【PS2】キン肉マン マッスルグランプリ2 特盛 レビュー
発売元 | バンダイナムコゲームス (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2008-09-25 |
価格 | 7140円(税込) |
レーティング | 【A】全年齢対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:超人格闘バトル ■ プレイ人数:1〜2人 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 5pt | 4pt | 3pt | 3pt | 2pt | 2pt |
62pt
GOOD!
まず笑えるくらいに「キン肉マン」な格闘ゲームということ。
キン肉マン世代にはこれはたまらない。
グラフィックス5点は超人のモデリングの素晴らしさに拠る。
スプリングマンやアシュラマンがしっかり立体になっているだけでも感動的なのに、
さらに技の再限度が秀逸。
演出部分も超必殺技でスローがかかるなど、こだわりが感じられる。
まぁ、超必KOの大王様たちがリプレイでも出てくるのはいらなかったと思いますが。
音楽も特定の相手のときに歌が流れるなどファンにはにくい演出。
ゲーセンではじめてフェニックスと戦ったときに「ズダダン キン肉マン」が流れたときは嬉しくなりました。
OPが「キン肉マンGo Fight!」なのも文句なし。
まぁアニメを観ていたのも二十年くらい前なので、
声に関してはたまに違和感あったりしますが。
コレクション要素搭載で、意識して技を決めてみたり、
あまり使わない超人も使ってみたりと、遊びの裾野を広げてくれる。
ゲーセンでは使いやすい連携や超必殺技くらいしか使いませんでしたから。
同じく一人の超人だけでは進められないトーナメントも面白い。
うまい具合に原作でのカードが実現すると、記憶を掘り出して技をかけてみたり。
フェニックスvsビッグボディはきちんと真マッスルリベンジャーでKOしたり。
BAD/REQUEST
VSモードがない
好きな組み合わせで対戦したいところですが、これがないのではどうしようもない。
トーナメントが擬似的ではありますが……
キャラクター
39人もいれば確かに必要十分ですが、ゲーセンからの追加がまったくないのは寂しい。
折角の運命の五王子参戦なので、王位争奪戦の超人も少しは欲しかった。
特にマンモスマンなんて今が旬だし(二世・究極の超人タッグ戦登場中)
確かに強力チームの面子なんて技を用意しようがないですが……
ラーメンマン=モンゴルマン、ウォーズマン=クロエみたいに、
ネプチューンマン=ザ・サムライなコンパチでもあれば嬉しかったなぁ。
クロスボンバーがスグルとのツープラトンになって。
操作性
うちのコントローラーの問題かもしれませんが、妙に入力がシビアというか暴発するというか。
昇竜拳コマンドが出しづらかったり、同時押し設定しているのに超必がただの投げに化けたり。
対戦時メニューがスタートで閉じられないのも地味に不便。
COMMENT
操作性以外は要望というか希望レベルのもの。
キン肉マンファンなら買って損はないと思います。
力押しのごり押しでも勝てますが、原作再現にこだわって戦うなどするとさらに楽しい。
29周年記念と考えると痒いところに手が届いてない感じはしますが、
そのあたりは3に期待したいと思います。
ぜひ次は王位争奪戦キャラの追加とタッグマッチモードの追加を。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 4pt | 4pt | 3pt | 2pt | 2pt |
63pt
GOOD!
・移植されないと思っていた作品が移植されたこと。
・格闘ゲームとしては,レベルが高い作品。キャラゲーだが,近年の格闘ゲームには必ずあるといっていい超必殺技,弾き,キャンセル,空中コンボ,真KKKシステムなどがありシンプルだが奥の深い攻防が楽しめる。
・技の使いまわしなどがあまりなく,一人ひとりの個性を壊していない。(例:ビッグボディは攻撃力に特徴があり,防御には全く期待できない。ゼブラは打撃技の充実等)
・格闘ゲーム初心者にも優しいつくり。プラクティスモードが充実しており,コマンドリストだけでなく連続技のやり方も載っている。
・原作中の場面を再現し,集めていくモードがある。場面の数がたくさんあり,集めるのに密かなやりがいを感じる。
・前作にあったありえないダメージ設定はなくなっており,ゲームバランスが調節されている。
BAD/REQUEST
・キャラ追加がないところ。期待していただけに,これが一番痛い。完全移植は嬉しいが,前作での大幅なキャラ追加を知っているだけに残念。マンモスマンやジ・オメガマン辺りが使えたらどんなに楽しかっただろうと思う。
・不要な追加要素の存在。ファミコンで発売された当時の作品が2つ入っているが,正直必要ない。他に追加するものがあるでしょ!!
・ロードが少し長い。
・遊べるモードが少ない。前作にあったストーリーモードがなくなり,楽しめる要素が少なくなった。アーケードかトーナメントに限られる。
・VSモードがない。対戦の際は,いちいちスタートボタンを押して乱入しないといけない。
COMMENT
粗や要望も目立ちますが,自分のようにキン肉マン好きなら買って損はなしだと思う。そもそも家庭用への移植はないとされていた作品だけに,移植されて素直に嬉しい。
対戦相手がいるのならば,非常に熱くなれる。
コストパフォーマンスに疑問を感じる。正直,¥6800という値段は高いと感じる。
ここからは続編を出すことを前提にした要望になるが,
・キャラの追加。
・原作ファンをニヤッとさせる特定キャラ同士のかけあいが欲しい。
・タッグマッチやデスマッチなどがあると嬉しい。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 3pt | 3pt | 4pt | 2pt | 3pt |
65pt
GOOD!
トレーニングモード搭載!
棒立ちの相手を殴るだけでなく、
ちゃんとチュートリアル的な要素まであります。
コレクションモード。これによって分かるのは
普通のキャラゲーでは必殺技以外は
テキトーに造られるのが普通ですが、
通常打撃・通常投げから
ちゃんと原作の技を再現しているということがわかることです。
運命の王子とヘルミッショネルズが追加。
ゼブラがボクシング・マリポーサがルチャ=リブレの技
で構成されている。
すべてのキャラが使え、前作のようにバグさえある
キャラクターを出す煩わしい作業をしなくて済む。
ネプチューンマンの声が原作通り。
BAD/REQUEST
VSモードがなく、隠れキャラも居ない。
コレクションモードは九牛の一毛を探すようなもので、
ドロップキックなどの小技やアニメ限定の技は
マニアでもわからないです。
そのくせに、省かれた技があるなど中途半端。
初代グレートのイベントを二代目で出したりする。
それにコントローラが二つないと
集めることさえ絶望的であるのも不満の一つであります。
キン肉マンなど原作で闘う機会の多い超人の技が
ありきたりのプロレス技ばっかなのも不満。
ジェネレーションであった
グローバルブレーンスピンなどの個性的な技がない。
特に今回は王位編がメインなのに…。
後は技の暴発が多いことです。
特にひどいのが必殺技とゲージため
打撃かわしと組み弾きが同じキーだったり、
相手がよろけ中にはコマンド入力投げは受け付けないが
ハンマースルーやポジションチェンジは
なぜか受け付けるので相手を後ろに振ってしまうことも多い。
説明書に体力が少なくなるとシステムに応じて能力
(攻撃力・防御力・テンションゲージ回復力)
がUPすることが書いていない。
「真・火事場のクソ力」の攻撃を発動させると攻撃力が
半減するのに「攻撃重視」なのも…。
むしろ「スピード重視」と言うべきか。
悪魔将軍とフェニックスの
連続投げのみゲージを消費しないのも不公平。
特に今回は彼らは隠しキャラではないので。
後ゼブラの2P(執念と憎悪の残虐ファイターVer.)とかは
真・火事場のクソ力など
パワーアップしたとき限定で「変身」して欲しかった。
バッファローマンらの声が違うのは
神谷さんの件以上の大人の事情を感じる。
COMMENT
なぜPS3で出さなかったのだろうという疑問がありました。
そしてパッケージを眺めていたら驚愕しました。
「ゲーッ!!『片面1層(Single Layer)ディスク』!?」
つまりは2層式にしたり両面式にすればもっと詰め込めたって事です。
VSモードやほかの王位のキャラ、ストーリーモードがないのも
29周年とやらに間に合わせるよう急いで造った為なんでしょうか。
しかもその後ここで、
http://www.bngi-channel.jp/enq/list/kinnikuman_mp/
参戦して欲しい超人などの募集をしていたので、
王位のほかのキャラの権利を
なんとかして頼み込もうと必死なのがわかります。
つまり続編ありきの開発です。
このゲームを買った人はそのための人柱だったのでしょうか。
ともあれ、
「マッスルグランプリ2は移植する予定は無い」
とまで言っていたスタッフが発売してくれただけでも
ある意味感謝していますが。
GOOD!
・運命の五王子の参戦
それぞれが個性的で楽しいキャラに仕上がっており○
・美麗なステージ
秩父連山や立方体リング等背景がキレイで見ていて楽しい
・BGM
原作にあった対戦カードではそれぞれ
初代→ 奇跡のマッスル・ドッキング
二世→ HUSTLE MUSCLE
初代王位争奪編→ ズダダン!キン肉マン
が流れ、対戦を盛り上げてくれます
ですがゲームオリジナルのBGMは特別耳に残らないので評価は3
・プラクティスモードの追加
前作には無かったので非常にありがたいです
BAD/REQUEST
・新キャラなし
AC版から一人も増えていません
せめてマンモスマンやカメハメ(初代グレート)くらいは・・・
・VSモードなし
対戦格闘ゲームでこれは致命的
いちいちアーケードモードで乱入対戦をせねばならない
しかも連勝記録を出してしまうとネームエントリーのせいで
再乱入に時間がかかったりして更にイライラ
勝者側も対戦ごとにキャラ変更出来るのが唯一の救い
・コレクション
原作(アニメ)通りの状況を再現する事でシーン画像を収集出来るのですが
ゲームに登場していない超人とのバトルシーンまで何故かフォローされており
それらは原作と違うコスチュームで適当な相手に技を出すだけで
正解扱いになったりしてなんだかとても半端な仕様
・キャラ完成度の落差
特に二世キャラは手数を多くするのが面倒なのでとにかく投げ必殺を
高威力にして無理矢理釣り合いを取ろうといった感じの調整になっており残念
・操作性
前作よりコマンド入力がし辛くなっている感がある
また、打撃&組み弾きが全く入力していないのに暴発する事がある
COMMENT
AC版未プレイの方、とにかく対戦したい方
オマケのマッスルッタッグマッチ&王位争奪編がプレイしたい方にはオススメかと
ただゲーム自体は面白いですけどベタ移植に過去のゲームを
捻じ込んだだけで「特盛」は少し大袈裟だと思います(笑)