニゲームなので仕方ないかとは思いますが、今後に期待したいです。
■街の移動
とにかく昔から街の移動が苦痛です。
今回はタクシーが街の中を走っていて、改善しようという心意気は感じられましたが微妙すぎます。
なにより苦痛なのは、人とぶつかった時のリアクションです。
うわあとか、あああとか、特にバトル後とかは悲鳴を上げられるので、イラっとします。
苦痛な事は逆にメリットを与える事で面白くなるのではないでしょうか。
例えば人にぶつかるとたまにアイテムやお金がもらえたり、ぶつかった時のセリフがさまざまで面白かったり、人とぶつかると逆に加速したり、経験値をもらえたり…
クロヒョウのような主人公であればスケボーに乗れて、モーゼのように人が避けていくとかならストレスも少なく移動が楽しくなりそうだと思いました。
COMMENT
十数年前の初代に始まり、外伝、クロヒョウ含め、龍が如くはすべてプレイしてきました。
正直マンネリ感もありましたが、0で持ち返し、今作は非常に楽しみにしていました。
結論としては、とても面白く、いろいろ思うところもありますが、やって良かったと思います。
ただ、最終章という事もあり、クリア後にこれほど考えさせられたのは、シリーズで初めてかと思います。
今回は親と子がテーマだったように思いますが、ユーザーは恐らく主人公の桐生、つまり親目線でストーリーを追っていき、基本的には子供に対して腹が立つ場面が多かったのではないでしょうか。
ここが今作のカラクリでもあるのかなと思うのですが、僕を含むほとんどのユーザーは、今作のストーリーに素直に怒りを覚えたと思います。
遥の件だけではなく、ローの息子や巌見兵三の息子も、ほとんどの人がクソ息子だと思ったのではないでしょうか。
作者の意図はわかりませんが、個人的にはこれはあえてやったことなのではないかと思えます。
僕は最終的にそれを許す桐生に、親の偉大さを感じました。
親の思う通りに生きる子供は、いったいどれくらいいるでしょう。
僕自身、親の満足のいく子供である自信はありません。
つまりは、いい意味でも悪い意味でも、すごくリアルだったように思います。
ゲームをしているとなぜか、自分の都合の良いように行くのが正しいと思ってしまいがちですが、こうやってことごとく裏切られ、怒りを感じる事こそ、これって実は普通な事なのかもと思いました。
実は親って、今作をプレイしたユーザーのような気持ちで、それでも尚、許しているのではないかと。
例えば娘が彼氏を連れてきたとして、娘がどれだけ彼のいいところをアピールしたとしても、いいとは思えないと思います。
あるいは99いいところがあったとしても、たまたま1悪い所みたら、それがすべてだと思ってしまうかもしれません。
今回はゲームなので、シーンで少し描かれますが、本来であれば見えないところで事は起きます。
無情な結果だけを突きつけられるという意味では、逆に掘り下げがあまりなかったのは、わざとではないかとすら思えます。
今作はわかりやすいほど子がクズに描かれ、親はかっこよく描かれています。
自分はどうでしょう。
親目線でプレイはしているものの、ストーリーに怒りを覚えた時点で、どちらかといえば子供なのかなと感じました。
子供がクズだと思っていたのは、ある種の同族嫌悪だったのかもしれません。
子供(ストーリー)がこうなってしまったのは、親(自分)のせいだと思えたら、初めて桐生たち親側の気持ちがわかるのかなと思いました。
今作のストーリーはかなり賛否両論かと思います。
僕自身、初代から10年以上、龍が如くを追ってきたファンとして、最終章として納得できるかと言われれば微妙だと答えます。
ただ、納得できるストーリーなんて人生に何回あるでしょう。
見た目ばかりリアルで、結局はすべてハッピーエンドのゲームよりも、ユーザーを裏切ってまでリアルを追及した今作こそ、歪でもユーザーの心に残り続けるのではないかと思います。
桐生さんの最後という事ですが、今後も期待せずにはいられません。
ひとまずお疲れ様です。
またいつか、新しい形でお会いできればと思います。
神室町よ永遠に!
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 2pt | 2pt | 2pt | 1pt | 3pt | 1pt |
38pt
GOOD!
龍が如くシリーズは維新以外はプレーしています、今回も良くも悪くも「いつもの龍が如く」でした。
このシリーズは敵も味方も「魅力的なキャラを見せる」という点においては素晴らしいと思っています。
BAD/REQUEST
GOOD!に書けないこと全部でしょうか。シリーズで一番ガッカリしました。
戦闘もヒートアクションも減少してワンパターンです、雑魚には拾った武器を振り回すか、2体同時に攻撃できるヒートアクション。ボスは超反応&スーパーアーマーなので「リスクを避けて大技狙わず普通のパンチを断続的に出すだけ」とワンパターン。
大袈裟に主張される「シームレス」に関しては現行ハードのゲームで「それ以外」が滅多にないわけで褒められたことじゃありません。
ローディング時間はなくとも探索と戦闘とがはっきり分かれている点はむしろ残念ですらあります。
グラフィックも街の作りはちょっと頑張っていますが人物のモデリング、モーションに関しては「前時代的」に粗く、古いです。
せっかく有名俳優使うのに顔の表情だけしか撮らないからムービーは棒立ちしたキャラが喋るだけ、きちんと芝居してるとこをキャプチャするほど金をかけられないのでしょう、残念です。
人の表情は顔の一部のみが動くため不気味で、桐生など架空の人物では気にならないものの、たけしや宮迫が吠えるようなシーンでは違和感が大きい。また長い時間目にする走りや戦闘のモーションが使い回しなのもガッカリしました。
音楽に関しては山下達郎の挿入歌の使い方が酷い、大御所に作ってもらってもったいないと思ったのか何度も何度も何度も流れるため「泣く所ですよスイッチ」に成り下がってます。
ストーリーは最悪で許せないレベルです、ネタバレになるので言えませんが遥というキャラが5,6と酷い扱いでこれまでの桐生一馬の文字通りの命懸けの結果がこれかとやるせない気持ちになりました。
COMMENT
PS4PRO+4Kテレビという環境を整えたこともあって5でやめるつもりだった龍が如くがPS4PROで綺麗になるのか?と中古を買ってきてプレーしました。
余談ですが龍が如くはHDRに対応したソフトでは無いようで他のソフトほど見た目は変わりませんでした。
プレー後の感想としては「桐生一馬の締め括りがこれでは寂しい」でしょうか、真島も冴島も絡むことなく新規キャラばかりで終わったことが残念です。桐生が探し求めた「子供の父親」も「ボス」も「事件の核心の謎」も「なんじゃそりゃ!」でした。
「桐生さん、あんたは手を汚しちゃいけない!」
は?さっきロケットランチャーでヘリを撃墜、墜落・炎上というシークエンスありましたけど?2回も!とか、
あれ?さっき腹を切られた人の洋服が綺麗に!?なんで?
みたいな辻褄の合わない言動とか、脚本のチェックする人いないんですかね?
おなじみの舞台「神室町」もマップの一部削除されてボリュームもダウン。
名前だけで売れるようになって開発者が手を抜いてるように感じられました。
Amazonレビュー
レビュー日: 2017-06-12
GOOD!
宮迫と小栗の演技がよい
カラオケ いい曲がある
スナック遊び バッティングセンター ライザップがおもしろい
バーチャ5がPS4であそべる
サブストーリーがメイン以上によくできている
トロコンが簡単にできました
コンビニなどを破壊できる爽快感
グランクリエーターのプロレスラーがなんか笑える
BAD/REQUEST
会話中棒立ちで口だけしか動かないこと: 最近の洋ゲーの表情の作り方と比べると見劣りします。
やたらぶつかる通行人: 桐生ちゃんを見たら普通よけるでしょ
メインストーリー: もっといろいろ解決策があるだろと登場人物にツッコミたくなる場面があった。
トロコンより達成目録のほうが難しい
COMMENT
過去のシリーズをやっている人はボリューム不足 メインストーリーへの不満があるのは納得できます。
自分は龍が如く6が初プレイなので、すべてが新鮮で、すごく面白かったです。
前作のボリュームや冴島や真島を知らないし 遥ちゃんに思い入れがないので評価が高くなったかも知れません。