【PS3】バイオハザード6 レビュー
発売元 | カプコン (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2012-10-04 |
価格 | 7990円(税込) |
レーティング | 【D】17才以上対象 セクシャル 暴力 犯罪 (CERO について) |
ショップ/リンク | セブンネットショッピング / Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:サバイバルホラー ■ プレイ人数:1〜2人(オンライン:2〜4人) |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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2pt | 4pt | 3pt | 3pt | 2pt | 1pt | 3pt |
46pt
GOOD!
前回レオン・クリス・ジェイク編+エイダ編をそれぞれ難易度ノーマルでクリアした直後にレビューを寄稿した者ですが、この度改めて改訂版として再寄稿することにしました。
※文中お見苦しい点等がありましたらどうぞご勘弁願います。
<評価できるポイント>
・過去作品で登場した主人公キャラが初競演(クリス・レオン)
・あの子役シェリーが立派に成長して再登場(バイオ2より)
・緊張感溢れる演出やシナリオの圧倒的ボリューム感
・古参ファンにも受けの良さそうなレオン編に漂う雰囲気(前半〜中盤)
BAD/REQUEST
<評価できないポイント>
・設定変更だけでは改善されない不安定なカメラワーク
操作キャラのあらゆる動きに対してグラグラと回り続ける粗悪な代物
死角を生みやすく不意打ちを食らうこと暫し
周りを取り囲まれたら雑魚の敵ですらDYNING率高し
正確なカウンターのタイミングや体術を身につけていないと厳しいレベル
・随所に高難易度のQTEが存在する
もうこれは方々で語り尽くされてますから今更説明の必要もないですが、初見シナリオ死亡率の大半は間違いなくこれでしょう。
とにかく呆れる程多い上にその大半の判定基準がとてもシビアで初見では無理ゲー(クリス編のある2箇所は心が折れそうになるレベル)
・リアルタイムで進行するゲームでは有り得ない操作性レベル
咄嗟の武器変更に手間取る→所持銃器一覧スロット(新しく入手する度にただ横に並んでいくだけ)の存在が緊急時に全く使えない→動きの早い敵、雑魚・BOSS関係無く仕留めるのに苦労する
・敵の耐久力に対してこちらの武器パワーが総じて弱過ぎる
スキルポイントで銃器パワーは若干上げられるが初期レベルではそれほど体感できない?
COMMENT
冒頭にも述べましたが今回は再寄稿となります。
理由は前回バイオ6に関して周回プレイはとても無理であるとコメントした後、ふと考え直して一部銃器の弾薬無限化で再度プレイしてみたらどうだろうか?と思ったからです。
それは大好きなバイオシリーズの新作をこのままの悪い印象で終わらせたくない、どこかまだ気づいていない良い要素を一つでも見つけたい、という淡い願いでもありました。 要するに完全な自己満足のためだけです(当たり前か?)
結論からいうと戦闘に関しては銃器弾薬無限化の恩恵で序盤は比較的楽になり、体術によるカウンターもそこそこ決められるようなゆとりも生まれました。
但し若干カメラワークには未だ完全に対応しきれてない状況、例の即死QTEは根気の問題で耐久力勝負と割り切ってやってみました。
ゆとりといえば…今回ストーリー全体を改めて見直すことができたのですが、エイダ編のラストで今作を締めたあのキャラですが、今後はクリス&レオンから世代交代でシリーズの中心へと置き換えられるのでしょうか?
正直なところ開発サイドが思っているほど、あのキャラには魅力を感じませんが如何なものでしょう? 今作におけるクリスのキャラ設定酷いですよね。
何だか伏線であのお方が生きているような印象も受けたし、今回のしつこいたらい回しBOSSじゃないですが嫌な予感がします。 (それだけは勘弁してください)
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 3pt | 2pt | 4pt | 3pt | 2pt | 3pt |
57pt
GOOD!
クロスオーバーシナリオの特徴というべきか、別の主人公がどういう理由で動いていたのかという点がわかりやすく、それぞれの主人公の行動がひとつの物語を作り出すという点はよくできていた。更に、各主人公毎に特徴的な場面もあり、同じ場面をなぞっているだけと思わせないというのも良い。
4や5の時は敵となる相手が、言語によって行動するような知性的な行動をとっていたり、メインの攻撃方法が武器だったりと人間っぽい敵が多く、人対人というような印象を受けたが、今作では敵の会話らしき声がなくなったり、体そのものが変異したりするなど、よりクリーチャーらしさが出てきた。
一番評価したいのは、不気味で近づきたくない、恐ろしい、といったクリーチャーの特徴が強い敵が多く出てくる事。
「バイオと言えば化け物」と思ってるので、今作の人を媒介に食い破って出てくるような描写が実にバイオらしいと感じた。
始めこそ「今回の敵も銃とか人工的なもの使ってくるのかよ……」とか「ゾンビが武器使うとか無いわ……」と思っていたのだけれど、後半になるにつれ、実にクリーチャーらしい敵が増えてきて「コレだよコレ」といった感覚を覚えた。
BAD/REQUEST
まず、シナリオに関して「あっちへ行こう」というような移動を繰り返しているだけなのに偶然他の主人公と合流したとか、超展開的な場面切り替えがやや多い様に感じた。そのためか、クロスオーバー部分以外のシナリオがやや強引なこじつけに感じてしまうことも多かった。
キャラの掘り下げのイベントが前作までと比べると減っているような印象もある。
ただ、実質全部で4つのシナリオをプレイする事になる以上、それら一つ一つが全て濃厚なシナリオだと冗長になってしまうと感じたので、そのあたりは難しい所なのだろう。
ただ、タイムシート上では最初の、事件の発端となる位置のシナリオは人間相手の戦いとしか思えない内容で、ちょっとどうかなと思った。ここだけまるで別のゲームの様な印象を受けた。
また、物語の核心に迫れるシナリオは最後にプレイすることになるエイダ編だけで、他のシナリオはそれの補足の様な印象を受けた。コレも、真の主役的ポジションを狙ったものなのだろうか。
操作性に関しても、装備の切り替えがやや不便であることが挙げられる。
手に入れた武器を外すことができず、ボタンを押す回数が増えてその隙に攻撃を受けるようなケースを回避できない。
更に、アイテムの所持できる数が少なめなのも正直辛い。
後半になるとひと通りアイテムを持っているだけで一杯になり、何かしらを捨てる事になる。
その原因は弾薬の種類が多く、ひと通り持ってるだけでアイテム欄が一杯になるからだ。
そのため、リロードで銃に弾を込めた上で要らない弾薬を捨てるといった行為が必要になる。
使わない武器を選べて、更にその弾薬が出なくなるという要素があれば、上記2点は同時に解決できそうなものだが……
カバーアクションに関しては、完全に使いづらい感じになっている。
カバーしてから銃を構えるのでなく、銃を構えてからカバーアクションに入る必要があるので、隠れたいと思ってもイマイチスムーズに隠れられない。
しかも、銃を構えるのを終えると勝手に通常の立ち状態に戻るので、使いづらいにも程がある。
スキルに関しては、バリエーションが少し残念だった。
スナイパーライフルのズームを3段階にするとか、離れてる仲間も回復できるとか、そういう普段とちょっと違うことができるようになるスキルがもっとあれば良かったと感じる。
パラメータ強化系が一番いいというバランスに関しては、もはや何とも言えないしステージ途中に変えられるのもちょっと違和感がある。
体術に関してもちょっと便利すぎて、ナイフが要らないものになった感じがする。
初代からの「這いつくばってるゾンビ踏みつけで倒せるなら最初から体術で戦えよ」というネタを本気で受け取ってしまったような印象を受けた。
スキル周りで体術強化とかならコレぐらい強くても納得できるのだけれど……
結構な人が言っているけど、QTEはどうにかならないのか。
というか、QTEにかぎらず「知らなきゃ死ぬ」みたいなのは無くして欲しい。
今作中で「コレ最初から知らなきゃ絶対死ぬだろ」みたいなQTEが少なくとも5,6個はあった。
タイミング、レバガチャ、連打などバリエーション豊かだけれど、根本的にほとんど「こんなシビアじゃ本当にクリアできない人出るんじゃないか」というレベルだった。難易度で変わるんだろうか……
エフェクト周りはやや地味、当たってるのかどうかとか倒せたのか等が分りづらい。
特に、死亡してから倒れこむまでがやたら長い敵がいて、無駄弾を打ちやすいのが問題。
COMMENT
前作までの主人公格が出てきて、シリーズを追って来て始めて意味のわかる会話も多く、ファン向けの内容もある。特に、レオンとシェリー絡みのイベントは、前作プレイ済みでないと何のことを言っているのかわからない事も多い。
その反面、スキルシステムによるキャラクターの強化要素や、エージェントハントモードによる他プレイヤーへの乱入等もあり「こんなのバイオハザードじゃない」と言う両面を持った作品という印象。
前半だけだと、そこらのTPS等と同じような印象を受けるが、後半のステージに出てくる敵は結構ホラーっぽいものが増えてくる。
特に、普通のTPSっぽさが満載のクリス編の序盤を乗り越えられるかどうかが鍵になってくる。
しかも、体験版のクリス編はよりにもよってその部分だったため、クリス編は普通のTPSっぽい戦場がメインなんだと勘違いしやすいので、そこで止めないように注意。
個人的には敵が弱く感じるほど強化できるのに違和感があったので、武器強化がなくなったのは改良点だと思ったが、それと同じような効果を持ったスキルが大量にあるので結局微妙……
スキルポイントで隠し武器使用可能や特殊アクション追加など、オマケ要素があれば良かった。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt | 3pt |
74pt
GOOD!
自分はアクションは苦手目としてレビュー
過去作に神ゲが存在するので過去との比較はしない、そんなことしたら神ゲ以外低スコアが当たり前の世界になる。
難易度は難し目だがそれが良い、適当に弾叩き込めば敵壊滅→次に進む。ではなく
残弾を考慮しながら格闘を混ぜて進む。
当然、敵に近づくのはリスクが有りハンドガンで牽制したりする必要がある。
弾を節約し続けるとアイテムスロットがあふれ出すから自然と適度に銃に頼る事になる。
火気に頼り続けるでもなく、格闘ばかりで進むでもなくこのバランスは秀逸だと思う。(レオン編のみ?)
進行は適度にイベントが挟まり飽きさせない。
ゲームとしては邪魔扱いされてスコアを下げる人もいるがそんな人はDSやっとけ!とか思う。
やはり派手な演出、映像は良いものだ。
今回ストーリーが複数交錯し、プレイキャラが数人居るわけだが、他ゲーでこのシステムを使うと
総じてクソ化する、それはストーリーが変わるたび育てたキャラを捨て、また育てなおすなどというテンションを下げる要素が避けられないからである、しかしバイオハザードについてはキャラが育たない!アイテムもどんどん使い捨て、溜まらない!ストーリーがはじめに戻ろうがキャラが弱体しないのです!武器は減るけどハンドガンでも十分強いからね。
今作、武器強化を辞めたのはこれが理由だと思われる。
BAD/REQUEST
バイオハザードなのに2/3が銃撃戦メイン・・・これはいただけない。
同じようなゲームがたくさんあるので比べられるとどうしても減点せざるをえない、、そりゃFPSシューティングじゃないんだから負けるに決まってる。
敵が火気を持ってたらどうしても撃つしかない、レオン編にあった近接or銃の駆け引きは残り2つのストーリーでどこかへ行ってしまう、残念だ。
COMMENT
グラフィックが前作より〜とか言うが前作がPS3初期の作だから力を入れていただけでPS3としてみた場合まったく問題ない。
Amazonレビュー
レビュー日: 2013-06-17
しかし今作は弾薬に苦労することは殆どない上に、スキルの利用でパートナーが無制限に回復アイテムを使ってくれるのでこちらがゾンビになったかのような戦法がとれ、高難易度でも通常の敵との交戦で死ぬことはほぼありません。
その反面QTEの多用によりイベントシーン内でミス操作をすると残りの体力等に関係なく死にます…。
この仕組みによってイベント下での操作を覚えた二週目以降では殆ど苦労することもなく、非常に味気のないものになってしまいました。
長く続くシリーズ物は各々の好みもあり、万人に受けるゲームを作ることは不可能に近いと思いますが、次作では今回集まったユーザーの意見を参考にし、新しいバイオハザードの魅力を作り上げることを願っております。
GOOD!
・ストーリーが壮大。
・キャラクターが多数使用出来て、
各々個性もある。
・グラフィックは良いと思う。
・シナリオが豊富。
・難易度もバランスは良いと思う。
BAD/REQUEST
カメラワークの仕様上、酔います。(個人差あり)
近接攻撃の時にカメラが近すぎて、よくわからない。
個人的にはTPSなら、「3」までのスタイルで良いと思う。
ストーリー終盤のQTEや即死イベントは、
操作の分かりづらさもあり、理不尽な場面が多い。
シリーズをやっていないと、分からないやりとりもある。
パートナーに指示を出せるが、殆ど使わない。
COMMENT
全体としは面白かった。
ストーリーが大きくなって、バイオではないという評価も
分からないでもないが、現実の世界でも存在する、
ウイルスという柱がある以上、仕方ないのかなと思う。
あと、ゾンビと出くわすかもっていう恐怖感も
ここまでシリーズ化すれば
薄れるのも致し方ないとも思いました。
個人的には、「3」までのTPSに戻して、メタルギアのように
もう少しスムーズな動きや操作になってくれればと思う。
ストーリー壮大でシナリオも豊富なので
楽しめると思います。