【PS4】KNACK(ナック) レビュー
発売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2014-02-22 |
価格 | 5145円(税込) |
レーティング | 【A】全年齢対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:アクション ■ プレイ人数:1〜2人(協力プレイ) |
- 総合ポイント
- 58
- (難易度)
- 2.43
- レビュー数
- 14
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
1pt | 3pt | 2pt | 1pt | 1pt | 1pt | 3pt |
25pt
GOOD!
映像は非常に綺麗。
カットシーン(おそらくリアルタイムレンダリング)のCGアニメーションも
ピ●サースタジオ作品みたいで親しみやすく、ハードウェアの進化を感じさせる。
良いところと言ったらそれぐらい。
BAD/REQUEST
・ストーリーがつまらない
ピ●サースタジオ作品みたいなのは絵柄だけで話はとんでもないクソです。
脚本書いたやつは変な薬でもキメながら書いたんじゃないだろうか。
世界観や経緯の説明が何一つないまま物語が始まることにまず驚いたし、
一番気になっていたレリックや主人公ナックの誕生の秘密には一切触れずに終わる。
ゴブリンと人間の対立に関しても全く掘り下げナシ。ふざけているのか?
続編のために敢えてスルーしたとも考えられるがこんなクソ脚本二度と見たいとは思わない。
・登場人物に魅力がない
どいつもこいつもイカレた奴ばかりで全く愛着が持てない。
ナックは単なる破壊魔にして人間の下僕。自我を持っているにも関わらず自分の意思や考えはなく、ただ博士や人間のエゴにバカ正直に従って破壊活動するだけの木偶である。
明らかに被害者であるゴブリンたちに対して葛藤はおろか同情する素振りすら見せず、彼らの主張をガン無視して力の限り拳を振るい続ける姿は全くヒーロー像からはかけ離れていた。
そのナックの生みの親である博士も、見た目は老けてるが中身は完全に子供。
自分の興味や感情に呆れるほどに正直で、一度その気になると周りが見えなくなる。
助手の冴えた意見を馬鹿げてると一蹴し、行方不明だったかつての想い人と再会を果たすものの助けを拒まれたことでやる気を無くして、やるべきことを投げ出しかけるどうしようもないクズ。
本来こういったキャラクターは主人公を助ける非常に頼もしい存在であるはずなのだが、本作においてはプレイヤーを苛立たせる最低最悪のクソキャラでしかなかった。
こいつが意地になって救おうとしていたヒロイン(という年齢じゃないが)も、一度は人の助けを拒んでおきながら直後に手のひらを返すという驚嘆に値するレベルのクズ。
クズがクズを呼ぶクズオールスターである。
・アクションがとんでもなくつまらない
無駄に長く多いストーリーの中で、プレイヤーが取れる行動は攻撃、回避、ジャンプのたった3つである。
しかもその攻撃の種類はエネルギーがないと使えない必殺技を除くとヘボいパンチか空中からの当て身しかない。
敵はコンパチといえどもバリエーションに富んだ攻撃を用いてくるのに対し、こちらはひたすら避けてパンチ避けてパンチ。
これが本当につまらなく、辛かった…。
ただ単調なだけならまだマシだったが、このゲーム、実は割と戦闘の難易度が高かったりする。
慣れればパターンを読んで攻撃を差し込んでいくだけなのだが、出会い頭に高速の遠隔攻撃を繰り出してくる敵や判定が長く残る範囲攻撃を連打してくるうざったい敵が多く、かつそんな連中が徒党を組んで襲ってくるのが当たり前。
ふざけた時間稼ぎ用のギミックや落下死も併設されていたりして、そりゃもう初見では何度死んだことか。
こちらの攻撃は一方向にしか繰り出せず威力も速度も大したことはなく、そのうえ最下級の雑魚にすら判定負けするレベルのゴミ性能のため、まるでストーリーを通して縛りプレイをさせられているかのような感覚だった。
せめて敵に注視する機能もしくは攻撃が自動的に敵へ向かって繰り出される仕様ならまだ楽しめたはず。
ボス戦もボス戦で退屈きわまりないターン制バトルのパターン化作業で面白くも何ともない。
・キャラクターのアップグレードがない
この手のゲームの醍醐味は進行とともにキャラクターを強化できる成長要素だと思うのだが、そんなロマンはこのゲームには無い。
前の項目で挙げた通り、ゲームをどれだけ進めても耐久やスピードは上がらないし攻撃手段も一切増えない。
ストーリー中何度も大きくなったり小さくなったりするが、プレイヤーが任意に行えるわけではなく能力が増えたりもしないので単なる演出に近い。
むしろ図体がでかくなることで相対的に鈍くなり当たり判定も大きくなる?ので余計にストレスが溜まる始末。
石だの薪だのボルトだの氷だのを纏ったりもするが結局ステージの都合に合わせたギミックの一部でしかない。
一応ガジェットとかいう要素があり有利になる能力を追加出来るようだが、いずれもアンロックするのに複数のパーツを集めて完成させなければならず、
またパーツの総数が異常に多いため初見で使えるようにするのはまず無理(実際筆者が何の情報も持たずに一周しただけでは一つしかアンロックできなかった)という馬鹿げた仕様。
まともにテストプレイしてないのは明白だ。
・システム面も最悪
低年齢層に向けて作られたからなのか?LRボタンが丸々未使用。これには本当にあきれた。右スティックで回避なんて前代未聞である。
あらかじめ言っておくが、本作の主なアクションは○×△□ボタンで行われる。
口頭で説明するよりも実際にコントローラーを持って確かめてみれば分かるが、この配置で攻撃しながら回避を咄嗟に行うのは物理的に不可能である。
どう考えても設計ミスとしか言いようがない。この配置を考えた奴はアクションゲームをろくに遊んだことがないに違いない。
またその弊害なのか、本作のカメラは全て固定視点である。このせいで隠し部屋を見落としたり敵の配置や攻撃が把握し辛くなることが少なからずあった。実際に巨大化したナックと敵の姿が重なって見えにくいこともあった。
ゲームを易しくしようとして難しくする原因になっているまさに本末転倒。センスの欠片もない。
COMMENT
こんなものに金を出して買うべきではないと思った。
商品のレベルに達していないとまでは言わないが、ストーリーもキャラクターも肝心のゲーム内容も何もかもが浅く、大味でかつ薄っぺらい。
映像のグレードを落とせば15年くらい前のゲームと言われても誰も疑問を抱かないのでは?
ローンチタイトルなのに妙に空気だと思っていたが、こんな出来ではそれも当たり前だろう。
続編が出ているらしいが、もっと他に出すべきタイトルがあるだろうと思う。相変わらずSIEのやっていることは世間とズレている。
Amazonレビュー
レビュー日: 2017-07-29
GOOD!
海外で評価が低い理由がわかる
といった印象でしょうか。
良いところは
・グラフィックがPS3よりきれい
・ナックが小さくなったり、大きくなったりするということで
一方的な力のインフレーションを防いで場面、場面で変えている。
(でも自分で自在にコントロールできるわけはない。)
・ナックの声が小さい時と大きい時で違う
(あっていないのは残念)
BAD/REQUEST
単純すぎる。
殴る以外に攻撃方法がなさすぎる。
それ以外に3つほどの技がありますが、
いかんせんシューティングのボムのようなもので
基本的にボスかピンチ用に取っておかなければならず、気軽に使えない。
ナックが小さかろうが、大きかろうが
殴るだけ。
相手がゴブリンでも、森の昆虫や鳥でも、戦車でも
殴るだけ。
最初から最後まで殴るだけ。
なんとかならないんでしょうか。
ラチェットのようにいろいろな武器を使いって
大量の敵をさばくようなゲーム性にしなかったのが致命的。
最初のころは躊躇なく相手を撲殺していくことに抵抗があった。
殴り殺すというのは意外に抵抗があるんですね。
壊しているというより、殺しているという実感があるんですかね。
(特に人型であるゴブリンにはあります、西洋的感覚というか生き物として扱っていません)
まあ、だんだん慣れるんですけどね。
あと、コレクションのパワーアップアイテムが手に入れづらい。
宝箱をあけると、隠しアイテムがわかるようになるアイテムなどがでるんですが、
これをアイテムとして機能させるために5〜8つくらいの部品を集める必要がある。
これがまた、集まらないんですね。
救済措置として機能するはずのアイテムが、ただのやりこみ要素になっている。
どんだけもったいぶるんですか?
COMMENT
同梱にするなら、別のゲームにしてよ、、
が感想でしょうか。
なんでしょうか、色合いとか雰囲気を見ていると
映画の「シュレック」のゲーム化のようです。
緑色の怪物が相手を叩きのめしていくというノリ。
何かのために、大きな何かを犠牲にしているような印象です。
ナックの表現のために容量を使い過ぎて、他を表現できなくなってしまったという感じ。
(同時に出てくる敵の数とか、攻撃方法とか)
そのためにゲームに制約ができてしまって、
結局面白くなくなっているという残念な感じがします。
う〜ん、前評判通りですな〜というのがプレーの感想でした。
グラフィックを除けば、一昔前のゲームをしているような印象ですね。
(Wiiの初期といった感じでしょうか、リモコンを振って殴るみたいな)
シェア機能を使いながら、高難易度にチャレンジしていくとまた違うかもしれません。
遊び方に工夫が必要ですね。
もし次回作があるなら、
ナックが小さい時と大きい時の性質や攻撃方法を変えて欲しい。
(小さい時はスピードがあり手数が多い、
大きいとパワー重視、
足だけとか手だけを大きくできたり、
手足をゴムゴムのように伸ばせたり、、
某人気漫画のパクリでかまいませんから)
それを自分で自在に調整、コントロールできる。
自分のスタイルでパワー系、テクニック系、色もの系など選べ、どのスタイルでもクリアできるようなバランスどりの取れたゲームとかだったらきっと面白いのでは?
そんなの作ってソニーさん。