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【PS4】龍が如く6 命の詩。 レビュー

発売元 セガゲームスオフィシャルサイト
発売日 2016-12-08
価格 8845円(税込)
レーティング 【D】17才以上対象 セクシャル 暴力 ギャンブル 犯罪 (CERO について)
ショップ/リンク Amazon
タギングトップ3
タイトル概要 ■ ジャンル:アクションアドベンチャー
■ プレイ人数:1人

総合ポイント
61
(難易度)
1.80
レビュー数
15
スコアチャート 龍が如く6 命の詩。レビューチャート

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6.7%
20-29
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6.7%
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90-100
【60点以上】
60%
【標準偏差】
14.45


0人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
2pt 2pt 2pt 2pt 1pt 3pt 1pt
総合点
38pt

GOOD!

龍が如くシリーズは維新以外はプレーしています、今回も良くも悪くも「いつもの龍が如く」でした。
このシリーズは敵も味方も「魅力的なキャラを見せる」という点においては素晴らしいと思っています。

BAD/REQUEST

GOOD!に書けないこと全部でしょうか。シリーズで一番ガッカリしました。
戦闘もヒートアクションも減少してワンパターンです、雑魚には拾った武器を振り回すか、2体同時に攻撃できるヒートアクション。ボスは超反応&スーパーアーマーなので「リスクを避けて大技狙わず普通のパンチを断続的に出すだけ」とワンパターン。
大袈裟に主張される「シームレス」に関しては現行ハードのゲームで「それ以外」が滅多にないわけで褒められたことじゃありません。
ローディング時間はなくとも探索と戦闘とがはっきり分かれている点はむしろ残念ですらあります。

グラフィックも街の作りはちょっと頑張っていますが人物のモデリング、モーションに関しては「前時代的」に粗く、古いです。
せっかく有名俳優使うのに顔の表情だけしか撮らないからムービーは棒立ちしたキャラが喋るだけ、きちんと芝居してるとこをキャプチャするほど金をかけられないのでしょう、残念です。
人の表情は顔の一部のみが動くため不気味で、桐生など架空の人物では気にならないものの、たけしや宮迫が吠えるようなシーンでは違和感が大きい。また長い時間目にする走りや戦闘のモーションが使い回しなのもガッカリしました。

音楽に関しては山下達郎の挿入歌の使い方が酷い、大御所に作ってもらってもったいないと思ったのか何度も何度も何度も流れるため「泣く所ですよスイッチ」に成り下がってます。

ストーリーは最悪で許せないレベルです、ネタバレになるので言えませんが遥というキャラが5,6と酷い扱いでこれまでの桐生一馬の文字通りの命懸けの結果がこれかとやるせない気持ちになりました。

COMMENT

PS4PRO+4Kテレビという環境を整えたこともあって5でやめるつもりだった龍が如くがPS4PROで綺麗になるのか?と中古を買ってきてプレーしました。
余談ですが龍が如くはHDRに対応したソフトでは無いようで他のソフトほど見た目は変わりませんでした。

プレー後の感想としては「桐生一馬の締め括りがこれでは寂しい」でしょうか、真島も冴島も絡むことなく新規キャラばかりで終わったことが残念です。桐生が探し求めた「子供の父親」も「ボス」も「事件の核心の謎」も「なんじゃそりゃ!」でした。

「桐生さん、あんたは手を汚しちゃいけない!」
は?さっきロケットランチャーでヘリを撃墜、墜落・炎上というシークエンスありましたけど?2回も!とか、
あれ?さっき腹を切られた人の洋服が綺麗に!?なんで?
みたいな辻褄の合わない言動とか、脚本のチェックする人いないんですかね?

おなじみの舞台「神室町」もマップの一部削除されてボリュームもダウン。
名前だけで売れるようになって開発者が手を抜いてるように感じられました。

 
プレイ時間:15時間以上30時間未満(クリア済)
k太さん  [2017-06-06 掲載]

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0人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
3pt 3pt 3pt 3pt 3pt 3pt 2pt
総合点
60pt

GOOD!

龍が如くシリーズはほぼプレイしている龍が如くファンです。シリーズ初プレイの方も少ないでしょうが基本の感じはかわらない変えない良さがあると思えるゲームです。とかいっても今作は建物に入る時シームレスになったり地味だけどかなり嬉しい改良点もあります。スト―リをすすめられなくなるほどのミニゲームの多さやりごたえもあい変わらずいいですね。グラフィックも細かいところ良くなってる気がします。音楽は龍が如くのイメージとしては意外でしたが山下達郎さん個人的に好きなので高評価です。カラオケの曲もいいですね。

BAD/REQUEST

今回はお金を稼ぐ手段が少し変わってしまったのかなとおもいました。個人的ミニゲームの一つ花札がすきだったのでないのは残念です。

COMMENT

やはりメインストーリよりミニゲームなどほかの要素がいいゲームです。キャラクターは実在する俳優さん使用して豪華ですしまだ途中ですが最後まで楽しめそうです

プレイ時間:30時間以上60時間未満(未クリア)
ゆう0619さん  [2017-04-17 掲載]

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1人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
2pt 2pt 5pt 3pt 2pt 2pt 2pt
総合点
50pt

GOOD!

・BGM
シリーズ通してBGMは中々良く、今作が特別良かったというワケではありませんが世界観に引き込まれるものがありました。
染谷戦のBGMは必聴。

・挿入歌
世界観に合っていないと批判も多い山下達郎さんの挿入歌ですが、私は大変良かったと思います。
今作は過去作と比較して暖かい描写や切ない描写が多く、山下達郎さんの楽曲はそういった描写に凄く合っていて沁みました。

BAD/REQUEST

・グラフィック
龍が如くシリーズはムービーさえ綺麗にしていればいいやという手抜きが常であり、グラフィックをあまり考慮しない私でさえ苦痛に感じる程でした。
それが今回エンジンを一新しかなり綺麗なグラフィックに変わり、動きも滑らかな物へと変わった点は良かったと思います。
しかしエンジンを変え綺麗にはなりましたが、中のモデリングは以前の製作工程と同じなのか、とにかく荒くマネキン気質。
また光沢が強過ぎて不自然な点もいただけない。
某スニーキングゲームレベルまでは求めませんが、せめて現行作レベルまでは頑張って頂きたい。

・挿入歌の多用
GOODに挿入歌を挙げましたが、少し乱用して感動が薄れる点は気になりました。
ここぞという所で使わないと、せっかくの素晴らしい楽曲が台無しです。

・バトルシステム
一新したチャレンジ精神は良かったのですが、連打ゲーに拍車をかけてしまって面白みがない。
龍が如く0のシステムに+αで良かったのでは?

・モブキャラの声優
芸能人キャストの棒読みは諦めもつくし、ある種の面白みかなとも思えるのですが・・・。
モブキャラ(特に子供)の声がプレイ中に気になる程酷い。
キャスト等に資金を使い過ぎたのはわかりますが、流石にオッサン声の子供とかはどうにかならなかったのか。

・ラスボス
ネタバレになるので一言。「お前じゃない!」

COMMENT

私は今作で批判の多かったストーリーについては概ね不満はありません。
シリーズ通して見守ってきた重要人物の未来が思い通りにならなかったという批判もあるでしょうし、今作はそれなりに893絡みがあった作品なので面白いかどうかはともかく遊びたかった893の世界観には入れはしました。
ただラスボスの存在とラストバトルのチープさは擁護出来ない程お粗末です。
また今に始まったことではありませんが、とにかく毎シリーズで代り映えが無く、しかも今回は特に薄味に仕上がっているかなと・・・。
同じ舞台を題材にしているので仕方がないのもわかりますが、流石に手抜きなのが露骨に見えてゲンナリします。
過去に大金をはたいて大コケし、なるべく少ない予算でという気持ちは解らなくもないのですが、ここまで酷いと怒る客が多いのも納得。
ましてや主人公のラストと歌っている作品なだけに、もう少し頑張って欲しかった。

龍が如く0はストーリーが良過ぎたために別格だとしても、今作のガッカリ感は拭えません。
5のストーリーが酷くて足を引っ張ったのかなとは思いますが、もし・・・もし次があるのであれば期待したい。

   
プレイ時間:100時間以上(クリア済)
YU-YAさん  [2017-02-01 掲載]

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9人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
2pt 3pt 2pt 2pt 3pt 2pt 1pt
総合点
48pt

GOOD!

PS3での前作でも十分綺麗なグラフィックだったが、今回、PS4専用となり、まるで実写のようなリアルな街の描写が美しい。

食事が重要な成長要素になり、その飲食店へ読み込みなしでシームレスに移動できる為、街をブラブラするだけでも十分楽しい。

面倒だったアイテム管理が一新され、使いやすくなった。

歴代でもダントツで取り易いプラチナトロフィ。

有名芸能人が多数参加され、企業のタイアップも数多く、良くも悪くも「リアル」な日本社会がゲームで感じられる。

BAD/REQUEST

背景は綺麗だが、人物の描写が美しくない。絵的にも表現的にも。突っ立って話してるだけのムービーを何度も見せられるのもセンス無し。

建物に入るのがシームレスになったが、行ける場所は驚くほど多いわけでもない。ほとんど飲食店。ブラブラするのも数時間で飽きる。

アイテムが体力回復に関するものばかり。武器が削除されたのはともかく、装備品が微妙なものが多い。あれこれ選ぶ楽しみが失われた。

プラチナトロフィーが取り易くなった原因は、ゲーム内容の過剰な削減であると言っても過言ではない。

芸能人のスケジュール、企業の都合を優先した結果、金を払うお客様に誇張広告を行った、と取られてもおかしくない責任者の行動。

COMMENT

自分は歴代全て遊んできた古参のおじさんですが、今回は何もかもが薄すぎた。
薄っぺらいストーリー、薄っぺらいオープンワールド、薄っぺらいミニゲーム・・・。
中でも一番耐え難いのは、メディアに過剰に露出している2名の責任者達の薄っぺらい「自画自賛」。
間違いなく今作は出来上がっていない。納期に間に合わなかったのだ。今までの作品に触れてきた人なら誰でも分かる。
それは100歩譲ったとして、その責任をどうしてユーザーである我々が被らなければならない。どうして未完成品を買わなければならない。
納期を延長できなかったのは、有名芸能人との完成披露会のスケジュールを変更できないからだろう。協賛企業とのコラボ企画の為だろう。
だったら、内容を薄くして発売しよう、大丈夫、メディアで上手いこと言っておくさ、という行動理念が見え見えすぎる。
なにが「893は幸せになれない」だ。結局、お前達が幸せになりたいだけじゃないか。カッコいい事言うのなら、まず行動で示せ。

このゲームは、未完成品です。それを、大々的に集大成と銘打って恥ずかしげも無く売りさばいた。まるで893のやり方だ。
金に目が眩んだ者達との戦いも描いてきた良質なシリーズが、こんな終焉に至るとは思わなかった。
ただただ、残念でならない。

   
プレイ時間:30時間以上60時間未満(クリア済)
g.kenさん  [2017-01-25 掲載]

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Amazonレビュー

レビュー者: R
レビュー日: 2017-01-03
※メインストーリークリア(1週目HARD、2週目LEGEND)、サブストーリー全制覇、トロフィーコンプリートした上でのレビューです。プレイ済みであること前提で書いていますのでネタバレを含みます。ご注意ください。

龍が如くを初代からリアルタイムで追いかけてきた一人です。

シリーズとはもう11年もの付き合いになり、桐生や遥、歴代主人公たち、その他主要人物たちの変化・成長していく姿を見守るのが年に一度の楽しみになっていました。
特に今作であさがおの子供たちが成長した姿で登場したのには感慨深い気持ちになったかたも多いと思います。

ですが、私のようにリアルタイムで(またはそれに相当する情熱を持って)追いかけ続けてきたシリーズファンであればあるほど今回のクオリティ(特にストーリー)には黙っていられなかったのではないでしょうか。(シームレス化やグラフィック、声優・俳優陣の演技などの素晴らしい点も"いくつか"ありましたが)

Amazonのレビューも一通り拝見しましたが、シリーズファンの皆様が感じた不満点や感想など、今作への正当な評価もあらかた出揃っているように感じました。露骨な☆5評価も目立ちますが、シリーズを本当に愛していた方々や、しっかり今作をプレイしていると分かる方々の評価に関しては、私も概ね同意見です。

その上で、まだ書かれていないかもしれない事、そして私が個人でやり込んで、さらに冷静に内容を評価するためにあえて時間を置いて考えた上で「やはりこれは書かなければならない」と思ったことを書いていきたいと思います。(あくまで一個人の感想なのでご了承ください。)

◆オープニングがない

まず、今作はオープニングがありません。いきなり始まります。
今までオープニング映像を見て、これからどんな物語が待っているのかということを想像しながらゲームを始めるのが楽しみのひとつだったのに、今回はそれが見事に無くなっています。この時点で私の中での評価ががくっと下がりました。

◆バトルシステムの退化

先行体験版の頃から違和感はあったとはいえ、新しいバトルシステムの可能性に期待していたのですが、皆さんが仰っているようにバトルは進化しているどころかさらに退化しています。

3~5、または維新や0の時のように、無双も夢じゃないぐらいの完成されたバトルスタイルがあって、その上での敵の調整ならバランスが取れているのでまだ納得のしようがありますが、今作はプレイヤー側の性能がわざとらしく下げられているので、ただの理不尽になっています。

しかも、今作はその辺のチンピラであってもガードされればモーションを途中で中断させられてしまいます。

また、リアリティを追求しすぎた弊害なのか、壁際だと投げモーションを途中でピタッとやめてしまうようになっていたり、ところどころ余計に不自然になっている点も無視できません。物理演算(物とか人が飛んだりする具合)も乾いた笑いが出てしまうレベルです。

その割に、
・敵はこちらの初段をほぼスウェイで回避しながら後出し
・アルティメットヒート状態であろうとこちらの攻撃に割って入ってくるスーパーアーマー
・終盤のボスは強制ダウンに持ち込む掴み技でゴリ押してくる

といった具合に敵の理不尽設定は過去作から引き継いでしまっていて、お世辞にもバランスが取れているとはいえないものになっています。

さらに、追い討ちの極みすら廃止になるほどヒートアクションの種類も減って、アルティメットヒート状態で追い討ちを入れられる気絶時間も短すぎたりと、挙げ出したらキリがありません。

あと、チンピラのなんともなさそうなジャブをくらっただけで「ぬうわあ!!」と大げさに声をあげる桐生はなんとかできなかったんでしょうか。古牧流の技もほとんど使えなくなっていたりで、桐生のようで実は桐生ではないんじゃないかという、そんな違和感が終始拭えませんでした。

◆新しいサブ要素の大半が蛇足だった

正直に言うと、今まで恒例になっていた要素をなくしてまで今回新しく追加された要素がほしかったかと言われたら、私は(後述の一部を除いて)迷わずNOと答えます。

例えば、キャバクラも5や0の時は返答の選択肢を選びながら会話を聞いているのが純粋に楽しかったのに、今回は会話も大して盛り上がらないので全く楽しいと思えず、ただただ苦痛でしかなかったです。キャバ嬢のフェイスキャプチャーもげんなりするレベル。一体なんのためのキャバ嬢オーディションだったんでしょうかね?

猫カフェも猫にエサをあげて集めるだけですし、バーチャファイターとかぷよぷよも結局トロフィーのために軽く触っただけで、やり込もうとは思えませんでした。

ライザップも最初こそ楽しかったですが、それも本当に最初だけです。それこそゲームに入れるんじゃなくて、タイアップCMでよかったんじゃない?という程度のものでした。

本編中のハルトをあやすミッションも、リアリティを出そうとしたのかもしれませんが、純正のコントローラーを使っていてもモーションセンサーが思うように反応しなかったりで、子育ての大変さ云々ということではなく、違うところで不愉快になるものでした。(そもそも、道のど真ん中であやし始めたりする時点で不自然極まりなかったのですが)

ただ、スナックで徐々に人間関係が深まっていく様子は予想以上に良かったです。クランクリエイタ-の登場人物たちは個性があっていいキャラ達でしたし、サブストーリーも、笑いあり、感動あり、ファンサービスありと良い意味で相変わらずでした。ある意味、スナックとサブストーリー、桐生会の関係者たちがクリア後の数少ない救いといっても過言ではないでしょう。(逆にクリア後はこれらの要素がなければとてもやっていられなかったです。)

◆メインストーリーの支離滅裂ぶり

他のファンの皆様も書いていらっしゃいますが、はっきり言って「シリーズを追いかけてきたファンほどやらないほうがいい」と引き止めてしまうほどひどいです。それも、5の終わりから6のエンディングまで「だいたい遥が悪い」の一言で片付いてしまうからです。(正確には遥をそんな子にしてしまった脚本にそもそもの原因があるのですが)

染谷、ハン・ジュンギといった敵ながらも男気溢れるキャラたちは、今作だけの出演というのが惜しまれるほど魅力的でしたし、広瀬一家のみんなも個性溢れるいいキャラばかりでした。南雲ももう一人の主人公といっていいほどのポジションですし、宮迫さんもすごくいい役をもらったなあと思いながらプレイしていました。

しかし、今作の問題要素ともいえる遥の行動(シナリオ)が今作の良い部分も、シリーズファンが積み重ねてきた年月や思い出すらもぶち壊しにきます。

自分のために命を張ってくれた人達のことなどお構いなしに、今作でも無責任なことをし続けて性懲りもなく周りを振り回します。5の最後のことがあったからとはいえど、アサガオの子供たちに迷惑をかけるわけにはいかないから、と勝手に家を出ておいて、旅先でヤクザの子供を産んでいるという、悪い意味での衝撃展開です。しかも中盤を過ぎた頃に、「子供と一緒に沖縄に帰ろうと思っていた」とケロッとしているかのような一面が明らかにされていました。

わざわざ桐生が身を洗いに行ってるのになぜその苦労を台無しにしてしまうのか?
それにアサガオの子供たち、特に、遥の身勝手に振り回されながらも桐生が帰ってくるまで秘密を辛いながらも守り通した、綾子の気持ちはどうなるの?とプレイしていて思わずにはいられませんでした。

ハルトの名前の件も呆れて溜息しか出ませんでした。
遥と勇太で「遥勇(ハルト)」ってなんなんでしょうか。というか読めないです、そもそも。
もし万が一にも将来別れるようなことになったらどうするつもりだったのか。いっそカタカナのほうがよっぽどマシに思えるレベルで衝撃的でした。

そして極めつけはラスボスを倒した後。
かつての由美のように、桐生が遥とハルトをラストで庇って倒れているのに、「諦めるな!」ってなんですか?
「最終章で、しかも桐生がもしかしたら死んでしまうかもしれないっていう時に、なんなの?」と一気に冷めた瞬間でした。

しかも桐生のことが大好きだった、大切に想っていた遥ならハルトを抱きながらでも真っ先に駆け寄るはずなのに、そうしなかったところを見ると知らないうちに闇は深いものになっていたようです。そして最後の最後にも「がんばれ」の連呼。桐生と重ねてのあの中身のない根性論には悪意すら感じたほどです。

これを「遥は普通じゃないから」で片付けようとしているのであれば、ただ恐れ入るとしか言えません。

ただ、桐生も桐生で、秋山からハルトを連れ出すのを止められた時に「うるせえ!」と強引な手段に出ていたり、都合よくカタギといったり極道といったりで、芯がブレブレで一貫していません。

これでも言いたいことは大分抑えたほうですが、エンディングのあとの完の字を見た時に、名残惜しいながらも「そうか・・・これで本当に終わりなんだ・・・桐生さん、お疲れ様。ありがとう。」とすっきりとした気持ちになったのではなく、「今まで追いかけてきた物語っていったいなんだったの?」という虚無感しか残らなかったのは、シリーズファンとしてただ悲しかったです。

あと、極の時もそうでしたが、せっかくのいい挿入歌をこれでもかと多用されると逆に感動できません。むしろこんな粗末な使い方をしたら失礼ではないですかね。

【最後に】

以前、龍が如く極のレビューで、
「0の時のような復活を遂げるか、長年のファンも見切りをつけるか、龍が如くにとっての背水の陣になりそう」
ということを書いたのですが、残念ながら今回で後者の結果に終わってしまったようです。

ユーザーの声に真摯に向き合わずに、作り手側の偏った目線で作り続けてしまったこと、
力を入れるべきところに力を入れずに、必要のないところに力を注ぎ過ぎてしまったという、長年続いた空回り体制に原因があるのではないかと思います。

PVや公式ページなどでの主張も、やりこんだ後に見返してみると誇張表現ばかりで、グラフィック以外に関しては実際のクオリティと大きくかけ離れています。限界を超えることは超えたと思います。ゲームの限界ではなく、シリーズファンの我慢の限界を。

結局のところ、龍が如くというブランドを使ってスポンサー企業とのコネを作ったり、開発陣が近付きたいと思った人達と接触するための道具になってしまったんだなという印象しか持てなくなりました。

5のストーリーでやらかして散々言われていたのに、キャバ嬢オーディションなんかやっている場合じゃなかったはずですよね。

その気になれば脚本の監修をプロの作家のかたにお願いして、龍が如くの核となるストーリーの徹底的な練り上げだって出来たと思います。実際、0で「やれば出来る」ことを証明出来ていましたし、今作も"桐生一馬伝説、最終章"と銘打っている以上、ストーリーの完成度への期待が相当に高まることも分かっていたはずです。

今作のテーマは「親と子」でしたが、龍が如くは私達シリーズファンに「男気溢れる大人の男たちの生き様」を見せてくれていた"親"のような存在であると共に、シリーズを追いかけてきた私達と一緒に育ってきた"子"のような存在でもありました。そして私達もまた、龍が如くを追いかけながら一緒に見守ってきた"親"であり、龍が如くと一緒に育ってきた"子"でもありました。それだけに今回の半ば投げやりな作り方、終わり方は悲しみ、喪失感、そして失望感を私達にもたらしてしまいました。

良い部分も確かにありましたし、新規のかたにとっては「良かった」と映るかもしれない。ですが11年という年月を、あるいはそれに匹敵するぐらい濃い時間を積み重ねながら、時に物議を醸す内容があっても目を瞑りながら信じて見守ってきたシリーズファンにとっては違います。重みが違うのです。

某開発スタッフのインタビューで、「ファンのみなさんに"こいつら頭おかしい(笑)"と言ってもらいたくて作っていて、それが今回叶えられた」という事が言われていましたが、全く笑えません。今まで積み重ねてきたものも、信じてきたものも最後の最後に目の前で笑いながら壊されたかのような気持ちです。

このインタビューを目にした時、腸が煮えくり返るような気持ちになったと共に、「これはシリーズファンにとっても"最終章"だったんだ。もうこのシリーズから旅立つ時が来たのだ」と確信しました。

桐生さん、今までお疲れ様でした。11年にも及ぶ熱い物語の数々をありがとう。そして、さようなら。

【PS4】龍が如く6 命の詩。
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