【PS3】BEYOND: Two Souls レビュー
発売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2013-10-17 |
価格 | 5980円(税込) |
レーティング | 【D】17才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:アドベンチャー ■ プレイ人数:1〜2人 |
- 総合ポイント
- 70
- (難易度)
- 1.86
- レビュー数
- 7
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 5pt | 4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 1pt |
77pt
GOOD!
・圧倒的なグラフィック[特別点]:映像の美麗さが凄まじい。普通の操作中のグラフィックがそこらのPS3ゲームのムービーと大差ない綺麗さを誇る。とくに人間の肌、表情に関しては実写と変わりないほど。個人的には砂漠ステージの風景と雪のステージの服装の質感が特にすごくて驚いた。
・メインメニューからはじめた最初のロードはフリーズしたんではないかと思える程長いものの、一度始まるとロードがほぼなくスムーズに進める。
・独特な操作方法:「触りたいものに対してその方向へ直接スティックを倒す」「敵の攻撃を見て、適切な防御ができる方向へスティックを倒す」といったシンプルかつ直感的な操作が特徴。新鮮で良かったと思います。また、人間のジョディの操作と霊体のエイデンの操作の切り替えもスムーズで、ジョディを基本操作しつつ、通常の行動では打開不可能な状況をエイデンで助けるというまるで二人協力プレイを行ってるかのような楽しさがある。(霊体エイデンはジョディしか見えないので、エイデンが人間世界に干渉した時の回りの人の反応も面白い)
・ストーリー:主人公が痛々しいくらい可哀想な展開ばかりでストーリー中はほぼ重く暗い展開ばかりですが、その分主人公頑張れと強く感情移入できた。(いやらしい敵にはやってるこっちも本気でムカムカしてきますしw)前作HEAVY RAIN」同様終わった後は映画一本見たみたいな感覚がある。
・とても個人的な感想ですが、霊体が関係するという話で決してホラーではないのですが、ほんとにたまーにあるホラーな演出が他のホラーゲームより怖かった
・ちょこっと子供っぽく、嫉妬しいな所があるエイデンかわいいw
・白ファントムかっこいい
BAD/REQUEST
・移動が遅い:演出の為なのかもしれないが、「ここもうちょい早く移動できてもいいのではないか?」という場面が多々ある。ストーリーがわかってしまっている2周目では特につらく感じる
・ストーリーがチャプターで分かれている(時系列順には進まない)のだが、「このストーリー(チャプター)必要だったか?」みたいのがある。これまた2周目はつらい。
・1つのチャプター内でもう少しチャプターを細かく分けて欲しかった。長いムービーを見て、その間にQTEでキャラクターを操作するわけだが、プレイ中は一切早送りもスキップもできない為、気になるチャプター内で「ここでこういう道をたどったらどうなるんだろう?」と試したくても、そのチャプターすべてを見なくてはならない。スピードの遅い移動も会話も全て。よって、初回プレイでも周回プレイでもかかる時間がほぼ同じ。(むしろストーリー知ってる分2周目の方が体感的に長く感じる)つまり、案の定2周目以降がつらい。一度クリアしたらスキップ機能をつけて欲しかった。
・HEAVY RAINと違って、主人公が一人しかいない為ストーリーには没頭しやすく、またわかりやすいが、ゲームオーバーという概念がなく、途中QTEを失敗しても大筋のストーリーがかわらないのがちょっとどうかなーといった感じ。(途中の演出は違えど、最後にいきつく展開は同じ)相手との会話での選択肢でも、こっちが違う選択肢選んでも同じセリフが返ってきたり。(というかこちらのどの返答にも合う返しが用意されているというか)
・相変わらず、会話での相手への返答選択肢が見づらい。前作よりかはましだが、「え!?いま選択肢でてたの?」って時があった
・戦闘などでのQTEは相手の攻撃に対して、映像を見て的確な方向へスティックを倒す方法でこれ自体は緊張感もあって楽しいのだが、倒す方向がわかりづらい。。このゲーム操作難易度が2つ用意されており、カジュアルとコアがあるのだが、カジュアルだとモロに矢印がでてわかりやすすぎでヌルゲーとなり、コアにすると矢印が消え異様に難しくなる。「え!?この方向でいいんでしょ!?ここをこう対処するんじゃないの?え、そっち!?」というふうに敵にボコボコにされている姿は何とも物悲しい。
・たまに処理落ちする。そして一回フリーズした。
COMMENT
BADを見ていただけたらわかりますが、まぁ周回プレイがつらい。マルチエンディング・・というか自分の選択で所々結果が変わるゲームでこれはつらいものがある。
が、どんな映画でも続けて連発で全部見直すのはつらいもの。初回プレイは本当にたのしかったです。長く続けられる系ではないものの一周クリアして買ってよかったと思えるタイプのゲーム。
特に前作楽しかったと感じた人には是非ともおすすめです。次回作にも期待。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 3pt | 1pt | 1pt | 1pt | 2pt |
35pt
GOOD!
クリア+トロフィー全取得
○ グラフィック
非常に繊細で、細かい人の肌の質感や背景など、リアルティに溢れる表現をされていた。
雨に濡れた人や、壊れた建物など、状況に合わせた変化も素晴らしく、こだわりを感じた。
○ システム
霊体システムは非常に面白いシステムだった。
主人公ジョディとエイデンを切り替えて、状況に合わせて進む、謎解きパズルのような進め方は、ありきたりに感じる部分はあるとはいえ、悪くないと思う。
更に、本編で動かせるオブジェクトは多く、微細な変化を楽しめる。
BAD/REQUEST
× ストーリー
「次回作の為に作った作品」の印象を受けた。
締めが悪く、次回の設定の一部分を見せられ、モヤモヤしたまま終わる終わり方だった。
完結物で、次回は次回で作ってもらった方が良かったと思う。
× チャプター毎のストーリー展開
本作は、時系列をバラつかせて展開していく手法が用いられている。
その為、細かくチャプターが分かれているが、結局、大筋はそこまでの大きな変化はない。
自由度が高いと思いきや、そうでもないといった感じだった。
結末の大きく変わらないチャプターの展開は面白みがない。
× 分かりにくいフラグ
上記の内容の通り、大筋は関係ないが、細かいところは関係する。
恋愛イベントなども過去が関わったりするが、正直、どこが影響するフラグなのか一目じゃ分かりづらい。
自力でプレイしようと思っても、下記の通り、スキップが出来ないので、結局、攻略サイトなどに頼ってしまう。
× スキップ出来ない仕様
全トロフィー取得を前提とするなら、最低2周プレイしないといけない本作で、上記も書いたが、スキップする機能がない。
チャプター内での操作せず、ただひたすら見る部分や、ストーリーやフラグにも全く関係しない動作部分なども飛ばせない。
つまらない映画を、早送りもなく、ひたすら見せられてるような、そんな苦痛を感じた。
× QTE・モーション部
本作で、格闘シーンや障害物を回避するシーンなどあるが、それを回避するには、ジョディに合わせて、右スティックを動かすことになる。
そして、悪い部分というのは、そのジョディの動きが分かりにくいところにある。
殴りかかられる時など、ジョディが受け流そうとするのはいいが、どっちにスティックを倒せばいいか分からず、何度も殴られたことがあり、ストレスを感じた。
COMMENT
HDMI・42インチ
PV等を見て、期待値が高い状態だった分、ガッカリした作品でした。
ガッカリした理由としては、何周も出来ないレベルのストレスと苦痛を感じるゲームだったということです。
トロフィー取得タイプの自分にとって、単調に進むゲームを何周も出来るような辛抱強さはないので、しんどいものでした。
ゲームとしては、色んな挑戦や壮大な物語展開を想定しているのを感じてはいますが、本作をやって満足するかしないかは人によると思いました。
次回作は、様子を見ますが、今回の欠点を挽回出来るような作品を作ってほしいと思いました。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 5pt | 5pt | 2pt | 3pt | 4pt | 2pt |
70pt
GOOD!
■圧倒的なグラフィック
映像の美しさだけではなく、人物のモーションを含めて実写と見間違うほどのクオリティです
■無駄な要素を排除したQTE
前作では、何をするのにもボタンとレバーの操作が必要でしたがが、
今回は右スティックを多用する反射神経ゲームになっており
移動のストレスなど、前作で面倒だった部分が良い方向に改善されている
■プレイ中のロードを感じさせないスムーズさ
1つのチャプター内ではロードが皆無です
そのため、ロードを気にせず没頭してプレイできるのは良かったです
BAD/REQUEST
■時系列を無視したストーリー
他の方からの意見が出ていますが、幼少期から青年期を入ったり来たりし
ジョディの人生をなぞっていないため、今がどの時期なのかを考えつつプレイしなければならない
■ステージクリア型になったストーリー
前作は「選択肢が未来に与える影響」を考えつつプレイするのが楽しかったが
今回は、ストーリーがぶつ切りのため、次のストーリーに影響を与えない
自由度の高いアクションゲームといっても過言ではない内容になってしまっている
■尋常に長い初回ロード
初回のロードに数十秒〜数分掛かります
HDDの調子が悪かったのか・・・長いときは尋常なく長いです
(初回だけで、プレイ中は短いです)
COMMENT
ヘビーレインのインパクトに比べて、平凡な作品に成り下がってしまった感があります
これが処女作ならよかったのですが、前作(ヘビーレイン)が存在しているのがネックですね
良い体験はできましたが、いろいろな部分で物足りなさを感じました
次回は先のストーリーが変わるゲーム性を求めます
Amazonレビュー
レビュー日: 2017-05-03
感動したし、ゲーム製作者のプロ意識の高さ、ゲームへの愛情、ストーリーの深さ。
無形の感動がラストで待ってた。
泣いちまったよ、やられたよバカやろー!って感じ。
ストーリーが何章にも別れてるのも、一気に終わらせなければいけないというような、ストーリー物ゲーム特有の息苦しさをうまく回避している。
このゲームを作った人達に、ありがとう‼︎
GOOD!
・グラフィックは本物。発売前から注目されていたが、予想以上の質感に驚き。
・霊体のエイデンを通じての多彩な年代での体験。戦闘、施設での恐怖等どれも伝わり具合が半端じゃない。またなぜそうなったのかが進んでいくにつれて繋がっていく展開も見所。
・選択肢が多彩で各チャプターから始められるため違う展開を楽しめる。
BAD/REQUEST
・演出がスキップができない。2周目やQTEのやり直しとかに面倒臭い。
・モーション(人の動き)に意識したのか、向きとか歩く速さとかどこか鈍さを感じてしまう。
・ルートは多彩でエンディングも多いが、どれも味気なく終わりきちんと終わっていない。
もっと作りこんでほしかった。
COMMENT
・予想以上の「体験」ができたのは驚き。感情移入が強く夢中になれるゲームってなかなかないと思うし、エンディングさえしっかりしてればさらに良かっただけに残念。
続編が出るなら楽しみだしきちんと締まってくれることを願う。