オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 2pt | 2pt | 1pt | 1pt | 2pt | 2pt |
31pt
GOOD!
〇声優
「ん?」「なんだと」と言った喋り方から行動まで、ケンシロウというより単にそのガワを被っただけの桐生ちゃんにしかなっていませんが、特に違和感はなかったです。北斗百裂拳のアタタタタ!というボイスも完璧です。他キャラについても過去で龍が如くに登場したキャラの声優が大半を務めていますが、そちらにも違和感はなかったです。
〇戦闘(の一部)
いつもの龍が如くテイストの戦闘ですが、成長させると空中コンボのようなものもできたりして、そこだけは褒めてもいいんじゃないかと思います。そこ「だけ」は。
BAD/REQUEST
〇戦闘(の大半)
体験版をプレイした時点でわかっていましたが、本作の戦闘はテンポが最悪です。ヒートアクションにあたる北斗神拳の奥義は、ゲージ消費ではなく条件を満たせば簡単に繰り出せて特大ダメージで、且つそれを前提としているとしか思えない体力の雑魚が多数登場するため一回の戦闘で何度も使うことになりますが、演出がいちいち長すぎます。十秒以上あります。しかも悪名高いQTE付きです。このQTEは設定でオフにできるため、私は最初から最後までずっとオフにしていました。それはそれで楽なのですが、すると戦闘中にただぼーっと画面を眺めているだけの時間が一回の戦闘中に何度も発生するわけで……。種類も多いとは言えず、同じ奥義を何度も何度も見る羽目になります。一応、ジャスト秘孔などのテクニックを使えば多少はテンポよく戦えるようになりますが焼け石に水です。
一度に登場する雑魚の数が多く、ガードが堅い敵などが混じっているのも余計にテンポの悪化に拍車をかけています。
またボス戦などではいつものように強制QTEがあります。今時QTEを喜んで導入してるメーカーなんてセガくらいじゃないですかね? 個人的にはQTEなんて「派手なデモを入れたいけどただ見てるだけになっちゃう、でもそれを何とかするアイディアも技術もないからとりあえずQTEにしとくか」みたいな安直さから取り入れられているものだとしか思えないので大っ嫌いです。
〇バギー
操作性最悪。舗装された道じゃなく砂の上を走ってるんだからしょうがない部分はあるんでしょうが。改造もできますが改造するほどこんなのやり込みたくありません。BGMも通常版だと三種類しかなく、一曲が二分程度しかないため、同じ曲をリピートで何度も何度も聴く羽目に。このバギー部分は丸ごと削除でもよかったくらい。だだっ広いだけの砂漠を操作性悪いバギーで走っては大量の雑魚に絡まれるだけで、何が面白いのかさっぱりわかりません。本当にテストプレイはしたんですか?
〇ストーリー
正直、ストーリーに期待して購入する人なんて一人もいないだろうと思うのでBADに書くかどうか迷ったんですが……。いつもの龍が如くのストーリーを水で百倍薄めたようなしょうもないストーリーです。引き伸ばしが特にひどく、意味もなくあっちへこっちへ駆けずり回されます。男から情報を得るために砂漠に行く → 道が岩で塞がれているので街に戻る → 岩を壊せるパーツを手に入れるが修理が必要 → パーツはさっきの岩の周辺に落ちているのでもう一回砂漠に行く → パーツを拾って街に戻る → 砂漠に行って岩を壊し、男に会う → 情報を得て街へ戻る 最初から最後までこんな感じです。ちなみにこんなに苦労して、砂漠と街を三往復もして男から得た情報は「俺は知らないから街で聞き込みしろ(要約)」です。……ふざけてんだべ?
また話のオチも最悪です。エンディングを見た誰しもが「そんなので大丈夫なんだったら、突入前にちょっと言っておけば誰も犠牲にならずに済んだだろ」とツッコミを入れたことでしょう。
〇ボリューム
前述のように水増しが特に酷いのに、サブストーリーを半分くらい消化してのクリア時間がなんと17時間。バーテンダーとか賞金首ハンターはそれなりにやり込んで、更にカジノで一時間くらい遊んだんですけどそれでもこれです。ちなみにカジノは高レートだとあからさまにディーラーが有利になって勝ちづらくなるよう確率操作されてます。ここでも水増しか……。
〇ケンシロウの体型
ケツ小さすぎで気持ち悪い。
他にも舞台となるエデンの街のこととか、言いたいことは山程ありますがキリがないのでこのくらいで。
COMMENT
PVを見る限りはすごく面白そうなんです。そうして期待を高めては発売を待ってはいたものの、体験版のあまりの駄目さ加減に落胆し、買うわけないだろこんなの……と一度は思ったんですが、20時間程度でクリアできるという話を聞き、たまたま暇だったこともあって試しに購入してみました。20時間かかりませんでしたね。「北斗に良ゲーなし」のジンクスの威力、恐るべし。
色んな要素もありますがどれも中途半端で、面白い物を作りたいというやる気というか熱気が全然感じられませんでした。「モヒ缶(回復アイテム)」だのデカいバアさんだの、原作リスペクトというより単に悪ノリ(しかもダダ滑り)としか思えない要素てんこ盛りなのも印象悪いです。
最後に個人的に気になった点を一つ。火炎放射器雑魚にカウンターで繰り出せる奥義に「汚物は消毒だ(火炎放射器を奪って炎を浴びせる)」という技がありますが、ボイスはなぜか「(落ち着いた声で)汚物は消毒すべきだな」です。そこはきちんと「汚物は消毒だー!!」ってテンション高めに叫んでほしかった。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 3pt | 2pt | 2pt | 3pt | 3pt |
49pt
GOOD!
すっかり大人気シリーズ「龍が如く」と日本が誇る国宝級漫画アニメ「北斗の拳」が、コラボしてしまったこと!
ケンシロウが黒服バーテンダーやってたりバッティングとか、そのギャップに笑える。
舞台になるエデンも、なかなか書き込まれててグッとくるデザイン
奥義の演出はかっこいいし、おなじみミニゲームも豊富で、
個人によっては当たりハズレも当然あろうけど、色んなゲーム遊べちゃうので楽しいぃ!
BAD/REQUEST
ザコ戦などがいちいち長引くのがかなりテンポ悪くしている。
本来、ケンシロウがモヒカンごときに苦戦することなんてないのに、、
あとかっこいい演出の奥義も演出がやけに長いのでダレてくる。
サブストーリーに出てくる奴に、いいのがさっぱりいない。
もっとコアファンが喜びそうなおなじみの面々を集中的に出して欲しかったのに
出番がない、ちょっと出て終了とかが多くて興醒め。
いまいち車の運転がしづらくて、ここもイラついた。
COMMENT
期待の作品だったけど、イマイチな感想。
龍が如くの要素は、キャリア重ねてくてるシリーズだし安定した作りしてたけど、
肝心の北斗の拳要素をうまく生かせておらず勿体無いことになってる。
これなら北斗無双のほうがよっぽど北斗の拳を満喫できてよかったかな。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 3pt | 2pt | 3pt | 3pt | 2pt | 2pt |
53pt
GOOD!
〇龍が如く × 北斗の拳
ある意味で夢のコラボレーションを果たした本作。
確かに「北斗の拳」の世界観と「龍が如く」のシステムはそれなりに相性が良さそうに思える。
また個人的な意見として、如くシリーズ最大の弱点である戦闘パートのつまらなさを、北斗の部分で埋められるなら、それはまさに革新的なコラボになるに違いない。
ストーリーは完全オリジナルストーリーになっており、北斗本編とは違った展開で進んでいく。
しかし本編キャラも色々と登場し、レイと対決するシーンや、聖帝サウザーが襲ってくる展開など、原作にちなんだ部分も多い。
無論、北斗四兄弟のラオウ、トキ、ジャギも登場する為、原作ファンも(ある意味では)納得できるかもしれない。
ストーリーの良し悪しはともかくとして、こういうifストーリーを今の時代にプレイできるというのが、最大の魅力と言えなくもないだろう。
〇流れるような北斗神拳
戦闘システムの基本は「龍が如く」と一緒である。
「□ボタン」でラッシュ攻撃、「△ボタン」でフィニッシュ攻撃。
相手の耐久力が減ると「〇ボタン」で秘孔を突き、相手が気絶したら奥義攻撃。
違いと言えば掴み攻撃が秘孔攻撃に変わったくらいで、それ以外はほぼ一緒なので、まあ分かりやすいシステムと言えるだろう。
奥義も複数あり、まさしく一撃必殺の暗殺拳らしい破壊力となっている。
BAD/REQUEST
〇全体的なあっさり具合
かつて「龍が如く」シリーズを「ヤクザ風ミニゲーム集」と呼んだ事があるが、本作はまさしく「世紀末風ミニゲーム集」である。
様々なミニゲームが収録されているものの、どれも中途半端な出来であり、手放しに褒められるレベルではない。
というのも、全てのミニゲームが「龍が如く」から流用されているからだろう。
どれもこれも如くシリーズで出てきた既存のミニゲームを、北斗っぽくアレンジしているだけで、大きな変更点はない。
まあそれ自体は仕方のない事かもしれないが、それでいてアレンジすら中途半端なのである。
例えば診療所で音楽に合わせて治療する「ケンシロウクリニック」は、如くシリーズお馴染みのカラオケなどの音ゲー風ミニゲームであるが、曲はすべて童謡やクラシックなどの名曲となっている。
なぜアニメ「北斗の拳」の曲が一曲も無いのか、それが分からない。
いや、権利関係とか色々とあるのだろう。でもそこを何とかするのがコラボゲーではないのか。
なんでケンシロウなのに「かたつむり」の曲なのか。そこは「愛をとりもどせ」では無理だったのか。
またナイトクラブで黒服として活躍する「黒服ケンシロウ」。まあいわゆるキャバクラ経営である。
人気コンテンツなのか、「0」、「極2」ときて三度目であり、内容もほぼ一緒。
まあそこまではいい。しかしキャストは全員オリキャラとなっている。
なぜ「北斗の拳」の原作キャラではないのか、それが分からない。
いや、これも大人の都合とか色々あるんだろう。でもそこをどうにかするのがコラボゲーではないのか。
(まあ原作に出てくる女性キャラなんてマミヤ、アイリくらいだから原作縛りの方が難しいのだろうが)
〇微妙な戦闘パート
結局のところ、戦闘パートは如くシリーズに毛が生えた程度で、そこまで面白いというものではない。
特に雑魚戦が厄介。
ただのモヒカンのくせに、超反応でこちらの攻撃をガードや回避したり、集団でこちらを潰しにかかってくる。
こっちは一発殴られただけでよろけたりダウンしたりするのに、向こうはスーパーアーマー付きの攻撃でこちらに襲い掛かってくる。
どうなってるんだ北斗神拳は。
また武器持ちのモヒカンも厄介で、下手にガードが出来ない分、難易度によってはシンやトキよりも強い。
特にボクシングスタイルの雑魚が異様に強く、北斗神拳よりも速いジャブでこちらの攻撃を潰してくる。
どう考えてもボクシングの方が強いだろ!と思ったが、北斗神拳は1900年の歴史だが、ボクシングはある意味それよりも長い訳で、そりゃ強いわな、と自分を納得させる。
なおほとんどの雑魚のモーションは如くシリーズの雑魚モーションから流用されているものである。
COMMENT
やり方次第ではもっと面白く出来ただろうに、残念なゲームではある。
プレイしていて思ったが、やはりゲームにはオリジナリティという部分は大事なのである。
本作にも「龍が如くのシステムで北斗の拳を作ったら」というオリジナリティはあるものの、結局それだけしかない。
ほとんどの部分は既存のものをアレンジしたか、そのままぶっこんだか、どちらかであり、目新しさというものは皆無である。
正直なところ、龍が如くファンにも、北斗の拳ファンにもオススメはしにくい作品に仕上がっている。
如くシリーズの部分で見ると、本作の舞台であるエデンは、それなりに広かった神室町に比べると狭く、探索する要素はほとんどない。
あちらこちらに沸いてるザコにはすぐ絡まれるし、いちいち店に行く為に昼夜を切り替えたりしないといけないし、微妙に離れてる店舗を移動したりしないといけない。しかもケンシロウの足が遅いときたもんだ。
北斗ファンの目線で見ると、色々と粗い部分が見えてくる。
アニメ版と声優が違うというのはまあ仕方ない。大人の都合とか色々あるのだ。
サウザーとかラオウがちょっとしか登場しない、というのも仕方ない。どう考えても無理矢理ぶっこんでるのだ。
でもラスボスの設定は、明らかにおかしい。
細かくは避けるが、北斗の拳のラスボスなのに、拳法で戦わない上、しかも結構強いのだ。
結局、拳よりも武器の方が強い、とかいう話なのかこれは。
黒幕に背中から撃たれて負傷する……なんてのは龍が如くシリーズではよくある事だが、それを北斗の拳の世界観でやっちゃいかんだろう。
とまあ色々と書いたものの、ゲーム自体はそこまで悪いものではない。
龍が如くファンなら、やった事あるようなミニゲームばかりだし、話の展開も予想通りで面白味はないかもしれない。
北斗の拳ファンなら、ストーリーも変だしキャラも変なので、納得できないかもしれない。
でも、そういうのをいったん全部忘れて、まっさらな気持ちでプレイすれば、ゲーム自体は楽しめるんじゃないかな、と思わないでもない。
GOOD!
褒めるべき点…本当にない。
ではダメなので1年便秘で悩む人レベルで頑張って出してみるが、龍が如くシステムなので龍シリーズが好きな人なら「はいはい。いつものね~」ですんなり入れると思う。
実際ミニゲームから何から多少のアレンジはあった所でやってる事はタイアップのない神室町なので…
イージーだとまず敵にやられない。
連射コンがあれば更に楽できるが、大抵はガードの上からでも□ボタン攻撃で殴り続けてガード弾いたら再度殴り続ける。
後は奥義可能アイコンが出たら片っ端から奥義で(ほぼ)一撃死狙い。
龍シリーズのヒート攻撃よりもダメージがでかい?ような気がする。
なのでとにかくストーリーだけ楽しみたい、サクサクっとクリアしてさっさと売りたい人には良いかも。
実際過去のレビューを読む限りじゃある程度やりこみ作業を行っても「この程度で終わり?」らしいし。
BAD/REQUEST
まず初めにキモオタ的な事を言わせてもらうと「札束でぶん殴って原作レ○プして気持ちいいッスか?」と作り手を殴りかかりたいぐらい北斗の拳を舐め腐って馬鹿にしてる。
そりゃセガ「サミー」のパチ系も演出としてケンシロウもラオウもそこら辺のモヒカン雑魚が強ボスに感じるぐらいヘボ雑魚キャラに描かれ、なんならシンやサウザーの方が主人公じゃないか?ぐらい恐ろしく強い。(そりゃ勝ち=大当たりにしたいのは解るけど度が過ぎるヘボ弱さ)
で、今回の主人公。こうまでして「ケンシロウ」にする意味はカケラもない。
先程も書いたとおり、このゲームのケンシロウは北斗無双のケンと同じくモブ雑魚程度の攻撃でミニ百裂拳を潰されるわ、ちょっとケンより背丈の高いモブ雑魚にパンチ3連→ハイキック→約3秒間のミニ百裂拳→奥義攻撃までの一連のコンボを「全てガードされる」ヘボさ。
それどころか、ナイフで刺される、木槌でしばかれる、飛び蹴り食らう程度でお前はスーパーボールか?(笑)と言わんばかりにあっちへピョンピョン、こっちへピョンピョンふっとばされる。
これがドラゴンボールなら苦虫噛み潰す思いが残りながらも解る。
DBは敵わない敵が出たら一旦退却や全滅させられて修行に次ぐ修行を行ったり仲間の死を経て怒り狂って強くなるなど成長要素が原作内に描かれてるので雑魚にやられるのも仕方がないと言える。
が、ケンシロウはどうだ?シンに対して瀕死の重傷を負わされユリアを奪われるもそこから執念の炎で奪い返す。倒れてからシンに出会うまでは原作でも端折られてるのでもしかしたらそこで血の滲むような修行をしたのかもしれない。
が、そこからは全て「完成形のケンシロウ」として命をかけた死闘を繰り広げるがそれはどこまでいってもサウザーやラオウ相手の真のボスキャラのみ。
ザコ相手には徹底してカス攻撃を食らうも「その程度か…?」と動じず、怯まず、余裕の勝ちを見せていた。
それがこのゲームでは雑魚中の雑魚…
なんでこうなる…
ゲームだから仕方がない。そりゃそうだ。難易度「地獄」を選んでも指先1つでダウンさせまくりでは難易度選択に意味がない。だとしたら主人公は「行き倒れたケンを見つけ看病した後、モヒカンに目の前で両親を惨殺された事でケンにかたきを討ってもらうがそれでも「俺も強くなりたい…」とケンに懇願し、修行を付けて貰った男」でよかったんじゃないか?それこそ龍が如くシリーズの外伝なんだから名前ももじって「カズマキ-リュウ」とかにしたら北斗神拳無敵の男ではないのだからザコ相手に多少やられても原作崩しにならないし、原作の描かれなかったif話にもっていくのも容易だったはず。
それをわざわざ捨てて「ケンシロウ」にする意味があれば自分の書いた一連の設定も必要ないだろう。
が、このゲームでのケンシロウである必要性は「ユリアを探す」の一点のみ。じゃあいらねぇよ!
それこそ新キャラでもケンと別れた後で、エデンと呼ばれる地にユリアさんがいると風の噂に聞いたので少しでもケンの力になればと思い…でも成立するじゃんよ。
そうじゃなくても難易度セレクトできるんだからイージーは雑魚のガードなんて余裕でふっとばし、雑魚の攻撃ごときでは一切怯まずで良いじゃない。なんでそういう思い切りが出来ないのに変なコダワリを出すの?
龍が如くシリーズと言えば急に主人公の頭が馬鹿丸出しになる徹底した使いっ走りサブシナリオに、トロフィー&勲章(目標みたいなもの)取ったら一生涯やる事ないだろうつまらないミニゲーム集。
しょうもない言いがかりや口車にまんまと乗せられて働かされるケンシロウって…
そこまで原作愛が強すぎるわけじゃない(とは思ってくれないかもしれないが…)自分が見てもあまりに不憫な描き方で、原作リスペクトしてる同人作家の方がもっとちゃんと描くぞくそったれが…と勝手に悔しい気持ちにさせられる。
「これは外伝なんだから」で済まされない時間軸のいい加減さも相まって、やって良い事と悪い事の区別がつかないんだったら原作物に手を出してはいけない。これが完全新規タイトルならしょうがないにしても「龍が如く」シリーズというものがあるんだから。
そういう不満点を踏まえ原作を舐め腐った製作者への気持ちで「満足度0点」
原作無視な上に結局龍が如くの上澄みをサラッとなぞっただけの手抜きゲーとしか思えない出来で「快適さ0点」を付けます。
COMMENT
ファミコン時代のバンダイ作品じゃないんだから、版権とったら仕事の99.9%は終了だ~はパチンコ・パチスロだけにして下さい…(そんなパチ系もギャンブル要素でしか見られないからいくら遊戯と言い張った所で糞演出と糞スペック乱発でどんどん客が激減してるのは言わずもがな)
自分の書いた内容があまりにひどいと思う人もいるでしょう。
が、たかが半年前に出た約1万円のソフトがいくらセールとはいえ2000円で釣りが来るぐらい値下がりしてる時点で察して下さい。本当に自分の書いた内容が嘘八百で面白いゲームだったらこんな陰惨たる価格にはならないでしょう。
龍が如くはBAD欄にも書いたとおり、メインシナリオはマシとしてもサブシナリオやミニゲームに入るためのきっかけは本当に馬鹿丸出し(お前本当に伝説の極道か…?と勘ぐりたくなるレベル)なんだから、なんでギャグ要素は雑魚の断末魔(あべし・ひでぶ)しかない北斗をチョイスしたんだろう…?
これがギャグ漫画だったら徹底した原作無視も、アホ丸出しのサブシナリオ&ミニゲーム突入きっかけも「ま、そういう原作だし(笑)」で(原作リスペクトがあれば)ファンも納得するであろうはずなのに、どうせ「うちはセガ『サミー』なんだからパチの流れで札束ビンタでイケるっしょ?(笑)」ぐらいの安易な気持ちで版権とったとしか思えない、龍シリーズから代わり映えしない出来を見るとどれだけ抑えてても我慢しきれないぐらいの欠点しか見えてこない。
ゲームは慈善事業じゃないと言われる。
だったら「ユーザーはお前らの財布じゃねぇよ!」と言い返したい。
作るのが難しいから。作業・工程が大変だから。制作費は数千万~数億円掛かったんだから。
おたくゲーマーならそういうのも喜々として知りたがるんだろうが、一般ユーザーにとって「そんなもん知らねぇよ」と言う言い訳で雑なものを出すべきじゃない。だったら身の丈にあったものを作って売りなさい、と自分は思う。
少なくともこのゲームはそんな最低ラインすら超えてないお蔵入りにならなかった事が信じられないぐらいの内容に思えた。