【PS2】機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威V レビュー
発売元 | バンダイナムコゲームス (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2009-02-12 |
価格 | 6800円(税込) |
レーティング | 【A】全年齢対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:戦略級シミュレーション ■ プレイ人数:1人 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 2pt | 4pt | 4pt | 4pt | 2pt | 4pt |
69pt
GOOD!
PSのギレン以来のプレイです。
■オリジナリティー
ガンダム作品数あれど
ここまである意味原作に忠実な作品は無いため4点
単品として見るなら5でもいい気がしますが
前作とそんなに代わり映えしないということもありマイナス1
■システム
セーブやロードが速くなりました。
委任に至ってはかなりのスピードアップ
マップ倍率の調整
特別プランの増加
戦艦からの3部隊同時発進が可能になった等
便利かつ楽しい要素が増えてます。
■ボリューム
キャラやMSは予想外の増加。
そいつはいらんだろ・・・笑 こいつは誰だ・・・笑
みたいなキャラも何人かいますが、ファンなら単純に嬉しい追加かと。
■熱中度
この手の硬派戦略シュミレーション作品(+ガンダム)が好きな方なら熱中します。
私はスパロボも好きですが、ああいう作品とは一線を画した難しさ。
勢力によってはVERYEASYでも腹がたつほど難しいので、長々とやりたい人にはお勧め。
■サウンド
ちんぷな言い方になってしましますが、かっこいいです。
戦争の悲しさ?みたいなものや、戦場の恐ろしさ、かっこよさみたいなのが
見事に表現されてるかと。
勢力ごとにちがうBGMなのもポイント高。
■ゲーム内容など
各勢力ごとにあちこちからキャラが集まってきてくれるのは楽しいですね。
悪よりか善よりかで誰が来るか違うのも○
BAD/REQUEST
■システム
委任が一部隊ごとに出来るようになったのはいいですが
委任ON/OFFの切り替えが非常にめんどくさいため、ハッキリ言ってあれなら手動でやった方がいいです。
相変わらず、戦略フェイズで移動先を間違えた時に
オールキャンセルすることができず、1部隊1部隊指定解除しなければならない等
旧作から改善されてない部分も多数。
人事コマンド廃止で、配属や解任が楽に!なんて書いてありましたが
完全に改悪です。めんどくさいったらありゃしない。
あと、自動で階級上がるようになりましたが
大して好きでもないキャラで、うっかり敵の将軍とか倒してしまい
あのエースより、この雑魚が階級高くなっちゃったよちくしょう!
みたいになるので、これも手動のままでよかった・・・・。
■ゲーム内容など
前からそうですが、イベント発生遅過ぎです。
サイクロプス隊やアスタロス計画など、1年戦争後半に起きたイベントの発生が遅いのは
分かりますし、それでいいと思いますが。
第二部、第三部のイベント軒並み遅すぎ。
私はZガンダム作る前に、ペーネロペーとか作れちゃいましたよ。
各勢力で、まさかあのキャラが!みたいなのが仲間に加わってくれます。
これが楽しいのですが、困ったことに来てくれる頃には、もうクリアできちゃってます。
それと戦闘時や編成時のセリフですが、旧作からいるキャラのセリフが、
何一つ変わり映え無し追加なしなのはさすがにいかがなものかと・・・
第二部や第三部等のセリフの少なさは悲しすぎです
このキャラとこのキャラで会話ないの?!みたいなのばかり。
あとはまぁ「もしもと言っても、いくらなんでもそれはなくないか?」
という状況も結構ありますが、もしもゲームだからいいのかな。
■満足度
まぁ元々のファンなら
ある程度機体やキャラが追加されただけで満足なのですが
ボリュームアップしてるのに、完全にスケールダウンしてます。
PS時にあったアニメが無くなり、しかもそのアニメの切れ端がムービー代わり。
これならせめて前作のそのまま使い回せばよかったのに・・・。
最後に、
何故逆襲のシャアバージョンブライトさんがいない!!
COMMENT
楽しいです。
暇つぶしに最適。
ガンダムファンでシュミレーション好きなら間違いなく楽しめるはず。
快適さに2点付けましたが、
委任や人事関連のみのマイナスなため、実際はかなり快適に遊べるかと。
クスィーとか出てくると、流石にバランスぶっ壊れますが
それはもう、お楽しみ要素として笑いながら楽しみました。
敵にもいるのでたまに笑えないけど!
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 3pt | 4pt | 2pt | 3pt | 2pt |
59pt
GOOD!
PS1ジオンの系譜ではおまけ程度だった1年戦争後の勢力が大幅に増強されています。
PS1のシステムはそのまま継承されているので、前作のファンだった方にはお奨めできます。
ユニットはこれでもかと言うほど増えているのでMSファンは楽しめます。
CPUのAIが少し賢くなっています。
・戦力に勝ち目がない場合撤退する
・弱いユニットによる数の欺瞞に騙されない
・戦闘マップでの自軍領域へのすり抜けを行わない
ゴップ大将も少し成長します。
BAD/REQUEST
グラフィックはPS1より少し綺麗になった程度です。
イベントムービーはカットされ一枚絵とナレーションだけになりました。
地球連邦軍の第二部のシナリオに欠点があります。
敵勢力の順番がデラーズ・フリート→アクシズ→ティターンズになっており、
デラーズフリート戦後にGPシリーズとジムカスタム等で、ガザシリーズやガルスJ、Rジャジャにぶつかる事になります。
これに勝つ為に頑張ってジム?等を開発すると次のティターンズが雑魚化してしまい、しかもZZ系の開発計画が宙に浮いた感じになってしまいます。
ジオン軍、連邦軍共に第二部以後のイベントトリガーが遅すぎます(開戦後から20ターン等)。
馴れたプレイヤーなら敵本拠を生殺しにしながらイベントを待つことになるでしょう。
外交コマンドがなくなりアライメントの状態によるボーナス支援になっています(これは人によって評価が違うでしょう)。
人事コマンドがなくなり功績が貯まると自動昇進になりました。
自動昇進はともかくパイロットを確認するのに情報→情報を見る→人物と手間が増えたため、面倒だなと感じる事がありました。
ガンダム戦記からは漫画版主人公が出ているのにフェンリル隊がいないなんて・・・(個人的嘆き)。
COMMENT
PS1で発売されたギレンの野望〜ジオンの系譜〜のアップグレード版です。
前作ファンなら遊んで損する事はありません。
元々が良作なのでゲームとしては十分に楽しめました。
ですがPS2のソフトとしては正直クオリティが低いのではないでしょうか。
PSPのソフトをそのままPS2にしただけにしか見えません。
それで6800円は高いだろうと思い、あえて満足度は2にしました。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 0pt | 3pt | 4pt | 2pt | 3pt | 3pt |
58pt
GOOD!
・オリジナリティー … 5ポイント
本作『アクシズの脅威V』単体のオリジナリティーということで言えば、0点です.なにしろ十年前のPS版『ジオンの系譜』とほとんど何も変わっていませんから.しかし『ギレンの野望』というシリーズを通してのオリジナリティーを評価するなら、間違いなく満点になります.
このシリーズがガンダムファンを惹き付けてやまないのは、エースパイロットを強力なMSに載せて戦場に送り出した時の凄まじい活躍ぶりと、それだけでは侭ならない全体の戦局とのバランスが絶妙だからでしょう.アムロ×ガンダムで戦術マップ上の劣勢は一気に引っ繰り返せるわけですが、戦略的にはジムを量産しなければ押されてしまう.また、せっかくジムの大軍を送り込んでも、ララァ×エルメスに出くわすと壊滅的な損害を免れない.つまり、普通の戦略ゲームであればバランスが悪いと批判されるような偏った状況が、いかにもガンダムらしく再現されているわけです.
ガンダムものに限らず、物語や歴史が構築したドラマチックな偏りを巧みに表現し得たゲームというのは、『ギレンの野望』シリーズ以外にはほとんど見当たりません.このシリーズより出来の良いSLGはいくらでもありますが、熱心なガンダムファンならば、このシリーズ以上に楽しめるSLGを見つけることは難しいでしょう.
・サウンド … 3ポイント
特筆するほどではありませんが、なかなか良い曲が揃っています.
同じBGMを延々と聴かされるわけですから、曲の出来が良いのは有難い.
・熱中度 … 4ポイント
熱中というのとは少し違いますが、ガンダムファンならいつまでもやり続けてしまいます.
なにせ前作の『ジオンの系譜』は十年も遊び続けたんです.本作も十年くらいはイケるでしょう.
・快適さ … 3ポイント
PS版に比べていくらか痒いところに手が届くようになりました.たとえば、艦船に搭載していたMSを発進させる際に三部隊をまとめられる、敗色濃厚な場合は敵が退却する、水中用以外にも潜水艦を攻撃できるユニットが増えた、等々.
ただ、10年にもわたってユーザーが様々な要望を寄せ続けたにも関わらず、この程度しか改善されなかったのか、という気も……
それでも3ポイントを進呈するのは、ローディングやセーブ時間がPS版よりもずっと短くなったからです.この手のゲームでは、「快適さ=待ち時間の短さ」と断言できるくらいに重要な要素です.
BAD/REQUEST
・グラフィックス … 0ポイント
前述の通り、本作は10年前のPS版『ジオンの系譜』とほとんど同じです.実質的には10年を経て発売された拡張パックに過ぎません.ただ、このシリーズは一度システムを一新して大コケしたことがありますから、名作の誉れ高いPS版に余計な手を加えなかったのは大正解だったと言えるでしょう.
しかし、グラフィックスまで10年前と同レベルというのはいくらなんでもひどい.大画面液晶でプレイすると、MSのふちがギザギザしているのがハッキリ判ります.こんなに劣悪な画質の新作ソフトは他にないかもしれません.しかも恐ろしいことに、劣悪なのは画質だけではないのです.
まず、PS版では素晴らしい出来のイベントアニメがたくさん用意されていたのに、それが全て削除されている.のみならず、アニメのかわりにイベントシーンで挿入される静止画の多くが、なんとPS版のアニメの1カットをそのまま切り出して流用したもの.これを劣化と言わずして、何と言うのでしょうか.
新作のイベントカットも作画が素人レベルで見られたものじゃない.おまけに絵柄が統一されていないため、イベントごとに同じキャラでも別人のように見えます.
通常のキャラグラフィックにも問題があり、ZZのキャラクターなどはデッサンが狂っているという始末.さらに、何人かのキャラクターは絵柄どころか画質まで不統一で、ボヤけて見えるのだから凄い.手抜きにも程があります.
「ゲームの面白さとグラフィックスは関係ない」なんて言われたりもしますが、それは最低限の仕事をしていればの話です.10年前より劣化したグラフィックスで、据え置き機のフルプライス商品にするというのは、なんぼなんでもユーザーをナメすぎでしょう.
・満足感 … 2ポイント
ビデオゲームにおける「満足」とは何かを考えた時に、そのソフトを長いあいだ楽しんでプレイできれば「満足」であるとするなら、本作の満足感は素晴らしいです.続編が出るまで何年でも遊び続けるというユーザーは自分だけではないと思います.
しかし、こちらがどれだけ楽しめたかだけでなく、作品そのものの出来ばえや商品としての妥当性までを「満足」の定義に含めるとしたら、本作はまったくどうしようもないソフトと言えます.満足感は皆無と言ってもいい.
10年前から映像もシステムも何一つ進歩していない、それでいて値段だけはご立派な手抜き商品を、しかし他のどんなゲームよりも優先して熱心に遊び続けているというこの矛盾……
COMMENT
『アクシズの脅威V』は極めて特殊なゲームソフトです.ただし、次の項目にあてはまる人ならば、購入しても損はないと断言できます.
(1)前作『ジオンの系譜』を、発売当時からつい最近に至るまでプレイし続けていた.
(2)前作に対する最大の不満は、キャラクターやMSがZ時代までしか収録されていない点である.
(3)なんとしても据え置き機で遊びたい.
(1)に該当していれば、どうせ今回も何千時間と遊び続けるはずです.つまり、イベントや戦闘シーンをスキップするようになってからのプレイ時間の方が遥かに長くなるはずなので、画質やムービーの問題はすぐ解消されます.
(2)については、もし前作への不満がシステム回りに関するものであって、キャラやユニットの増加にあまり興味を見出せない場合、前作を遊び続けた方が良いということです.
(3)は――明らかにPSP用に開発されている本作をPS2でプレイするのは、携帯ゲーム機が嫌いな人だけだと思います.
この3点をクリアしたユーザーにとっては、『アクシズの脅威V』ほどお得なゲームはありません.かつて『ジオンの系譜』を僅か5800円で580万円ぶんくらい遊び倒したのと同じように、本作も半永久的な娯楽ツールとして機能し続けることでしょう.
GOOD!
ジオンの系譜(実質的にはアクシズの脅威)のマイナーチェンジ版です、以上
事実そうなのでしょうがありませんが、それだけではあんまりなので
いくつか良い点を挙げます。ちなみにアクシズの脅威は未プレイなので比較はPS1の系譜となります
1・敵の思考と委任
技術の進歩もあるのでしょうが思考時間が短い上に頭がいいです
ちゃんと不利になると撤退、囮に引っ掛からないのは感動しました(一番は思考時間ですが)
また自軍を委任任せにしてもある程度頑張るようになってますし
好きなエリアだけ自分で操作することも可能なので、時間がない自分などにはありがたいです
2・機体数の増加
機体数が増えた事によってあの地域はこのMSを生産、あっちはあのMSのような
いわゆる妄想しながらのプレイが非常に楽しくなりました
Z系MSVが充実したのは嬉しいところ
3・改造と値下げ
今までは作った機体は変更が利かず、廃棄して作り直すしかありませんでしたが
今回は改造が加わった事により、陸戦機を改修して即座に宇宙への援軍にする等ができます
それから作ったら作っただけコストが割引されるのも地味だがいい
BAD/REQUEST
1・ムービーが無い
これに尽きます。あんなショボイ一枚絵を見せられても何ら嬉しくありません
使いまわしでも良いからムービーを入れてほしかったです
2・追加キャラの人選と人数が微妙
ギレンらしいといえばらしいですが、もっと追加すべき奴らがいるだろうと
まあセンチネル関係は難しいとしても・・・ねぇ?1と併せて非常に残念です
Gジェネ並にわんさか出せというのは酷かもしれませんが
3・BGM
微妙です。系譜の連邦BGMが秀逸だっただけにかなり違和感を覚えます
ジオン側は前作よりもマシにはなりましたが・・・少し大人しすぎる気がします
4・その他システム
アライメント、外交の廃止、人事、IF要素等なんで改悪するのか、どうでもいい追加をするのか、ないのか
ちょっと理解できない部分も多々あります
COMMENT
機体数、戦闘シーンのグラ等に私は不満ありませんが
キャラの微妙な追加数、ムービーの廃止はかなり−ポイント
戦闘の高速化、NPCの思考強化は逆にかなりの+ポイント
ガンダムが好きな事が大前提として
ギレンシリーズを買おうか迷ってる人、系譜のディスクが
どこかに行ってしまい買い直しを検討している人
グリプス戦役が大好きな人
それらの人には十分オススメできる物だと思いますが
既に系譜を持っていて今でもプレイしているような人には微妙かもしれません
総評すると系譜と比較しての話しですが、一歩進んで二歩下がった。そんな感じです