【PS4】Birthdays the Beginning レビュー
発売元 | アークシステムワークス (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2017-01-19 |
価格 | 6264円(税込) |
レーティング | 【A】全年齢対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:いのちをうみだすみんなのハコニワ ■ プレイ人数:1人 |
- 総合ポイント
- 51
- (難易度)
- 3.00
- レビュー数
- 2
スコアチャート
Amazonレビュー
レビュー者: しなちく
レビュー日: 2017-01-25
レビュー日: 2017-01-25
大地を上げたり下げたりして地形を作ったら時間を進めて、大地に生まれた動植物が繁殖と進化をしつつ、ときには絶滅するのを眺めて楽しみます。
育てた生命をキャプチャして図鑑を埋めていく楽しみはありますが、マインクラフトのように凝った造形を楽しむ箱庭ではないですね。
あと、プレイヤーが動物たちに餌を与えるような育成ゲームでもありません。
ストーリーモードは6時間ほどでクリア可能。
ストーリーモードをクリアした後にフリーモードも出現します。
プレイヤーの主な作業は正方形のカーソル(1マス、9マス、16マス・・大きさは任意)を動かして地面を隆起させたり沈下させたりすること。
海の割合が多ければ温度が上がり、山が多ければ気温が下がるシステムで、
「進化元の生命がいる」「温度」「エサ」この3つの条件が整うと、自分の作った大地に生命が生まれて繁殖します。
アイテムを使って温度を変えたり、強制的に進化させたりもできますが、アイテムはあくまで補助です。
登場する生命は292種類。
それぞれ進化ツリーが設定されていて植物はとにかくストロマトライトから進化する海藻系がないと何も生まれないので、その海藻を生むために水温を高めにすることから始めると思います。
昔の海は水温が40度もあったんですね・・。
砂場で遊ぶように適当にボコボコと穴を開けたり山を作ったりして・・、時間が経つと水たまりに海藻が生まれて「おお?」と思っているとアノマロカリスがフワフワと泳ぎ始めたりします。
このモデルが超可愛いんです。
新種が生まれるたびに駆けつけて探し出して捕獲するんですが、どれも粘土で作ったような柔らかいフォルムで見ていて楽しいです。
イモリやネズミなどはピコピコ首を動かして、チョロチョロ走り回っています。
カメラを近づけると鳴き声も聞こえます。チュウ!
だからこそ色違いモデルが多かったのは少し残念です。
このゲームで不満なことは、操作がかなり不便なところです。
ミクロモードでL3ボタンを押し込むと、まだライブラリに登録していない生命がミニマップでピンク色に表示されるのはいいのですが、
その時のカメラ操作がめちゃめちゃやりにくくて、捕まえたい生物はその間にもどんどん遠くに離れていきます・・。
いっそ時間が流れるマクロモードの右上に表示される生物リストを選ぶと、自動的にミクロモードでカメラ追尾してくれるとかしてほしかったです。
あと、これは個人的な我儘ですが、橋みたいな構造の地形を作りたかったです。
パッケージを見て子供用かと思いきや、シミュレーションはわりと本格的な手応えで、
同じ環境では同じ種類しか育たないと気付いて、深海を掘ってみたり高山エリアを作ったりしているうちに、
たった1度、温度を変えただけで絶滅する種もあれば、新しく生まれる種もあることに気付かされます。
リアルな地球もこのくらいデリケートなんでしょうか、たぶんそうなんですよね。
大地を上げたり下げたりするだけで変化していくキューブが面白くて時間を忘れてしまいます。
出てくる動植物がすべて学名なのもいい感じ。
自分が盛った山のせいで絶滅する命。その横で生まれる新種。
あー死んじゃった!と子供(小学校低学年)が悲しむ時は、ほら見て新しいのも生まれたよ!と言ってあげています。