オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 2pt | 2pt | 3pt | 3pt | 1pt |
56pt
GOOD!
【調合】
調合廻りのシステムは従来と比べてとっつきやすいと思います。
・調合画面は各データがわかりやすく配置されていてストレスフリー。
・前作にもあった調合スキルがさらに使いやすくなり、優秀な能力を持つアイテムを作りやすくなった。
・調合にかかる日数は全体的に短かめで(調合スキルにより更に短く出来る)、かつ納品のノルマ自体が緩め。
・アイテムを戦闘で使用しきってもアトリエに戻ると自動的に補充されるので、同じアイテムを何度も調合する必要がない。
・所有しているアイテムの殆どは「ホムンクルス」に増産を依頼できる。増産にかかる日数はお菓子を与えることで短縮できる。
【戦闘】
6人を前衛後衛にわけ、前衛が戦闘をおこなう方式。
戦闘中に前衛後衛の入れ替えができる、無傷の後衛が前衛をかばうことが出来る、後衛は敵の攻撃を受けず体力が自動回復するなど、従来より戦闘不能におちいりにくいシステムになっています。
調合をそこそこにこなしアイテムや装備をある程度揃える事で、ほとんどの敵に対処できるようになっています。シリーズ初心者も十分についていける難易度です。
特徴的なのは2人の主人公が同時にアイテムを投げる「Wドロー」です。これを利用すると通常では出せないような、文字通り桁違いのダメージを出せます。
【キャラクター】
エスカ・ロジー、そしてサブキャラ含め変なクセがない受け入れやすいキャラクターだと思います。エスカはモデリングやイベントスチルを見てると妙に艶かしく見えますね。
【イベント】
イベントの発生場所が視認できるようになりました。無駄な移動をしなくてすむので非常に助かります。
BAD/REQUEST
【単調なストーリー】
未踏遺跡への到達という大目標があるもののそこへ至るまでの話が非常に単調。ゲーム終盤まで納品や探索などの未踏遺跡と大して関わりのないお役人仕事を淡々とこなしていく中で、大目標の存在を忘れてしまうほどです。一応前フリとなるイベントが幾つかあるのですが、見ていて未踏遺跡に対する興味が湧いてきません。むしろ、平和な日常の中で別に無理して未踏遺跡に行く必要もないのでは?とさえ思えました。
人類がゆるやかに“滅び”へと向かっていく「黄昏の時代」の設定が、シリーズ2作目になっても生きてないような気がします。これは前作アーシャのアトリエでも感じたことですが、前作ではキースという人物がキーパーソンとなって色々話をしてくれたのに対し、今回は同様のキャラクターが・・・いるにはいるが、キースと比べ個性の強さで数段劣り、話す内容にあまりリアリティを感じません。黄昏の時代なんて聞くとスケールの大きな世界のように思えますが、実際は世界観と地方の小役人のストーリーとが噛み合っていない。そこが残念でした。
【W主人公の意味がない】
本筋の話は全く同じで、ロジー編がほんのちょっとだけシリアスだったり、同じイベントをエスカ視点・ロジー視点で見ることができたり、という程度の差しかありません。
【全体的に地味】
音楽が地味:音楽に定評のあるアトリエシリーズですが、今作の曲はほとんど印象に残りません。又ボリュームが小さいのが欠点。
スチルが地味:前作アーシャと比べて手抜きかと思うくらい地味です。
フォントが地味:今までの可愛いらしいフォントではなく、ゴシック体みたいな硬い字体で見ていてやる気をそがれます。
配色が地味:茶色を基調とした配色は黄昏の世界を表現しているのでしょうが、単に地味な印象を与えるだけです。
COMMENT
PS3の歴代シリーズ、特にアーランド編と比べるとキャラの個性・世界観・難易度・萌え要素等々かなり地味でライトな仕上がりとなっていますが、見方を変えればアトリエシリーズ初プレイの人に最も向いているソフトとも言えます。パッケージ一つとっても、男性が一人加わるだけでも客が手に取りやすいと思います。
音楽が地味と書きましたが、一部のボーカル曲については必聴と言い切れる出来です。それ目当てに購入するのもアリかな、と思います。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 2pt | 2pt | 3pt | 3pt | 1pt |
54pt
GOOD!
・セーブ・ロードが速い
・初心者向けの難易度
・イベント回収が楽で、EDフラグ管理の必要がない
・プラチナ取得が容易
BAD/REQUEST
・主人公選択制にする意味無し
・ストーリーがつまらない
・アイテムが強すぎて戦闘難易度のバランスが悪い
・イベントスキップ機能がない
・アイテムソート機能が不便
COMMENT
難易度がかなり低く、初心者向けのアトリエシリーズ。
セーブ・ロードは速く、マップ移動などのショートカット機能もあるためサクサク進められる。
課題期間は緩く、調合も簡単で強いアイテムがたくさん作れるので難易度はかなり低い。
今作は主人公選択制となっているが、会話が少し変化する程度なのでほとんど意味を感じない。
各キャラクターの描写が不十分で、ストーリーもつまらなく、戦闘もアイテム一辺倒になるのでRPGとしてはあまり楽しめない。調合を楽しみながら息抜き程度にやるくらいが丁度良い。
60時間程度でプラチナ取得。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 2pt | 3pt | 3pt | 1pt | 4pt | 1pt |
52pt
GOOD!
●戦闘がサクサク
戦闘テンポがそこそこ良いのに加えて、
終盤になるとレベルの低い敵はフィールド上の剣の一振りで戦わずして倒せます。
とても快適でいいシステムだと思います。
また調合して強い装備を作るとサクサクと敵を倒していけるため、爽快感があります。
●ユーザビリティが洗練されている
街の中でも、スタートボタンを押せば好きな場所に一瞬で飛ぶことができます。
他のゲームにも導入してほしいくらいです。
他にも、操作面などで煩雑だと感じることはあまりありませんでした。
●左さんの絵が可愛い
イラストレーター・左さんの描く絵がとても可愛いです。
アトリエシリーズには興味がなかったのですが、黄昏シリーズで左さんが登用されたため、
アーシャから買ってプレイしています。
イベントスチルなどをコンプリートしてやろうという気を起こさせる、いい絵です。
●調合が楽しい
アイテムがメインのRPGというのは、ありそうでなかなかありません。
調合で装備やアイテムに強いスキルを付けていくのは、非常に楽しくてハマってしまいます。
●アイテム使い放題
今まではアイテムは消費すればまた作り直さなければならなかったのが、
今作ではお金さえ払えば自動で補充していてくれます。
もったいなくて使えない!なんてこともなくなり、戦闘がさらに爽快になりました。
BAD/REQUEST
●ストーリーが全く面白くない
というか、ストーリーの内容がほぼ皆無です。
目の前の課題を淡々とこなしていると、いつのまにかエンディング…あれっ?という感じでした。
そもそも主人公に大した目標がなく、話の終着点が明示されていないので、
ダラダラと話が進んでしまうのは当然だと思われます。(飛空艇の件は単なる通過点ですし)
●キャラクターが全く面白くない
メインキャラには、個性のない、面白みのないキャラしかいません。
キャラゲーなのにこのつまらなさは正直どうかと思いました。
左さんの絵がもったいないです。
●脚本に違和感
ストーリーのつまらなさとキャラクターのつまらなさもさることながら、
台詞にも非常に違和感があります。
主人公たるロジー君の台詞に、「いや、」で始まる台詞が多すぎます。
誰に何を言われてもまず「いや、」で入るので、いちいちイラッとします。
ロジー君に限らず、キャラの反応や台詞のパターンが一辺倒すぎて飽きます。
ゲーム中は色んなイベントが起こりますが、内容もつまらないのに台詞までつまらないので、
全部同じようなイベントに思えてぐだぐだになります。
脚本を書いている人が素人なのでしょうが、ちゃんとプロを使ってほしいです。
●アニメの絵…誰?
左さんの絵を完全再現するのは難しいのかもしれませんが、
ときどき入るアニメーションの絵には「誰?」と突っ込まざるをえません。
もはやキャラデザの段階からして違うキャラクターになっているとしか思えません。
COMMENT
システムは良いです。洗練されています。
ストーリーとキャラクターは酷いです。何の面白みもありません。
次回作があるのであれば、ここを直せば相当良くなると思われます。
Amazonレビュー
レビュー日: 2015-06-09
ゲームの性質上作業的になってしまうところは否めません。・・・が安価ですし問題ないかなと。
GOOD!
<調合>
アトリエシリーズにしては初心者向けの調合となっている。
調合完成時、発現する効果が一覧となって表示され、その中から好きな効果を付けることができるというもの。
前作アーシャのアトリエよりやりやすくなっている。
<戦闘>
DLCを抜かせば7人で行動(前衛3人、後衛3人、控え1人)。
サポートや連携があってターン制ながらもいろいろアレンジがきくようになっている。
主人公ペアは役所勤めのため、調合して装備した爆弾などの消費物資がアトリエに帰還すると自動補充される。
他の仲間に比べ戦闘力に劣るため、序盤からアイテムをつかってゴリゴリいけるのはよいかと。
<イベント>
好きな場所にボタン一つで一瞬で移動できる(街中)のは簡単でいい。
ED回収にはフラグ回収が必須。そのイベントが表示されるため、基本取りこぼすことはない。
<調合時間、移動時間>
他のアトリエに比べるとやや短めに設定され、基本的には時間が余る感じになる。
<雰囲気>
前作アーシャと同様、『黄昏』の世界観。
穏やかながらも、確実に少しずつ終末に向かっていくもの寂しい、悲哀な雰囲気がある。
BAD/REQUEST
<調合効果>
アトリエシリーズの調合は、いかに強い武器屋防具を調合できるか、いかに強い効果をつけられるかがミソ。
だけど、似たような効果を持つものが多くてどちらの効果が高いのか、どちらを選ぶべきなのか判断ができない。
効果の説明はちょっと詳しくしてほしかった。
<強敵>
一部の敵はヘタをすると4連続攻撃など、複数回の攻撃を『当たり前』に行ってくる。
中にはガード不能の全体攻撃を複数回いきなり行われ、前衛がそろってやられたことも。
ターン制なのだから、そのあたりはもう少し丁寧にしてほしかった。
また、5万与えても3万回復とか、下手をするとダメージ以上に回復されてしまい、尋常でない時がある。
<ストーリー>
主人公ペアは役人で、基本は課題を出されてそれをこなしていく感じで話が進む。
物語途中で重要な話が出てくるのだが、その話がメインに置かれないため、放っておいても話が進んでしまう。
『悲願』とまで謳っている重要な話なのにもかかわらず、いうなら『ついで』として扱われる。設定をあまり考慮していない、課題最優先での進行はどうなのかなと思った。
<雰囲気>
GOODでも書いた雰囲気なのだが、それがストーリーに現れることはあまりない。
ヘタすると前作よりも触れられていないかも。
終末に向けて止まらない歩みを街の人々は感じているのだろうか?食べ物が少ない・・・くらいの話はあるが。
<友好度>
今回のパーティは7人編成(前衛3人、後衛3人、控え1人)。
控えのメンバーは友好度が上がらない?ので、定期的にメンバーを変えていかないとフラグが回収できない。
というか表示されないので、控えの有効度が上がらないかどうかもわからないが・・・
<マップ>
各エリアには小マップがあるのだが、総じて少なく感じる。
もうちょっとあってもよかったかな。
COMMENT
前作アーシャからの変化も感じられ、黄昏シリーズも順調に進化している印象。
自分はアーランドシリーズのキャラというか、いわゆる一枚絵が泣いたり笑ったりするのがどうにも苦手なので、このくらいの薄さというか、あっさりさがちょうどよく感じる。
アーランドシリーズをがっつりプレイされた人にとっては黄昏シリーズは生ぬるい印象だと思うが、自分のようなアトリエシリーズ初心者はいろいろちょうど良く感じる。買っても損はしないと思う。
主人公などのキャラは見た目よりライトな感じなので受け入れやすく、とっつきやすいかと。
この『黄昏』シリーズも多分三部作だと思うので、今まで説明されていない部分も明かされていくのではないか。
前作とのつながりもあるので、これらの伏線が次回作で回収して欲しい。
次作が出るなら、もちろん買う予定。