オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 2pt |
71pt
GOOD!
<システム>
まずなによりもコレだろう。こういったノベルゲーを遊ぶにあたって必要な物がほぼ揃っているので、プレイ中は非常に快適だった。しっかりとシリーズの遺伝子が受け継がれていたので安心出来た。
<音楽>
どの曲も今作がメモリーズオフであるということをはっきりと理解出来る、雰囲気にあった、控えめで、どこか懐かしさすら感じさせるものばかり。ボーカル曲が豊富なのも◎
<サブヒロインのシナリオ>
長さはそれぞれだが、どのシナリオも綺麗に纏まっていた。キャラクターも魅力的で、何よりもシリーズ最高峰のスペックを誇る主人公が、その性能をいかんなく発揮していたのが好印象。
<メモリーズオフであること>
一度、開発会社が駄目になったというニュースを見た時には「これが本当のメモリーズオフか」などと思ったものだが、こうしてしっかりとシリーズ最新作が発売されたのはファンとしては嬉しい限り。
BAD/REQUEST
<メインヒロインのシナリオ>
これはもう擁護のしようがない。特に後半に入る前のあの視点変更。あれを蛇足と言わずして何というのだろうか。先に何が待っているか分かり切っている上に、それほど捻られた内容でもないシナリオで読み直しをさせられてもダレるだけだ。その後も想像を絶するグダグダが続き、閉口させられる。ついつい全スキップのボタンを押したくなったのは私だけだろうか。
<挑戦的なシナリオのなさ>
3、4、5で見せていた出来不出来は兎も角、こういう内容を持ってくるのは流石だなと思わせるシナリオがなく、新鮮な驚きがなかった事。ネタバレになるから詳しくは書けないが、主人公とりりすの関係にもう一工夫あれば大分と印象が変わったのではないだろうか(いっそ昼メロ的な)。
COMMENT
シリーズ最新作としての使命は十分に全う出来ただろう。先述したようにメインヒロインのシナリオは残念極まりないが、それに目を瞑れるくらいには他の部分に力が入っていたし、何よりもシリーズ最新作がこうして無事に発売出来たということを喜びたい。この調子ならば7や8とシリーズが続いて行く事にも期待を持てるだろう。もし後日談的な作品を制作するのであれば、是非、佐賀亨という人物をもっと描いて欲しい。今作だけで終わらせるには実に惜しいキャラである。
今後とも、この長く続くシリーズが脈々と受け継がれていくことを願いたい。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 3pt | 4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 1pt |
69pt
GOOD!
・10曲もあるボーカル曲
出演者の歌うボーカル曲があるゲームが、個人的には好きです。それが10曲もあり、少し凝った試行もあり、BGMもなかなか良かったので、サウンドは4点です。
・快適なシステム
KIDから引き継がれたシステムは相変わらず快適。選択肢のところでセーブしても、状況がわかるようにロードしてくれるのはとても親切。ということで、快適さは4点。
・まとまりのあるシナリオ
メインヒロインのストーリーをベースに、サブヒロインのストーリーが組み立てられているのは好印象。全体的にもまとまりがある。また、女性視点を取り入れたことで、本編ルートにも厚みが増しているということで、満足感は4点。
BAD/REQUEST
・マンネリ感の残るシナリオ
良くも悪くもメモオフらしいエンドに、がっかりする事が多々ありました。オリジナリティーは2点にしました。
・女性視点ルートの効果が薄い
良いところにも書いたように、女性視点を取り入れた効果が本編にも現れているので、改めて女性視点のみのルートが存在しても、その効果は薄いように感じました。
・あるヒロインの声
役に合わせて高い声で演技されている(と感じた)ヒロインがいますが、”作られた声感”がずっと抜け切れなくて、あまり感情移入ができない場面がありました。
COMMENT
今回プレイしていて、まず感じたことは、気まずさや重苦しさといった雰囲気がうまく演出されているということです。こんな微妙な感じが演出されているにも関わらず、ステレオタイプ的なエンディングが多かったのは、個人的には残念でした。”ヒロインA狙いだったけどやっぱりヒロインBエンド”とか、そんな微妙なエンドも演出できたんじゃないかと思います。
次に、今までのメモオフに比べて、女性視点的な記述が多いと感じました。それもそのはず、その後に女性視点ルートが控えていたのですから。女性視点のシナリオを作ることで、本編シナリオに厚みが増したのは成功だと思います。しかしその後で、同じストーリーの女性視点シナリオを公開することが必要であったかどうかは、今回は微妙なところだと思います。
サブヒロインを攻略している時は、メインヒロインのストーリーをうまく使っていると感じました。そのため、感情移入もすんなりできたような気がします。サブヒロインのシナリオを、別々のライターが勝手に書いていたらこうはなりませんので、全体を強力にまとめようとする意思が感じられて、とても好印象でした。
出演者の皆さんの歌が予想外にうまくて満足でした。個人的には、クロエこと後藤邑子さんの演技がとても良かったです。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 4pt | 3pt | 3pt | 4pt | 1pt |
65pt
GOOD!
・前作までにはなかった新しい展開のシナリオが目立ち,それらは細かいところに突っ込みさえしなければきれいにまとまっている,と評価できます。
・全体的な雰囲気を一新しようという点がちらほら。というか初代のイメージを意識しているのだろうか?
・とあるサブキャラクターが男前過ぎて(当然外見もだが,私が言いたいのは内面的なもの)驚いた,主人公には見習って欲しい。
・今やシリーズ主人公≒ヘタレというのが当たり前になってきたが,本作はルートによっては素晴らしい決断力,行動力を見せてくれます。
・各攻略キャラクターのエンディングもいい歌ばかり,というか今回ボーカル曲が多いです。
・ノベル形式のゲームでは最高峰のインターフェイス。
BAD/REQUEST
・個人的にメインヒロインのシナリオが残念な出来。ボリュームはあるんですけどね・・・他のシナリオが良かっただけに。
・選択肢が少なく,おまけにほとんどはあまり話の展開が変化しないのでちょっと残念。
・主人公が基本へタレで優柔不断,某ルートではそれらが顕著にあらわれる。
COMMENT
全体的には無難なつくりでしたが,良かったと思います。強いて言うなら,もっと読み手を驚かせるほどの状況描写のテキストが欲しかった。分かりやすく言うと年齢制限ギリギリのものとか・・・(笑)
今作は売り上げも,製作側が持ち直して以降のシリーズの中では上々だったのでは?
今後のメモリーズオフに期待を持てる作品でした。
後日談のファンディスク発売を希望するユーザーも多いだろうと・・・
GOOD!
BGMの出来は秀逸で、さすが阿保さんと感嘆しました。
初代のアレンジもたくさんあって良かったと思います。
BAD/REQUEST
やはり今までと毛色が違い、どろどろしたものが少ない、というのが一部のメモオフファンにとって受け入れがたいかもしれません。
COMMENT
今までとは少し毛色の違うメモオフです。
とにかく新作が出たことが一番私は嬉しかったですね。
今後も期待のシリーズだと思います。