【PS2】ペルソナ4 レビュー
発売元 | アトラス (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2008-07-10 |
価格 | 7329円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon / オリジナル・サウンドトラック |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:RPG ■ プレイ人数:1人 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 4pt | 5pt | 4pt | 5pt | 1pt |
87pt
GOOD!
■熱中度
仲間達との信頼度を上げたり、勉強したり、アルバイトをしたりと、やらなければならないことがたくさんあるため、次は何をするかを考えているうちに時間を忘れてプレイしてしまう。
ダンジョンでは、気を抜くと全滅する可能性があるため、適度な緊張感があり、熱中できる。
■快適さ
前作でも採用されていた敵の弱点を突くシステムに加え、本作ではパーティメンバーの追撃が加わり、より爽快感のある戦闘になっている。
前作とは異なり、パーティーメンバーも完全に操作することができるため、AIが勝手な行動をすることで全滅の危機に瀕するようなことは無くなった。
町のマップなどで、ボタンを押すと瞬時に他のエリアに移動できる点は快適だと感じた。
■オリジナリティー
前作までが女神転生+学園物だったが、本作ではさらに探偵物の要素が追加された。
他の女神転生シリーズと比べ、本作では日本古来の神々や英雄が多く登場するという特徴がある。
■音楽
オープニングでは、アニメーションや戦闘シーンが音楽のリズムとあっていて見ていて気持がいい。
BAD/REQUEST
■グラフィックス
黄色や原色が多用されていて、光に敏感な人にとっては有害かもしれない。テレビに突入するシーンや、霧の描写など、綺麗に表現されていないと感じるところがあった。
敵やペルソナのグラフィックは、前作までの物がほとんど流用されている。特に敵のグラフィックは、手抜きっぽく見えるため、前作の時点でも気になっていたが、本作でも改善されていなかった。
■導入部分が長すぎる
NEW GAMEを選んで始めてから、実際にゲームをプレイできるようになるまでに1時間以上かかり、非常に長すぎるため、○ボタンを押すのが苦痛と感じた。要点を押えたムービーするなどの工夫が欲しかった。
■セリフ音声
セリフ音声と文字表示だけの切り替えに不自然だと感じるシーンがいくつかあった。本作は主人公の名前は自分が好きな名前を入力できるが、当然ながらゲーム中で主人公の名前が呼ばれるシーンで突然音が切れることになる。主人公の名前を固定にするか、主人公はゲーム中あだ名で呼ばれるといった工夫が必要だと思う。
COMMENT
前作と比較し、いくつかの要素が削除された。(斬撃、打撃などの区別、ダンジョンでの仲間への探索指示、ミックスレイドなどが削除された。)不要な要素を思い切って削除し、シンプルになったと言えるが、個人的には少し寂しい気がした。
音楽やストーリー全体で比較すると、前作には今一歩及ばなかったというのが個人的な評価だが、仲間との会話シーンなどがとても楽しく、感動する場面もいくつかあり、プレイして良かったと思う。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 5pt | 4pt | 4pt | 3pt | 3pt |
78pt
GOOD!
私にとっての初ペルソナなので、それ前提のレビューです。+戦闘パーティは弟の助言で編成しました。
・仲良しパーティ
私が求めているパーティ像。正直、ギスギスしてる空気が嫌いなので、これは良かった。
・味のあるキャラクター
陽介が私史上空前の良い子キャラ、まともだし。事件解決を誰よりも望み、その中で主人公を支え続けるあんたは最高の相棒だよ!使い勝手よかったし。
他、純粋なオトメン完二、所々でうぶな直斗が良かった。
サブキャラも堂島親子や一条&長瀬コンビ辺り。サブキャラの中でも、このメンツが気に入った。
・身に覚えのある負の感情
何かしら暗いものを抱えていますが、誰しも抱いたことあるような感情は好感。無茶苦茶な点が少ない。
・笑いあり涙あり感動あり
殺人犯を追う!という分かりやすさも好きですが、シャドウと向き合う仲間とその後の会話は泣きながら感動したり、爆笑もののイベントも多かったり、ストーリーのメリハリがついている。
・サウンド
田舎が舞台ですが、歌の入ったBGMはスタイリッシュで格好いいと思いました。後、天気別なので、地味ながら良い工夫。戦闘曲も通常はポップで乗りのいい感じ、ボス戦は重いけど臨場感あふれる格好よさと終盤では別の曲ですが禍々しさが出ているなど、盛り上げるところはしっかり盛り上げる。
サウンド満点にしました。
・戦闘システム
自分も喰らえば手痛いのですが、弱点ついてダウンさせて、一斉攻撃は好きです。
セリフに関しても、一斉攻撃・ステータス治療・追撃など、バラエティに富んでいて楽しかった。特にクマは緊張感なくて、笑った。
ただ個人的に疾風攻撃なのに、「燃えろ!スサノオ」のセリフは何度聞いても笑ってしまう。
BAD/REQUEST
・戦闘
完二と直斗が使いにくい。理由としては燃費が悪い。好きなのに入れられなかった。後、雪子は弱点消えないので除外(キャラの好き嫌いも関係あるのですが)。弟曰く「劣化クマ」…え?
逆に千枝のチャージ+タルカジャ+ゴッドハンドが強いので、回復メンバーきっちり入れる&物理無効・反射しない敵なら、これで楽になってしまうほどに便利。陽介は運が異常に低い欠点を除けば、万能キャラ。
・うざキャラ
サブキャラが死ぬ気でウザイ。
メインは雪子・クマ、千枝もやや嫌。千枝はまだまともな所があるからマシと思えるけど、雪子とクマは…。つうか、自分たちがやった事と陽介への態度の悪さを全く反省してないのは問題(特に雪子)。何かあると陽介の所為にするのは正直うざい。流石に陽介の事件解決に挑む真剣な態度とその理由を茶化していないけど、所々で苛々した。
クマは全体的に主人公褒めちぎって、陽介見下すのが納得いかない。図々しいにも程がある態度はイライラする。ある意味、女子組よりうざい。
犯人。すげぇ小物。被害者の家族と陽介が可哀想すぎる。
・ストーリー
文句があるというなら、陽介を一方的に叩く展開。殆どお門違いも良い所、高校2年生にそこまでの権限ねーっての。
・弱点消えない
MAXになっても消えない雪子とクマは痛い…回復担当だと思うと尚更…。そしてコミュMAXにならないとって…。
・パラメータ
5つ必要あるのか?ランクだけど、せめて選択肢だけに関わる程度にとどめてほしかった…さすがに一定ランクがコミュ解禁条件はしんどい(特に知識は上がりにくいため)。ランクが足りなくて解禁大幅に遅れたコミュがあった(汗)。
・金欠病
もっとお金が欲しい+ストーリーの節目で武器追加が良かった。素材入手しないと武器が入手できないのは面倒臭い。
COMMENT
弟のわき見から始まり、漫画読んで、資料集買って、ようやく遊び始めました。
「おぉ、森久保さん出てる!」が切欠かな(森久保さんのファンではないのですが)…後、陽介普通にいい子だったし。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 2pt | 2pt | 3pt | 4pt | 1pt |
61pt
GOOD!
3比較
システム回り、マップ移動のワンタッチ化、セーブポイント増加
戦闘での仲間への支持、AIやや強化でバカ行動が減った
キャラの絆、本当の意味での仲間との友達ぽさが出た点、コミュニティ、イベントが楽しい
キャラデザがやや劣化した感じがあり見た目で好きになれるキャラが3とくらべて少なかったが性格設定がきちんとしていたので違和感無く不快感も無かったが
ペルソナ合体の楽しさ、スキル継承コントロールこれだけでかなりの時間を潰せる
PS2スペックという制限の中で生かしたグラポリゴンが見事
BAD/REQUEST
相変わらず本編ストーリーが厨二、真エンディングの飛ばしぷりに泣いた、しかも真エンディングは攻略サイト知らないとたどり着けないレベル
それといい加減「友情パワーでパワーアップだぜ!」という少年漫画みたいなノリと強引な解決方法は止めてほしい
ただ全体に前作と違いキャラが足を引っ張っていないので勢いがあり、許せるレベルに感じたのが救い
舞台がいきなり田舎になった
好みの問題だが音楽は劣化してると感じた、3のシンフォニックメタルやオペラに近い重厚なものではなく今作では何処にでも有る和製ポップ。ロックに成っている物が多く軽い
コミュニティに一部進めるのが嫌になるほどめんどくさい物がある。キツネコミュでヌシが釣れず投げた
ディスクローディングがやや重い
システム画面の色が黄色、画面に目を近づけないと見えない所が多多ある
アトラス様曰く今作のイメージカラーらしいが、、
戦闘スキルや武器の攻撃エフェクトが数があるわり地味
強力な武器やスキルを使ってもたいして見た目に違いが無い
光量の違いだけみたいな手抜き
COMMENT
辛い評価になってしまったが、シリーズ比較となるとどうしても辛い評価にならざる得ないが、あくまで同社シリーズとの比較である
今日日の他所メーカーゲーと比べたら、ペルソナ4はあらゆる意味に置いて数段上のレベルのゲームではあったと思う
スクエニのRPGをやった後だと特にそう感じる
そう感じさせるほど、差があったのも事実である
個人的好みとしては3のスタイリッシュさが失われた点、3よりも少年漫画臭いストーリーとキャラになった、等で「肌に合わなかった」という感じがあり
あまり感情移入できなかったし、続けて何時間も何日も連続してプレイするという事は無かったエンディング付近で一ヶ月ほど起動せず最近ようやく起動させクリアしたというほど熱中度は低かったし
二週目やろうと思わない
このシリーズは回を重ねるごとに万人向け子供向けにライトになりつつある
旧作ファンが離れていく傾向になりつつあるし、その点が某所でも少数ながら批判の対象となっているのだろう
まあ、売れなければ何にもならないので萌ゲー化も時流に乗っていると言えなくは無いが初代メガテンからやってる人にとってはこの流れは残念の極みだろうね
まあ、これまでがマニア向け過ぎた、という感も否めないが
GOOD!
まず私はペルソナシリーズは前作のP3Fしかやっていません。
オリジナリティ
基本的なシステムは前作と同じ(いろいろな変更、追加もあります)ですが
それでも他のRPGとは類を見ないと思います。
グラフィック
正直2点つけようか迷いましたがそもそもこの会社はグラに力を入れているわけではないので、あと個人的に前作の最大の不満のアニメーションパートが改善されていたので3点としました。
音楽
前作同様かなり良い。今作もボーカル入りのBGMが複数収録されています。個人的にはボス戦、放課後、天上楽土、通常戦闘この4曲が特に気に入っています。ゲームを進めず聞き入っていたときもありました。
熱中度
高校2年生としての一年間を過ごすわけですけど(実際行動できるのは4〜12月まで)高校生ならではの林間学校、修学旅行等イベントではかなり笑わせてもらいました。また戦闘が楽しく、BGMも良くクリアまで一度も飽きることがなかった。
満足度
1周するのに80時間かかった今作はRPGはプレイ時間が長ければ長いほど良いと考える私にとって大満足です。前作同様声優陣が豪華なことも高評価。
以下は細かい点で良いと思ったこと
1moreの仕様変更
今作では全体魔法時に敵に弱点を持っているのが一体でもいれば1moreすることができます。またダウン状態の敵に攻撃しても元の状態に復帰しないので気にせず全体魔法を当てられます。
コミュの恩恵
戦闘メンバーのコミュを上げると1more時に追撃をしてくれます。これがかなり便利。またコミュをMAXにすることで味方ペルソナが変化し弱点を消すことができます。(消せないキャラもいます)
ロード時間の短縮
私は前作でも特に気にならなかったのですが何人か指摘している人がいたので、今作では結構早くなっています。
BAD/REQUEST
2週目時のイベントをスキップさせて欲しかった。△を押し続ければ音声再生をキャンセルし会話が勝手に進むのですがそれだけでは不十分、ただでさえ一周するのに時間がかかるので2週目時には何か配慮が欲しかった。
悪かったのは上の一点のみ、以下は少し気になったところ。
1moreの仕様変更
これは良い所でもあるのですが味方にもいえることなので味方に弱点があると一気にピンチに陥る可能性があります。私はバランスを重視してパーティを組むので全体魔法を使われると大抵一人はダウンします。上にも書いたようにコミュをMAXにすることで防げるキャラもいますが。
コミュイベント時のボイス
個人的にフルボイスにして欲しかった。あんな中途半端に入れられても。
金がたまりにくい・武器防具が高い
前作で言うエントランスに戻ってもHP・SPは回復しません。
SPを回復するにはあるキャラにお金を払うことになるのですがこれが高い。
コミュを上げることによって値段を下げることができるのですがそれでも高い。
大体主人公がSPを使い切るまでにたまるお金≒回復にかかるお金になりがちだったのでちっともたまらない。また武器・防具が高すぎる気がしたとてもじゃないが一回で味方全員の装備は買えなかった。
COMMENT
悪いところにいろいろ書きましたがどれも些細なことです。このゲームの面白さを損ねることはしないと思います。それぐらいこのゲームは面白かった。
シリーズモノですが前作等をプレイして無くてもまったく問題ないです。ただプレイしていると少しニヤニヤできます。
某ゲーム機の影響で各ゲームメーカーがヌルゲーを多く出すようになったなか、このメーカーは本当にいい仕事をしたと思う。私にとってのPS2最後を飾るに相応しい作品だと思う。