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【PS4】ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて レビュー

発売元 スクウェア・エニックスオフィシャルサイト
発売日 2017-07-29
価格 9698円(税込)
レーティング 【A】全年齢対象 (CERO について)
ショップ/リンク Amazon
タギングトップ3
タイトル概要 ■ ジャンル:RPG
■ プレイ人数:1人

総合ポイント
72
(難易度)
1.31
レビュー数
29
スコアチャート ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めてレビューチャート

0%
0-9
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10-19
3.4%
20-29
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30-39
20.7%
40-49
6.9%
50-59
13.8%
60-69
37.9%
70-79
10.3%
80-89
6.9%
90-100
【60点以上】
69%
【標準偏差】
16.5


デフォルト:新着順

13人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
3pt 3pt 3pt 4pt 5pt 4pt 1pt
総合点
80pt

GOOD!

【おもてなしを体現している】
 「なにがドラクエか?」という話は人によって異なるとは思いますが、一歩引いた視点でまとめてしまえば「おもてなし」のサービス精神こそがドラクエではないでしょうか。
 かわいらしいモンスター、レベルを上げればクリアできる難易度、因果応報がしっかりしたストーリー、迷いにくいレベルデザインなど、これらの要素を組み合わせて「プレイヤーを不安にさせない」「楽しんでもらう」という製作者の意志がしっかりと感じられました。
 そして、過去作を思い起こさせるシーンや展開も多く、ファンサービスも旺盛な作品でもあります。


【様々なタイムスパンをもつ伏線が用意された、続きが気になるストーリー】
 短いものであれば、町のメインクエストをこなせば伏線が回収され「めでたしめでたし」となります。一方で、もう一度その町を訪れ、違うクエストをこなしたときに回収される中期的なものがあったり、クリア後に回収される長期の伏線もあります。
 様々なタイムスパンをもつ伏線を配置し、しっかりと回収することで「続きが気になる」状態を維持しています。展開に統一感と一貫性があり、また意外性も用意されており、満足度が高い。

 ストーリーは基本的に一本道で、進行に自由度が増す中盤で船を手に入れて以降、若干緊張感が薄れますが、進行が一本道に戻ると再びストーリーが大きく動きだします。
 攻略の難易度が簡単な分、詰まってレベル上げや金策に奔走するということもなかったため、次から次へとストーリーが進んでいきます。ご都合主義に感じることもありますが、それ自体は枝葉の部分で、プレイの没入感を妨げるほどのものではなかったと思います。
 なによりも、それぞれのキャラをしっかりと掘り下げており、どのキャラの扱いも丁寧で愛着を持ちました。いたるところで本棚を全部調べていて良かった。ストーリーの出来は非常に良かったです。満足です。

 また、サブクエストについてですが、連携や転生モンスターなどの機能の説明や攻略の手助けになる製作レシピ・レアアイテム報酬が少々という感じで数が絞られているのが特徴です。メインストーリーの分厚さを考えれば、的確なバランスだと感じました


【RPG史上最高の旅立ち】
 ネタバレを防ぐために詳細を書けないのが心苦しいのですが、序盤の展開が特筆するほど優れています。
 主人公が「お前は勇者だ」と告げられ、言われるがままに村から王国に行き、今度は一転して悪魔の子呼ばわりされ、逃避行の中で出身の村に戻って過去の経緯を知る……という一連の流れはドラクエ史上、いや、自分がプレイしたRPG史上最も優れた「旅立ち」ではないかと思いました。
 とくに出身の村に戻ったときのひねりの効いた演出は最高でした。画面内の主人公と同じく、私自身もしばらく動けなかった……。


【先進的なクリア後コンテンツ】
 「ニーア:オートマータ」っぽいといえば、そうなのかもしれませんが、メインストーリーのエンディングを早めに持ってきてゲームとして長くなりすぎないうちに満足度と達成感を与え、クリア後にアナザーストーリーと労力を伴うキャラ育成要素を用意し中古売り対策を行っています。
 このクリア後コンテンツは単純な繰り返しコンテンツではなく、メインストーリーの裏にあった世界設定に関わるお話や回収しきれなかった伏線が回収されるという形のもので、真っ当なクオリティとなっています。ボスの難易度も上がり、キャラ育成を本格化させないといけない分、育成するためのコンテンツも別途用意されています。

 あまり長いゲームはできなくなってきているというプレイヤー側の事情と、かといって短いゲームにするとすぐに中古市場に出回ってしまうという開発側の事情とが、うまく噛み合って Win-Win の解決になっている思いました。そういう点で先進的だと思いました。


【修正パッチなし】
 これは本当に素晴らしいと思います。他のゲームが真似出来ない「国民的RPG」の誇りがゆえではないでしょうか。

BAD/REQUEST

他のゲームなら不満に思うことも「ドラクエらしさ」であり、ブランド価値でもあるといえますが、3点あります。

【カメラ酔い問題:障害物透過、背景のモーションブラー】
 カメラに近い障害物がなかなか透過せず頑固に居座るので、画面のほとんどが障害物が埋まるシーンが多いです。結果、カメラをこまめに動かさないといけないので、酔いやすい。
 また、ゲームの特徴的として、ツボ・タンス・宝箱を探してまわるので、屋内にいる間は狭い屋内でカメラを左右に振りながら背景を注視しなければならず、酔いやすい。 Witcher3 の「ウィッチャーの感覚」を常時発動して、しかも頻繁にカメラを動かす感じです。非常に負担が大きい。
 さらに、背景のモーションブラーが悪いのか、背景のフレームレートを下げているのか、カメラを動かすと背景がガタガタに動き、この問題に拍車をかけています。

 総じて、3Dゲームに対するノウハウが少ないのかな?という印象を受けました。ただ DQ10 にはこの問題がなかったので不思議です。今作では開発の初期段階でルーラをしたときのロードが30分かかったという話だったので、その最適化が重要課題で、カメラまでは手が回らなかったのかもしれません。

 これからプレイする人にアドバイスしますと、カメラ設定を自分の好みに変えるのは各所で言われていますが、それだけでは間に合わないので、カメラを動かすときは画面左下のマップをみることをおすすめします。カメラ移動中に画面全体をみないようにすると良いと思います。


【セリフ付きムービーまでボイスなしは不自然】
 ドラクエがボイスなしで違和感がないのは「吹き出し+セリフ+効果音」のスタイルだからだと思いますが、今作のオープニングムービーとエンディングムービーはそのスタイルが崩れているので、不自然でした。
 この話はドラクエファンには嫌われるものですが、なにもフルボイスにする必要はないわけです。最近自分がプレイしたものだとイース8がありますが、重要なセリフと「やあ」「うーん」のような感動詞ぐらいしかボイス化されていません。テンポが悪くなることはないですし、むしろ移動中に状況説明などをしてくれるので没入感があります。
 そうした部分ボイスにしないにしても、さすがにムービーであれ?ってなるのは潰してほしかった。ムービーにセリフをいれないというやり方もあったと思います。この違和感は「ドラクエらしさ」で擁護できるものではないですし、はっきりいえば欠陥だと思います。


【BGMが大きすぎる:音の大きさのバランスが悪い】
 BGMの音量が非常に大きいです。ボイスがないので、歴代BGMを常に鳴らし続けようということなのかもしれませんが、常にBGMが盛り上がり過ぎている感じがして不快でした。もちろんBGMの音量を設定で心地よいレベルまで音量を下げたのですが、これには落とし穴があって、終盤の重要シーンで流れる BGM が今度は小さすぎて聞こえなくなってしまいました。

 前述した2点と根本は同じように思いますが、PS4という世代の機器でプレイするには、心地よさの点で手が届いていない、あるいはノウハウが足りないのかもしれません。

COMMENT

総評に行く前に2点補足します。

【オフライン特化した DQ10 であり、 DQ10 再評価のきっかけになった】
 敵のモデルやこちらの特技のモーションだけでなく、鍛冶のシステム、イベントの配置、マップを使いまわすストーリー構成、船操作時のマップなど、やればやるほど画質が良くなって全く別のお話になった DQ10 だと思いました。この画質で DQ10 をやったらどれだけ満足できるだろうかと思ったほどです。 DQ11 をやっていると DQ10 をやりたくなります。 DQ10 はMMOとしては異色の作品ですが、今回、改めて DQ10 が成し遂げたことの素晴らしさを実感しました。

 ちなみに DQ10 の戦闘には「相撲」というシステムがあります。 DQ11 にはそれがなく普通のコマンドバトルに先祖返りしているわけですが、「相撲」は直感的なわりにゲームの難易度そのものを大きく押し上げてしまうので DQ11 にはなくて良かったのかなと思います。
※「相撲」がある DQ10 はプレイヤースキル差が大きく、サポート仲間と呼ばれるAI利用者(ソロプレイ)ではクリアが困難なコンテンツもあり、プレイヤー間の力量差が開きすぎた結果、難易度調整に苦労している


【オヤジ臭さとステレオタイプ、そして不気味さ】
 2D時代や2頭身キャラを超えて、PS4版はアニメ的ですがリアルな描写になっています。この状態で「ぱふぱふ」やらツボを壊すのは違和感がありました。おいろけ要素や一部の連携技のオヤジ臭さとステレオタイプに「これはドラクエだが……いやしかし、なんか嫌だな……」と思わずにはいられませんでした。
 いわゆる「不気味の谷」とは異なりますが、それまで「記号」として捉えられていたものがリアルになって「記号」としては考えられなくなっている要素が DQ11 にはありました。

 「ポーランドボール」と呼ばれる国際的な偏見を扱うジョークがありますが、これの毒気が少ないのは「記号」として描いているからだと思います。また、ドラマの「勇者ヨシヒコ」はその毒気を徹底的にパロディにすることで無毒化しているといえます。
 DQ11 ではこうした「記号」が普通にリアルになることで毒気が増してしまい、不気味になってしまっているのだと思います。今作の表現がギリギリだなと感じました。


【総評:過去作の集大成ではあり、ドラクエの良さを実感できる秀作だが、今後に不安を感じる】
 コアゲーマーでなくても遊べる「おもてなし」精神にあふれ、「これぞ、ドラクエ」とファンを確実に満足させる出来であり、完成度も高い秀作です。
 一方で、なにか進化の袋小路に入ってしまった感があり、このままでいいのだろうかと思ってしまう作品でもあります。この作品自体の出来うんぬんよりも、シリーズとしての今後に対する不安がよぎります。他の方のレビューで低めの点数が出ているのはそういった部分が反映されているからだと思います。

 とはいうものの、今作そのものを評価する限り、ゲームとしては優れており「国民的RPG」の名にふさわしい出来だったといえます。

   
プレイ時間:60時間以上100時間未満(クリア済)
十年一剣さん  [2017-08-14 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ

12人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
4pt 4pt 3pt 4pt 5pt 3pt 2pt
総合点
81pt

GOOD!

★美麗なグラフィック…PS4というハード性能の向上、また新たな映像の採用によって、劇的にグラフィックは向上しています。特に水や緑の表現、革や金属の質感などは顕著です。アニメ・マンガのような映像とリアルな映像表現がうまく融合されています。

★王道のストーリー展開…ドラクエらしさのひとつ。ベタといえばベタなのかもしれませんが、王道の展開はやはり真っすぐで力強く楽しいです。物語を捻りすぎず、程よい伏線を絡めて、最後にすっきり。最近のRPGの複雑な設定や伏線、専門用語だらけのゲームが苦手という方にもオススメ。

★キャラのモーション…主人公パーティ、敵キャラともに生き生きと動きます。漫画っぽいキャラでありながら、人間らしく、時にデフォルメされた動きで動きます。敵キャラの動きもそれぞれに個性があり、倒され方ひとつとってもスライムは溶け、骨系は砕け、石系は崩れ落ち、石像はステンと後ろにそのままひっくり返ります。

★効果的なムービー…物語は小さなエピソードを繰り返しながら、本筋を進んでいきます。その中で非常に美しいシーン、儚く悲しいシーン、派手なアクションシーンがいくつも出てきます。そしてそのここぞという印象的なシーンで効果的にムービーが使われています。ムービー自体の演出も非常に良く、情景の美しさや心理描写を見事に表現しています。

★豊富なボリューム…最近のRPGを30時間程度、早ければ2,3日でクリアで出来るものも多いと思いますが、本作は本編だけで60時間、あれこれやりつくせば100時間は遊べると思います。RPGなので、旅をしたなぁという遊びごたえはボリュームと比例していたりもします。

★魅力的なキャラたち…敵キャラを含め、鳥山明さんのデザインはやはり秀逸。雑魚敵ですら印象に残るし、NPCもとても魅力的です。シンプルでありながら他の人には真似できない個性的な絵柄は、やはり鳥山さんだからこそだと思います。また主要キャラにもそれぞれバックボーンがつけられていて、本編中に少しづつ各キャラの人物像が掘り下げられていきます。

★誰でも遊べるゲーム性…これもドラクエらしさの一つ。チュートリアル地獄や難しい設定はなく、ライトユーザーや昔のゲームしかやったことがないよという層も安心。ゲーム内にも救済措置や新設設計がいくつも見受けられます。

★ドラクエらしさを残した…あくまで根本はドラクエであり、ストーリー、システム、BGM、SEにおいて、もっと言えば全てドラクエが残っています。昔ドラクエに熱中した層が懐かしさを感じたり、またその層がすぐに遊べるよう作られています。ちゃんとドラクエらしいユーモアも健在
です。

★トロフィーコンプの難易度…トロフィーは誰でもそれなりに時間をかければ、コンプリートできる程度のものになっており、ゲームを堪能する頃には殆ど埋まっています。個人的には他のゲームもこの程度にしておくほうが、ちゃんとゲームをやり尽くしてくれるのではと思いました。

BAD/REQUEST

☆マップ切り替わり時のロード時間…開発陣の方も苦労したエピソードとして話されていたので、あまり突っ込みたくない所ではありますが、マップ切り替え時、ルーラ時に少し気になる程度の読み込み時間があります。初回ならばあまり気にならないのですが、クエストやストーリー進行のため、何回も同じマップを行き来するときには、少し気になりました。ただ、仮にロード時間がゼロになったとして、テンポが改善したとしても、間が失われたり、サクサクし過ぎて、情緒の様なものが失われる事もあるかもしれないので、なんとも言えないところではありますが…。

☆主人公の移動速度…最近はRPGのフィールドや街がオープンワールド化してきて、昔よりもやや広く感じます。そのため移動がある際にその速度が遅いとストレスを感じたりすることがあります。フィールドは馬という手段があるのでいいですが、街内の主人公の移動速度はもう少し速くあって欲しかったです。

☆レベル上げの概念…結論から言えば、雑魚敵の経験値が総じて低めのように感じました。本作ではレベル上げの救済措置のようなものあって、その方法を使えば、恐ろしい程効率的にレベルが上がってしまいます。なのでわざわざ雑魚敵と戦わなくても、その方法を用いたほうがレベル上げには効果的になってしまいます。結果、雑魚敵の存在意義は?となってしました。(ボス戦が適正レベルを簡単に超えてしまわないように、雑魚敵の経験値を抑えめにしているのかもしれませんが)

★☆映像と音楽の調和…これはBADといい難い所なのですが、映像表現の向上に伴って、映像は精細感やスピード感が増し、動きやカメラワークは非常にスタイリッシュになりつつあります。それに対してのBGMがのんびりし過ぎているというか、柔らかすぎる音楽に違和感を感じる場面は正直ありました。ただこれを映像に合うように、全く違う音楽に差し替えると、ドラクエではなくなるように思います。逆に切ない場面などでは他のゲームには無い、ドラクエらしさを感じられるBGMがたくさんながれます。個人的には『おおぞらをとぶ』という曲は屈指の名曲だと思います。

COMMENT

例え30年の時が経とうが、ハードが変わろうが、ドラクエはきちんとドラクエしていました。映像表現が向上しシステムがブラッシュアップされ、音源が豊かになっても、【ドラクエ】の根幹はしっかりと残されています。特にこの時代においてムービーのボイスレス等は勇気のいる判断だったと思いますが、プレーヤーに想像力を持たせる事や、あくまでドラクエとしての作品に拘ったことは決して間違いでは無かったと思います。変化が求められるこの時代において【変わらないこと】が功を奏した作品であるともいえます。そして、堀井雄二、鳥山明、すぎやまこういちのお三方を始め、多くのスタッフがあってこそのこの作品、是非多くの人に手に取って遊んでもらいたいと思います。スタッフの皆さんありがとう!

***は ドラクエ11をクリアした。
***は かんどうでうごけない。
***は よふかしでちからつきた。

へんじがない。
ただの しかばね のようだ。

   
プレイ時間:100時間以上(クリア済)
ハッスルじじいさん  [2017-08-27 掲載]

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28人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
3pt 4pt 4pt 5pt 5pt 4pt 1pt
総合点
89pt

GOOD!

本当に期待していた通りのドラクエです。

楽曲、雰囲気、システム、ストーリー、などなどドラクエが好きで待ち望んでいた人のイメージを全く崩すことなくプレイできます。

ドラクエのアニメ調の世界観なので画像がとびぬけて良いわけではないですが、それでもPS4版は水の表現や武器や防具の素材感、モンスターの質感など十分再現されていると思います。

楽曲も最近ではおなじみとなりましたが、本物のオーケストラによる演奏によるものなので聴きごたえあります。反対にキャラのボイスはなく、会話もいつものピロピロという効果音で進行しますが、この方がテンポがよく好きです。

戦闘は全く難しいことはなく、これまでのシリーズ通りです。レベルが上がった際にスキルポイントがもらえますので、それを各キャラクターのスキルボードに振り分けることで新しい技やステータス上昇などの恩恵があり、それを駆使して進めれば何の問題もなくクリアまでいけると思います。

BAD/REQUEST

GOODにはキャラのボイスがないことをプラスに書きましたが、最初のムービーで字幕が流れた時は一瞬とまどいました。これは好き嫌いが分かれるかもしれません。

良くも悪くも本当に昔ながらのドラクエなので、常にお使いのようなイベントで物語が進行します。最近のオープンワールドRPGなどが好きな方でドラクエに特に思い入れがない方はきついかもしれません。

戦闘のテンポは若干悪いかも。ただ、ドラクエ好きの方には許容範囲。

カメラ酔いする方が多いようなので、カメラ速度や視点の距離などを調整する必要はあるかもです。

COMMENT

一言で言うと『これでいい』です。

古臭いかもしれませんが、ドラクエが好きな人たちはこれがやりたいんです。新しいことにチャレンジするなら別のタイトルで発売すればいいと思います。エフエフもぜひ原点回帰してほしい。最新技術を楽しむだけがゲームじゃない。そんなものなくたって楽しいものは楽しいし、感動だってできます。

まだプレイ時間は浅いですが、しばらく楽しめそうです。9、10でオンライン要素を取り入れてからドラクエも終わりかと思ってしまいましたが、今後も期待できそうです。

   
プレイ時間:わからない(未クリア)
ヤマッチFCさん  [2017-08-02 掲載]

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6人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
3pt 5pt 4pt 5pt 5pt 4pt 1pt
総合点
90pt

GOOD!

・前作「9」同様に難易度は低め。実はPS4版の方が購入する年齢層が低め、新規層が多い調査が出ており、それをあらかじめ考慮してか目標地点が表示されていたりワープ地点、キャンプ地点の多い親切設計も目立つものの、道中のボスが「9」よりもやや難易度が高めである所からして難易度のバランスが良い意味で取れている点。
・美麗なグラフィック、ストーリーはもちろん、魅力的なキャラクター(筆者のお気に入りはセーニャとマルティナ、そして泣ける行動に出るベロニカにも感動!)、や新モンスター。加えて登場する過去シリーズに出て来たなつかしのモンスターたち、とDQの名で出すに恥じない内容である点。
・今作でも1枚のワールドマップを舞台にしているだけあって各地の町や名所の見せるバリエーションが富んでいる点。旅立ち、人々との出会い、仲間の存在、未知の世界や敵との遭遇。これぞ冒険譚!
・今作よりも若干早くリリースされた3DS版DQ8とほぼ同じくレベルアップ時にHPMPが全回復する様になった点(HPまで回復するのはやり過ぎ感があるけど)。
・↑のおかげでMPの残量を気にする必要が無く、魔法を使用するのも武器で攻撃するのと同じ感覚になった点。
・今作でゾーンという条件を満たしたキャラ同士の合体技して「威力の高い必殺技」、他にも「瞬時に回復する技」、「一定時間ターン毎に回復する技」、「味方に有利敵に不利な状態にする技」などバラエティに富んだ大技が出来るようになった点。特に多数のキャラで発動するゾーン技の演出は息を呑むほどである。性能にはバラツキがあっても、これらの演出面を目当てに全て見ようと思っている方も多いのではないだろうか?。
・↑とは逆の調整もちゃんとあり、はやぶさの剣はかなりパワーダウン、テンションも廃止された点。
・一旦クリアしてからのストーリーもDQファンならぜひ体験して欲しい内容である点。
・真エンディングがこれまでのDQの集大成となっている演出が素晴らしい点。

BAD/REQUEST

・よくも悪くも変わらぬ良さや昔のDQのオマージュが目立ちマンネリさが目立っていた点。
・音楽がオーケストラ調では無かった点。曲調も勇壮なものに偏りがちだった点。
・ベロニカとセーニャの外見や中身は発売前情報からある程度予想のついた関係でありますが、そうなったいきさつが序盤の一イベントのみでやや軽くそっけなかった点。ちなみに物語での役割は一番重要といって過言ではありません、クリア前でもクリア後でも。
・今作の賢者枠であるロウがやや扱い辛かった点。
・今作のラスボスのは第2形態まであり変則的な攻め方をしてくるが、PT全回復を挟むのかあんまり強くなかった点。むしろ変身後のがダサくて弱い、曲もイマイチ。これは3DS版も同様の感想らしい。
(ちなみに、シリーズのラスボスで今まで強かったのは「1(のFC版)」と「6」、特に弱かったのが「4(のFC版)」と「9」と「3(両方)」)
・クリア後のサブイベントで戦うネドラ・邪が理不尽でやたら難しく感じた点。
・裏ボスもサブイベントでレベルが上がったのかそれほど強くなかった点。

COMMENT

ついに最新ハードでもリリースされたドラゴンクエストシリーズシリーズで、11作品もリリースされているだけあってマンネリさが目立っている所もありましたが、これまでにおけるドラゴンクエストシリーズの集大成に相応しいゲームとなっています!

今作も簡単でしたが実は「9」もかなり簡単でした。私はこの傾向は続くのではないかと思います。
PS4ではテイルズやペルソナ等他のコマンド式RPGも簡単でダクソやブラボ等アクションRPGは難しめでした。
これはRPGのコマンド作業部分よりも技量に結び付くアクション部分を難関にした方が直観的でやりがいがあるので重視したいと思っていることの現れではないかと思います。

したがって、以後も今と同じようにゲーム全般で「レベル上げの作業よりもアクションで楽しませる」風潮が続き、レベル上げの繰り返し作業は極力無くしていく可能性が高いので、
難易度を期待するのならDQみたいな従来のRPGよりもアクションゲーム等で期待した方が近道ではあると思います。

   
プレイ時間:100時間以上(クリア済)
ゴーグル武者さん  [2017-12-29 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ

Amazonレビュー

レビュー者: ブラックフィン
レビュー日: 2017-08-02
とりあえずPS4のデュアルショック4が電池切れで充電中なので、時間潰しにレビュー書きます。

オンラインの10を除くとDSの9以来8年ぶり、据え置き機だとPS2の8から13年ぶりのナンバリングドラクエって事で全ての情報を遮断して楽しみに待ち、PS4版は近所の店で並んで買って、3DS版はアマゾンで注文っていう買い方をしました。
そして29日からは睡眠時間が削られて削られて…('д`)

ほんとに楽しい。

これに尽きる。

ほんと何をしててもドラクエテイストというか、自分は今ドラクエをプレイしている!という気持ちにさせてくれます。

時代の流れからか、「へんじがない、ただのしかばねのようだ」の様なおなじみの台詞が「へんじがない、すでにこときれているようだ」みたいにちょっと変わってたりするのは寂しいかなぁと思うけど、それでも台詞回しがほんとドラクエ。
勇者が居て魔王が居る王道のストーリーだからなんか古いなぁと感じる人も居ると思うけど、それがドラクエでそれを求めて1からリアルタイムでプレイしてる自分からすると「それがいいのに!」と言いたくなる。

戦闘も今時のRPGやってると古くさく感じるかもしれない。
でもやっぱりドラクエだからそれがいい。

…さて、コントローラー充電少し出来たし、次のキャンプまでは進めておかなきゃ!

【PS4】ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて
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