【PS4】ソフィーのアトリエ ~不思議な本の錬金術士~ レビュー
発売元 | コーエーテクモゲームス (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2015-11-19 |
価格 | 7344円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象 セクシャル (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:錬金術再生RPG ■ プレイ人数:1人 |
- 総合ポイント
- 87
- (難易度)
- 1.86
- レビュー数
- 21
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 5pt | 5pt | 5pt | 5pt | 1pt |
94pt
GOOD!
〇遊びやすい
始めてアトリエシリーズというものに触れましたが、これは人気な訳ですね。
優しい作風に、クラスの人気者みたいな主人公、万人受けするであろう真面目な作風や脚本に加え、シンプルで奥深いシステム。自分のペースで進行できるストーリーと、快適なUIの導きでやりたいことをやらせてくれる。
チュートリアルも丁寧。グロ描写やエロ描写が一切なく、PS4の人気ゲームの中では珍しいCERO:B。女性ユーザーも多いようで、Twitterとか見てるとソフィーを可愛がるユーザーの半数くらいは女性です。
割と癖の強くて攻めすぎたゲームが話題にされる事が多い現代で、この様に受け入れやすいであろう作品を出すこと。
大切な事だと思います。ゲームなんだから、まず楽しめなきゃ意味無いですからね。世界観とかの前に、物語を通しての第一の視点でもある主人公に魅力的な人格を与えることとか、分からないことが多くてプレイヤーを置いてきぼりにしないとか。
そういったある意味でのストレス要素を全て取り払ってると思います。
〇錬金術の奥が深い
至ってシンプルで、素材を任意の順番や場所に配置することで錬金術の結果が変わるというシステム。
火力が違う、そもそもの特性が違う、同じアイテムでも同じ効果ではない。この錬金術の魅力は、結果が返ってくる事だと思います。頑張れば頑張った分だけ良い物ができたり、仮に失敗しても、何が行けなかったのか見つめ直すことで新しい道を切り開いていく。どんなゲーム作品にもありそうな思考の整理を、優先して考えさせるような作りが素晴らしい。
頭の体操にも持ってこいです。
〇キャラクターモデル
私は3Dグラフィック分野の大学に通ってる者ですが、この作品のキャラクターモデルクオリティは素晴らしいですよ。
例えばプラフタというキャラクターは、シルクやサテンといった特定の生地における、光の反射が一定であるときに現れる光沢を表現した独特の構造の服を纏ってたり、リアルな肌の柔らかさをトゥーンレンダリングに落とし込んだ肉体の表現とか。白髪ベースに、ラベンダーアッシュのグラデーションだったり、拘りすぎです。
そして何より主人公ソフィー。
Noco氏が手がけた魅力的なイラストの高い再現性と、未だかつて無い程豊かな喜怒哀楽の表現。フラスコや装飾品、シュシュや固定60fpsで滑らかに靡くドレス。描写の細かな癖毛、宝石の光の屈折の如く輝く瞳のハイライト、肌の赤みなど、その完成度はトゥーンレンダリングにおける3Dモデルの最高峰に位置すると言っても過言では無い!
これはあくまでもモデルにおける技術的評価点であり、ソフィーの魅力的要素の一部に過ぎませんが笑
他にもモブを除き、メインキャラクターのモデルの完成度は総じてレベルが高いです。
〇音楽が凄すぎる。
圧倒感ありますね。戦闘曲も街のBGMも、これはもはやミュージカルなんじゃないかと思う程豊かな音楽表現。こんなんサントラ購入不可避ですわ。
P5とかKHとかポケモンだのカービィだの、アンテだの魔女百だの個人的には音楽が良い作品には数多触れてきましたが、それらの優れた作品相手に対しても「格が違う」と口から零れてしまうほど、ソフィーのアトリエの音楽は凄い。
調べてみたら笛が素敵な曲はフォルクローレと呼ばれるものらしく、ジャズフュージョンと言ったり、他にもクラシックやバラードっぽい曲までなんでもあり。
曲数も多く、拠点にも2曲、ひとつの街にも時間帯で4曲使い分け、カフェでは昼と夜では雰囲気を変えていたり、通常戦闘曲も5曲くらいあります。豪華すぎ。
更にボーカル付きの曲もそこそこある。
エンディング曲の終わったあと、オーケストラで流れるキルヘンベルからPhoronesisまでのショートアレンジ曲「Sophia」は、あまりにも素晴らしい曲で、全身感動の鳥肌が立ち涙してしまったほど。
音楽の力って凄いですよね。
〇戦闘システムのテンポが抜群
アクションゲームの極地とも言われたのTOGfの様なテンポをターン制に感じてしまう程に。
駆け引きが優れているかと言われたら、そういう訳では無い。
単純に倍速化システムで見る、激しい追撃の連続が気持ち良すぎです。激しい攻防をターン制で実現するとは、大したものですよ。
普通のターン制ではなく、敵と味方の待機時間を操って戦う。それをタイムライン上に可視化したロジカルターンバトルと呼ばれるものらしいですが。
〇長く遊べて高い満足度
キャラクターとの友好を深めたり、錬金術を極めたり、素材を厳選したり、装備を新調したり、図鑑を埋めて言ったり、
やることが盛りだくさん。そう言えば図鑑には会話形式の可愛らしいフレーバーテキストがありますが、結構面白いのでついつい図鑑を眺めてしまう。こういった小さな要素もしっかりと、抜かりないですねホント。
〇ソフィー可愛すぎ。(脚本の評価に入るのかな?)
性格が良い。笑顔が素敵。少し抜けてて皆から愛されている。優しく思いやりがある。感謝を忘れない。誰かの為に頑張る。言葉だけじゃなくて行動で示す。出来ることを精一杯やってる。そんな姿を応援したくなる。
ゲームに人間として当たり前の事が出来るてるキャラクターって案外少ないですよね。ソフィーはそれが出来ていて、だから好印象です。
万人受けにブーストかけたのはこのソフィーという主人公のおかげだと思います。
BAD/REQUEST
〇特にないです。
唯一気になっていたのは、エンディング後どうなるのかなちたいなキャラクター達のその後ですが、無料で後日談を体験出来るDLCが配信されており、満足出来ました。
三部作らしく次回作に続くらしいです。気になる。
COMMENT
プレイ現在時間428時間。トロコン。PS4pro。
好きなゲームは他にダクソやKHシリーズ、女神転生等、オーバーウォッチ、モンハンやラスアスやドラクエ。
最近はインディーズゲームに触れることも多いです。
一線級の大作と比較すればこじんまりとしてるソフィーのアトリエ。しかし楽しさでは引けを取らない。
コンパクトな作品の良さもあり、無駄が無いというゲーム構成の美しさも感じる。
最初にも言いましたが、私は新規ユーザーなので不安もありました。しかし全く問題なかった。それどころか最後まで楽しめてしまった。
誰に対してもオススメしたいですが、特にソフィーというキャラクターが気になってる人に強くオススメしたい。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 5pt | 5pt | 5pt | 5pt | 2pt |
96pt
GOOD!
・音楽
私はソフィーのアトリエの音楽をYouTubeで視聴し、一目惚れした為に本作とサントラを購入。
個人的にソフィーの音楽は本気でゲーム史上トップクラスだと思っています。
雲雀東風やcliffhangerなどの使ってる楽器の数が多い曲は特に大好きです。ここまでやれば、芸術の域に達しています。
・快適な環境
よく言われてますがUIが完璧。大体説明が乗ってる。しかもびっしり細かく。錬金術アイテムもボタンひとつで特性や素材がビッシリ解説。
ロード時間はほぼ皆無、読み込みもセーブも快適。またエリア移動も、街ならワンタッチで飛べるし、探索フィールドは全体の見やすさを重視してるように感じられる。
迷うことがないです。時間をドブに捨てる感覚がまるでない。
・ソフィーちゃん可愛い
ほんわかしてる優しい少女の主人公。
私はゲラルドとか渋いおじさんキャラが好きなんですけどね笑
ソフィーにも渋くてカッコイイおっさんキャラが3人くらいいるので、少し気になってたけど、最終的にソフィーの印象が強いです。そりゃ主人公だからそうでしょって言われたらあれですがね。
笑顔が眩しくて人の幸せを心から願えるソフィーの優しさには、日々の鬱憤が晴らされました。まぁいつもは対戦ゲームで晴らしているんですが、精神衛生上こっちの方がよろしいかと。
・戦闘システム
テンポが良いのが1番の評価点ですかね。クリアまでは絶妙な難易度で、錬金術を如何にして工夫するかで楽だったり必要以上に苦戦したり。面白かったです
とろいターン制のRPGと思いきや、むしろ思考回路のアクションみたいなゲームでした。
ロジカルターンバトルと呼ばれる、行動順があるだけじゃなくて、行動順を操作することより未来を先取りするターン制。
・フルボイス
素直に嬉しい。キャラに魅力がある作品なので、フルボイスじゃなかったら萎えてたかも。
・脚本
個人的には、やや起伏の薄いようにも感じます。
同じPS4のゲームでも、KH3やFF7RやP5RとかTOBとか、
そこら辺の大作と比べるとクライマックス感に欠けます。
ラスボスもダクソやブラボの様な儚さと圧倒性のあるキャラでは無い。
しかし、錬金術の本質である、願いの力。そしてソフィーの優しさを伝えるには十分な脚本だと思います。捻りがなくても、盛り上がりがなくても、温かくて心の闇を溶かしてくれる。
日常の中に潜む優しさや幸せを、しっかりと受け取れました。
・グラフィック
アトリエシリーズ紹介を見たところではシリーズでいちばん綺麗に見えました。1番の要因はキャラのモデルだと思います。
喜怒哀楽が分かりやすく、アニメのようです。
ただでさえ可愛いソフィーちゃんが、あんなに表情コロコロ変えたら、もう私はイチコロですね。
トゥーンレンダリングの利点を活かしたハイクオリティなグラフィックだと感じます。マップは細かく作られてないですが、分かりやすさを重視してるらしいので、実際に歩いててその意図を理解出来たから優れているのではないかと思います。
本当に迷いようがないです。
・中毒性溢れるルーチンワーク
フィールドを探索して素材を拾ってきて、ソフィーちゃんが錬金術に張り付きぐるぐるかき混ぜる。
基本的な流れがこれ。
こんな作業感溢れるルーチンワークが何故か他のゲームよりもずっと面白いと感じてしまう。
恐らくは上達を可視化するあらゆるシステムに、繰り返すことで変化し続ける結果などがやりがいを与え続けてくれるからだと思います。強力なリプレイ性を秘めていると言っても過言では無いでしょう。
BAD/REQUEST
・モブのクオリティ
露骨に低い笑
別にモブなんで気にはなりませんが、メインキャラとのクオリティの差に一瞬違和感があります。
・賢者の石トロフィー
トロコンが簡単な作品なので、面白さ相まってプラチナ取得率の高い本作ですが、一つだけストーリーの一定期間でしか取れないトロフィーがあります。wikiなどで確認を。
もし狙うならば。
・DLC特性の効果詳細
攻略本買わなきゃキツい感じですね。仕様の情報やダメージの計算方法などは研究してくれる方いっぱいいるのですが、本当に細かな部分が気になり出すと、ゲーム内だけでは情報が足りない。DLC部分くらい、公式がブログとかに公開してくれてもいいんじゃないですかね。
・DLCボスが強すぎる
どうやって倒したか、思い出せないくらいに。ゾンビ戦法仕掛けると相手もゾンビしだして永遠に終わらない。逃げられないとか。
傲慢だと自分でも感じることを言いますが、挑む前に強敵ですよ的なアナウンス下さい。
COMMENT
あっさり遊べて、気がついたら深く入り込んでる。
沼の様な作品とはこの事ですね。音楽は私の目に狂いがなかったと言うべきか笑
まぁ全てが全て素晴らしいこと。
何よりソフィーちゃんが素敵で、それだけでもずっと遊べそうです。
可愛らしい絵柄ですし、女性層もかなり多いようですが、難易度は高めだと思います。快適な環境とチュートリアルが丁寧な上に自分のペースで進められるという三段構えなのでクリアしましたが、適当にやらない方が上手く進めるし楽しめそうです。脚本も真面目で、好印象でした。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 5pt | 4pt | 5pt | 5pt | 2pt |
89pt
GOOD!
気軽に遊べる
これが一番気に入った場所です。分かりやすいシステムに、ほんわかした雰囲気。基本的にルーチンワークで展開され、迷うことの無いストーリー。シンプルで奥深い錬金術。
いつつけても同じくらい楽しいから、いつまでも遊べちゃうし手放したく無くなる。
ソフィーというキャラクター
凄い優しい性格で、行動理念というか、考え方というか癒されますね。終始好印象でした。ソフィーは主人公です。
音楽が綺麗
オシャレな曲が多めです。ジャズっぽいかな。
今まで遊んできたゲームの中では特別優れている部類だと思います。とにかく良い曲が多い。
グラフィック
フィールドは割と大雑費ですが、逆にスッキリしてて落ち着きますね。無駄がないから。遊びやすさを重視しているらしいですが、私はそれを感じられたので開発の狙い通りと言ったところか。しかし暖かい雰囲気を表現することに成功しています。光の感じがとても綺麗。そしてキャラクターモデルですが、これは凄い。表情がとても柔らかく、アニメみたいです。
日常パート
キャラクターイベントとかいろいろ。エピソードてんこ盛りで、クリアした後も結構あります。楽しい。
トロフィー
緩い方です。一つだけとり逃し要素ありですけど。まぁその条件も緩いので怖いなら調べてからどうぞ。
他にも戦闘のテンポが良いことやフレームレートが高く滑らかな描写であることや、ロードが速いことなど沢山あります。
BAD/REQUEST
時間制でないことでダラダラできてしまうこと。
無期限制も好きなんですけど、緊張感が薄いのでトトリやメルルよりゲーム性は下がります。フラグ管理とか日数短縮のテクニックが要らないので。
基本的にはこのくらいです。黄昏シリーズの出来があまり宜しくなく、ソフィーがダメならもうアトリエやめようかなと思いましたが、とんでもない。傑作でしたよ。
細かくなりますが、戦闘中にアタック寄りかディフェンス寄りかみたいなのが選べるんですが、このシステムは割と死んでいてどうでもよかった印象。何かストレスを感じる訳でもないので、本当にどうでもいいのですがね。
COMMENT
基本的にはFPSをやっているものです。R6SやBFV等をメインに遊んでいます。友人に付き合っているところはあるのですが、幼稚なプレイヤーが多く暴言がとびかうfpsでは精神が病むので、抗うつ剤としてアトリエシリーズに触れ始めたのが最初。ソフィーは今までで一番効果が高いと感じました。
癒しを求めてるなら、手元に確保したいゲームですね。
本気でソフィーの調合とかやるならエイムでほぼ解決出来るfpsと違って頭使うので、癒しは薄れるかもしれませんが…
Amazonレビュー
レビュー日: 2017-03-22
まずシリーズお馴染みの日数制限、周回要素が廃止され、エンディングは一つだけになりました。
これにより、時間を気にせずに採集+調合を行えるようになりました。
シリーズ経験者からすれば、やり込み要素が減ったというマイナス要素と捉えられますが、ゆっくりと錬金術に浸れるのも面白いです。
錬金術面ではパズル要素が導入されました。パズルの出来で特性などを付加させる事が出来ます。
難易度はそこまで高くありませんので、パズルと聞いて敬遠なさらないでください。
アイテム作りに試行錯誤する楽しみが出来た一方でホムンクルスに自動でアイテムを生産・採集してもらう事が出来なくなりました。
※量販店はありますのでご安心を。
一度の錬金で作られる量も決まっており、手間が増えた感もあります。
アイテムの数が少ない、採集品のレベルを上げる方法が非常に面倒といった問題も。
戦闘は通常の行動に加え、攻撃スタンス、防御スタンスを毎ターン選びながら戦うものになりました。
序盤は連携攻撃が強力で攻撃一辺倒ですが、後半はスタンスの使い分けをする必要が生まれ、『そこそこ』の戦略要素があります。
ただ正直、戦闘難易度は低いです。序盤は苦戦するかもしれませんが、中盤以降はスイスイ進みます。
ストーリーは王道なもので、万人向けするタイプです。
各キャラクターは個性はありますが、際立った感じはなく、不快に感じるような者はいません。
今までのシリーズ通り、町で主要人物に話しかけるとイベントが発生しますが、発生するかどうか見分けるものがないのは残念です。
仲間に採集品等を上げる事で好感度が上がりますが、お礼としてアトリエにプレゼントを渡しにくるイベントがテンポを悪くしているのも残念。
やり込み面ですが、ラスボス撃破後に登場するボスは数体います。
しかし過去作のボスと比べて弱い部類に入ります。そこは難易度をいつでも変更可能なので調整して楽しむしかありません。
ボスは登場させるのに運要素が絡み、私の場合は出すのに1時間ほどかかりました。
時間無制限の為、品質を最大まで上げるなり、アイテム作りのやり込みは面白いですね。
グラフィック面はさすがに過去作に比べ、進化していますが、相変わらず、質が高いとは言いにくいものです。
敵キャラも色を変えて水増ししたものが非常に多いのが残念でした。イベントスチルも少ないです。
音楽はやはり良いですね。戦闘も良いですが、ドールメイクの音楽が素晴らしい。満足です。
注意して欲しい点として、かなり3D酔いしやすいです。これまで酔った事がなかった私も最初は少しやられました。
慣れると全然気にならなくなりましたが、ここは覚悟しておいたほうがいいです。
トロフィーの難易度は低いです。時間制限がありませんので気楽にいけます。一部取得不可能になる可能性のものがあったり、
無料のDLCが必要だったりと、注意する必要はありますが。
本作は最近のシリーズ作品の中では難易度が低く、極めて入門向けの作品となっております。
非常に遊びやすく、のんびりとした雰囲気で楽しめるRPGです。
やや物足りなさはありますが、アイテムづくりの楽しさはトップクラスです。
プラスで配信されたタイトルで買いにくいかもしれませんが、買って損はしない作品だと思います。
GOOD!
シリーズらしいですが、このソフィーが初見です。
キャラクター
数はぼちぼちですが、キャラクター1人あたりのイベント量と密度が濃すぎる。キルヘンベルという街がメイン舞台であるため、街と街の周辺での展開がほとんどですが、日常系ゲームという肩書きは嘘ではないと感じます。
とにかく丁寧なキャラクターの掘り下げと、暴力的なイベント量で、薄いキャラがいない。ぶっちゃけキャラクター目当てでやっていい。
普段は洋ゲーばかりやってて、裏切りとか報復とかそういった路線のシナリオばかりなのでこのように、良い意味で落ち着いたキャラクターが多いのは新鮮。
錬金術が楽しい
オリジナル要素だと思われる錬金術。どうやらこれがこのシリーズの要らしい。パズル形式でとても楽しい。
こういった繰り返して遊ぶ要素は、パターン豊富なミニゲームみたいにすると長く楽しめる。飽きないような工夫がされてます。前情報ですが、どうやら新作のライザは錬金術がつまらないらしく、シリーズ独自要素だと不思議シリーズと呼ばれるトリロジーをオススメされたので、その一作目らしいソフィーを買ったのですが、
まあ他のをやってないから比較できないけど、ソフィーの錬金術はとても楽しい。
グラフィック
5点満点なら4点ですね。背景とかは割と大雑把で、3点程度。まぁ見やすいし、大雑把と言うよりは無駄にごちゃごちゃしてないってのが正直な感想。しかし自分はグラフィックに限りごちゃごちゃが好きなので、シンプルイズベストは響かない。
だがしかし、キャラクターモデルのクオリティは、他に並ぶ作品がないほど凄いクオリティの高さ。表情の柔らかさもさる事ながら、どの角度から見ても可愛いキャラクターとか、かっこいいキャラクターとか、まるアニメ風モデルで、角度がここまで自在に表現できるのは、この作品くらいです。
ムービーの派手さとかはさすがに劣るけど、キャラクターモデルでいえばペルソナ5やテイルズ、グラビティデイズ等を遥かに超えてる。
ペルソナ5とテイルズ、グラビティデイズ2は良い例として上げてます。
ストーリー
王道な展開。まぁひねりはないけども、キャラクターの魅力がすごいから楽しく見てられる。
基本的には主人公ソフィーとプラフタの500年前の因果を巡った話と、ソフィーと街のキャラクター達の人間ドラマ。
このふたつの噛み合わせが違和感ない時点でかなり天才的ですが、何より主人公ソフィーの心の美しさは響きました。
物語的にはFFみたいな大きなものでは無いけど、一つ一つの言葉に拘って、雰囲気でものを言わず、そこには強い意志や覚悟がある様な。
なんというか、大作ではないけど雰囲気は良いだけでは終わらせない真面目さがあります。
快適性は最高
図鑑の手引きも良い機能が揃ってる。ロード時間もめちゃくちゃ速い。動作も確定60fpsという化け物っぷり。
街の移動を簡略化するシステムが最初の方に解放されることとか、戦闘描写を早く出来たりするのも良い。
とにかくストレスがない事では、一級品。バグもPS4のゲームがいろいろある中ではあまりない方。
ボダランとかフォールアウトとかアサクリとかアンチャとか、一応全部好きなゲームだけどこれらのバグりながら進むゲームが最近増えて、メトロエクソダスに限っては数十回データ消されてる。
比較対象が悪いかもしれないが、洋ゲー好きな自分にとって、この動作安定性は素晴らしいと思える。
音楽
やってるゲームはFPSが多いから、まぁゲーム最中に音楽が溢れてることにまず感動。昔は和製のRPGやってたけど最近は体力落ちて流しで出来るゲームに逃げてたので。
そしてソフィーのアトリエの音楽は良いものが多いと思う。
サウンドトラックも人気らしいが、納得出来る。
オープニングの独特な雰囲気とエモさをまぜた曲とか、疾走感の半端ない戦闘曲とか。カフェで流れる歌とか、キャラクターテーマもあるし。キルヘンベルは朝から夜にかけて時間帯によって4つの音楽を使い分けてるのもゴージャス。
BAD/REQUEST
戦闘難易度が高め
錬金術で作成したアイテムを投げてけば勝てますが、序盤はアイテムを複製や補充してくれるコルネリアがいないので、ジリ貧になってボコられることが多かった。
初動は丁寧に遊ばないとダメそうかも。けして遊びにくい訳でもないし、チュートリアルも丁寧だが、レベルアップによる効力があまりにも低く、イージーで長らく遊んでた。
初心者だとなんでも手をつけていくから案外苦労しないだろうけど、ゲーム慣れしてるとまずレベリングしようみたいな経験則から行動することが増えるんですけど、普通のRPGの知識はまるで通用しない。アイテム作れって感じで、経験で動いてたら逆に苦労しました笑
追加エピソードの遊び方
ネットを繋ぎ無料でダウンロード出来るのですが、後日談エピソードはどうやったら始まるのか最初分からなかった。
迷ったのはここくらい。
日にちシステム
日にちがあって、オリジナルの曜日もある。しかし言うほど活きてはない。天気とかもそうだけど。
ここら辺は景色が変わる程度の雰囲気でしかないのかも。
もちろん日にちは、隠されたステージに行ける曜日などで活かされてたが、言うほど推す要素ではない。
ドールメイク
プラスタちゃんはめちゃくちゃ可愛いし性格もデザインも良いから好きだけど、このキャラクターの外装を強化するドールメイクが難解に感じる。
かっこよさとかかわいさの4ゲージが割とアバウトで、何が1番良いのか分からず、これは確固たる方針がないまま何となくやってしまった。
COMMENT
あんまり遊ばないゲームって、合わなくて投げるか、新鮮すぎてのめり込むかのパターンだけど、個人的にはかなりハマってのめり込んだ。トロコンも比較的難易度低めなので、頑張ってみてる。
主人公ソフィーがめちゃくちゃ可愛いと思ったが、割とプラフタとかコルネリアとかモニカも好き。 男キャラは割と渋さが強いキャラクターが多く、自分は好きだった。
当たり障りないとかいったらあれだけど、嫌な要素がないから、かなり多くの人に受け入れてもらえるキャラクターとシステムじゃないかな。
まぁ誰に受け入れられようが受け入れられまいが好きなゲームをやってくだけなんで、自分はこれからも短めのアドベンチャー系の洋ゲーとFPSをやってくが、ちょっとソフィーがかなり気に入ったので続編も買いたいっていうのが素直な感想です。