【PS3】マックス・ペイン3 レビュー
発売元 | ロックスター・ゲームス (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2012-09-06 |
価格 | 7770円(税込) |
レーティング | 【Z】18才以上のみ対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:シネマティック・アクション ■ プレイ人数:1人(オンライン:2〜16人) |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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2pt | 3pt | 2pt | 2pt | 3pt | 2pt | 3pt |
48pt
GOOD!
○2丁拳銃の組み合わせが自由
マイクロウージーとソードオフショットガンなど、他ではちょっと無い組み合わせができる。
ウージーでけん制しながらマグナムで仕留めるなど実際に効果的。
○ひと湧きの敵を全滅させるとスローモーションになる
少し進むと敵がワラワラ湧いてくる方式のため、部屋をクリアしたことがわかりやすく、安心して証拠やペインキラー探しに入れる。
○ステージがバラエティ豊か
臭ってきそうなブラジルの貧困街や大型クルーザーが停泊する港など風景がガラリと変わり、敵の素性もさまざま。乗り物からのシューティングや、瀕死のシチュエーションなど飽きさせようとしない工夫が見られる。
BAD/REQUEST
●タイトすぎる銃撃戦
敵の射撃がなかなか正確でダメージも高めなため、突っ立ってるとどんどんライフが削られる。よってカバーに隠れる→カバーを一瞬解除し、バレットタイムでヘッドショットを決める→カバーというワンパターンな戦いになりがち。後半は敵も硬くなるのでなおさら。見せ場であるシュートドッジはスキができるため余裕のあるときしか使えないなど、スローモーションを活かしきれていない。
●タイトすぎる弾薬&ライフ管理
弾薬は不足気味で、基本的に倒した敵から奪っていくため、マトリックスのノリでバカスカ撃ちまくっていると弾切れになり囲まれて詰む。よって常に残弾を気にする必要があり、使う銃も敵が多く持っているものに限定されてくる。
ライフは自動で回復せず、ペインキラーをストックしておき手動で使う。前述のように被弾率が高く使う頻度は多めのため、戦闘後にはペインキラー探しになるのだが小さくてわかりづらくテンポを損なう。また、撃たれたリアクションが薄く瀕死状態にあっても画面エフェクトが無くわかりづらいため、予期せぬタイミングで死亡することが多い。
COMMENT
テレビ:レグザ720p
音声:ステレオ
主にオフラインの感想でした。
過去作は体験版しかやったことないのですが、今回はバレットタイムによるスピード感や爽快感
を殺しにかかっている印象を受けました。1週目はハードボイルドなストーリーを楽しめたため、ややリアルすぎる銃撃戦も耐えられましたが、2週目はスキップできないムービー、モグラ叩きのような撃ち合いなどやり込み性は薄めと思いました。
〜オンラインについて〜
2013年5月現在まだ人はいるようです。アンロック制のため新参者にはやや厳しい雰囲気ですが、オートエイムもありますし、ロックスターのマルチはちょいユルな雰囲気(個人的な感想です)なので大丈夫じゃないでしょうか。キャラクターの全身カスタマイズはいいですね。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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3pt | 4pt | 4pt | 3pt | 3pt | 2pt | 4pt |
60pt
GOOD!
このゲームの最大の長所は圧倒的な映像美と、シネマティックな演出だろう。
ゲームを始めたというよりも、まるで映画を見始めた様な感覚だった。
ストーリーの説明や補足は主人公の独白によって語られ、各場面での目的は全て画面上にテロップとして流れる。肝心のシナリオは個人的にはそこまで気に入らなかったが、それでもその重厚な世界観やハードボイルドな展開は十分に楽しめた。
ゲームシステムについてはバレットタイムという特殊能力を除けば至って普通のカバーシューターだ。バレットタイムはゲージを消費している間、自分の反応速度は通常のまま周囲の時間を遅らせる事が出来る能力で、今では有り触れているが元祖だけあって完成度は高い。発動方法は二通りあり、通常の状態で発動させる方法だとゲージの消費は遅いが自身の行動も遅くなるので遮蔽物等で上手く敵の攻撃をかわす必要がある。もう一つはシュートダッジと呼ばれる前後左右に跳びながら射撃する方法で、これはゲージが無い状態でも発動する上に、被弾面積を減らせるので有用だが、ゲージが残っている場合大きく消費する(通常のバレットタイムが使えなくなる)。この能力を如何に使用していくかを考えるのが戦闘面で非常に重要である。また、戦闘中は様々なイベントが起きるので、同じような展開でも飽きないような工夫がなされている。
マルチプレイは残念ながら現在(13/02/16)すでに過疎っているので分からない。
BAD/REQUEST
良い点でシネマ的な演出を書いたが、逆にそれに拘り過ぎたが故にゲームとしての「遊び」の部分が薄くなってしまったと思う。最近のゲームは様々な要素を絡ませる事で単純な銃撃戦に幅を持たせているが、このゲームは基本的にはひたすら敵を撃って進んでいくのみである。その色付けをバレットタイムとシネマ的演出のみに頼っているので、どうにも単調になってくるのだ。
それと没入感を高めるために意図的に画面上での情報を白く、小さくしているのだと思うが正直言って見辛い。特に照準が非常に小さい白い点なので敵が白系の服装をしていると何処に照準が合っているのか分からないときがある。おまけにバレットタイム中は画面にエフェクトがかかるのでより困難となる。
他のレビュアーにも指摘されているが、ゲーム全般の難易度はかなり難しい方である。
その理由として、主人公の体力が低く、自動的には回復しないというのがある。
難易度MEDIUM以上だと体力が最大の状態でも、それほど多くの銃弾には耐えられない。
よってチェックポイントに入った時点で十分な回復薬と体力がなければ非常に厳しい。
一応何度も死んだ場面では体力が全快したり、回復薬を所持した状態でスタートさせると言った調整が入るが、それでも厳しい場面があった。
上記の様な調整によってチェックポイントで詰むことは無かったが、そもそも根本的な状況は変わらないので強引に進むしかなく、なんだか無理やりやらされてる感があった。
COMMENT
このゲームを一言で言うなら、ハードボイルドな雰囲気と映画のようなシナリオを楽しむ物だと言えるだろう。ゲームの部分だけを見たら、特に悪くは無いのだが、面白みもないシューターだった。
色々な工夫はされているのだが、近年の派手なゲームに慣れている私にとっては味気ない内容に思えた。最近出たシナリオ重視のシューターとしてはSpecOps:the Lineが挙げられるが、あちらもシナリオに関しては高い評価を受けていたが、ゲームプレイに関しては同様の批判が挙がっていた。
やはりシナリオを重視すると、あまりプレイヤーに好き勝手されては困るのは分かるが、ゲームである以上もう少し遊びを増やしても良かったのではないかと思う。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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4pt | 5pt | 3pt | 3pt | 3pt | 2pt | 4pt |
62pt
GOOD!
シリーズ初プレイ、ロックスターからの作品ということとTPSで面白い作品を探していたのでプレイ。シングルモードのイージーとノーマルをクリアした感想。
ストーリー
ハードボイルドという言葉がこれほどよく似合うゲームも珍しい。主人公の独り言でゲームは進んで行くが、悲惨な人生のため皮肉やとなってしまった主人公が中盤からギャングにとらわれた女性を助ける、権力の不正に立ち向かうという目的を持っていく過程はこちらも興奮させてくれる。
またムービー中に重要なワードやキャラの感情を文字にして視覚化する演出や「24」のような二画面での説明などが小刻みに展開されて、ムービーが多いゲームだが初回は飽きがこないと思う。
演出
まず、技術が進歩して「人を殺すゲームはZ指定」という風潮の中でこのゲームの表現はまさにZ指定といえるもの。ゲーム内に売買されるものの中にはR指定映画でよく見られる描写が存在する。また敵を打った弾痕もしっかり貫通し、頭にショットガンをあてると表情がよくわからないぐらいに顔が貫通する。このグロテスクな描写を日本語版でも行った決意は称賛したい。
敵集団の最後の一人を倒すとファイナルキルカメラと呼ばれる敵がうなだれながらスローがかかる演出が存在する。最後の敵を倒したという達成感が得られるとともに、スローを自分で自由にかけながら射撃ボタンをおせば発砲して追い打ちをかけることができる。前述の細かい弾痕表現と共に演出として、とても気持ちがいい。
BAD/REQUEST
映画の手法をゲームに取り込んで成功した部分も多いが、ゲームとして微妙なポイントも多々ある。
難易度の高さ
不意に近くの敵のショットガンを食らうだけで瀕死に追い込まれる。おそらく敵と体力はあまり変わらない。体力は自然回復ではなくペインキラーと呼ばれる回復薬を使うが、ペインキラーが小さく取り漏らしが多くなると思う。
プレイヤーの成長を促すゲームデザイン上、簡単すぎるにも問題だがノーマルはもう少し簡単にしてもよかったと思う。
カバーアクション
突然敵が出てきて、敵の配置を覚えてバレットタイム発動というプレイもできるが、後半は防弾チョッキをまとった敵がカバーして、こちらもカバーをして膠着した銃撃戦が行われる。地道にカバーで攻撃してゲージをためてバレットタイムでヘッドショットを狙うというややこじんまりしたプレイを要求される点にストレスを感じる。
ロードの長さ
本ゲームにおけるロードは実質ムービーで、ムービー中にロードの処理を行っている。そのために週目以降はムービーのカットがなかなかできない。テンポよく進んで行くTPSというジャンルとはやや逆行している。
バレットタイムの挿入
ゲーム中に自動的にバレットタイムがかかって、敵を打つというイベントが多々挿入される。(人質を取られた女性を助ける、RPGを撃たれるなど)一回目は演出として楽しめるが、二週目以降はムービーに集中しているわけではないので、対応できなかったり同じようなシュチュエーションを何回もこなすと飽きてきてしまう。ファイナルキルカメラとは対照的に演出とゲームが噛み合っていない。
COMMENT
少なくともmk2でEになるほどひどいゲームだとは思わない。チェックポイントも丁寧に作られているし、リスタートも速い。難易度は高いがプライドを捨ててイージーをプレイすれば、バレットタイムもたくさん使えて敵も柔らかい。演出に集中できるので、中古価格が下落している本作をプレイする人はまずイージーでプレイしてもらいたい。
Amazonレビュー
レビュー日: 2014-09-26
代名詞のバレットタイムはくせになるし爽快感は半端なく感じる。敵の種類、行動パターンもいろいろあり飽きが来なくて楽しめる。
ムービーはできるならスキップさせてほしかった。続編があるよう期待してます。
GOOD!
動きがリアルで違和感がない。
90年代のシネマティックさをだしている。
キルカメラの存在感が良い。
バレットタイムとシュートドッジが必要になる難易度。
BAD/REQUEST
ロードが長く、ストーリーがなかなかとばせない。
敵が多いとカクつく、ムービー中にもおきる。
キャラクターに魅力が感じられない。
コントローラーではきつい銃撃戦。
このゲームの特徴の1つである破損表現をプレイ中に活かしきれてないこと。
COMMENT
マルチは過疎っているのでストーリーのみの評価です。
このゲームは動きのリアルさ、破損などの細かい表現が素晴らしかったのですが、これらを体感するのに必要な安定感がなく(ロード時間や銃撃戦など)、とても残念でした。
そして特に残念な点はクオリティ(破損表現なども含め)ゆえにできたカクカク感です。
これによって少々安定しなかった銃撃戦がさらに不安定になり戦闘が素直に楽しめませんでした。
正直このゲームのメインはシングルなので完全に楽しめる状態で発売してほしかったです。