【PS4】ドラゴンエイジ:インクイジション レビュー
発売元 | エレクトロニック・アーツ (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2014-11-27 |
価格 | 7884円(税込) |
レーティング | 【D】17才以上対象 暴力 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:RPG ■ プレイ人数:1人(オンライン:2~4人) |
- 総合ポイント
- 68
- (難易度)
- 2.18
- レビュー数
- 11
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 4pt | 5pt | 4pt | 3pt | 3pt |
81pt
GOOD!
EA産famous RPGドラゴンエイジの三作目であり、ゲームオブザイヤーにも輝いた大作。前作・前々作からの不満点を上手く解消しブラッシュアップしたグッドポイントから。
まずはRPGの醍醐味、戦闘システムから。
今作は公式トレーラー等でアクション性を前面に押し出しているが、実質のプレイ感で言えば、アクションと言うよりアクション要素を伴ったRTSと言った感覚がより的確であると思われる。
今作は任意のタイミングで難易度を変更出来る為、最低難易度のカジュアルでプレイすれば軽めのアクションRPGとして機能はするが、ノーマル以上の難易度では随所に戦術ビューモードを駆使する事となる。
今作を爽快なアクションRPGとして期待すれば肩すかしを食らうかもしれないが、スキルを各ボタンアサイン型のアクションと、時間を止め戦術モードで位置やスキル等の指示的RTSシステムを場面に応じて切り替えながら攻略していく二面性の戦闘システムが単調にさせない熱中度の高いシステムとなっている。また途中で職業を変える事は出来ない使用であるが、プレイアブルキャラを瞬時に変える事が可能なため実質全職業、全役割を体感出来る使用となっているのも熱中度を増す要素と言える。
次にシナリオやサブクエストについて。
シリーズを通して主人公となるプレイヤーは様々な場面で選択を求められ、それによってシナリオへの影響や各人物への好感度の上下にもつながる。場合によっては仲間の離脱まであり得ると言ったプレイヤーに感情移入させ易い無機質感のない仕上がりはシリーズ随一の使用となっている。そしてまたイベントや選択肢のテキスト量も膨大でサブクエスト等にも派生する為、やり込み派にも底を見せない奥深い使用となってる。
最後にエリア・フィールドに関して。
今作はオープンワールドと詠われているが、実質フルシームレスではなくドラゴンズドグマのようなエリア型のオープンワールドとなってる。序盤から任意のエリアに探索と言った事は出来ないが、他のオープンワールドRPGに比べエリアが多く多彩でエリア毎の広さも広大である為マップを探索する冒険感も存分に味わえる。馬での移動やファストトラベル等ももちろん実装している為より快適に探索も出来る使用となっている。
BAD/REQUEST
やはり100パーセント満足の行く物などありはしないのでバッドポイントも。
まずは各システムにおいての説明不足感から。
今作、戦闘システム、武器・防具・回復や支援型のポーション等制作並びにアップグレードと様々なシステムがあるが、その詳細な説明はほぼ無くざっくりと簡略化されたチュートリアルしかない。説明書も封入されておらず、ネットで確認しなさいと言った使用に。手探りで熟知出来るシステムではあるが、詳細チュートリアルの実装は欲しい所であると。
次にエリア毎でのオープンワールド性に関して。
フルシームレスではなくともエリアの数の多さ・面積が広大な出来である為に満足は出来るが、エリア間のロードの長さがテンポの妨げになっていると。エリア内でのファストトラベルもキャッシュ等の問題もあってか、早い場合と長く待たされる場合とで快適さを損なう。
あくまでオープンワールドと詠った以上読み込み速度は間延びしない使用であって欲しかった。
最後に日本語ローカライズにかんして。
本シリーズは膨大な選択肢やテキストで感情移入させるシナリオ型RPGであるが、今作は日本語吹き替えには対応しておらず全編字幕の使用に。
個人的には字幕である事に不満はないが、日本語訳に難がありすぎる為、日本語的に理解しがたいやりとりが多々見受けられる。そしてまた字幕の位置も上部かつ文字設定で大に設定しても小さ過ぎるあまりにフィールド探索中での雑談まで字幕を追うのは困難であると。
そういった観点からやはり日本語吹き替えは急務であり、実装して欲しい所である。
COMMENT
総評、昨今のRPGとしては熱中度・奥深さ等申し分ない作りになっているかと。
個人的に洋ゲーと言われる海外産タイトルは避ける傾向な筆者であるが、本作品は海外産RPGの中ではJRPGと言われる邦RPGに近い作りになっており、熱中度と相まってすんなりとプレイ出来る使用かと。
ジャンル問わずオープンワールド化が主流になりつつある中でフルサイズRPGを堪能したいと思う方には、まさにベストバイと言える一本かと。
洋ゲータイトルである為、キャラクターモデル等日本人好みではないが、それを受け入れられる方なら是非プレイしてほしいRPGタイトルですね。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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2pt | 4pt | 1pt | 1pt | 1pt | 2pt | 2pt |
31pt
GOOD!
グラフィックス
背景・町並み・キャラ・ダンジョンどれもとても綺麗です。
戦闘のモーションがすごくかっこいい!!
魔術師のただの通常攻撃がかっこよかったり
スキル(必殺技)などのエフェクトやモーションもすごく好きでした。
レベルアップした時に新しいスキルに期待できた。
ボリューム
マップが広大でさらにマップの数も多いため色んなマップを楽しめる
BAD/REQUEST
サウンド
耳に残る良い音楽は1つも無かったです。
基本は緊張感のある音楽・静かで陰鬱な音楽・無音のどれか。
もめごと終わらせた街中くらい明るい音楽でもいいと思う、
あったのかもしれないけどとにかく耳には残りません。
快適さ
ロードが少し長いことがある、また頻繁にある。
シームレスなオープンワールドではなくマップが別れてるため、
頻繁に行くことになる拠点に戻るたびにロードが入り、また他のマップへ行けばロードが入る。
ゲームバランス
一見戦闘がアクションがありそうだがそうではなく、1キャラを操作して
他は指示をだしてのオート戦闘で戦略性があるにはあるのですが、
かなり大味で、敵を攻撃して倒れた味方がいたら蘇生するだけでボスすらも
なんとかなるため細かな指示を出したり、装備・弱点・戦略など考えることは
全く無かったです。
熱中度と満足度
サブクエストが凄まじくつまらない、開発者の面白くしようとする意思すらも感じられない。
マップに記されたマーカーに行くだけのよくある「おつかいクエスト」です。
そこに小さなストーリーや面白いエピソードなどは無く、指示された事をしてくるだけなので
話も膨らまないです、選択肢がでる場合もあるが仲間の好感度が上下する程度。
このクエストがマップの数だけ膨大にあるので、ひたすら作業感ややらされてる感が
しますし、新しいマップに行ってもこれをやらされるだけなので苦痛でしかありません。
ストーリー
主人公が人や悪事を裁く審問官となり世界を救おうとする話ですが
内容に無理がありすぎます・・・・。
グラフィックや世界観をリアルにして話の内容が稚拙だとギャップすごくてげんなりします。
COMMENT
すみません未クリアです。
膨大にある中身の無いサブクエストが苦しすぎました。
グラフィックを綺麗にして戦闘モーションはかっこいいのに、やる事は移動時間が
大半を占めるクエスト。
一つのストーリーを作りあとはマップの数を増やし内容の無いクエストを
水増してプレイ時間を増やしたゲームです。
Amazonレビュー
レビュー日: 2017-07-30
私はPS3以降しばらくゲーム離れしていたよくあるバリバリのジャパニーズゲーム好きユーザーでした。
初めは家人がプレイしているのを横目で見て「綺麗なグラだけど雰囲気が全体的に暗い」「可愛いキャラがいない」「いかにも洋ゲー」ととっつきにくかったのですが、
眺めているうちにストーリーの哲学的なところや、宗教や政治など人の歴史の闇を描いていたりする点に惹かれ、
試しにプレイしてみたところどハマりしてしまいました。
寝る間も惜しんでゲームするなんて10年以上ぶり。
いざプレイしてみると景色が本当に綺麗で眺めているだけでも楽しい。草の一本一本もリアル。高いところから遠い山々を見渡したり、海などはリアルすぎて見入ってしまいました。
ストーリーも演出も壮大で、映画の主人公になったような感覚。ロードオブザリングと例えている方がいらっしゃいましたが本当にそんな感じです。
最初は操作や立ち回りに慣れず最初のボスで心が折れそうになりましたが、どんどん成長してくると楽しくて仕方がなくなりました。
新しい場所にいざ赴く楽しさや、おっかなびっくり墓荒らししたり、書物を読んでゾッとしたり、ドラゴンを発見した時に怯んだり、要所要所で王道かつ鳥肌が立つような燃える展開、カタルシスあり、ゲームでワクワクドキドキする感覚を久々に味わいました。
DLCも勢いで全部クリアしてしまいました。
続編も既に製作決定してるそうで今からとても楽しみです。
洋ゲーを敬遠してる人にこそプレイしてみてほしい。
GOOD!
過去作はDLCも含めて全てプレイ済み。
・会話システムはやはり面白い。選択肢の中にどれか一つは自分が選びたい受け答えが出て来るので、主人公に対して感情移入が無理なく出来る。
正直他のゲームも上手くマネして欲しい。バイオウェア作ゲームの一番好きな部分です。ですのでオリジナリティは4点にしました。
・マルチプレイモードは、無茶苦茶面白い、と言う程ではないが、妙に止められなくなります。戦闘システムが良く出来てるので、何故か飽きずにずっとやってしまいます。
BAD/REQUEST
・正直、シリーズの大ファンでしたが、今回はかなり不満が多い作品です。
あまり評判の良くない2作目の方が面白かったと思います。
・全然世界が緊迫してない。最初の方こそ世界中が混乱しているっぽい描写がありますが、それ以降は別段切迫している演出が無いので、だんだんどうでも良くなります。
・シナリオが難解というか上手く絞れてないのでは?
自分の読解力不足は認めますが、ラスボスの最終目的や、モリガンやレリアナの行動の理屈も、とにかく頭に入りませんでした。
仲間全員にサイドストーリーのクエストがありますが、何の何してるの?って感じで色々なやりとりはあるものの殆どが心に残りません。
ただ、個人的にはブラックウォールのクエストは面白かったです。
・要所での盛り上がりが無い。
前作までは最終戦の時はパーティーから外れた仲間が援護してくれたり、別場所で戦っている描写が入ったりと「総力戦」と言った感じを出していましたが、今回は最終クエを選択、はいラスボスみたいな感じであまりに盛り上がりが無く驚きました。
後、中盤位にある事情で、主人公が一人で雪山を彷徨うシーンが出て来ますが、チョロっと歩いたらすぐ味方と遭遇するので、全然ゲームとしてドキドキもハラハラも無く、その後のイベントシーンも「早く終わってくんねーかな」と白けた気持ちで眺めていました。
・サブクエの酷さに関しては他の方と同意見なので、あえては語りません。
・本当はもっともっと目に付いた所を挙げたいのですが、愚痴を書きなぐっている事に気付いたので以上にしておきます。お目汚し失礼致しました。
COMMENT
・悪いゲームではありませんが、前作への思いが強すぎてガッカリゲーになってしまいました。
個人的な評価ですが、1は最高の作品、2はマップの造形は酷かったものの、飽きる事なく楽しんでプレイ出来ました。
ただ、今回100時間以上のプレイは半分以上マルチプレイで、キャンペーンは何度も投げ出したくなりました。兎に角シナリオが冗長すぎて「今何目的だっけ?」とかなりモチベーションの無い状態でプレイをし続けました。
そして、クリアしても感動も余韻もありませんでした。
マルチプレイも面白くはありますが、妙な中毒性が多少ある位で、手放しに褒められる様なモノではありません。
総合的に見てもあまりお勧めのソフトではないですね・・・個人的な感想ですが。
正直言ってEAに吸収されて以降、バイオウェアのゲームは迷走してる気がします。でも、次回作また期待はします。