【PS3】影牢 ~もう1人のプリンセス~ レビュー
発売元 | コーエーテクモゲームス (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2015-03-26 |
価格 | 7344円(税込) |
レーティング | 【D】17才以上対象 セクシャル 暴力 犯罪 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:トラップ悪ション ■ プレイ人数:1人 |
- 総合ポイント
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スコアチャート
Amazonレビュー
レビュー者: ぺいぷう
レビュー日: 2015-05-04
レビュー日: 2015-05-04
【クエストモード:良かった部分】
○条件を満たすと、過去作品のヒロインたちが使用可能に
○キックアビリティでトラップコンボの幅が広がった
○現代ステージが単なるお馬鹿要素ではなかった
○弱冠薄れたと思われたダークな世界観が戻っている
細かい点ですが、ストーリーモードで登場した特殊な性癖だけ強調されているという印象だった敵キャラクターに
シリーズらしい補足が付け足されている事は嬉しかったです。
【クエストモード:気になった部分】
×部屋移動不可
×会話シーンによってはボイスが無いなど、全体的にシンプル
×ヒロインたちは『クエストモード』と『フリーバトル』以外では使用不可
×レグリナを操作時、刻人の装束などの衣装を反映して遊ぶことが出来ない
×制限時間が極端に短いクエストの仕様(クリア条件を満たしても時間のカウントが止まらない)
×敵キャラクターを特定のコンボ回数以内で捕まえる→プレイすると微妙に違うなど、幾つか難解な説明文がある。
×上記のような高難易度クエストの扱い。
蒼魔灯におけるクエストモードは、罠ゲーをやり込んだプレイヤー向けのオマケモードのような印象で
無視する事も可能でしたが、今回はクエストモード(ヴェルギリエのストーリー)をクリアする為の
アビリティやトラップに関わってくるため、ちょっとしたストレスに感じました。
主要クエストとは関係ない上位トラップの解放のために必要なクエストなら特に問題ないと思うのですが。
【ストーリーモード:良かった部分】
○遊園地や廃工場など、ステージのイメージに沿ったBGM
○トラップシーケンスの使い勝手の良さもあり、コンボを構築する楽しみが増した
○レグリナやメディウムたちの人間に対する基本姿勢
【ストーリーモード:気になった部分】
×ストーリーモードにおけるレグリナの走る速度が非常に遅い
×トラップを発動する度に主人公が立ち止まり、隙が出来る(全ヒロイン・モード共通)
×敵の遠距離攻撃のリーチ、魔法攻撃の挙動がおかしい(オートディフェンスで大分変りますが)
×捕獲システムの有用性が今の所、皆無
×雑魚キャラクターの外見がアーマーブレイク後の姿なども含め、どれも似たりよったり
過去作品の敵も色違い・パーツ置き換え程度の差でしたが、個性の強いデザインばかりだったので
あまり違和感なくプレイしていた覚えがあります。
×初見でしか観る事ができない(?)アニメーションムービー
×ストーリー展開
特殊な性癖ありのキャラも、それとなく表現していた過去作品に比べ今回は露骨にそれが演出されています。
他に導入部分における会話シーンが、今回は紙芝居風なのですが
メインキャラクターと固有モデル持ちの敵キャラクターの立ち絵数種類しか用意されていません。
他の敵NPCはすべて共通のシルエット、同じ声優の演技、これといった会話シーンも無いというのは如何なものかと。
×エンディング
全て拝見しましたが、今までにない形のトゥルーエンドがあり悪い意味で衝撃を受けました。
見方によっては、魔神が一番まともな存在なのでは?と思わせるもの、それまでの行為に相応の報いがあった事を
匂わせるエンディングもありますが、そこに至る分岐や展開が雑すぎて残念。
【影牢スタジオ】
エネミーエディットはかなり簡素なもので、登場時台詞や断末魔の台詞、プロフィールの自作などは出来ません。
竹刀の持ち方がおかしい敵、三角定規二刀流、怯える一般市民のゼノのようなお遊びは可能。
【総括】
私のような前作未経験者で、シリーズのファンの方はおそらく罠ゲーとして最後まで楽しめる内容だと思われます。
ただ、今作はクエストモードに苛々させられる部分が多く(その分、クリアした際の爽快感もありますが)
気晴らしにヴェルギリエで部屋から部屋へ移動し敵を倒す・・・といったプレイは特定のモードでしか出来ませんので、ご注意。
答えをちまちま見付ける作業が苦手な方は、よく検討されることをお勧め致します。