【PS3】バイオハザード6 レビュー
発売元 | カプコン (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2012-10-04 |
価格 | 7990円(税込) |
レーティング | 【D】17才以上対象 セクシャル 暴力 犯罪 (CERO について) |
ショップ/リンク | セブンネットショッピング / Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:サバイバルホラー ■ プレイ人数:1〜2人(オンライン:2〜4人) |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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3pt | 4pt | 3pt | 3pt | 4pt | 2pt | 2pt |
64pt
GOOD!
ナンバリングタイトルはすべてプレイ済み。
初回ダウンロードコド、DLCのステージパックA、Ver.1.03の評価です。
・オリジナリティ
他のキャラクターのストーリーと交差するときに、
そのストーリーをプレイしているプレイヤーとマッチするクロスオーバーシステム。
敵を操作して他のプレイヤーを倒すことを目的としたエージェントハント。
銃はもちろん、体術、カウンターなどアクション性の高いTPS。
・グラフィックス
返り血でしばらく汚れたり、ストーリー進行で服装が汚れていったり、
出店の商品や麻雀卓など生活臭のする部屋、
ネオンサインの看板や水の表現、遠景など、綺麗な部類だと思う。
・サウンド
プレイ中に音楽が耳に入ることはなく、完全に空気だった。
OPやED、プレイ後に悪い意味も含め印象に残った曲はなかった。
可もなく不可もなくといった感じ。
銃の発砲音などSEも普通だったと思う。
シナリオ自体は3人+1人だが、キャラが違うと少しだけ進行が変化したり、
所持している武器も一部だけ違ったりする。
なので、キャラクター3人×2=6人+1人でチャプターが各5で、
1チャプターあたり短めだがストーリーだけで大ボリューム。
エクストラコンテンツのマーセナリーズは、
DLC含めて8ステージとキャラクター7人×2+2人もある。
出来はともかく、キャラクターごとにストーリーのテイストが違う。
私は、レオン編はホラーアクション、クリス編はヒューマンドラマ色が強く感じた。
武器の種類が増え、状況や敵の種類に応じて選択する幅が広がった。
ある程度の作業感は否めないが、
トロフィー、ドッグタグのタイトル集め、メダル集めなどやり込み要素も多い。
難易度は4、5に比べれば簡単。
スキルによる補正もあるが、難易度による差が小さいと感じた。
アクションゲームが多少苦手でもスキルを利用すれば、
プロフェッショナルまではクリア可能かと(NO HOPEは未プレイ)。
BAD/REQUEST
・オリジナリティ
武器種類は増えたが使える武器がキャラごと固定。
チャプターごとに持っていく武器を選択する楽しみがなくなった。
武器の改造・強化がなくなり代わりにスキルが導入されたが、
攻略に有効なスキルは多分ほぼ同じ(ディフェンスとか無限弾とか)で、
例えば大量の敵を相手にする際、
広範囲のショットガン系か、ばら撒きのマシンガン系かで悩むといったような、
クリアまでの道順を考える楽しみが少なくなった。
・快適さ
武器の種類が増えてメニュー開かずに装備変更を可能にしようとした結果か、
十字キー左右で装備変更しなけらばならず、目的の武器まで操作するのが面倒。
武器を入手し忘れても、チャプター終了で強制的に入手することになるので、
ストーリー後半になると武器種が増えて変更が煩わしくなる。
同様に手榴弾や救急スプレーといったサブの装備も面倒。
反射的に敵を撃とうとするとクイックショットが暴発する。
稀に反射的でなくても暴発する。
しかもクイックショットで狙う敵が必ず一番近い敵とは限らない?ようなので、
危機回避に利用できるとは限らない(少なくとも乱戦向けではないけど)。
同様に乱戦中の体術も任意に敵を狙えないことで使いにくい。
頭を踏みつけようとして他の敵を攻撃したり、意図しないカウンターが発動したり、
体術中でも無敵でない時間があるので、
余計な体術をしたために他の敵の攻撃を受けてしまうこともある。
走っている最中に敵を撃とうとするとスライディングが出る。
ジェイク編チャプ2で、分かっていてもやってしまってイライラ。
○ボタンで指示を出そうとするとパートナーのほうへ視点が移動する。
好みはあると思うが、個人的にはストーリーがB級以下。
どのストーリーも先の展開ありきで話が進む。ご都合にもほどがある。
レオン編の過剰演出。他のキャラもまあすごいけど、レオン編は特にすごい。
同じくレオン編のラストボス。今回のウィルス最強すぎないか?
あまりストーリーは気にしないほうだが、今回は気になってしまった。
やるなとは言わないが乗り物に乗る機会が多く、
何のゲームをやっているのかわからない。
前作に比べると自然な流れでテンポ良くQTEが入るようになったが、
やっぱり過剰にやられるとイライラする。
特に今作は、通常の戦闘時でも急なボタン指示を要求されるので、
アクションゲームというより、反射神経ゲームになっている。
COMMENT
5ベースだが別ゲーと言えるくらい要素が増えた。変更点も多い。
5まではなんとなく残ってた気のするバイオっぽさも、
6では完全になくなっていると感じたので、
そういう意味でも別ゲーと割り切ってやらないと楽しめないかも。
最初から最後まで一気にやりたくなったり、
意地になってやり込もうと思ったりするようなものではなく、
なんとなくプレイしようと思って触るくらいの熱中度だった。
細々と気になるところは多いが、なんだかんだ楽しむことはできた。
よくできているが何かが足りない。そんな作品だと思った。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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3pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt | 5pt |
74pt
GOOD!
・始めたばかりの頃は、操作性の難しさ故に弾薬をむやみに消費してしまい、詰んでしまうような場面も多々ありましたが、慣れてくると、いかに弾薬を温存するか?体術を上手く使うか?という点で、非常に面白くなってきます。体術を使いすぎると息切れしてしまうバランスも良いと思います。
・どこがサバイバルホラーなの?という批評をよく目にします。実際、私も購入前にこういった批評を見て大丈夫かな?と思っていましたが、充分にサバイバルしてました。
・4つのストーリーがありますが、それぞれで違った雰囲気を味わうことが出来ます。レオン編では従来のバイオハザードの恐怖感、クリス編では戦争ゲームのようなチーム感、ジェイク編ではアクションゲーム感、エイダ編ではメタルギアソリッド的なスパイ感など。
BAD/REQUEST
・主人公達が超人過ぎる。ゲームだから、では片付けられないほど途中から気になってくる。ウイルスを撒き散らす敵が登場するが、なぜレオン達はすぐに感染しないのか?巨大BOWに呑み込まれて、何度も噛み噛みされてもカスリ傷?リアル路線のゲームだからこそ、こういった現象に理由付をある程度ゲーム内でしてほしかった。
・QTEについては肯定も否定もしませんが、確かに他の方達の言うように、それによって即死するシーンが多すぎるかもしれません。余裕のセリフを言いながら、QTE失敗によって何度も即死するエイダ、など段々切なくなってきます。突然出たQTE失敗→即死ではなく、失敗→ダメージにして、何度か失敗すると死亡、とかにした方が良いのでは?
・やり込み要素をもっと増やしてほしかった。少し物足りないかも。
COMMENT
・多分、ほとんどの人がレオン編を最初に始めると思うのですが、こうして全部を終えてみると、ジェイク編を最初にやるのが良いかもしれません。私は、レオン編で始めましたが、怖いわ、弾はないわ、ゾンビは押し寄せてくるわで、正直ドロップアウトしそうになりました。個人的に、難易度はクリス>エイダ>レオン>ジェイクの順です。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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3pt | 3pt | 3pt | 3pt | 3pt | 3pt | 2pt |
60pt
GOOD!
・3つのストーリーの絡みぐらいが良かった。
・同じシナリオもキャラ違いで楽しめる。
・マッチングも面白いですね。
BAD/REQUEST
・無難に面白いのだけど、4の時のような目新しさは全くないですね。
個人的には、新たなストーリーを楽しむだけになってしまってます。
・持ち物制限がありますが、めんどくさいだけに感じました。
COMMENT
・最近はシリーズものしか買わない事が多いのですが、そのひとつです。
無難に楽しめるかと思います。
・引っ越しを挟んでしまったせいか、冷めてしまい、
全キャラクリアはしていません。
・続編が出たらまた買うと思います。
HDTV 46"
5.1ch環境
Amazonレビュー
レビュー日: 2013-06-17
しかし今作は弾薬に苦労することは殆どない上に、スキルの利用でパートナーが無制限に回復アイテムを使ってくれるのでこちらがゾンビになったかのような戦法がとれ、高難易度でも通常の敵との交戦で死ぬことはほぼありません。
その反面QTEの多用によりイベントシーン内でミス操作をすると残りの体力等に関係なく死にます…。
この仕組みによってイベント下での操作を覚えた二週目以降では殆ど苦労することもなく、非常に味気のないものになってしまいました。
長く続くシリーズ物は各々の好みもあり、万人に受けるゲームを作ることは不可能に近いと思いますが、次作では今回集まったユーザーの意見を参考にし、新しいバイオハザードの魅力を作り上げることを願っております。
GOOD!
過去に1、2、5をプレイ。5はトロフィーコンプ済み。
HDMI付きREGZA、360GBのPS3でプレイ。
*とにかく映画みたい
よく、「映画みたいだね」とゲームの雰囲気を褒めることがあるが、これはそれをさらに強くした感じ。自ら介入して遊べるアクション映画と言った所。かといっておいてけぼり感もあまりなく、すんなり入れると思った。
*4種類、6人+1人分のキャラシナリオ
かつてないボリュームを、オペレーションなんたらのように有料DLC仕様にせず最初から全部遊べる。各シナリオも長過ぎず短過ぎず、自分には丁度いいテンポで進められると思った。
*敵キャラ、ジュアヴォ
ウィルスに侵された敵ジュアヴォは、ケガをするとそこがむしろ教化されて新たな脅威になるが知能の低下は一切なく、おかげで銃器などを扱う事も出来る他、与えられた役目を執拗に繰り返す修正が云々、とまあ何とも都合の良い設定の敵キャラだが、相手にするには丁度よく、単調さをうまく減らせてると思う。ただの作業になりにくく、通常戦闘にも緊張感を生めているのでは。ここは評価。
*緊急回避
とっさに前、後ろ、横に跳ぶように避け、寝転んだ状態で銃を構える事が出来るようなった。これまた単調性を自分でスタイリッシュに打ち消すことができる要素であり、カッコ良くも動作が速いので実用性もなかなか。今作の仕様で一番のお気に入りw
BAD/REQUEST
*QTEがうっとうしい
ムービーを観てたら突然コマンドを要求され、失敗したらまた同じシーンを繰り返す、という、最近の流行りであり、自由主義プレイヤーの悩みの種でもあるQTE。面白いのもあるにはあるが、予告もなく現れ即死というケースもざらにあり、正直冷める。2回目以降、2周目以降は完全に作業と化すため、のめりこむ要素ですらない。他、走って逃げるイベントなども画面手前に向かって走る、跳ぶ、つかまるなどの動作を繰り返す事が多いため、向かう方向を知らないと出来ない初見殺しタイムになっている。そして2回目以降はまた作業に・・・。イライラしないように面白くないリズムゲームをやってる気分。
*装備品の仕様
全武器を同時に取り回し、且つメニューを開かずに武器を選択出来るように工夫した結果か、十時キーで装備を順番に切り替える仕様になった。各ステージで入手出来る武器は入手しそびれてもクリア時に手に入るようになっている。消耗品や弾薬は拾うものとしても、装備については進行に完全に依存している。ステージの節目などでも武器の破棄、装備未装備の切り替えが出来る訳でもないのが気に入らなかった。順番を変える事はできるが装備の自由度というか、開放感が全くない。装備について考えなくてもいいようにしたかったのかもしれないが、むしろ考えさせる要素を奪われただけに感じてしまう。
*もっさりしたTPS
5ですら残っていた「銃を構えたら移動出来ない」ルールまで消され、本当にただのTPSになってしまっている。海外ゲームのモノマネのつもりか動きはもっさり気味。移動での小回りはむしろ悪くなっていると感じた。こんなことなら移動の仕様はこれまでのままで良かったと思うけど。
*体術のゲージ消費制
これは意見が分かれるかもしれないが、敵の姿勢変化の乗じて行える体術には自然回復するゲージによって制限される仕様に。5で最も気に入っていた要素の体術を連続で行えなくなっていた。が、「その代わり」がない、つまり駆け引きが生まれた訳でもなくただ単に連続で出せないようにしただけだったため、単純にテンポが悪くなった。仕様変更で威力が弱体化するのは構わないが、いきなりキャラが疲れてヘナヘナキックを繰り出すのには馴染めなかった。今作で最も意味が分からない変更要素であり、熱中感を何度も削がれた部分だった。
COMMENT
そうじて文句が多くなったが、普通に面白かった。
沢山居るキャラのどれにも投げやりな感じがなく、程良い気分転換となり、持続出来る良いゲーム性だと思った。
しかしやはり、非常によく作り込まれている中でちょくちょく仕様の根本的な部分に対する不満や疑問があり、どの分野に置いても高水準でありながら満点は付けられない、そんな印象を受けた。ゲームの欠点としてはそんなに深刻なものは無かったので、まあ「面白いゲーム」として仕上がっていると思う。DLCもほどほどに付いているが値段や内容への理不尽さも無く、CAPCOMの名に恥ずかしくない良ゲーだと思った。
続編などもあれば是非買いたい。