【PS3】ブラザーズ 2人の息子の物語 レビュー
発売元 | スパイク・チュンソフト (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2014-01-28 |
価格 | 1500円(税込) |
レーティング | 【D】17才以上対象 暴力 (CERO について) |
ショップ/リンク | |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ オンライン配信専用 ■ ジャンル:アクションアドベンチャー ■ プレイ人数:1人 |
- 総合ポイント
- 62
- (難易度)
- 1.25
- レビュー数
- 4
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 3pt | 2pt | 3pt | 4pt | 2pt |
63pt
GOOD!
病に侵された父を救うため、2人の兄弟が旅に出るアクションゲーム。
やはり特筆すべきは「極限までシンプル化され、かつ奥深い操作方法」。
左側(左スティック・L2)で兄を、右側(右スティック・R2)で弟を操作する。それ以外の操作は一切なし(あとは視点変更だけ)。
一見シンプルながら、最初は同時に動かすのができなかったりこんがらがったりすることも。しかし、慣れてくると本当に仲のいい兄弟のような操作が出来ます。
謎解きもほぼノーヒントといっていいのですが、兄・弟それぞれの特徴をうまく生かしており、アクションでは時に同時に連携が必要など両方向に「頭を使う」物が多いです。
ストーリーは一切文字が出ず、さらにプレイヤーが聞き取れる音声もない。その画のみでストーリーを把握することになるのですが、十分理解できるようになっています。
グラフィックですが、ちょっと現実に寄せた感じのするファンタジックな世界観。スチームパンクな遺跡や渓谷、生々しさすら感じる戦場など、細かく作り込まれています。所々ではベンチに座って、景色であるステージをじっくり見ることができますが、これもまた普通にプレーしている風景とは別な趣があります。とぎれとぎれではなく最初からゴールまでしっかりとステージの道がつながっている事を見つけたときは嬉しかったです。
リトライ時のロードがありますが、それ以外のロードは無いので快適に進められることでしょう。
BAD/REQUEST
他のゲームと比べるとボリューム不足なのは否めませんし、ゲーム外のやり込み要素というのも少ないのであまり長時間楽しめるというものではありません。
ですが、「雰囲気ゲー」自体長尺のものはそうあるわけではないですし、あまり長すぎても集中力が飛んでしまうのでそれほど大きなものではありません。
しいて言えば自分の好きなステージ風景を探してみるぐらいでしょうか。
COMMENT
Playstation Plusで入手。
このゲームもPS+入りする前に「なかなか面白いゲーム」という下馬評を聞いていたのですが、実際やってみると自分の好きな雰囲気ゲー寄りだったことに驚きました。
ボリュームこそ短いですが、その分ストーリーは濃いものになっています。
最後終わる時切なさも感じられたこのゲーム。やって損はないと思います。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 3pt | 3pt | 4pt | 3pt | 1pt |
66pt
GOOD!
・父親の病を治すための薬を探すべく兄弟が旅に出るという物語です。何といっても独特なのは、左スティックとL2で兄を、右スティックとR2で弟を操作するという操作体系です。慣れるまでは苦労しますが、ゲームプレイを通じて二人の絆を実感していく様はICOに似ていて興味深かったです。
・グラフィックは際立っていいわけではないですが、ロード・オブ・ザ・リングかのようなファンタジー世界の雰囲気はしっかりと再現されており、また時折鳴り響くBGMもそれに花を添えています。
・ストーリーは値段相応のボリュームで、10時間足らずで終わります。ただストーリーの出来栄えは思っていたよりも良く、エンディングはしんみりきましたし、彼らの言葉の内容が理解できない分想像をめぐらすことが出来たのも面白かったです。
・二人のキャラを同時に操作できることを生かしたギミックが最後まで多数用意されており、なかなか楽しませてもらいました。もっとも最後まで慣れずにミスの連発でしたがw
・エリア切り替え時以外にロードはなく、広大なフィールドを冒険しているような感覚を味合えます。
BAD/REQUEST
・周回要素や収集要素はなく、良くも悪くも値段相応のボリュームです。
・二人のキャラを別々に操作するというのは思っているほど簡単ではなく、アイコンによる誘導ぐらいあってもよかったように思えます。まああえてUIを排除している意図は分かりますが。
・独特の操作体系以外目立ったオリジナリティはありません。
COMMENT
HDTV55インチ使用です。
きれいにまとまった手堅いタイトルといったところでしょうか。ストーリーやアクションはよくできてますし、過剰な期待さえしなければ誰でも楽しめるゲームに仕上がっていると思います。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 3pt | 2pt | 3pt | 4pt | 1pt |
61pt
GOOD!
■オリジナリティー
このゲームの最大の特徴と言えるのが、操作に「左右スティック+L2R2ボタンのみ使用する」ということにつきます。
とても挑戦的なデザインですが、シンプルなアクションゲームとして成立しています。
ストーリーではキャラは架空の言語をしゃべり、字幕などもありません。「いま、どんなセリフを喋っているんだろう?」と、ジェスチャーと声の調子などから想像できて面白いです。
まさしく“動く絵本”といった作品だと思います。
■グラフィックス
童話にでてくる中世ファンタジーな世界観ですが、よく表現されてるかと思います。序盤に出てくる家畜たちの可愛さや、一部の敵キャラたちもほのぼのした雰囲気で万人向けですね。
■サウンド
あまり頻繁にBGMが鳴ることがなく、ほとんどの場面が自然の環境音ばかりです。
しかしストーリーの要所ではしっかりメインテーマが流れ、演出に一役買っています。主張をしないぶん印象には残りにくいですが、このゲームの特性によく合ったサウンドの使い方でした。
■快適さ
触っているうちに操作が馴染んでいきます。
新しい操作が必要なときはちゃんと説明が表示される親切な設計です。ゲーム進行もストップしません。
もっとも「使うボタンがそもそも少ない」というのもあるのですが。
BAD/REQUEST
■熱中度
1500円という値段ながら、やはりこの点が気になります。
操作としてはアクションゲームなのですが、緊張感のない低難易度です。
その場ですぐ復活するので、ストーリーを追うためにアクションゲームをしている感が出てきます。
さらには一本道のゲームですので、難解な謎解きやストーリー分岐、オープンワルドな世界ではないことも注意です。
上記の点は個人の嗜好でもあるのですが(ストーリー重視好きなら問題なし)、問題は次の点です。
それは「ボリューム不足」。値段相応といえばそれまでですが、やや唐突な終わりに感じました。
雰囲気の気に入った自分としては、もう少しこの世界を旅し、見て回りたかったです。
COMMENT
正直なところボリューム不足感は否めないです。
終盤に辿り着いた時には「もう終わるのか・・・」と残念な気持ちに。
ただ、その最終盤の展開はなかなか見事!
ネタバレなので詳しく書けませんが、独特の操作方法がストーリーの演出に絡んでくるあたりは実に巧妙です。
最後までプレイし、兄弟とともに旅した人にしかわからない体験だと思います。
こればかりはプレイ動画を見るだけでは伝わらない、と確信します。
激しいゲームにつかれた人、手軽にアクションゲームを触りたい人におすすめです。ちょっと悲しいけど、心に残るきれいなゲームでした。
GOOD!
・絵本のようなファンタジー色満点の世界感。童心に帰れる魅力がある。
・兄弟間の温かい絆、出会う人々との交流。文字が一切出ないが、仕草などでそれが伝わってくるうまい表現。
・ちょっと考えれば解けるギミックなので、特に詰まることはない。それぞれが支点になって振り子で進むとこは兄弟の絆を強調する上手い手段と思った。
・トロフィーが取りやすい
BAD/REQUEST
・左右のスティックでそれぞれを動かす操作が思いの外難しい。最後まで慣れなかった。
同時に犬から逃げるシーンが序盤にあるんだが、失敗しまくって嫌気がさした。
・簡単なのも相あってすご終わるので、ボリューム的には頂けない。
・チャプター区分が明記されてないので分かりにくい。
・檻の鍵を番人から奪うところで致命的なバグが発生する可能性がある模様。
COMMENT
普通の冒険物でなんだけど、左右スティックを独立して使う操作に最後まで慣れなかったので快適さは低め。
個人的に兄弟より姉妹のほうが良かったんですが。
やるもんない時とか暇つぶしには良いんじゃないでしょうか。トロコンもしやすいです。